中村桂子のレビュー一覧

  • すごい古典入門 レイチェル・カーソン『沈黙の春』 科学に「いのち」は見えてるの?

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    行き過ぎた拡大成長路線には歪みがでる。これは過去のことではなく、現在も進行中のことだ。センスオブワンワンダー、忘れがち。というか私は失ってしまった感すらある。山登り、したい。
    P92もしもわたしが、全ての子どもの成長を、見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子供に、生涯消えることのない「センスオブワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けて欲しいと頼むでしょう。

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    2026年07月28日
  • すごい古典入門 レイチェル・カーソン『沈黙の春』 科学に「いのち」は見えてるの?

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    風が心地よい庭先で、残りを読み終えました。
    DDTをやめさせた学者レイチェル・カーソンを知るのに最適な入門書でした。
    中村桂子さんがカーソンを紹介しながら、生きものとしての人間が「本来の道」を歩むようにと教えてくださる熱量に打たれっぱなしでした。御歳90の大先輩に負けないように心がけます。

    あとがきに書かれた「生成AI」への、とりわけ子どもたちのことを考えた警鐘は大事だと思います。

    2020年代の生成AIは1950年代の農薬と同じく熟考すべきもの。
    特に子どもの成長に関する危惧を捉え、子どもが言葉を覚える過程には、感情・感覚・非言語コミュニケーションなどの経験、他者との関わりが不可欠だとの力説。

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    2026年05月11日
  • 科学者が人間であること

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    2013年8月に発行された本です。
    「人間は生きものであり、自然の中にいる」という視点が現在の科学文明には欠けているのではないか?という問題意識を書いた本です。
    科学が自然を見るのは密画の世界であるが、これだけでなく、自然そのままを見る略画の世界も必要で、密画と略画の重ね描きが必要だと書いてあります。
    筆者の勤務先の生命誌研究館に行ってみたくなりました。

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    2026年01月19日
  • 科学者が人間であること

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    分と自然に境目はない、だって自分は自然の一部。科学者だけでなく、会社人でも特に政治家もぜひ読んで忘れないでほしい、あなたもわたしも、人間であることを。元来の人間の生活を中心に置いたその向こうに見える未来は輝いている。

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    2025年12月23日
  • 人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌

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    ふと本屋で目に入って何となく買った一冊。

    ダンバー数、集団の数が、生き物の脳の大きさと比例する指標である。
    (現代人は、最大100人〜150人?それ以上になると、年賀状も義務的になる?。30人くらいがちょうどよい?自分の日頃関わる人とのやりとりを大切に思いやりを持って、生きたいと思った。原始からのヒトの進化の過程やDNAに、合っているんだろうなと。)
    ヒトは二足歩行になって、脳の重さを支えられるようになって、脳が大きく成長していった。
    大型動物が食べた、動物の死体や屍肉から、栄養価の高い骨髄を摂取できて、脳が成長していったという説もある。
    二足歩行になったのは、環境変化で、食べ物が減り、犬歯が小さく、他の生き物との争いに弱い人間が、分担して、協力して、遠くまで食料を探しに行って、住みかにいる子供や仲間に、持って帰ることができるように変化していったということが一説。(弱さが進化に繋がったというのは温まる話)
    だから、ヒトは平等に食料を分け与える。(マタギとかもそう)
    火の活用による、細菌などからの食の安全性の活用や、生肉食などと比較した、消化スピードの向上とそれに伴う、生活の豊かさの向上、食べることの楽しみの進化。
    人が持ってきてくれた食べ物が本当に食べて有毒でないかを判別するのは難しい。だから、人への信頼が大事。 
    親しい人、大事な人と、共に食事を摂ることは、大事なことだし、人間のDNA、進化の過程で、培われてきたことなのだなと、一緒にご飯を食べることを大事にしようと思えた。
    (一人暮らしやコロナもあり、毎日惰性で食事をとりがちなので。)
    何となく読み始めたのに、日頃の日常が、壮大なヒトの生命史と繋がっていることに気付かせてくれた、大切な一冊。

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    2025年11月29日
  • 人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌

