上念司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ保守主義と聞くと、何となく右翼をイメージしていた。過度な愛国心と天皇至上主義、そして好戦的な思想を持つ人を連想する。
実はそうではない。保守主義の対義語は設計主義、つまり、過去をリセットして新しい理想の世界を作ることができると信じる思想である。ここが本書の一番のポイントであろう。あらゆる設計主義にNOを突きつける思想が保守である。何とも後ろ向きな定義である。
共産主義やナチズム、右翼は全て設計主義に分類される。リバタリアニズムもそこに入れてもいいかもしれない。
伝統と歴史を重んじ、漸進的な改革を是とする。そのような保守主義の考え方を簡潔に説明しており、それを体現した自民党がいかに日本を正 -
Posted by ブクログ
二年前に安倍政権が誕生したとたん、その経済政策に対して激しい批判が経済学者・エコノミストから寄せられた。その切り口は様々だったが、いずれも国民の不安を煽るような深刻かつ最悪の結末を唱えるものが多かった。本書はそれらの批判の背後に潜む思想とその嘘を暴き、彼らの言う災厄を避けるためにもし最善の行動を取ったとしたらどうなるのかをシュミレートすることで、妄説の完全論破を企図した一冊である。
黒田バズーカから早二年、量的緩和に走れば国債が暴落し、日銀は買い支えられず、ハイパーインフレが到来すると国民をおどかしていた連中(小幡某ら)の嘘八百はもう白日の下に晒されたが、なぜ一部の人は彼らの出鱈目に振り回さ -
Posted by ブクログ
上念先生と倉山先生の対談本なので、面白くないはずがない。
2014年と少し前の本なので、その後大いに情勢が変わったところはある。
本来投資のための投資で、物が積み上がって破綻するはずのシナ国経済がいまだに持っているのは、どの国も買わなくなった太陽光パネルとか、どこかのお人よし国家が国をあげて勝ってあげてるからだという気がしなくもない。
結局、シナ国も、K国も、R国も、日本という類まれなお人よしにおんぶ抱っこで生き延びている気がする。これだけ寄生されていれば、そろそろ我が国も干上がる。
はあ。
部分正解の全面展開みたいな記述があった。
今、いろんなところで、自分の正義を尊重せよ的な動きがあっ -
Posted by ブクログ
大東亜戦争が起きた経緯を経済的な観点から読み解く一冊。
そもそもの悪は、金本位制にあったと著者は考える。
金本位制では、各国の通貨発行量は、国の金保有量に縛られるため、国が成長する過程においては、どうしても通貨が足りなくなる。
通貨が足りなくなると、デフレになり不景気になり、国民は困窮する。
国が通貨発行量を調整できるようにするためにも、各国は金本位制から脱却するべきだったのに、金本位制に縛られてしまったがために、経済は混乱し国民は困窮した。
平和な時は見向きもされない極端な思想も、生活が逼迫すると、危険思想に国民は飛びついてしまう。
こういった経緯で日本は、大東亜戦争に突っ込んでしまった