あらすじ
33万部突破の坂本光司氏最新作!40年以上早朝から行列がとぎれない「幻のようかん」、「点字付きバナナペーパー名刺」1枚につき1円を盲導犬協会へ寄付する日本一の名刺屋、商店街の町工場でつくる五輪3大会連続「金・銀・銅」の世界一の魔法の砲丸等、社員30人以下でも、日本中から顧客が追いかけてくる8社の物語。
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仕事というのは いやいややるもの。ではなく 気持ちと命をこめて するもの できるものなんだなぁ と改めて思いました。その根本は、人であって、
それも働く場の人を大切にすることが、顧客の幸せにつながるのだ ということを感じました。
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小さい会社が持ち上げられ、世の中に認められるのは良い事であり、どんどんそのような会社が増えてくれるのはうれしい事。
しかし並大抵なことではないわけで、結局手を広げる能力があるかないかで変わってしまう。またその事業を大手に譲るとしても創業の理念は継承されないのは分かりすぎる事実。
いったいこのような皆が幸せになりそうな会社はどうすれば増えるのかそれが知りたい。
ちょっとした売り上げの計算 売上3億円だとすると
一本580円×150本/一日 87,000
これを365日毎日営業して 87,000×365 = 31,755,000
300,000,000-31,755,000=268,245,000
これを54円で割ると 268,245,000/54 =4,967,500
これを365日で割ると4,967,500/365 = 13,609
果たして13,609個の中身はどれくらいか?
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吉祥寺にある和菓子屋さん「小ざさ」さんを追った「一坪の奇跡」からのリファレンス。
確かに大きくはないが「マジで!?」と思わずにはいられない日本企業8社をフィーチャー。大きい企業には難しい、想いが爪先まで入った仕事が(必ずしも金額というカタチではないかも知れないが)途方も無い成果に繋がっている部分は否めないだろう。
でも「奉仕がさきで、利益はあと」と断じ、誘惑を断って人の心の底から目を逸らさずに仕事をするって、コトバにすると青臭いだけのスタイルで、自分の仕事の歴史を築く人々の姿は、必ず元気の貰える内容だといっていいでしょう。
決して強がりはしない恐ろしく強い人たち光は、柔らかくて優しい。
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人の幸せを考えている会社ばかりです。
価格が安いのは、その分をお客様に信頼という預金をしているのだ、というお話がありました。
こういうお金の使い方があるのかと、考えさせられました。
私も、信頼貯金を心がけたいと思います。
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ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社を読みました。
私自身、丸吉日新堂印刷さんで個人用の名刺を作りましたので、日新堂
さんの活動を書籍として読めればと思っていました。
実は、僕が持っている本誌ですが鎌倉投信さんで頂きました。
日新堂さんについて、本誌のP85から記載されています。
坂元光司法政大学の先生により、本誌では日本国内で「キラリ」と光る
会社を紹介されています。
~ここからプロローグを改版しながら本誌からメモ
会社は株主や経営者のためではなく、そこで働く社員のため、協力企業
の人たちのため、そして商品やサービスを提供するお客様のためにある。
お客様の幸せ作りに貢献するのが会社のあるべき姿である。
実際の大企業のほとんどは
○どうやって利益を上げる
○シェアを高め更にライバル社を以下に負かす
企業間競争は幸せ作りではなく、「殺し合い」であり、結果として、
日本の会社が妙にすさんでしまった。
~ここまで改版しながら本誌からメモ
○日新堂さんの簡単な説明
○ペットボトル、バナナの皮、とうもろこしの皮、間伐材、ケナフなど
を使った環境にやさしい名刺の作成
○道内のお客様が2割程度、あとは本州など北海道以外のお客様からの
注文しかもリピータ率は90%以上
○価格も安くない、早く作ることもできない。
○点字については、障害のある人に依頼することで仕事のパイを増や
している。
そして、障害のある人たちに生活の原資を稼ぐチャンスを作っている。
日新堂さんの名刺は、数名の方に見せていただき、見せてくれる人がみんな
「ワクワクしている?」ように見えて、何だろうと思いましたが、
凄くいい活動を紹介されていると感じました。
Posted by ブクログ
「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な坂本光司さんの著書「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」
本書では、従業員30名以下の小さな会社をクローズアップしています。
人を助け、幸せにし、人に喜ばれる仕事をしている会社ばかりです。利益よりも奉仕を先に考え、社員を大切にし、お客様を幸せにすることに一生懸命になっている。
個人的には上記の考え方には賛成です。ただし、会社という形態においては利益は出していかないと会社は永続できない。このバランスは難しいが、日本人が世界に誇れる共生・助け合いの精神にも通じる考え方はこの先高齢化社会・生産年齢人口減少時代を生き抜く一つの在り方を感じます。
【紹介されている企業】
・小ざさ (東京・吉祥寺)
一日限定150本のようかん。なぜ、40年入以上、早朝から行列がとぎれないのか?
