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怒りに震える
hasami 2013年11月19日
犯人はもちろん、警察の対応・体質にも凄く腹が立ち、ぶつけどころの無い怒りに悲しくなります。かと言って自分がどうこうできる問題でも無く・・・
沢山の方がこの本を読んで、少しでもこの卑劣な犯罪が減り、困った時にどう対応するかを心に刻んで欲しい。
あとがきの最後の最後で号泣。同じ娘を持つ身として。
Posted by ブクログ 2022年06月24日
事件名は知っていたけど詳細は知らなかった事件
読んでてものすごく歯がゆくなる
警察の責任逃れが酷すぎて胸糞悪い
実行犯をつき止め警察の不祥事を暴いた清水潔氏には感服する
Posted by ブクログ 2022年02月02日
「記者の教科書」と絶賛された本。桶川事件はストーカー規制法の成立の契機となった事件としても、警察の腐敗した体質が散見される事件としても有名な事件である。
著者の地道に取材を行う姿に感銘を受けた。特にこの事件の場合、首謀者の存在から関係者も口を開きがたい。懸命に足を運び、関係者に取材をする根を這...続きを読むうような仕事振りは、記者以外の仕事をする立場からしても尊敬に値する。法律が正義、法律に従って動く警察が正義ではない。何が正義が考え、闇を振り払おうとする姿勢が素晴らしいと思った。
それと同時に、世間の流れを作ることも大切だと感じた。いくら自分が事実を認識していたとしても、皆の目に触れ共感を得て初めて問題提起となる。そうした点についても考えられていて、興味深かった。
警察サイドも、虐待やDV、ストーカーなどプライベート性の高いが事件に発展しかねない事象について、難しいけれども向き合う姿勢は取ってもらいたい。この様な悲しい事件が起こらないこと、警察の罪の隠蔽が発生しないことを願うばかりである。
Posted by ブクログ 2021年12月30日
一気読み。
ページをめくる手が止まらず、黙々と読んでしまった。実際に起こった事件だったという事もあり、警察への怒りと、無念の気持ちでいっぱいになる。
警察の会見でヘラヘラ笑っていた画像も確認したが、こいつら本当に警察の前に人間か?と、疑いたくなるほどだった。ストーカー被害をこれほどに軽率に扱う国は日...続きを読む本だけではないのか?と、思ってしまうほど。全ての警察がこうとは思わないが、犯人はもちろんのことこれほどに警察に怒りを覚えた事件は初めてかもしれない。この本を読み終えたら是非警察の会見画像を見てもらいたい。
Posted by ブクログ 2021年12月13日
北関東の本を読んだ際にこの本を知り即購入。
こんなに短くまとめてあるけど、どれだけの苦労があったのか。
詩織さんが普通の女の子だったからこそ、きっとどうしようもなく辛かっただろうと思う。
風俗とか水商売とかしてれば小松みたいな変な人に少しは免疫があっただろうし。
日本の警察は他の国と比べるととても信...続きを読む頼できると思うけど、こういう人達もいるのかと思うと悲しい。
Posted by ブクログ 2021年11月25日
序盤の”記者の日常”的な所や同じことを繰り返し言うところは気になりつつ、圧倒的な取材力とリアルとで一気読みです。
面白いといっていいのかわからないけど、ジャーナリストってすごいな、と思います。
ジャーナリズムのあるべき姿
にじ 2021年11月11日
清水氏の努力に胸打たれました。週刊誌アンチの自分が読んでいて週刊誌の記者を応援してしまった。
Posted by ブクログ 2021年09月15日
事件現場は行ったことがあった場所だったし、被害者 詩織さんとは年も近かったので、当時、感じた衝撃は覚えている。その後、警察のずさんな対応などが報じられたのも覚えていたが、ここまでだったとは、この本を読んで初めて知った。
事件当時は詩織さんの年齢に近かったわけだが、20年以上がたち、今の私の年齢は当時...続きを読むの詩織さんのご両親に近くなっている。自分も子どもを持つようになり、ご両親のお気持ちを考えると本当に無念だったと思う。
Posted by ブクログ 2021年08月09日
・とても興味深い話で、どんどん読み進める事が出来ました。恥ずかしながら、この事件の頃は遊んでばかりで(スキューバのライセンスを取ったので沖縄によく行ってました。犯人が居たのかと思うとゾッとしました)、この本を見付けたお陰で知る事が出来ました。
