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Posted by ブクログ
以前ケンブリッジに住んでいたこと、そしてホリエモンの本で本書が紹介されていたということで、読んでみました。
クリックとワトソンがDNAの二重らせん構造を思いついた場所が居酒屋イーグルとガイドブックなんかには書かれていたので(そして店内にはプレートも飾られている)、てっきり二人がここで議論をしていてピカッと思いついたのかと思っていましたが、そんなことはなかった(笑)そうですよね・・・
どのように二重らせん構造にたどり着いたかワトソン目線で書かれており、興味深いのですが、主観的なのでその他当事者の意見も聞いてみたいと思ったり・・・
昔の話のようで、今もそんな感じなケンブリッジ。歴史の息吹が感じられるあの街並みや大学が懐かしく感じられました。
Posted by ブクログ
最近読んでいたいくつかの本で、この二重らせんが紹介されており、手に取ってみた。DNAの構造を発見した、科学者のうちの一人である、ワトソンによって、その構造を発見するまでのストーリーが本人主役で語られている。
自分自身は、化学は全然と言っていいほど知識がないのだが、印象に残ったのは、構造を検討するときに模型を組み立ってて考えたりしていたのだが、ワトソンってこの模型をいじってたか、ぶらぶらしてただけじゃないか?と(実際には違うのだろうが)。
この手の本って、ある重大な発見に向かって、謎解きのように、更に、科学的知識を少しずつ積み上げて理解できるように書かれたりしている物と思って読み始めると、なんじゃこりゃ?って思う読後感。
この本を予備知識なく読んで、DNAの構造解明についての化学的な知識を得られる感じはしない。
DNAの構造発見までの人間模様が描かれていて、当時の研究者の生活感みたいなものを感じることはできるので、その筋に行こうとしている人にとっては、役に立つと思う。 周りの研究者について、あれこれ描いてるが、ライナス・ポーリングは、本書に出てくるほかの科学者とは別格として認識されていた感じを受けた。
Posted by ブクログ
DNAの「二重らせん」構造は、1953年、分子模型を構築する手法を用いてジェームズ・D・ワトソンとフランシス・クリックによって提唱されたものである。二重らせん構造が明らかになったことによって、遺伝がDNAの複製によって起こることや塩基配列が遺伝情報を担っていることが見事に説明できるようになり、その後の分子生物学の発展に決定的な影響を与えた。この研究により、ワトソンとクリックはモーリス・ウィルキンスとともに、1962年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。
この発見は、20世紀最大の発見とも言われ、その経緯と人間模様を描いた作品は、ベストセラーとなったワトソンによる本書のほか、クリックによる『熱き探求の日々』、ウィルキンスによる『二重らせん 第三の男』のほか、この発見の鍵を握っていたとされるロザリンド・フランクリン(1958年、この発見にノーベル生理学・医学賞が与えられる前に37歳で死去)の視点から描かれた『ロザリンド・フランクリンとDNA―ぬすまれた栄光』(アン・セイヤー著)等、多数ある。また、福岡伸一のベストセラー『生物と無生物のあいだ』(2007年)が、これを詳細に取り上げており(トーンはフランクリンに同情的)、私も同書を読んでこの発見の背景を知った。
本作品は、上述の通り、多数ある著作の中のワトソンの視点から書かれたものであることを踏まえて読む必要はある。私は既に福岡氏の著作を読んでいるため、少々斜に構えて読むことになったが、それでも、一般的な日本人とは異なる、ライバルを設定して一つの大きな目標へと突進するワトソン(とクリック)らの研究姿勢は、ある意味興味深いものであり、それによって(西洋)科学をここまで発展してきたとも言えるのであろう。
(2020年4月了)
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