清水潔のレビュー一覧

  • 鉄路の果てに

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    前作を読み、この人はどういう人なのか知りたくて読みました。肩の荷が少しでも下りて(下りてないのかもしれませんが)ルーツを巡る旅の良い味出てました。僕もいつか、と思います。

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    2021年09月29日
  • 鉄路の果てに

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    ネタバレ

    面白かった、と軽く書くのは申し訳なくなる、重いお話。先に『ノモンハンの夏』を読んでたのは幸運だったかも。日本史の復習になるのも良い。
    やはり一度はシベリア鉄道に乗っておきたいとも思った。

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    2021年05月05日
  • 鉄路の果てに

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    ネタバレ

    家族史(父親の従軍史)―日露近代史(日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、第二次世界大戦、シベリア抑留)・シベリア鉄道史-自分史(鉄道趣味)。

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    2021年02月07日
  • 鉄路の果てに

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    第二次世界大戦中の日本軍とソ連軍の戦い、両国民のおかれた状況、またシベリア鉄道のことや道中に通る街並みや人柄など様々な情景を語った一冊。
    戦争後の日本軍におかれた立場や、日本軍がもたらした災いも含めて全て理解できる一冊ではなかろうか。

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    2020年10月17日
  • 騙されてたまるか―調査報道の裏側―

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    「殺人犯はそこにいる」で清水潔の取材力や、その姿勢に惚れたが、本著では、そのジャーナリズムの哲学を存分に味わう事ができる。但し、先の著書や「桶川ストーカー殺人事件」を読んだ人には、そのダイジェスト版的な要素から、重なるページも多いだろう。

    仕事の仕方として素直に尊敬するのだが、感情的な発言も時に気になる。最も引っかかっているのは、足利事件での、冤罪を晴らすことに興味はないという発言。まあ、言葉の綾というか、それ以上に、真犯人に興味がある事を強調するために言っているのだろうが、この発言は違うだろう。騙されてたまるかと、悪を暴く事ばかりがジャーナリズムではなく、真実を追求する事が真理ではないか

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    2019年04月06日
  • 「南京事件」を調査せよ

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    どうしても南京大虐殺は無かったとしたい戦後の人間であるが、この本ではまず第一史料に当たることの大切さと、それの検証を徹底していることに、取材、調査のあり方は評価すべきものがある。
    それはいかに自分が、考えているようでも、他者の説に乗っかっていることを指摘されているようでもあるからだろう。
    この本では、南京大虐殺があったか無かったかということを決めつけているものではない。
    真実を知ることはより困難なことで辛くもある。そしてただ願わくばどちらにしろ戦争で亡くなった人らが安らかに眠れるよう、自国他国ともに政治的に利用しないで欲しいものである。

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    2018年09月22日
  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―

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    裁判官とはいえ人間。過剰な期待を求めてはいけないし、完全性も求めてはいけない。
    しかし、この国の司法制度は正すべきところが多すぎる。

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    2017年10月29日
  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―

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    「絶望の裁判所」の著者、元裁判官の瀬木比呂志と、「殺人犯そこにいる」の著書でジャーナリストの清水潔の三日間にわたる対談をまとめた一冊。基本的には清水さんが質問者でそれに瀬木さんが答えるという形式。両者の著書を読んでいる読者にはそこまで目新しい内容ではないかもしれないが、お互いに突っ込んだり質問したりしながらの対談の内容をそのまま対話形式でまとめてあるので、内容はより分かりやすくなっていると思う。最高裁に統制された日本の裁判所は「権力の監視機関」ではなくて「権力の補完機関」になっていると言うのは、なかなか重い事実のようだ。記者クラブ制度によって政府権力の広報機関に成り下がっているマスコミもしかり

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    2017年07月21日
  • 騙されてたまるか―調査報道の裏側―

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    桶川ストーカー殺人事件で知られる清水さんの本。
    先日、「殺人犯はそこにいる」を読んだのでこちらも。
    「おわりに」にあるが若いジャーナリストの参考になればとの思いがあり、清水さんがたずさわった報道の中からいろんな事例が紹介されている。
    ラストの「大本営発表」の裏にあった一人の若者とその婚約者のエピソードには何もいえなくなる。

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    2016年04月11日