・この本を手に取ったきっかけは、今年2021年、大阪天...続きを読む満のカラオケパブで起こった殺人事件でした。
・警察って、いつも誰か死んでから動き出すのは何故なんでしょう?相談する場所が違うのなら、しっかりそれを伝えて、相談する場所を教えるまでが仕事なのでは?「それは私達の業務じゃない」って言うだけの人が多い気がします。
・天満の事件も、今回起こった小田急線の事件も、犯人が見付かったってだけで『警察よくやった!』って思います。その後の犯人の言い訳とか、過去どういう人だったかとかは興味無いですけど、しっかり罪を償って欲しいですね。罪を償う前に自害(他殺?)する時間を与えるとか、ありえない。
・仕事をせずに、給料だけはしっかり貰ってるってだけでも腹立たしいのに、「助けて」と訴えながら自身でちゃんと証拠等を揃えている女の子への態度が横柄過ぎて、ゴミ以下の警察達。
・とても簡単な痴漢の被害に遭った時でさえ、警察なんて頼りになりません。「どんな感じでやられたの?」と言う警察に、友達に痴漢役をしてもらって説明すると、ニヤニヤ笑いながら「なるほどね〜、そんな感じか〜」と言うだけ。精子をかけられたスカートを持って行っても、「たくさんの人から精子提供してもらうのは大変」と言われる。これが1999年頃なので、この時期の警察は最低レベルだったのでしょうか。
Posted by ブクログ 2021年08月03日
気になってたけれど、自身もストーカーにあった体験があったので、詳しく知ることを避けていた事件、その理不尽さと残忍さ…。
でも、遅ればせながら、読んでみた。
そして、この清水潔という記者に驚いた。
執念、というと、、なりふり構わずな執着を連想させるけれど、この記者には心がある。被害者に何があったのか、...続きを読む、誰がその時どんな気持ちだったのか、どこまでも寄り添い続けて真実にたどり着く姿に、表紙のカバーにあった「記者の教科書」という言葉がとてもピッタリだと思った。「報道」は、国民を揺さぶる力がある。
だからこそ、、真実を伝えて欲しい。切にそう思う。
逆流のような警察の無能さや真実への道の撹乱の中、ようも真実にたどり着き、遺族に寄り添ってくれた、と思う。久しぶりに揺さぶられた実録ものだった。
著者の他の作品も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ 2021年07月06日
「新聞記者」の著者である望月衣塑子さんが、その著書の中で尊敬する同業者として名前を挙げておられました。私ははじめに「殺人犯はそこにいる」を読みましたが、犯人を野放しにはしないという信念に基づいて執念の取材をしていて、彼の人間性があふれ出ているノンフィクションにすごく感動しました。
それで他のも読んで...続きを読むみたいと思いこの本も手に取った次第です。
桶川ストーカー殺人事件については、正直、事件そのものの印象はそこまで強くないのですが、警察の不祥事が暴かれたということと、この事件がきっかけでストーカー規制法という法律が整備されたことは記憶に残っています。記憶に残る世の中の変化の背景に、こういう情熱あふれる記者の存在があるんだなーと、認識しました。
Posted by ブクログ 2021年06月25日
まるで小説のような話。
筆者のジャーナリストとしての情熱、葛藤、苦労が熱い!!
彼のようなジャーナリストが増えればいいのに。
Posted by ブクログ 2021年04月17日
【社会の中で(?)が生まれたときに読んで欲しい一冊】
当時の警察の会見をネット動画で見ることができるが、、、これに嫌気が差す人でいた。こんな吐き気がする会見を許せるわけがないし、おかしいと思える社会をつくっていかなければならないと強く感じる。つくるのは自分たち・・・
Posted by ブクログ 2021年03月07日
こんなドラマみたいな経緯でこの事件が報じられていたとは知らなかった。
事件報道に興味がない私がヘッドラインだけを見てイメージしていたものと全然違っていた。
特に、埼玉県警が、事件捜査のために押収した被害者の遺品を、遺族からの国家賠償請求訴訟の反論材料にしたというのにはビックリした。いまの行政法の教科...続きを読む書はこの案件をどう説明しているのだろう?
