中村桂子のレビュー一覧

  • 生きもの上陸大作戦 絶滅と進化の5億年

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     とても装丁がきれいで,生物学・進化史学の面白さを一般に広めてくれるものと大いに期待できる新書.著者から贈られてきた.僕の和文総説から図を引用してくれている(動物の染色体進化の図).

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    2010年10月01日
  • 日本の「食」が危ない! 生命40億年の歴史から考える「食」と「農」

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    食卓は遠い歴史とつながっている――生命四十億年の流れを背に、本書は警鐘を鳴らす。効率と収量を優先する現代農業は、便利さの裏で土や生きものの関係を細らせてはいないか。
    私たちの体もまた自然の一部であり、食は単なる消費ではなく循環の一環である。ところが、その循環は見えにくくなり、切断されつつある。
    豊かさを追うほど、足元の基盤が揺らぐという逆説が浮かぶ。
    何を育て、何を食べるか。日々の選択は小さいが、未来を形づくる力を持つ。生命の時間に耳を澄まし、食と農のあり方を問い直したい。

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    2026年04月29日
  • 人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌

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     「おわりに」に書かれた以下の一節が強烈だった。
     …人生最後の段階にきて、私が暮らしたい社会、子孫につなげたい社会とはかけ離れた状況になりました。…
     自分はどう考えて生きてきたのか、何をしてきたのか、問われていると感じる。

     『「私たち生きもの」の中の私』とする考え方には共感するものがある。この感覚を大事にしていきたい。
     科学の進歩によって農業が土から見直されている話には、希望を感じた。今後、注目していこうと思う。

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    2025年11月15日
  • 人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌

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    農耕は原罪か?土木は破壊か?
    耕す事は英語でカルチャー、農耕は文化
    杜は土木、自然と対話しながら暮らす事
    土の事、思いを馳せながら生きてみよう

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    2025年02月20日
  • 人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌

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    ネタバレ

    「ホモサピエンス全史」や他書からの引用が多い。
    人類の間違いは1万年前の農業革命であり、牛や馬を使用した農業によってはしかや天然痘などの感染症が蔓延した。化学物質を用いた現代農業に警鐘を鳴らし、生体系に配慮したアグロエコロジーを目指すべきというのが本書の結論だった。
    7万年前に言葉が生まれ、認知革命が起きた。鳥の歌に代表される音楽と言語には密接な関わりがあるのが興味深い。
    ネアンデルタール人よりも体格に劣るホモサピエンスが生き残ったのは、イヌをはじめとした他の動物との共同生活のおかげであり、人類史のコミュニケーションの大切さがわかった。ただ、それでは農耕を始めたホモ・サピエンスが人類の間違いの

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    2024年12月26日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    (2024/08/19 2h)

    わたしは大きな自然が嫌いです。
    町中にある小さな自然が好きです。

    尊敬できる大人が楽しんでやることに、子どもはついていく。そういう単純なことだと思います。

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    2024年08月19日
  • 人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌

    購入済み

    寄せ集め感が…

    サピエンス全史やジャレドダイアモンドを聞きかじって書いた様な内容です。繰り返しも多くくどい。きちんと編集すればもっと読みやすくなると思います。間違いではないけれど、オリジナリティーがあまり感じられなかったのは残念です。

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    2024年08月13日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    養老孟司さん、中村桂子さんはたくさん語られていて、面白かった。養老孟司さんの恩師の言葉らしいけど、「教養とは人の心がわかること」というのは至言。中村桂子さんの生物絵巻の意図が詳しく知れて良かった。意外にスピリチュアルというか、感覚的な言葉が多かったけど。
    池澤夏樹さんとの対談が、星野道夫さんの話と春山さんの語りが多く、池澤夏樹さん自身の言葉が少な目だったのがちょっと残念。意外に無口な方なのかな?

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    2024年07月31日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    とりあえずYAMAPをインストールした。
    妊娠中に読むと将来どんな教育の場を作るか、提供するか考えちゃうな

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    2024年07月25日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    贈呈された本で課題として読みはじめたが、対談形式で読みやすく話も面白かった。

    が、表題が適当かというと微妙なところ。

    養老氏との対談こそ幼少期の自然とのかかわりと大切さを主眼において話されてるが、他2人に関してはどちらかというと自然と人間というテーマになっていてこどもは関係ない。