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    今の世界、人は金融の奴隷、社会は支配欲への執着という構造で回っているのかなと思っていた矢先にこの本を読み、共感できる内容に一種の安堵感のような心地よさを感じました。
    ただ、世界を動かしている(と思っている)人たちの中には、自然は人間が征服すべき対象と考える人も多いとも聞くので、現状からの転換の難しさも感じます。
    土についての話はこれまであまり関心を持ったことがなかった分野ですが本書を読んで興味が出てきました。個人的には地表の舗装率について気になっていたこともあったので、今後、土のことにもすこし気にしながら、幸せに暮らすために何ができるのかを考えていきたいと思います。

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    2025年10月24日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    最近山が楽しすぎるのとyamapに超お世話になってるのがあり春山さんはどんな考えを持った方なんだろうと気になっていた本です

    あと世の中がもっと“生きやすく”なればいいなと思うことがあり、でも“生きやすい”ってなんだろう?とも思っていて、個人的にそれをテーマに読み進めました

    生きやすくなるためにはこうするとよさそう

    ①自分もまた自然であり生き物であることを知る
    自然経験を通じ、自分もまた自然であり生き物であるので、存在としてここにいていいこと、に気付く

    ②自分の命の尊さに気づく
    山に行けば、転ばないように歩いたり、お腹が空いて何かを食べたいと思ったり、気付かないうちに生きることに集中していて、自分の命を大切にしている自分がいることに気づくことができる

    ③自分を社会の物差しで測らない
    社会の物差しとは新自由主義が生み出した競争の順位など
    地球上に存在するすべての生き物はフラットであり、何かができなくても他によいところがあることに気づく
    “自分が”大切だと思うことをする

    ④自分の命のときめきに素直に生きる
    衝動に素直に生きる
    素直でいれたら生きている意味や人生の奇跡性を実感することができる
    衝動に素直に生きた経験は自分なりの仕事にもなっていく

    これらに人が気付く助けになるような活動をしていけたらいいな

    なんだかこの本を読む前に思っていた自分のやりたいことや目標は社会に競争させられてできたものでもあるなと思いました
    さらに盲目に走り続けてきてしまったなとも思いました
    今後の人生も今ときめいていることを実現するためにはこれからも競争に参加しなければいけない場面は多々あると思いますが
    忘れずにいたい観点です
    阿蘇山の草千里ヶ浜でどこまでも続く草原を駆けて自由だ!と感じた時、あれが命が外に開く感覚だったのかもしれない


    AIとの付き合い方にも触れられていました
    AIには検索すれば分かるような情報、知識を任せる
    これからの人類の可能性は人にしかできないことである、遊び、コミュニケーション、余白にある




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    2024年11月02日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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     YAMAPの創設者、春山さんは、なかなか優秀な方だなあと思った。自然に触れ合うことの少ない現代生活において、山に登ることは、自然と向き合う良い機会となるそうだ。
     今、子育て中の親御さんに是非読んで欲しい一冊である。

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    2024年10月28日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    ゼット世代です
    まだ読み終えてはいないのですが
    自分がそろそろ子育て世代になるなと思い
    自然とかけ離れている現代でどう子育てすれば良いのか少しでも参考にしたくて買いました。
    子育てについてだけではなく、最近感じている世の中のおかしなこと(気候変動や自然を考慮せず、便利さや効率重視になり開拓してしまっている現状など)についても議論されており
    痒いところに手が届くような、自分たちが感じていた違和感を言語化してくれている感じがして読んでいて納得の嵐です。
    人生の参考書でもあります。

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    2024年08月30日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    養老孟司さん 自然の中で身体を動かすことで無意識に教育を受けている

    中村桂子さん たとえ都会の真ん中でも、小さい子にとって、自然はいくらでもある

    池澤夏樹さん 遊びや余白にこそ、私たち人類の可能性がある

    三人の話はどれも、自然を特別なものとせずというより、人も自然の一部であることを感じることの大切さを教えてくれる

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    2024年03月05日
  • 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ

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    「老いを愛づる」中村桂子著
    生命誌という人間は生き物のひとつという考え方から、地球温暖化、二酸化炭素削減、などを論じ、優しい言葉で寅さんや北の国からの板野五郎をひきあいに、今の社会に警鐘をならしてます。

