清水潔のレビュー一覧
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騙されてたまるかを読んで。
一般人がどの情報が正しいのか見極めるのは難しい。新聞、雑誌等で私が行っている方法は、どの新聞がいち早く報道したかではなく、その記事を書いた人の署名があるかないか、事件、事故の続報が日を追うごとに詳細になっているか、と、どの新聞、雑誌が何を取り上げているか、同じ問題を取り上げているならば、それぞれ何を読者に伝えようとしているか。を考える事です。
それにしても、記者クラブというものの存在は知っていましたが、彼らの光熱費などが税金で賄われているとは。
そういえば、以前、失言が多い麻生太郎さんがこれに税金を使うのをやめ、各社が自己負担すべきと発言して、その各社からの猛攻撃にあって実現しなかったとか聞いた事があります。
忙しい中、読者は大変です。 -
購入済み
この本を読んで。
私は、桶川ストーカー殺人事件 遺言、に続いてこの本を読みました。
前著での感想には、やっとわかった、と書きましたが、もう一つ思った事は、この著者清水さんは警察、或いは暴力団によく殺されなかったなという事でした。
私は過去、殺されかけた事や、硫酸を浴びせてやるという脅迫電話を繰り返し受けた事があります。又、山口県で起きた銀行強盗の犯人達と思われる人々、信者から預かった刀剣を暴力団と思われる人に売り渡し続けた福岡県朝倉郡の僧侶もよく知っています。後者の2つについては、警察に情報提供しましたが、立件される事はありませんでした。又、東京新宿のホテルで高価な時計を盗まれた時も通報した先の新宿署?の警官から、あんた法律をもう少し勉強した方がいいと言われました。私は時計を失くしたと言っているのではない、盗られたと言っているにも関わらず、民事だと決めつけられ、名前を聞いても答えず電話を切られました。他にもありますが、つまり個人的な経験から警察というものに全く信用を置いていない私ですが、この本を読んで私の認識はまだまだ甘いと思わされました。無念が晴らされていない被害者と遺族は一体どれくらいいるのか。
それでも、ジャーナリストと呼ばれる人々の中にも清水さんの様な人がおられるのは、僅かな救いです。
毎日起こる殺人事件。強盗事件。その他。まさに、殺人犯、犯罪者はそこにいる。つまりは非常に身近な存在として存在するのです。私の知る限り、彼らは普通の人間と変わりません。中には前述した僧侶の様に、地域の人達に頼られている人さえいるのです。
ただ、毎日の報道に接していていつも不快に思うのは、被害者と加害者が共に報道される時、双方未成年であった場合、加害者の人権だけが守られる事です。又、飛行機事故の時、亡くなられた方々の氏名を延々と一般公開するのは何故なのか理解に苦しみます。
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やっとわかった。
桶川ストーカー殺人事件。
結局、詩織さんを殺害したのは、2組の組織だったのだ。
そして、1組の主犯は死に、もう1組の主犯は罪も問われず「普通に」生きている。 -
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"南京事件はあったのか?なかったのか?77年前に起こった事実を調査し検証していくノンフィクション。著者の清水潔さんの本は「殺人犯はそこにいる」を読んでから、注目していた人物。この方が調査し検証してくださることで、信ぴょう性が格段に上がる。
調査報道ということは、どのような手順で調査し、裏付けをとり、事実認定を重ねていくのかを懇切丁寧に説明し実行していき、報道すること。とてつもない時間と労力が必要になる作業だ。
当時現場にいた人で、存命中の方を探し、その方々の証言や日記などの記録を調べる。残念ながら多く方は、お亡くなりになっている。日記に記載されている万年筆が、当時存在していたかも検証する。日記に記載されていた事柄についても公式に記録された別資料を当たり確認を重ねていく。
特集番組が放映されたとある。そちらはまだ未見なので、必ず見てみたい。
NNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」2015年10月4日放送
早速ググったら、動画がありました。" -
Posted by ブクログ
調査報道、あまり聞き覚えのない言葉かもしれない。
ドキュメンタリーだけが持つ真実の重み。
被害者や遺族、関係者の心の叫びが聞こえて来ます。
桶川ストーカー殺人事件、
冤罪・足利事件、
箱館ハイジャック事件、などなど
筆者が携わる事件は、非常に多岐にわたる。
様々な事件を通して、真実が浮かび上がる。
そこには、人間の本当の姿が、...