    あ、これネタバレになっちゃうかな。

    ただまぁ自分ではこの話題を手に取って購入はしないだろうから知見を広めるという意味では大変有り難かった。

    本文に出てくる引用図書も何冊か気になったのでいつか読んでみようかな。

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    2024年06月04日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    表題が「子どもを…」なので、もっと子育て、子どもの成長環境に視点があると思ってしまった。
    対談者の子供時代の話はあるものの、現在に当てはめられる具体的な指標はこの表題に集約されています。
    編著者である春山慶彦さんが、文中で「自分の生業として美しい風景・風土をつくり、人間だけでなく多くの生き物が住みやすい環境を次の世代に引き継いでいきたい」と、語っている事、ココを共有したい。

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    2024年05月05日
  • 科学者が人間であること

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    今まで読んだ本とは異なる雰囲気でとても楽しめた。具体的な例で中村桂子さんの主張がより明確に伝わり、納得できる部分も多くあり、共感できた。普段は便利な世の中で生き、なかなか気づかない「生きものとしての感覚」についても改めて自分の五感を用いて判断し、責任を持つことが大切と分かった。最新の科学や数字に頼りがちな世の中で、「生きものとして生きる、『自律的な生き方』」ができればなと思う。

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    2024年03月29日
  • 二重らせん

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     読後に調べたら、本書の内容は現在でも論争になっているらしい。1番の栄誉をとった人間が書いた本だから、鵜呑みにするのは危ないかもしれない。

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    2022年12月05日
  • 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ

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    ネタバレ

    期待したほどの読みごたえではなかったが、新書なのでわかりやすく書いたのだろう。
    老いるとは、衰えではない。これからの世代に生きやすさや幸福、学びの意義を伝えていくことが年寄りの務め。

    老人論ではなく基本は生命倫理観であり、戦争反対、公害、エコロジー、内容は多岐にわたる。暇潰しに読むには適切な量。

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    2022年09月25日
  • 科学者が人間であること

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    言葉は優しいが、厳しい問いかけである。「役に立つ」研究への「選択と集中」が、何をもたらしているのか。研究者が本来持つべき資質とは。

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    2021年08月29日
  • 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと

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    科学者中村桂子氏、子どもの頃読んだ「あしながおじさん」や「ハイジ」など、児童文学の古典ともいえる作品から世の中について考えます。子どもの本のガイドなどと思ってはいけない。世界のありよう、現実としての諸問題、本の中のふつうの女の子たちから考えさせてくれます。

    中村さんは、本当に素敵だ。

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    2020年07月21日
  • 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと

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    元祖リケジョとも思われる著者が、子どもの頃出会った児童文学と、その中に登場する「ふつうのおんなの子」のもつ力について作品別に述べられている。
    男女共同参画云々と言われて、ずいぶん久しく、そして日本は先進国の中でも男尊女卑がかなりヒドイといわれている。
    今なお、ふつうであることが難しいのはどうしてなのか。
    いろいろ考えさせられる。そして文学から得られる希望や生きる力というのは結構重要なんだなと、改めて考えさせられた。

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    2020年07月05日
  • 二重らせん

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    DNAの「二重らせん」構造は、1953年、分子模型を構築する手法を用いてジェームズ・D・ワトソンとフランシス・クリックによって提唱されたものである。二重らせん構造が明らかになったことによって、遺伝がDNAの複製によって起こることや塩基配列が遺伝情報を担っていることが見事に説明できるようになり、その後の分子生物学の発展に決定的な影響を与えた。この研究により、ワトソンとクリックはモーリス・ウィルキンスとともに、1962年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。
    この発見は、20世紀最大の発見とも言われ、その経緯と人間模様を描いた作品は、ベストセラーとなったワトソンによる本書のほか、クリックによる『熱き

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    2020年04月15日
  • 生きもの上陸大作戦 絶滅と進化の5億年

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    46億年前の地球誕生後、生暖かい海で単細胞生物が生まれ、やがて植物に。
    捕食者から逃れ、生きていく場所を求めて海から陸へ、更には空へと居住空間を広げて来た生物。
    その進化と上陸の過程。

    植物・昆虫・脊椎動物が、お互いに関係し合いながら生まれた見事な生態系。
    それによって生かされている人間。
    母なる海、ひいては全ての生命を司る大自然に対し敬虔な気持ちになった。

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    2014年04月21日
  • 科学者が人間であること

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    科学は数値化し、そして死物化する。数値化を否定すると科学のいろんなところが問題になるが、そうではなくて死物化を問題にする。
    研究者であっても人間であり、人間はまた生きものである、という、当たり前ではあるのに何か忘れられたようなことを、もう一度取り戻せ、ということを再三訴える本。キーワードは「重ね描き」「日常感覚と思想性」「環世界」あたり。言われなくてもわかっている、つもりだけれども…

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    2013年11月26日