和田はつ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「時代物で、料理の描写が多そうな本」が読みたくて手に取ってみた。
でも、捕物帖だけあって、主人公は料理人ではあるけれど、料理に関する描写は若干少なく感じた。
煎り酒、納豆、熟柿、ちらし寿司。料理は確かに出てくるのだけれど、物語に彩りを添えている、というくらい。特に表題作では。
話自体はまぁまぁ面白く読めたけれど、捕物にたどり着くまでがすごくあっさりしてる。
あの薄い文庫本に4編も入っていて、なおかつ1編ずつ完結しているとなれば当たり前なのだろうけど。
季蔵の過去も、ものすごくあっさりと語られていて(2巻か3巻ぐらいで明かされるのかと思ってた)拍子抜けしたし、瑠璃が壊れてしまう場面も個人的には -
Posted by ブクログ
料理人季蔵捕物控シリーズ、13巻。
前巻「涼み菓子」と同じく、短編連作スタイルを維持しながらの実質1冊1話構成。
メリットもデメリットも、この構成から生まれてるように思います。
ただの短編より事件の深みや広がりが出る分、話を跨いで続くことで若干だらだらとした印象が拭えない。
1冊の中でも、どこが一区切りなのか見失う事もしばしば。
ただ、1冊自体がとても薄い為、引き伸ばされたという程ではなく、話の転がり方など少し性急な筆致であるのも相まって、
物語のテンポそのものは乱れず、さらりと読みやすい仕上がりになっています。
途中乖離しがちだった、事件と料理の組み合わせについては十分安定してきている