坂本光司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
毎回読むたびに感動するビジネス書があります。
すでに2冊発売されていてとてもたくさんの感動をいただきましたが、
そのシリーズ3冊目も素晴らしい会社ばかりでした。
今日ご紹介するのは「日本でいちばんたいせつにしたい会社 3」という一冊。
これまで2冊発売されていますが、
今回も素晴らしい経営を実践している7社が紹介されています。
どの会社も共通しているのは利益重視ではなくその会社で働く人を重視していること。
また、社員に愛情を注ぐだけではなくお客様や地域に対しても同じく心を込めた対応を行うことによって、
着実に成長している会社ばかりが紹介されています。
どの会社も本当に素晴らしい経営内容なんです。
■社員、地域、お客様に優しい会社
島根県にある総合設備工事の島根電工株式会社。
この会社は公共事業への依存体質から脱却し、
一般家庭の諸口工事へシフトして成功している会社です。
島根県では「おたすけ隊」のCMで有名な会社だそうですが、
社員に対する会社の愛情ある姿勢がそのままお客様対応にも表れているんです。
現会長も社長も「社員とその家族の人生と生活を守る」という意識が強く、
そのことを会社経営の軸として持っていらっしゃるのが素晴らしいんです。
さらに、そのこと自体を「幸せだ」と感じていらっしゃるところも素敵だなと思います。
また、福利厚生などで社員に優しい会社であるだけではなく、
福祉施設でのボランティア活動などを積極的に行うなど、
地域にも優しい会社でもあります。
そういう会社だからこそ一般家庭での小さな工事も社員が迅速丁寧に行い、
お客様からの感謝の言葉で社員が感動し、
さらに感謝を受けるような仕事をするという好循環を生んでいるんだなと思いました。
また、一般家庭の工事では見積書の作り替えが頻繁で大変だと気付くと、
お客様宅ですぐに見積書が作れるシステムを導入するなど、
社員にもお客様にも優しい対応を行っているところがさすがです。
この本はビジネス書でありながら、
働くことや生きていくうえで大切な何かを教えてくれる一冊です。
お子さんがいらっしゃる方であれば、
働くということはどういう事かということを教えたくなる一冊にもなると思います。
かなりおすすめです!
皆さんもぜひ! -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目33箇所。お客様の要望は業界の非常識。それにどう応えるか?どんなに赤字でも目の前にいる困っている人を助けたい。いくらいい商品でもお客様の支払能力を超えた値段では意味が無い。歩けない人が希望を持って購入してくれる。電話の応対で会社の素顔を知ることができる。中央タクシー・・・未経験者採用から会社が変わる。理念を徹底して浸透させる。オリンピック景気より地元のお客様優先。ぜんそくの子どもの発作がきっかけで全車禁煙化。ライバル会社からも応援、叱咤激励される存在。非課税世帯として生活をしていくことに負い目・・・社会貢献したい。医師と精神保健福祉士が的確なフォローができるのでラグーナ出版では離職率低い。精神障がいの受け入れは1.3%。障がい者の多くは病気や事故、胎児の段階で発症する。努力のレベルではない。健常者が手をさしのべるべき。私たちができない、やれない正しいことをしている人々に対して私たちがやるべきことはその人々を支援すること。経営者の最大の仕事は顧客と社員の不満を満足に変える。パートをパートナーとして雇う。障がい者雇用では一次産業や食品関係が有効。2,3ミリの大きさの違いは大丈夫。育つ姿を見られるから。個人のお客様を増やすには・・・?経営者も定年を決めるべき。夢のある苦しみには耐えることができる。葬儀社は究極のサービス業。ノーを言わないのは自分たちの成長のため。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「お客様第一主義」
それはわかる。企業の儲けはお客様あってのことだから。
でも、お客様を第一に考え行動するのは、経営者でもなく管理職でもなく、現場の従業員・パート・アルバイト。
彼らに「お客様に奉仕したい・最高のモノ・サービスを提供したい」と思わせるには、従業員満足度(ES:Employee Satisfaction)が高くないと実現できない。