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    2024年01月31日
  • 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと

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    「ふつうのおんなの子」のちから 
    中村桂子著
     今八十代半ばの生物学者の書いた本です。2018年出版の本ですから、安倍政治絶頂のころ、戦争のできる国になりかげ新自由主義、すべて経済優先、科学信仰が叫ばれてたころの時代を憂慮されて、おんなの子の発想、人間観、社会観、を子供のころ読んだ本を土台にして展開してます。「あしながおじさん」「ハイジ」「モモ」「やかましむらの子どもたち」etc
    中村先生は生命誌という分野の学問を確立してそれを基礎に平和、経済を多岐にわたり教えてくれてます。
     コロナ後の、地球沸騰、戦争と経済成長一辺倒のこの時代に半分を占める女性の考え方が主流にならなければと思いました。

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    2024年01月28日
  • 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと

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    お会いしたことはないけれど、ちょっとだけ、ある方を通じて存じている中村先生の著書

    温厚なお人柄をかねがね聞いてはいた。本業の研究者としても、書き手としても一流であるということも。
    この著書の中でご自身も書いていらっしゃるけれど、喧嘩したことない、人の悪口を言わない、聞き上手。
    そばにいてくれるときっとすごく安心感を与えてくださるお人柄なのだろうな。
    ちょっとしたことで動揺してイラっとしてしまう自分のなんと愚かなことか。

    ここに出てくる名作はおそらく小さいころに読んだことのある人の多いことだろう、事実、赤毛のアンの故郷のカナダの島へは毎年多くの日本人が訪れるという。

    でもなぜだろう、本が好きなのは昔からのはずなのに私は赤毛のアンも若草物語もちゃんと読んだことがない。

    自分は読んでいないのに娘には今しか読めないから、と半ば押し付けるように与えたけれどやっぱり蛙の子は蛙。彼女も赤毛のアンは途中で放り出してしまったようだ。

    時代背景が違うと読みづらいものなのだろうか。

    唯一ハイジは本ではなくアニメを何度も見て大好きなキャラクターなので
    すんなりと入ったけれど。

    そんな私でもこの本のハードルは高くない。
    むしろ、ああ、今からでも遅くない、ちゃんと読まなければ、と思わせてくれた。

    ふつうのおんなの子って、うまく言葉で言えないけど、
    先生のおっしゃりたいことはすごく伝わってくる。
    素直で勇敢で・・・

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    2023年06月25日
  • 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと

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    ネタバレ

    金子みすゞさんの<みんな違って みんないい>が出てきて、嬉しかったです^^ 競争社会は疲れるから、自然を愛でて、幸せに生きよう(*'▽') 男性にも<ふつうのおんなの子のちから>はある(^^♪ あなたにはあなたの意見がある、私には私の意見がある、違っているけど、それでいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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    2023年03月06日
  • 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ

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    国語の教科書で中村桂子さんの文章を読んだときの感動が忘れられません。

    中村さんと同じ年の父が入院して気落ちしている母に贈ろうと、まず自分で読みました。

    母のためでしたが、今、人生何度目かの選択に悩んでいる私にとっても、中村さん自身40歳で悩み始め、53歳で気づき、生命誌研究館ができたのは57歳のとき、と知って、励みになりました。

    いつも父のことを思い、家族中心で過ごしてきた母。本を読んでいるところを見たことはほぼありませんが、これを読んで少しは前向きな気持ちになってもらいたいと思います。

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    2022年11月29日
  • 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ

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    ネタバレ

    老いを悲しむことなく、毎日大切に生きて、生きていることに感謝しながら、いろいろと勉強していき新たな発見を得る。素晴らしい生き方。ぜひ真似をさせていただきたいです。
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    ・50歳代、60歳代、70歳代・・・とそれぞれの年齢の自分は一度しか味わえないのですから、その時を楽しむ方が人生を充分味わったことになるのではないかしら。そんな風に考えています。
    ・バカボンのパパのこのセリフは、「ありのままを受け入れる」というお釈迦様の悟りの境地に重なると開設されていました。~中略~私は「今を大切に」生きていこうとしています。
    ・「人間は何のために生きてんのかな・・」(満男)
    ~中略~「ああ生まれてきてよかったなって思えることが何べんかあるんじゃない、ね。そのために人間生きてんのじゃねぇのか。おまえにもそういう時が来るよ、うん、まあ、がんばれ」(寅さん)
    ・いままで土埃の中で体を洗ったこともないという人々が暮らすところに水が出るようになった時、真っ先に来たのが牛と馬と子供だったそうです。素直な気持ちで動く牛と馬と子供が大喜び。(中村哲、『わたしは「ゼロ弾きのゴーシュ」など』