Posted by ブクログ 2021年02月14日
この事件を忘れてはならない。
当時、週刊誌やテレビなどで大々的に報道されていた記憶が一気に甦ってきた。
事件がきっかけで色んな法律が作られてきた。その裏で悲しい事件が起きてしまう。それを忘れてはならない。
清水さんの執念がひしひしと伝わってきた一冊だった。
Posted by ブクログ 2021年02月06日
当時、この事件は住んでいた場所と近く、そして被害者の方とも歳が変わらず、共通の知人がいたことから、リアルすぎて避けて来ましたが、20年以上たった今読んでみて、とても衝撃を受け、真実が詳細に書かれている貴重な本でした。
実際にジャーナリストさんが事件を追っていく様が、とてもリアルでページをめくる手が...続きを読む止まらなかった。
そして、悔しく、憤り、不信感、同じ年代の女の子がこんな目にあったなんて。
それはあなたの娘かもしれないという描写に、それは私だったかもしれないし、友達だったかもしれない。
この本は多くの人に読んでもらいたいと思いました。
Posted by ブクログ 2021年08月27日
緊迫の文章。
「事件解決」と「スクープ」の狭間で揺れる報道者としてのあまりにリアルな葛藤に息を呑む。
犯人達の到底理解し難い行動も吐き気を催すが、警察の不始末と改竄・隠蔽工作、杜撰な捜査にも目を疑いたくなる。
そして第八章、事件は急転する。
非常に悪い後味。
メディア・マスコミ報道の在り...続きを読む方も見逃せない。「興味をそそれればそれでいい」(p411)という姿勢は確かに問題だが、この辺はSNS隆盛のいま、簡単に撮影・公開が容易になったことでその辺の素人のリテラシーにも通じる事では。
色々と考えさせられる一冊。
20刷
2021.1.19
Posted by ブクログ 2021年01月14日
この事件を機にストーカー行為規制法が成立したのは知っていたのですが、こんなにも胸糞で複雑だったとは……。実際に清水さんらが撮影した写真が載っているのには痺れました。多くの方に知ってもらいたいです。
Posted by ブクログ 2020年10月24日
読み進めていけばいくほど、文章にはまり込むと同時に、怒りと憤りの感情が抑えきれなくなりました。あてにならない警察の対応に、苛立ちと不安を持った中での生活は、苦痛の日々であったことでしょう。現場近くで実況中継をしてた男性アナウンサーの事を今でもはっきりと憶えています。風化させてはいけない事件だと改めて...続きを読む思い知らされました。
Posted by ブクログ 2020年09月09日
これほどまで怒りに耐えながら本を読んだのは初めです。
警察のやる気の無さ、態度の悪さ、正直呆れました。警察がこんな態度であれば、警察でいる意味がないです。
Posted by ブクログ 2020年08月11日
大学のゼミ活動の参考文献としてたまたま読んだ本でしたが、想像以上に遥かに良かった。ストーカー規制法のきっかけや、清水潔さんの存在を知ることができた。解決後の事件を追ったドキュメンタリーかと思ったら、実際にリアルタイムで事件に密着したうえに事件解決のきっかけにまでなっていたのだからとても驚いた。
Posted by ブクログ 2020年06月24日
いろいろな意味で衝撃の一冊だった。元写真雑誌記者、清水潔氏のノンフィクションを読むのは、「殺人犯はそこにいる」に次いで2冊目。最初から有無を言わさず引き込まれる。著者の文章、構成はものすごい。
1999年に桶川駅前で女子大生が刺殺された。彼女はストーカー被害にあっており、警察に何度も相談していたが相...続きを読む手にされず、無念にも殺されてしまった。事件記者の著者は並々ならぬ正義感で独自に調査を行い、週刊誌に発表し、犯人逮捕につなげる。一方、被害者を無視しつづけた上尾署および埼玉県警を追及していく。この事件がのちにストーカー防止法の成立のきっかけになったとされる。
ごく普通の女子大生で被害者の詩織さんは犯人からの度重なる嫌がらせにゆくゆくは殺されることを予感して、家族や友人あてに遺言を書いていた。警察に見放された彼女の恐怖や絶望感はどれほどのものか。事件に至る経緯を読むだけで、胸がえぐられる。また、警察が取材を許すマスコミはどうしても警察寄りの報道になってしまう。埼玉県警は、詩織さんと両親が告訴をしたときになんと取り下げるよう説得した。理由は、調査するのが面倒くさいから。それを放置して事件が起こってしまうのだが、それからも捜査をしている気配はない。証拠を都合のいいところだけ使用して被害者に非があったかのように報道させ、調書を改ざんし、読んでいて腹が立って仕方がなかった。週刊誌が休刊になってしまった著者はテレビ局に転職する。そこでいよいよ埼玉県警の不祥事を放送し、糾弾していく。書類を改ざんした刑事たちは懲戒免職となったが、これで事件は終わりなのか。