つまるところ、従業員にいかに誇りを持って、生き生きと、主体的に、思いやりを持って業務に臨んでもらえるかが、会社の存続・発展にかかっている。
会社は誰のもの?って気軽に論争が起こるものだが、そんなのは誰の物でもよく、大事なのは、そこで働く人あっての会社ということ。
上場会社の経営陣・管理職は、決算やら株主への対応に軸足を移しがちになっているのではないか。社外に向けたビジョンや方針なんて二の次ではないか。
注力すべきは、従業員の満足と自律と充実感。
それがお客様に響き、会社の売り上げ・利益となって還元され、社外関係者・株主にも還元される。
目の前の現場の従業人に思いを熱く語り、モチベーションを高めさせてくれる社長こそが本物の経営者。
と、気づかせてくれた良書。 -
Posted by ブクログ
ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社を読みました。
私自身、丸吉日新堂印刷さんで個人用の名刺を作りましたので、日新堂
さんの活動を書籍として読めればと思っていました。
実は、僕が持っている本誌ですが鎌倉投信さんで頂きました。
日新堂さんについて、本誌のP85から記載されています。
坂元光司法政大学の先生により、本誌では日本国内で「キラリ」と光る
会社を紹介されています。
~ここからプロローグを改版しながら本誌からメモ
会社は株主や経営者のためではなく、そこで働く社員のため、協力企業
の人たちのため、そして商品やサービスを提供するお客様のためにある。
お客様の幸せ作りに貢献するのが会社のあるべき姿である。
実際の大企業のほとんどは
○どうやって利益を上げる
○シェアを高め更にライバル社を以下に負かす
企業間競争は幸せ作りではなく、「殺し合い」であり、結果として、
日本の会社が妙にすさんでしまった。
~ここまで改版しながら本誌からメモ
○日新堂さんの簡単な説明
○ペットボトル、バナナの皮、とうもろこしの皮、間伐材、ケナフなど
を使った環境にやさしい名刺の作成
○道内のお客様が2割程度、あとは本州など北海道以外のお客様からの
注文しかもリピータ率は90%以上
○価格も安くない、早く作ることもできない。
○点字については、障害のある人に依頼することで仕事のパイを増や
している。
そして、障害のある人たちに生活の原資を稼ぐチャンスを作っている。
日新堂さんの名刺は、数名の方に見せていただき、見せてくれる人がみんな
「ワクワクしている?」ように見えて、何だろうと思いましたが、
凄くいい活動を紹介されていると感じました。 -
Posted by ブクログ
「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な坂本光司さんの著書「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」
本書では、従業員30名以下の小さな会社をクローズアップしています。
人を助け、幸せにし、人に喜ばれる仕事をしている会社ばかりです。利益よりも奉仕を先に考え、社員を大切にし、お客様を幸せにすることに一生懸命になっている。
個人的には上記の考え方には賛成です。ただし、会社という形態においては利益は出していかないと会社は永続できない。このバランスは難しいが、日本人が世界に誇れる共生・助け合いの精神にも通じる考え方はこの先高齢化社会・生産年齢人口減少時代を生き抜く一つの在り方を感じます。
【紹介されている企業】
・小ざさ (東京・吉祥寺)
一日限定150本のようかん。なぜ、40年入以上、早朝から行列がとぎれないのか?
・ハッピーおがわ (広島・呉)
自ら末期がんになっても、本当に困っている人に「なくてはならないもの」を届けたい
・丸吉日新堂印刷 (北海道・札幌)
障害のある人が目を輝かせて納品にくる。「点字付きペットボトル再生名刺」で、1枚につき1円を日本盲導犬協会などに寄付する仕組みを開発
・板室温泉大黒屋 (栃木・那須塩原)
リピーター率73%!450年以上続く温泉旅館に現代アートを取り入れ、“人生の最期に「もう一度生きたい」と思われる宿”に
・あらき (熊本・城南)
店を売る覚悟をした数年前から、世界が認めた「ワインが語りかけてくる」酒屋へ!