・ハッピーおがわ (広島・呉)
自ら末期がんになっても、本当に困っている人に「なくてはならないもの」を届けたい
・丸吉日新堂印刷 (北海道・札幌)
障害のある人が目を輝かせて納品にくる。「点字付きペットボトル再生名刺」で、1枚につき1円を日本盲導犬協会などに寄付する仕組みを開発
・板室温泉大黒屋 (栃木・那須塩原)
リピーター率73%!450年以上続く温泉旅館に現代アートを取り入れ、“人生の最期に「もう一度生きたい」と思われる宿”に
・あらき (熊本・城南)
店を売る覚悟をした数年前から、世界が認めた「ワインが語りかけてくる」酒屋へ!
・高齢社 (東京・秋葉原)
持病のパーキンソン病に負けずに、「高齢者に働く場と生きがい」を届けたい
・辻谷工業 (埼玉・志木)
商店街の小さな町工場で生まれる「世界一の魔法の砲丸」と職人魂
・キシ・エンジニアリング (島根・出雲)
「脳障がいの愛娘を救いたい」の一心で、世界から評価される福祉機器をつくる
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読んでいて優しい気持ちになれる
そんな一冊です。
紹介された会社すべて
おのれの信念、
正しい想いを胸に
経営しています。
お金を追わず、
お金に追われず、
社会に貢献している
わたしたちも見習いたいです。
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鎌倉投信のセミナーで勧められた本。本当に小さいんだけど、エッジのきいた素晴らしい会社ばかり紹介されてます。文句無しにいい会社。日新堂印刷さんで名刺も作りました。
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以下の8社が紹介されている。
小ざさ(東京・吉祥寺)、ハッピーおがわ(広島・呉)、丸吉日新堂印刷(北海道・札幌)、板室温泉大黒屋(栃木・那須塩原)、あらき(熊本・城南)、高齢社(東京・秋葉原)、辻谷工業(埼玉・志木)、キシ・エンジニアリング(島根・出雲)
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小ざさ:吉祥寺のようかん、もなかのお店、一坪で年商3億円超 ハッピー小川:呉市、福祉衣服や寝具をつくる 丸吉日新堂印刷:札幌市、ペットボトル再生名刺で一枚につき1円を寄付する仕組みをつくる 板室温泉大黒屋:現代アートを取り入れた旅館 あらき:熊本県酒屋
この病気にかかったことで、人間には強さだけでなく、やさしさが必要なのだと改めて教えてもらいました 人のやさしさは、流してきた涙の量に比例する
Posted by ブクログ
日本にはこんな会社がいくつもあるんだと驚かされました。どの会社もここざし高く、自社の利益より「利他」のため、みんなの幸せのために働き、結果を出している。本当に素晴らしい会社ばかりです。
それぞれのエピソードは素晴らしいのだけれど、一冊の本となった時何かが物足りない気がして☆一つ減らしてしまいました。
Posted by ブクログ
お客様を第一に考えての小さな会社のお話。
利益よりも社会への奉仕。
ビジネス書というよりもドキュメンタリー。
第1章 小ざさ(東京・吉祥寺)
第2章 ハッピーおがわ(広島・呉)
第3章 丸吉日新堂印刷(北海道・札幌)
第4章 板室温泉大黒屋(栃木・那須塩原)
第5章 あらき(熊本・城南)
第6章 高齢社(東京・秋葉原)
第7章 辻谷工業(埼玉・志木)
第8章 キシ・エンジニアリング(島根・出雲)
Posted by ブクログ
ビジネス書というよりも素敵なドキュメンタリーという内容なんですよ。
著者の坂本光司さんは以前ご紹介した「世界でいちばん大切にしたい会社」や、
同じく今年ご紹介した「世界でいちばん大切にしたい会社2」の著者で、
今までもたくさんの小さいけれども頑張っている会社を紹介されている方です。
6300社以上の会社を訪問し見続けている著者が、
今回すべて社員30名以下の「顧客からおいかけられる会社」を紹介されています。
収録されている8つの物語はどれも素敵なお話ばかりです。
・早朝から行列がとぎれない「幻のようかん」をつくる「小ざさ」(東京・吉祥寺)
・「点字付きペットボトル再生名刺」などで“日本一の名刺屋”「丸吉日新堂印刷」(北海道・札幌)
・採算度外視で身障者衣料をつくる「ハッピーおがわ」(広島・呉)
・450年以上続く旅館に現代アートを取り入れリピーター率73%の「板室温泉大黒屋」(栃木・那須塩原)
・「ワインが語りかけてくる」酒屋に生まれ変わった「あらき」(熊本・城南)
