桜坂洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リタ・ヴラタスキの物語から始まる2巻。彼女がキリヤ・ケイジと出会うところから、キリヤ・ケイジ、リタ・ヴラタスキの2人のストーリーが合流する。
てっきり前巻までは、ギタイという未知の生命体に人類が如何にして立ち向かい勝利(あるいは敗北)していくのか?そこが物語のメインだとばかり思っていたけど、ケイジとリタの激しくも切ないラブロマンスがメインであったのか。1杯食わされたという気持ちで胸がいっぱいになって青い空にむかってこんちくしょ~!と叫びたくなった。なんなんだこのプラトニックラブ、モーニングコーヒーの香りとか、好きすぎる。血なまぐさい戦場を舞台にこんなに美しい愛を描き出せるとは…原作の桜坂洋さんも漫画の小畑健さんもあっぱれすぎる。
ラストのケイジのセリフがたまらない…
(あーそれで1巻の表紙が青で2巻が赤なのか。)
実は昨年の大晦日にたまたまトム・クルーズの同作品の映画をテレビでちら見したのだけど、今年はじっくり見てみたいものだ。 -
Posted by ブクログ
これはもう単行本でいうところの1巻丸々と、
2巻の半分ぐらいまではWEBで無料で読めたんだけど
もちろんオチが気になって借りました。
健蔵は読んでないので1巻から借りといた。
「え!?これ2巻で終わりなの!?」とガッカリしてたけどw
面白いからねw
原作はライトノベルなんだってね。
しっかし実写化取られるの早かったなーwww
その割にあんま話題にならかったよね?
原作読んでないから何とも言えないんだけど
原作も主人公若い新兵なんじゃないの?
そうじゃないとあのストーリー面白くなくない?????
トムクルーズは無理あるだろって思ったwww
もっと若いのいなかったのかよw
映画は観る気おきんわ~。
取られた感が強いしwww
やっぱ日本人に作ってほしかったなー。
CG技術なら負けないでしょう?
主人公以外外国人だけど脇役ばっかだし
だから日本で撮ってほしかった感。
そしてあの手の役はやっぱり安定の藤原達也www
女の子は日本に可愛いハーフ芸能人沢山おるやん?
その中から何でもええと思うで???
漫画自体はもちろん面白かった。 -
Posted by ブクログ
死によってリセットされる人生を
セーブ地点から何回も何回も繰り返すことで
経験を積み重ね、成長していくという
一種の教養小説である
あとがきにも書かれていることだが
これはコンピューターゲーム体験をもとに作られた物語である
過去から未来へ、未来から過去へ
往きて帰りし物語を繰り返し、主人公は成長していくが
その最終目標は、ゲームオーバー(死)およびティルト(強制リセット)を回避して
次のステージへと進むことなのだ
哲学者のニーチェは、そのように同じ時間の繰り返されることを
超人の特権として、「永劫回帰」と名付けた
それは、いまここに在る「生」を、絶対肯定しようとする意志だ
つまりは前世も来世もありえない
前世や来世があるとすれば、それは同じ時間の繰り返しにしかならないのだ
だからこの一回きりの人生こそ、何物にも代えられないチャンスなのだと信じて
前向きに生きていこうとする思想が「永劫回帰」である
しかしこれは、一回きりの人生における無責任を肯定するものとして
悪しき思想を多く派生させていった
永劫回帰というものは、しょせん己のうちに閉塞した
限定された想定内の完全性を理想とするものにすぎない
これはエゴイズムだ
永劫回帰思想に内包されたエゴイズムを、弁証法によって見下ろしたとき
はじめて人は社会愛に目覚めることができよう
それがファシズムである
ファシズムとは、一見して社会全体に向けられた愛情なのである
それは、永劫回帰の壁を
観念的に突破(ブレイクスルー)することで実現したものだ
しかし、それもまた妄想にすぎなかったことは
すでに歴史が証明ずみだろう
理想家は、自分が広い視野をもって世界にのぞんでいると信ずるが
実際のところ、それは彼の思い込みにすぎない
壁の外には必ずもうひとつの壁があり
その外では、つじつま合わせの暴力が吹き荒れているのだ
だから、真にファシストたらんとする者は
弱者に向けられがちな社会の矛盾を、極力ひとりで背負わなければならない
結果、彼は孤独に戦って孤独に死んでいかざるをえないのである
そこにあるヒロイズムは、どこまで行っても自己満足だ
「AllYouNeedIsKill」は、ロマンティックな戦場の青春を描いているが
その先にあるのは精神の地獄にほかならない