清水潔のレビュー一覧

  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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    (備忘)エグすぎるノンフィクション。タイトルが恐すぎる。警察や報道のあり方について考えさせられた。加害者側であれ被害者側であれこんな事件には絶対に巻き込まれたくないね。。

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    2026年05月09日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    報道や警察の在り方について変なトリックやウルトラCでもって鋭く抉る、というよりあくまでも愚直な方法で明かされた内容のため非常に生々しく、読んでいて、今まさに渦中にいるような錯覚を抱く。
    この事件はまだ完全に終わったわけではなく、第二・第三の事件が起こらないように社会が変わる非常に大きな契機となっていることは間違いない。
    世の中の事件の多くはおそらく、なんとなく有耶無耶にされた未解決な部分があるにもかかわらず解決されたことになっているんだろうと感じる。
    心に刺さる一冊です。

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    2026年04月29日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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    私はこの本を読んでいる途中で、自分自身に課し始めたことがありました。それは「著者の清水氏の取材には必ず穴がある、どこかに間違っている部分が必ずある、書かれた内容は絶対に真実だとは思わずに読む」ということ。清水氏側(被害者側、非権力者側)に感情移入せず、公的機関側(警察をはじめとする権力者側)に立って否定的にこの本を読むと決めました。


    だってそうでもしないと、この国に絶望するから...........


    圧巻でした。

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    2026年04月24日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    息子の部屋の本棚に並んでいる中から本書を見つけて手に取った。高校の時に学校の推薦書となっていたとの事。
    埼玉に住んでいたのでストーカー規制法のきっかけになったこの事件のことは知っていたが、詳しくは知らなかった。

    FOCUSという写真週刊誌の記者が、
    被害者の「遺言」をきっかけにこの事件にのめり込み、サイコパス的な犯人を最後まで追い詰めるまでにいたる執念。
    杜撰な埼玉県警上尾署を追い込む事になる報道の力。
    警察に操作されるマスコミの報道に対して、被害者家族が感じる憤り。
    様々な社会的メッセージが盛り込まれているノンフィクション小説の傑作です。

    事件からかなり時間は経っていますが、学ぶ事が多い本です。今更でも、是非皆さんに読んで欲しい。

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    2026年04月12日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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     ノンフィクションを読んでいると、「すごい謎があって色々調べたんですけど、結論わかりませんでした。」という終わり方のものにたくさん出会います。もちろんノンフィクションの性質上、綺麗に終わらせることが難しいことはわかっているんですが、モヤモヤした終わりにはなりがちです。
     そんな中この作品は、無期懲役囚の冤罪疑惑という激重で難解なテーマに切り込んで、真相まできっちり辿り着いています。この人の取材が大きな貢献をして、再審無罪という判決が出たんだと思います。
     そこで綺麗に終わらせずに、司法に喧嘩を売る形で本を締めたところに気骨を感じます。あるべきジャーナリズムを感じました。

    「小さな声に耳を傾ける」

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    2026年04月01日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    刑事事件の捜査のために集めた証拠を民事裁判に使う。
    これって、良いの?

    この他にも警察のデタラメが書いてあった。
    この事件から四半世紀経っても状況は全く変わっていない(川崎の事件然り)にもかかわらず、公安委員会の公選化などの改革をしない日本人の意識にも驚く。

    執行猶予が付いた元警官3人の実名を出さずイニシャル化してあったのは残念(357ページ)。

    (2026/01/21記)

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    2026年01月21日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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    実際の冤罪事件を追った記者によって書かれた一冊。普段は読まないジャンルなので読みきれるか不安だったけど、読んでみて本当に良かったし、多くの人に読んで貰いたいとも思った。
    ミステリーのようにハラハラ一気に読み進められる文体と展開ながら、ノンフィクションなので司法や報道や社会構造の問題点など、非常に考えさせられる。

    「足利事件」は1990年、栃木県足利市で当時4歳の女の子が行方不明になり、遺体で発見されたという痛ましい事件。警察は菅家利和さんという男性を逮捕して、DNA鑑定を根拠に有罪にし、無期懲役が確定した。しかし、その後の科学の進歩と再鑑定によって、DNA型が一致しないと判明し、2009年に再審・釈放。翌2010年、正式に無罪判決が出て、冤罪が明らかになった。

    この事件は、日本の刑事司法における以下のような問題点を浮き彫りにしたとされてる:
    ・初期のDNA鑑定の信頼性
    ・自白の強要
    ・捜査機関の「一度決めたら動かない」体質
    ・真犯人が今も分からないこと

