上念司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ギャグ満載で笑えた。腕を組んだり、指差しした筆者のスタンプが格言とともに多用されている。
不動産業者などを悪魔の手先とこき下ろし、神の教えに従って生活スタイルを築いて行くことを布教する言い回しは面白い。
そもそも何回も引越ししてる人が何故20代で家を購入したのか・・そこに尽きるかと。マイホーム神話の信奉者でもそこは押さえてるはず
東南アジアに駐在してた身としては最後の海外移住の検討についての逸話は意味不明。マレーシアのブミプトラが外国人にどういう不利益を与えたのか示せてないし、豚食べてる人がいるから退社しますってエピソードもちぐはぐで、何のために記載したのか意図が理解できなかった。
誰かから聞いた話を安易に本に書いてるだけなのであろう。くしくも筆者は、「人のいうことを鵜呑みにする病気の人が多い」と嘆いており、これも意図された喜劇なのかもしれない -
Posted by ブクログ
タイトルが悪いな。
これでは日本経済が賦活しているということと累々と検証しているのかと思うが、主題は、「官僚と新聞、テレビが伝えない」部分だ。
情報操作、世論誘導、フェイクニュースについて述べた本。
経済についてももちろんあるがその一部で、安倍政権、消費税にまつわる情報のリテラシーなどにも触れている。
テレビや新聞で流れるニュースには、官僚とマスコミによる誘導があり、マスコミの取材した記事には初めから「角度」がある。
事実に基づかないウソ。
恣意的な切り取り。
恣意的なストーリーに沿って事実をつなぎ合わせる。
さらには、記者が「事件」を作る。
なぜなら、日本の左翼的思考は、日本は過去に死ぬほど悪いことをしたので、本当に日本に死んで欲しいと思ってるから。
新書で深くは掘っていないが、解りやすい。 -
Posted by ブクログ
岩盤規制とはおバカ校則。
内容が古い。戦後直後の食料不足などに対応したようなものがそのまま続いてたり、根拠にも薄い。自由主義経済の対局でもある。
もちろん、すべての規制がいけないわけではないのだろうが、一旦出来てしまうと、必ず利権が生まれて、そこに寄生虫が発生するのだろうな。規制する方にも、される方にも。
寄生虫は、寄生宿がなくなると生きていけないから必死で守る。ただし守るのは規制そのものであって、寄生宿がやせ細っても知ったことではない。
要はそんな話か。
項目としては、財務省、農業、等と並んで行くが、NHKに並んで朝日新聞が独立して挙げられてるのが笑える。
いや、笑えないか。 -
Posted by ブクログ
上念さんのマスコミ突っ込み返し。でも材料不足かな
「聖帝十字陵」「イカルス星人」などオタクっぽい唐突な例えを駆使する上念さん。
私の好きな保守論客のおひとりです
(ニュース女子の2代目司会も板についてきました)
ご主張は
・黒田バズーカ:全く正しい
・インフレターゲット未達:消費税増税(5→8%)のせい
・だから、予定されている(8→10%)はやめるべき
と増税反対派です。
(増税反対は、私も同意です)
本人は、否定されてますが、どうもMMT(現代貨幣理論)を一部採用されている節があり、円建て借金なら無限印刷機理論OKで、国の借金はある程度は問題ないとされているようです。
(MMTに初めて触れられたのも、上念さんのお陰です)
やっと、本書ですが、上念さんの気に入らないマスコミ報道を引用、反論していくスタイルです。
最後に、中国経済の減速を数値化しているところは目新しいのですが、あとは、安倍政権の無理くりな支援が目立ちます。
(私は、自殺者まで出した森友問題での、アッキーナのポジションに非常に腹を立てたひとりなので、こんな援護は逆効果ですwww)
上念さんは、官僚嫌い(高偏差値学歴嫌い)、左翼嫌いときて、残る政権与党だけが好きとなるんですよね。
まあ、最近の保守は官僚嫌いは、共通かな。
でも、上念さん、今後も応援してますので。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリフレ派の人たちの考え方をちゃんと理解したくて読んでみた。
上念司さんは、TBSラジオのボイスをずっと聴いてたのでよく知ってる。弁達者で、経済だけでなくアニメネタとかもの話も面白い。ボイス聴いてた頃から好きだった。
ただ、どうもこのリフレ派の人たちの「いくら国債(借金)増やしても大丈夫」って話は納得できない。本読んでも結局納得できなかった。
理由は1つ。
話がうますぎるから。
バブル後の金融・財政政策に失敗したこととか、財務省が信じられないとか、マスコミの話を鵜呑みしない方が良い、消費税を今上げてもしかたない、というのはすべてその通り。ただ、それが国家に寿命がないから国債いくら増やしても大丈夫、という話にはつながらない。
反リフレ派の人の別の本も並行で読んだが、この国債買い入れはインフレターゲットを達成した後で、インフレを抑え込むために国債を放出する際にかなりのリスクになる(はず)。そのリスクを語っていないのが、リフレ派の信じられないところ。
一方、財政再建派の人たちの話でおかしいなと思うのが、まるで「経済成長しなくても良い」と考えている節があること。この人たちの話には、「どうやって労働者の最低賃金をあげるのか?」という具体的な施策がない。もうひたすら借金を返し続けて生きていこう、という暗い未来しかイメージできない。
財政再建派もリフレ派も、なぜか一部の話しかしてない印象を受ける。リフレ派は楽観的すぎるし、財政再建派は悲観的すぎる。