・高齢者に特化した働き場と生きがいを提供する「高齢社」(東京・秋葉原)
・商店街の町工場でつくる「世界一の魔法の砲丸」と職人魂を感じる「辻谷工業」(埼玉・志木)
・世界から評価される福祉機器をつくる「キシ・エンジニアリング」(島根・出雲)
最初に紹介されている吉祥寺の「小ざさ」は私も良く知っているお店で、
吉祥寺に行くたびに長い行列を見かけるお店です。
一坪にも満たない小さな店構えなのですが年商は3億円超。
早朝から整理券を求めて並んでいる方もいるという有名店なんです。
この本を読んで先代からのお店の歴史やようかん作りに対するものすごい努力、
障害を持った方を雇用するという人に対する優しさなど
お客様や地域に対する愛情というこのお店の考え方を知ることが出来ました。
その他の話も心温まる物語ばかり。
この本を読んでみて働くことの大切さを改めて考えさせられてしまいました。
「会社は、人の幸せに貢献するためにある」という著者の言葉が光るこの一冊は、
大人が読んで「素晴らしいな」と思うことはもちろんのこと、
子ども達にも教えてあげたい会社ばかりが詰まった一冊だと思います。
学校の図書室にも置いてもらいたいぐらいです。
Posted by ブクログ
8社(小ざさ、ハッピーおがわ、丸吉日新堂印刷、板室温泉大黒屋、あらき、高齢社、辻谷工業、キシ・エンジニアリング)福祉系の会社が目立った。
今後の為にもうれしい情報だった
Posted by ブクログ
本書では、規模は小さいけれど、世界に誇れる8つの会社が紹介されています。
正直なところ、名前を知っている会社は少ないです(北京オリンピックの時にニュースでも取り上げられた辻谷工業くらい・・・)。
それぞれの会社に共通しているのは、人(顧客や社員)を大切にしていること。
会社の規模を拡張するよりも、良い製品・良いサービスを目指して、中には困っている人のために、採算度外視の製品開発を行っている会社もあります。
仕事とは何か、会社とはどうあるべきかということを考えさせられる一冊です。
Posted by ブクログ
素晴らしい経営哲学と理念、それに負けない仕事を行ない、会社の成り立たせている素晴らしい形たち。テクニックではない生きざまが感じられます。特に“小ざさ”の値上げしない理由にハッとさせられました。
Posted by ブクログ
会社は人の幸せに貢献するためにある。
全うなことを行う企業。特に自分が知らなかった会社について、
世の中には立派な人たちがいると自分を反省してしまいます。
札幌の丸吉日新堂印刷の、障碍者のかたとの取り組み。
どんどん仕事を任せて、健常者以上の成果を出す仕組み。
素晴らしいです!!
吉祥寺の小ざきの社長のお父様の言葉。
銀行の預金通帳に数字を並べるよりも、お客様の信頼を貯金して
おくほうがよい。そのほうが、何か起こったとしても商売が
再開できる。これは重要ですね。
Posted by ブクログ
「小さいけれど志をもった企業は社会的に必要とされているので生き残る。」と希望が持てる1冊であった。よくぞこんな企業をみつけてきたと感じる。
企業である限り採算度外視であるべきではないこと。正しいか誤っているかは誰にもわからないのに「正しい経営」という言葉が多用されていることろがひっかかった。
Posted by ブクログ
本書ではどれも小さな会社だけど、それぞれに事業価値みたいなものを見いだして、必死で研究している姿に感動。特に印象に残ったのは、砲丸を造る「辻谷工業」。これだけ機械化されている社会においても未だに、人の手によってしか造れないものがあるんだなぁって。誇りに思います。
Posted by ブクログ
そのすべてを自分一人でするには、
はじめの一歩が踏み出しにくいかもしれませんが、
心持ちは持てるはず。
自分らしく持てるところから持って、
その持ちたいものを持っているうちに、
1つ2つとぽつぽつやり始めてみたいと思います。
また、
やっている”はす”の照準を見直すきっかけになる一冊でもあるかもしれません。
どの会社も、仕事が一番なのではなく、仕事を通してその先に、
自分が、そして自分の大切な人が生きていてほしい状態をつくるために仕事をしているのだな~~と気づきます。
Posted by ブクログ
110209bySBnetML 同著者他書あり要注目
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★プロローグ
会社は、人の幸せに貢献するためにある
★第一章
小(お)ざさ(東京・吉祥寺)
なぜ、四〇年以上、早朝から行列がとぎれないのか?