    「捜査機関の面子を守りたがる体質」というのは特に印象的。無罪判決が出て冤罪と分かってからも、過去のDNA型鑑定の証拠が間違っていたことを認めたくない、警察の頑なな姿勢。それだけで真犯人が野放しにされているのは本当に遺憾なことだなと。
    警察や検察、あるいは一部の報道機関が「過ちを認めること=組織の敗北」って捉えてしまう構造は、まさに著者の清水潔さんが全編通して訴えておる「正義より体面」という異常な構図。未解決事件が放置され、被害者の家族も、冤罪で苦しんだ人も、加害者本人も全員が報われないまま時間だけが過ぎていく。
    そして恐ろしいのは、「これ、もしかしたら昔の事件だからということではなく根本的には今も変わってないのでは…?」と思わせられること。
    事件としての衝撃より、構造としての病のほうが深刻。

    一方で、著者のような記者がいて、このような本を出版できていることは一つの希望でもある。
    悪戯に事件を掻き混ぜて遺族を傷つける報道をするメディアとは違って、真摯に事件と向き合って根気強く真実を探ろうとするジャーナリストがいることは救いであり真のジャーナリズムと言える。

    とりあえず個人的には、メディアで何かの事件を見て誰かが逮捕された報道を知っても、逮捕=犯人っていう短絡的な見方に流されず、「この人が本当にやったのか?」「証拠は本当に確かなのか?」と、一歩引いて考える視点を持ちたい。その人が犯人と決まったわけではなく無罪の可能性もあるって忘れないようにしたいと思った。

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    2026年01月04日
  • 騙されてたまるか―調査報道の裏側―

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     著者は、『桶川ストーカー殺人事件遺言』や『殺人犯はそこにいる』を書かれた方です。本書では、「調査報道」とは何かを教えてくれます。今やオールドメディアと呼ばれるマスコミは、例えば警察でいえば、都合のよいことを伝える伝書鳩のようであると感じました。マスコミであれば、調査報道によって世に出ていない、隠されている真実を報道しほしいと思います。SNSにより、一般市民がマスコミによって騙されるようなことは少なくなってきているように感じますが、やはりテレビや新聞の影響は大きいので、真実を世に伝えてほしいと願います。

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    2025年11月29日
  • 「南京事件」を調査せよ

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    調査報道というのは本当に大事だし、事実をなかったことにする歴史修正主義というやつはタチが悪いなと。

    本の内容ではなく他の人の感想を見た感じだけど、一般的な感覚はこの本の内容を否定する感じはほぼなくてよかった。
    ソーシャルメディアだったらアホほどクソリプがつきそうだけど、ああいうのは一部の人だけなんだなと思えた。

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    2025年11月10日
  • 「南京事件」を調査せよ

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    「南京事件は捏造である」という捏造に、しごく丁寧に調査を重ね、これをちゃんと読めば、南京事件はなかったなどとは絶対に言えない水準に達している。これでもなお反論する人は、この本をちゃんと読んでないだけだと思われる。しかし著者の清水さんは、南京事件だけを書いているのではなく、自分の奥底にある「差別意識」まで掘り下げて書かれているので、ほんとうに信用に足る人物であり、著書であると思う。

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    2025年08月19日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    事件記者による、犯罪捜査を扱ったノンフィクションである。

    吐き気を催すような、集団による卑劣な犯罪行為と、それ以上に当時の警察の対応に驚愕する。

    一方で、事件記者の情熱やプライドには感心させられたと共に、人として本当に大切なもの、守らなければいけないものとは何か、深く考えさせられる作品であった。

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    2025年06月26日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    ストーカー規制法のきっかけとなった桶川ストーカー殺人事件の真実を暴いた、1人の週刊誌記者のノンフィクション作品。

    真実を暴いてくれてありがとう…と身内でもないのに感謝と敬意しかない。
    そして真犯人の死で終えたのは上尾署の大大大失態でしかない。

    事件自体は知ってたけど詳細を読んで改めて警察のずさんな対応に腹が立つ。市民を守るはずの警察と、真犯人に彼女は殺された
    その後の民事裁判も腸が煮えくりかえる。判事もまとめてクソだった。
    例の埼玉県警の映像も見たことあるけど終始ヘラヘラした会見で被害者と国民をバカにしてるとしか思えなかった。


    わたしは20年以ほど前、自分が一人暮らしを始めたばかりの頃
    部屋に誰かがいると勘違いして警察を呼んでしまったことがある
    その時の警察官は「何かあってからじゃ遅いんだから気にせずどんどん頼っていいから」と言ってくれたし
    わたしの帰宅時間にはしばらくパトロールすると約束してくれて1年間くらい本当にその時間にパトロールしてくれた。
    いい警察官もいるのに一部のクズ人間のせいで警察全体が悪く思われそうなのも大迷惑でしかなかっただろう。