・高齢社 (東京・秋葉原)
持病のパーキンソン病に負けずに、「高齢者に働く場と生きがい」を届けたい
・辻谷工業 (埼玉・志木)
商店街の小さな町工場で生まれる「世界一の魔法の砲丸」と職人魂
・キシ・エンジニアリング (島根・出雲)
「脳障がいの愛娘を救いたい」の一心で、世界から評価される福祉機器をつくる -
Posted by ブクログ
内容紹介
鳩山首相が感動し、訪問、所信表明演説で紹介した、チョークの会社のエピソードを収録。村上龍氏推薦!日本経済新聞「ベストセラーの裏側」 R25「R25的ブックレビュー」、AERA、TBSテレビ「サンデージャポン」「久米宏のテレビってヤツは!?」フジテレビ「ニュースJAPAN」 TBSラジオ「アクセス」文化放送「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」 BS11「ベストセラーBOOK TV」毎日新聞、産経新聞、静岡新聞、北海道新聞、日経MJ、週刊ダイヤモンドなど、様々なメディアで「泣けるビジネス書」として話題沸騰!本書の第1部で、著者は「会社経営とは『5人に対する使命と責任』を果たすための活動」であるとして、経営の目的を以下の5つに定めています。1 社員とその家族を幸せにする2 外注先・下請企業の社員を幸せにする3 顧客を幸せにする4 地域社会を幸せに、活性化させる5 株主を幸せにする多くの経営書では、会社は株主のものである、と書いています。また、「会社は誰のものか」という議論では「株主のもの」という考えが支配的で、経営の目的も「顧客満足」とか「株主価値の最大化」などということが当然のようにいわれます。しかし著者は、みんな勘違いしている、と喝破します。会社は顧客のためのものでも、まして株主のためのものでもない、というのです。社員が喜びを感じ、幸福になれて初めて顧客に喜びを提供することができる。顧客に喜びを提供できて初めて収益が上がり、株主を幸福にすることができる。だから株主の幸せは目的ではなく結果である――これが著者の主張です。目からウロコが落ちる思いの経営者、社員の方々が大勢いるのではないでしょうか。 第2部では、そのことを実証する「日本でいちばん大切にしたい会社」が登場します。心を打つ、胸にしみる現実のストーリーです。働くことの意味、会社という存在の意味を深く教えてくれる、必読の1冊です。
目次
第1部 会社は誰のために?(「わかっていない」経営者が増えている!
会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動
業績ではなく継続する会社をめざして
業績や成長は継続するための手段にすぎない
社員は利益だけを求めているわけではない
「多くの人を満足させる」こと。それが会社の使命
経営がうまくいかない理由は内側にある
中小企業にしかできないことがある
日本で大切にしたい会社を増やそう
続けていくことの大切さ)
第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち(障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい-日本理化学工業株式会社
「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益-伊那食品工業株式会社
「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる-中村ブレイス株式会社
地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく-株式会社柳月
「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店-杉山フルーツ) -
Posted by ブクログ
徳武産業、靴メーカー、人の役に立ちたい心意気がグッとくる。女の子の笑顔は何よりだったろうな。おしゃれが好きだったおばぁを思い出した、、、
中央タクシー、短期経営ではなく長期経営で顧客愛顧獲得。中々できることではない。競合社員が憧れる会社は素敵。
日本レーザー、会社は社員のものね。いいね。
ラグーナ出版、人を助ける手段として会社の形。
大谷、中学の時ハンコ作ったなぁ。
島根電工、地元の企業!島根県と限られた市場において、一般客相手の小口案件で年間50億近い売上はものすごい。経営者の心意気がいいね。
清月記、自分たちの使命と可能性を信念にノーと言わないことが、かっこいいね。
-
Posted by ブクログ
1. 日本の「これから先も大切にしたい会社」とは、
① 人を大切にする経営をしていて。
② 五方良しの経営を実践している会社である。
2. 人間には感情がある。
コストや原材料と同じように扱われた人間が、会社のために懸命に働こうなどと思うわけがない
3. 経営理念と「信条」の策定
① 社員とその家族の幸せ
② 社外社員(仕入先、協力企業など)
③ 現在顧客と、未来顧客
④ 地域住民、地域社会
4. 株式会社 東条設計(鹿児島)
① 全社員が高い当事者意識を持って仕事に取り組んでいる
② 決してダンピングはしない。なぜなら設計の質を決定的に落としてしまうから。
③ 決算賞与の還元。
おかげさまで「させていただく喜び」享受させてもらっている。
④ 「知識は人を思い上がらせるが、愛は人を向上させる。」