和田はつ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
料理人季蔵捕物控シリーズ、13巻。
前巻「涼み菓子」と同じく、短編連作スタイルを維持しながらの実質1冊1話構成。
メリットもデメリットも、この構成から生まれてるように思います。
ただの短編より事件の深みや広がりが出る分、話を跨いで続くことで若干だらだらとした印象が拭えない。
1冊の中でも、どこが一区切りなのか見失う事もしばしば。
ただ、1冊自体がとても薄い為、引き伸ばされたという程ではなく、話の転がり方など少し性急な筆致であるのも相まって、
物語のテンポそのものは乱れず、さらりと読みやすい仕上がりになっています。
途中乖離しがちだった、事件と料理の組み合わせについては十分安定してきているので、
望めるなら長編で物語の深みをもう少し突っ込んで出すか、もしくはきっちり短編に徹底するなど、
ブレがちな現在の「どっちつかず」の状態が解決すると非常に嬉しいのですが。
…とは言え、出てくる料理はいつも魅力的で、少し癖のある唐突な展開も読み慣れればどうという事はありません。
次巻が出れば、また必ず買うでしょう。
それだけの魅力はある、良シリーズだと言えます。
今回の事件はちょっと本筋がぼんやりしてましたが、でもちゃんと面白かったです。 -
Posted by ブクログ
長く読める時代物シリーズを探して買ってみた本。
主人公の「江戸時代の歯医者」という職業が目新しく新鮮。大奥絡みの捕り物帖仕立てのお話もまあ面白い。
が、主人公ができすぎ。容姿も性格もよくって、女性に好かれるがそういったことには興味が薄い。幼馴染のすごい美人がいて彼女は主人公を好きなんだけど、そんな想いには気づかない。
もうひとり飾り職人の幼馴染もいて、彼は彼女のことを好きなんだけど、主人公には勝てっこないと思っているし、主人公のことも好きなので諦めている。
この辺はありきたりすぎる幼馴染設定かなと。
このあと大奥も巻き込んだ陰謀のお話に発展していくらしいんだけど、新館で買ってまでは読まなくていいかな。 -
Posted by ブクログ
2010/06/14:相変わらず作り方の描写は詳しいのに出来上がった料理(菓子)の描写が乏しいです。
鰯飯などは作り方でなんとなくイメージ出来ましたが、タイトルのお菓子の話は(初めて作るのに色や味に失敗しないなんてどれだけ天才なんだというツッコミはさておき)華やかな見た目を楽しむものなのに、犬やお爺さん等の名前だけで姿(立っている、ふっくらしている等)や表情(凛々しい、愛らしい等)がさっぱり分からずもどかしかったです。(><)
狸は表紙のイラストがなければ確実に信楽焼きの狸っぽいのをイメージしていました(表紙イラストはト○ロみたいと思ったのは内緒w)