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    2025年04月26日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    20年以上前に起きた事件ではあるが、決して忘れられてはならない悲惨な出来事だと思う。

    犯人が、何故そこまで執拗に詩織さんにまとわりつきストーカー行為や嫌がらせ行為に走ったのだろうと思った。
    本書でも触れているように、犯人は精神的に異常な部分があったようだ。そして、最後には犯人は自殺してしまった。何らかの周囲のサポート、精神的なケアがあったらこのような凄惨な事件は起こらなかったのだろうかと考えてしまった。
    しかしながら、犯人は相手が嫌がることはしてはいけなかったしあまりにも自分勝手で相手を想いやることができていないことに激しい憤りを覚えた。

    著者の清水氏は、自分の足で地道に取材されており、本書を通して取材の裏側を知ることができた。報道やパパラッチに対してあまり良いイメージを抱いていなかったが、清水氏のように、被害者や遺族の気持ちに寄り添った取材をされている方がいることを知って報道に対するイメージが少し変わった。テレビ等の報道番組をまた違った角度から見られそうだと感じた。

    警察の闇も深いことが分かり、これは残念な真実であると思う。あれから数十年が経過して多少は警察も変わったのだろうか?

    一部の警察や報道は、未だに被害者や困っている人に寄り添った報道や取材が残念ながらできていない部分があるのかもしれない。
    多くの人に本書を手に取ってもらって、真の報道、捜査のあり方を知ってもらうことは意味があることではないかと思った。

    警察に頼ったにも関わらず、真摯に対応してくれなかった被害者や遺族は無念であったと思う。警察がしっかり捜査、対応していたら、このような凄惨な事件は起こらなかったと思う。警察はしっかり反省して、市民に寄り添った業務を全うして欲しいと思った。
    最後に、被害に遭われた狩野詩織さんのご冥福を心よりお祈りします。

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    2025年03月15日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    以前この著者の「殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―」を読んでから、凄まじい取材への熱量と執念を持った記者がいる!と度肝を抜かれた。桶川ストーカー殺人事件は当時ニュースで幾度となくTVで報道されていたし、この事件によりストーカー法が成立したことも知っていた。
    元週刊誌記者の著者が真相を究明し週刊誌で報じなければ、実行犯やそのグループにまでたどり着けず真相は闇に葬られる可能性もあったのではないか。
    過去の事件が風化されることなく、当時事件を知らない生まれていなかった人達にも読んで欲しいと思う。

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    2024年10月28日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    報道陣にはあまり良い印象を持っていませんが、この人の情熱は凄いなと思いました。犯人家族から怒鳴られて言い返す場面の言葉遣いなどはやっぱり報道陣だなと思いましたが、それ以外はいい人そうな感じです。それにしても警察のお役所仕事的な、事なかれ主義的な、所詮は他人事という姿勢には呆れますね。そのくせプライドばかり高いという。

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    2024年06月30日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    昔からのこの事件を知ってはいたが、それ以上の情報が沢山あり、終始驚かされる。
    警察のずさんな、いやそんな可愛い言い方で終わるようなものではない、犯罪級の行動によって詩織さんが亡くなったと思うと、本当に悲しい事件だと思う。日本の法改正までを起こしたこの事件の真相を知って欲しい。どうか手に取って読んで頂きたいです。

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    2024年05月29日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    桶川の21歳の女子大生が殺された。彼女は埼玉県警上尾署にストーカー被害を訴えていたのにも関わらず、警察は対応しなかった。さらに警察の無能ぶり、非道ぶりが明らかにされる。久々に心底腹が立った。そして、文庫本あとがきで筆者の不幸を知らされ、絶句。

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    2024年04月22日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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    真犯人

    昔の警察官の捜査の杜撰さに驚きます。
    また、パチンコ店に子供を連れて行くというのも現在の感覚からしてみると驚きです。
    自分で一から捜査して真犯人を突き止めた清水さんは良い意味で執着心がすごいと思いました。

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年03月10日
  • 桶川ストーカー殺人事件―遺言―

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    読み応えバツグン。
    登場人物が思ったより多く、後々色々な事実が判明する複雑な事件であるものの、とても分かりやすく書かれていてどんどん読み進めてしまう。
    後半につれて判明する警察がらみの事実、これ他人事ちゃうぞと怖くなる。日本の事なかれ主義の悪い面が最悪の形で出た事件。

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    2024年02月17日
  • 鉄路の果てに

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    非常に読みやすく、勉強になった。令和版深夜特急といった感じ。鉄道と戦争の関係が非常によくわかった。満州やシベリア鉄道、ぜひ行って、乗ってみたい。

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    2024年01月24日