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    2022年08月21日
  • やわらかな遺伝子

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    将来、AIが個人の最適な職業を提案することが可能になったとして、それはどの段階で可能となるだろうか?
    成人してから?赤ん坊の頃?それとも受精卵すら発生する前の両親の遺伝子を判定して?
    原題は「Nature Via Nurture:Genes,Experience and What Makes Us Human」であり、若干の意訳がすぎるところがあるが、いつの時代でも両親の心配事となる「生まれか育ちか」論争に答えを出す一冊だ。

    今の時代、親でなくとも子育てには環境と遺伝子の両方が影響していることに疑いを持つ人は少ないだろう。
    特別な英才教育の環境を用意されたとしても、真剣に取り組む子もいれば、遊び回って手がつけられない子もいる。それは兄弟姉妹であったとしても同じことだ。
    この性格の違いは、生まれによるどうしようもないものなのか、これからの環境次第で変えられるものなのか。
    本書は「生まれと育ちの両方とも重要」ということを改めて語るものではなく、「遺伝子は環境を通して発現する」ことを説明する。

    例えば、鳥類の刷り込み。
    「最初に見たものについていく」という遺伝子なしには有り得ないし、それが親鳥であるかどうかは環境次第。
    ヘビを知らないサルの子供に、ヘビを怖がる母猿の映像を見せると、ヘビを怖がるようになるが、花を怖がる母猿の映像を見せても、花を怖がるように教育することはできない。

    もちろん、本書で取り上げられるのは動物の事例だけではない。
    不幸にも幼少期に言語を学ぶ機会を奪われた子供は、成長後の如何なる教育によっても喋れるようにはならない。
    被虐待児は、あるタイプの遺伝子をもっている場合のみ反社会的な行動を示すように育つ。
    子供が犯罪を犯す確率は、実父母と養父母の両方が犯罪者であるときに一層高まる。
    養父母が離婚したときよりも、実父母が離婚したほうが子の離婚の確率は高まる。

    つまるところ、遺伝子とは、環境から情報を引き出す書庫であり、レシピであり、スイッチである。
    意志や教育や文化の力を総動員したとしても、遺伝子情報を変えることはできないが、その特性は適した環境がなければ発現しない。

    さらに付け加えるならば、遺伝子と環境の条件が揃ったとしても、最終的には"確率"の問題となる。
    遺伝子と確率がどうにもできないものならば、適した環境を探し続けるしか、出来ることはないだろう。

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    2021年12月31日
  • 科学者が人間であること

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    上品で淡々とした筆致だが、考え抜かれた言葉と表現。そして、根底にある信念。見事な本であった。個人的には、宮沢賢治についての、本当の幸せ、本当の賢さ論が発見であった。

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    2020年04月03日
  • 二重らせん

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    素晴らしい。科学史における最も重要な発見の1つであるDNAの二重らせん構造。重鎮ポーリングとの競争など幾多の困難を乗り越えその発見に至った経緯にとても感動した。当事者の視点から描かれたクリックなど個性的な登場人物や魅力ある展開にまるで映画を観ているよう印象を受けた。

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    2019年02月20日
  • 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと

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    読後感のなんと清々しいこと!
    元気と勇気をいただきました。
    児童文学好きにとって、登場する彼女たちへの愛情あふれるコメントに何度うなずいてたことか。
    そして中村桂子さんの生き方の普通でないけどふつうな生き方。声高には主張しないけど芯を持った生き方に励まされました。
    今の嫌な雰囲気の風潮には絶対にNOと言わなければ!

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    2019年01月23日