★第二章
ハッピーおがわ(広島・呉)
自ら末期がんになっても、本当に困っている人に「なくてはならないもの」を届けたい
★第三章
丸吉日新堂印刷(北海道・札幌)
障がいのある人が目を輝かせて納品にくる「点字付きペットボトル再生名刺」で、一枚につき一円を盲導犬協会などに寄付する仕組みを開発
★第四章
板室温泉大黒屋(栃木・那須塩原)
リピーター率七三%! 四五〇年以上続く旅館に現代アートを取り入れ、“人生の最期に「もう一度行きたい」と思われる宿”に
★第五章
あらき(熊本・城南)
店を売る覚悟をした数年前から、世界が認めた「ワインが語りかけてくる」酒屋へ!
★第六章
高齢社(東京・秋葉原)
持病のパーキンソン病に負けずに、「高齢者に働く場と生きがい」を届けたい
★第七章
辻谷工業(埼玉・志木)
商店街の小さな町工場で生まれる「世界一の魔法の砲丸」と職人魂
★第八章
キシ・エンジニアリング(島根・出雲)
「脳障がいの愛娘を救いたい」の一心で、世界から評価される福祉機器をつくる
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6300社以上の会社を見続けている坂本光司氏(法政大学大学院教授)の最新作!
ぜんぶ社員30人以下!日本中から顧客が追いかけてくる8社の物語
◆1坪で年商3億超!40年以上、早朝から行列がとぎれない「幻のようかん」をつくる「小ざさ」(東京・吉祥寺)
◆「点字付きペットボトル再生名刺」1枚につき1円を日本盲導犬協会等へ寄付する“日本一の名刺屋”「丸吉日新堂印刷」(北海道・札幌)
◆社長みずから1億円の借金を抱え、末期がんで生死をさまよいながらも、本当に困った人たちに採算度外視で身障者衣料をつくる「ハッピーおがわ」(広島・呉)
◆450年以上続く旅館に現代アートを取り入れ、リピーター率73%! “人生の最期にもう一度行きたい宿”と評判の「板室温泉大黒屋」(栃木・那須塩原)
◆「店をたたんではどうか?」と税理士に言われた5年前から、世界が認めた「ワインが語りかけてくる」酒屋に生まれ変わった「あらき」(熊本・城南)
◆持病のパーキンソン病に負けずに、高齢者に特化した働き場と生きがいを提供! 2010年2月に「ガイアの夜明け」にも出た「高齢社」(東京・秋葉原)
◆五輪3大会連続「金・銀・銅」! 商店街の町工場でつくる「世界一の魔法の砲丸」と職人魂を感じる「辻谷工業」(埼玉・志木)
◆生後7か月で脳障がいになった愛娘を「どうしても救いたい」と、世界から評価される福祉機器をつくる「キシ・エンジニアリング」(島根・出雲)
会社は、人の幸せに貢献するためにある!
今回本書で紹介した会社は、いずれも社員の数が最大でも30名程度の小さな会社ばかりです。なかには社員数名の会社、家族だけで経営している会社もあります。でも、規模は小さいけれど、本当に誇りにしたい会社、学ぶべきことの多い会社ばかりです。その詳細は本文にも書きましたが、「奉仕を先に、利をあとに……」といった奉仕の精神での経営や、ぬくもりのある製品づくり、愛のあるサービスの提供、さらには、弱者への思いやりに満ちた、私たちの心に響くいい仕事をしている会社ばかりです。
もっとはっきり言えば、利益や採算は二の次で、本当に困っている人のために、なくてはならない製品をつくり続ける会社。地球環境や地域社会に役立つことを一生懸命に考えて、製品やサービスを提供する会社です。愚直一筋にお客様に信頼される商品をつくり続ける会社。本当に人の幸せに役立つこと、貢献することを何よりも大切にしている会社ばかりです。
こうした会社は、会社の盛衰を決定づけるお客様がその会社のファンになり、多くの仲間にその会社のことを伝えてくれます。この結果、やがてその会社には日本中だけでなく、世界中からお客様が押し寄せてくるのです。
人はぬくもりを求めています。社員も経営に愛を求めています。これからは心の時代、やさしさの時代だと私は思います。新しい時代の経営、心の時代の経営のあり方、仕事の仕方、生きざまを、本書で挙げた8つの会社は私たちに明確に教えてくれると思います