何が筆者をそこまで突き動かすのか?
やはり、そこには、悲しむに沈む人々を救いたい、という真摯な気持ちがあるのではないか。
最後の太平洋戦争の大本営発表の話。
伊達智恵子さんと穴澤利夫さんの話には、涙が止まりませんでした。
ぜひ一度読むべき本と思います。
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Posted by ブクログ
私はこれを読むまでは南京事件などなかったのだとか、一般人というのはすべて便衣兵だったのだ、30万人など当時の南京にいなかったのだからその数字は中国のでっち上げなのだという意見を信じたいという側の人間だった。それは現代の平和な日本に住み、優しくまじめな日本人を見ていてそんなことがあり得るのだろうかと考えていた。しかし、この本を読んで、兵士の日記や写真から人数の正確さは証明できないまでも日本兵が犯した殺戮は否定しようもない。人数は関係ないのだと思える。兵士の日記には切り取られて事実がわからない部分が何ページかあったそうだ。それだけでどれほどの恐ろしいことが行われていたのかが逆に想像できてしまう。これまで朝鮮への軍隊の出兵は日本人を保護するためと言われていたりするが、後々まで日本軍は兵を引くことをしなかった。朝鮮にも中国にも明らかな侵略だったと思える。私は戦国時代の日本を思い起こした。切腹と捕虜になるくらいなら自害するという考え方は日本人の独特のプライドの高さだと思った。もちろん戦争とはこういうもので日本だけがそうではないが、他国と同様日本人も相当なひどいことをしたという事実はしっかりと認めていく必要があり、決して消し去られるものではなく、また繰り返してはいけないと思った。被害者は忘れることは不可能だと思うけれど、それでも未来に向かって互いに手を携えていかなくてはいけないと思う。互いに自分たちの都合の良いように解釈するのはもうやめなくてはいけない。
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チェイス元ネタ?
Amazonプライムのドラマ チェイスを観ている流れでこの本が、元ネタらしいことを知り読んでみました。
一気に読破。
いまや絶対的なイメージのDNA鑑定も黎明期はかなり怪しい鑑定だったことをしり驚愕。
いや素晴らしいノンフィクション作品でした。 -
Posted by ブクログ
清水潔『「南京事件」を調査せよ』文春文庫。
『桶川ストーカー殺人事件ー遺言』『殺人犯はそこにいるー隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』と比べると少し歯切れの悪さを感じる。77年前に起きた南京事件を調査報道により紐解こうというのだから、それも致し方無しなのだろう。歯切れの悪さを感じた原因を考えると、終盤になり、南京事件の調査から報道に対する弾圧に論調が変化し、調査結果を明言していないことではなかろうか。
南京事件があったのは事実だろうが、様々な隠蔽工作や埋没した証拠により今となってはその規模や事件に至る背景は特定出来ない。それが南京事件を虐殺なのか大虐殺なのか明言出来ない理由なのだろう。
それでも、清水潔は南京事件と真摯に向き合い、過去の事実を示す証拠を探し出し、それらを1つずつ丹念に繋ぎ、事件の有無・真相・規模などを定義しながら明らかにしていく。その手法と過程には学ぶべき点が多い。
本書は清水潔が手掛けたテレビ番組『NNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』の取材をベースにまとめられているとのこと。 -
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清水潔『騙されてたまるか 調査報道の裏側』新潮新書。
調査報道の先駆けにして調査報道の第一人者である清水潔が描いた報道の裏側。あの文庫Xのネタ本『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』や『桶川ストーカー殺人事件 遺言』を描いた著者だけのことはあり、頁数は少ないながらも読み応えのある凄い内容だった。