なぜ、健全に経済成長しつつ、リスクも見据えた上で健全に財政再建をしよう、という話がないのか。
日本がこれからどんどん高齢化していくこともわかってるし、2019年予算が100兆円超えたように、これから年金・医療・社会保障費が増えていくのもわかってる。そこに楽観的に解決できる策があるとは思えない。
しかし、痛みは当然伴うとは言え、生産性を上げて賃金上げて消費もしっかりした上で、国家として何十年かけて借金返していけば良い。消費が増えてないのに消費税上げてもしかたない。同じ消費税率でも消費増えたら税収は増えるんだから。
そういう意味だと、リフレ派の人たちの話の方がまだ納得できる。現在ここまで賃金が上がらない(消費が冷えてる)のは、一言でいうと日本の経営層が無能だからだもの。ここまで政府がお金バラまいても、内部留保を増やすだけで賃上げしない。長期的に社会をどう持続させるか、という視点を経営者が持っていない。リスクを取らずに、自分だけは逃げ切れると考えてるのが本当によくわかる。情けない。政府が会社に直接賃上げしろ、と言いたくなるのもわかる。まぁ、これは、過去の政権(自民党)が無能な経営者をずっと甘やかし続けたツケでもあるわけだけど。
安倍首相も安倍政権も全く信用できないけれど、インフレターゲットは達成しない(しようとしない)と意味がないのは確か。ここまでやったのだから、2%を目指して継続してもらいたい。それでも賃金上がらないなら、もう毎年継続的に賃金を上げないとペナルティ与えるって法律でも作って、経営者を追い込んでもらいたい。そうすれば、強制的にでも生産性向上のために産業(企業)構造改革せざるを得なくなるので。
この本の内容とは全く関係ないことも書いたけど、頭を整理したくて、現時点で自分の中で整理できたことをアウトプットしてみた。
この本の評価としては、納得できないことも多々あったのでこの点数です。 -
Posted by ブクログ
医療、農業、銀行、放送・通信、国有地、NHK、保育園、新聞、などなどに蔓延るさまざまな問題、非効率は、それらの分野にのさばる岩盤規制が根源であり、その岩盤規制を守ろうとする既得権者が日本を亡ぼすのだ、という一冊。著者の主張に賛同するかどうかは別にして、本書で述べられている事実を理解しておくことは重要だろう。著者はバブル末期の銀行に就職して後に退社、自身で事業を興していることもあり、日本で事業を興す際に立ちはだかるさまざまな規制に腹を立てている、のだと思う。農業も含め、基本的には全て自由市場に任せれば効率的になるのだ、という著者の楽観的な論調に全面的に賛成することはできないが、以前は意味があったかもしれない様々な規制が、もはや日本の未来を明るくしようとする取り組みの邪魔者になっているのは確かだろう。日本は世界で唯一成功した、官僚と政治家による社会主義国家だったとは良く言われることだが、さすがにもうそれは続かないと思うので、国民全般がお上に頼る意識を変えていかねばならないのかも。著者は潰れること望んでいる朝日新聞がそろそろやばそうだ、という一章は、新聞一般のことじゃなくて朝日新聞だけ狙い撃ちしていて異質な章だったが興味深かった。
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Posted by ブクログ
オタク的な例示と理論的な解説に明るい展望が持てるかも
著者の上念さんは、「ニュース女子」の保守系パネリストのひとり。
地方の箱モノ再開発の失政を「サウザーの聖帝十字陵」に例えて、周りをドン引きさせる楽しい方である。
本書も、そんなテイストを全面に押し出した、軽妙なオタク的な視点や極論を交えつつも、データを踏まえた理論的な展開でみせていく。
一部、紙面のために乱暴は論旨もあるようだが、納得感も損なわれていない。
(本書への反論本があれば、是非読んでみたい)
しかし、上念さんは偏差値の高い大学出身者の財務省官僚、一流新聞社記者が大嫌いのようだなあ。
・「財政破たん論」「増税論」は、財務省官僚が自らのプレゼンスを増大させるためのプロパガンダ
・「国の負債」を「家計の借金」の相似形で捉えるのは大きな間違い
・国は、日銀資産を実質、連結決済的に保有して(国債の発行、引受が同じ)、お札の無限印刷が可能。
国の負債に実質返済期限はない(無限に借り換えが可能)。
国債は値上がり継続(国際的に不人気ではない。米国の日本国債空売りファンドは破たん、笑いものに)
仮に、マイナス金利の国債に全ての負債を借り換えたとすれば、プラス金利の金融商品を大量に国は保有することになる。これだけで負債問題は解決w
→もちろんインフレ率と勘案してコントロールは行う。
→マスコミは、マイナス金利のメカニズムを理解せず、国民を脅しているだけ。
→日本は、アルゼンチン、ギリシヤ型の財政赤字ではない。 -
Posted by ブクログ
新聞やテレビでは、とにかく国民の不安を煽るようなことばかり報道されている。解説者も、このままの現状では大変なことになると言っている。特に、国の財政と年金についてはもう随分前から破綻するといわれ続けている。ネガティブな破綻論者ばかりなので、これが真実なのかと思ってしまうが、上念氏の本を読むと不必要に不安を煽っているのではないかとの疑念が生じてくる。新聞やテレビのみでは、そのような疑念が生まれることもなく、ただ解説を鵜呑みにするだけであったが、本書はただ鵜呑みにすることの危険性を教えてくれる。本書の功績は、新聞やテレビでの大多数の破綻論者の意見に対して、別の視点を与えてくれるところにある。