発表報道の対極にある調査報道。調査報道に対する姿勢は受け身ではなく、自ら事件の現場や核心部に飛び込み、自らの力で真偽を見極める力が必要となる。清水潔はそんな調査報道の在り方や方向性を示すと共に社会をも大きく動かし続けてきた。信用出来ない警察や政府の発表、自らの犯行を隠すための犯人の嘘がマスコミの報道内容を歪め、デマがデマを産むという悪循環。この悪循環を断ち切るための方策は…清水潔が報道の在り方に対して果たした役割は大きい。 -
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原発メーカー東芝に天下っていた最高裁判事がいる。
裁判官の再任制度には一部の左翼弁護士も協力した。『法服の王国』はこれら左翼弁護士たちの影響を感じる。
検察は、検事総長すら決定権を持たない小僧と言われるくらい、OBの影響力が強い。
恵庭OL殺人事件の最新裁判に、元啓示裁判官の弁護士が入っているが、あまりのずさんな裁判に怒り、瀬木氏と同じ意見ではないがこんなことがまかり通れば彼と同じ意見だと書いたくらい。
昔は最高裁事務総局が裁判官協議会を開催して統制することもあったがあまりに露骨ということで、司法研修所による裁判官研修会によって統制する。
瀬木氏がアメリカに留学した際アメリカの学生から日本の憲法判例はstupidと言われた。
★全く園通りだと思う。
『絶望の裁判所』が出た直後、韓国最高裁は留学中の裁判官に至急10冊送るよう指示。 -
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是非読んでもらいたいです!
内容云々は沢山書いてる方がいるので省略しますが、中身ホントに興味引き付けられましてあっという間に読みきりました。高校卒業まで育った街での出来事だったので余計に思い入れと色々と考えさせられる内容でした。ということでまだ読んでない栃木県足利市やその周辺の方々は特に!他地域の方にもですが関係なくお薦めというか読むべきだと思います。
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Posted by ブクログ
「桶川ストーカー殺人事件」で桶川事件、「殺人犯はそこにいる」で足利事件について事件の真相を警察よりも早く暴いた衝撃的なルポを発表したジャーナリストが語る調査報道の極意。
著者の報道の原点はタイトルの通り「騙されてたまるか」。真相が闇に葬られたり、捻じ曲げられることに、報道人として我慢できない。こうした怒りの衝動を発する一方で、できるだけ証拠を集め、間違いない結論に達さなければ、怖くて公にできないという臆病さも持つ。彼にとっては警察からの発表も簡単に鵜呑みにしない。
真実を伝えなければならない調査報道に携わる者として、ピッタリの性格。それゆえに苦労して取材した結果もウラが取れなければ、容赦なくボツにしてしまう。
そうした著者の12の調査報道が収められた本書。短編ミステリー集のような味わいがある。 -
Posted by ブクログ
「10取材して1を書け」の1が書いてあるのだと思う。息つく暇もなく読み終わってしまう。「裏取り」の大切さ、身にしみる。コミュニケーションの分野で仕事をしていると、昔より今の方が、事実確認の大切さは増しているのではないかと感じる。一方、ジャーナリズムや刑事事件、弁護士などの仕事をしている人が「裏取り」という言葉を使うのはしょうがないと思うけれど、一般の、しかもコミュニケーションの仕事の経験のない、文書校正を始めたばかりの人が嬉々として「裏を取る」なんて言葉を使っているのを聞くと、「何様?」「あなたは刑事なんですか?」と聞きたくなってしまった経験から、そういう仕事の人には「裏取り」ではなくて、別の表現を使って欲しいと思う。でも事実確認、以外の良い言葉が浮かばないです。この差別感、個人的なものなのかな。黒木メイサに「はあ〜?!」と言ってほしいわ。