あとがきまで読むと、著者の身に起こった悲劇にまたも胸を刺される痛みに襲われる。彼の仕事が被害者への何よりの弔いであろう。ご冥福を祈りたい。
Posted by ブクログ 2020年01月29日
一度まともなノンフィクションを読んでみたいと思い、年末年始図書として真っ先に本書を購入。
正直、事件発生当初は「気の毒な事件だな」くらいにしか思っていなかったが、娘を授かった今となって改めて事件の真相を知りたくなったという理由もある。
この事件から15年以上も経ったのかと、時の早さを思い知らされる年...続きを読む越しとなった。
本書が世に出てから、記者クラブにも属することができない(著者本人曰く)三流週刊誌の記者である筆者が実行犯を特定し、同時に警察の不祥事とも言える極めて杜撰な捜査と、その後の自己保身の極みとも言える腐敗した組織像を暴いたことが広く知られることとなった。
被害者の猪野詩織さんのストーカーであった本事件の真犯人は北海道の屈斜路湖で自殺してしまい、結果的には真相は闇の中となってしまったが、事件そのものや事件関係者に対する警察やマスコミの浅薄な関わり方が、筆者の訴えかける悲痛な想いや憤慨と共に胸に刻み込まれてくる。
特に、事件後に遺族が起こした国家賠償請求訴訟に対する警察の掌を返すような対応は単なる保身以外の何物でもなく、これが市民を守るための組織が行うことかと、改めて驚嘆せざるを得なかった。
ここまで著者である清水氏を突き動かしたものは何だったのだろうか。
単なる仕事とは思えないほどの取材への熱の入れようと、遺族や被害者関係者への感情移入とも言える思い入れ。
著者本人も本書の中で、自分は一記者というより、事件の当事者のようであったと述べている。
あくまで想像の域を出ないが、これは筆者にも娘がいたからだったのではあるまいか。
自分にも娘がいるため、我が子が同じ目に遭ったらということを考えると、仕事を超越した使命感のようなものが著者を突き動かしたのではないかと思えてならない。
そして何よりもいたたまれないのが、事件後に著者の娘も突然の事故により亡くなっているということだ。
これは文庫版あとがきに書かれていたのだが、さすがに言葉が出ない。
桶川ストーカー事件をきっかけに、マスコミも手伝って世論を動かしたことで俗に言う「ストーカー規制法」が事件後約1年でスピード施行した。
しかしながら、21世紀になった今日でもこの手の凶悪なストーカー事件は後を絶たない。
法や国・自治体・警察だけに頼るのではなく、このような事件は誰にでも起こり得ることだと認識しつつ、自衛の精神も培っていかなければならないと、改めて強く認識した次第である。
全ての人にとは言わないが、少なくとも娘を持つ親には是非読んで欲しい一冊である。
Posted by ブクログ 2019年12月31日
「桶川ストーカー殺人~遺言~」清水潔。初出は2000年のようです。新潮文庫。
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2019年3月に、「殺人犯はそこにいる」を読んで、あまりに面白くて確かそのまますぐに「桶川ストーカー殺人」を買って、読み始めて、怒濤に読み終えちゃったはずです。
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1999年に、埼玉県の桶川で若い女性が殺害さ...続きを読むれたんですが、これが実はストーカーと化していた交際相手の男性の指示によるものだった。
この事件の真相を、警察より先に暴いてしまったのが、当時写真週刊誌のジャーナリストだった清水潔さん。埼玉県警が、「自分たちの初動のミスをもみ消すように動いていた」ということもセットで暴かれて、大騒ぎになりました。と、いう実際の事件の渦中にいた清水さんによる、ノンフィクション本です。
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僕もある時点までそうでしたが、詳しく知らない人からすれば、「どうして写真週刊誌の人がそんなことできるの?ウソでしょ?」という話なんですが、これがどうやらホントなんです。この本にせよ、「真犯人はそこにいる」にせよ、ほんとにぞっとするくらい警察不信に陥る名作です。まあ、全否定全不信しても仕方ないのですが、ともあれこれは、実話。実話の強さですね。
そして、「殺人犯はそこにいる」と同じく、とにかく本としてオモシロイ。
本として見つめると、「殺人犯」「南京大虐殺」に比べると、やはり文章や語り口は「若い」という気はしますが、それも含めて、とにかくナマナマしくて、スピード感たっぷり。このテンポの良さは、清水さんなのか編集者なのか分かりませんが、脱帽です。
Posted by ブクログ 2019年12月02日
『遺言 桶川ストーカー殺人事件の深層』の文庫版。
埼玉県さいたま市浦和区の須原屋で2018年8月にポップ広告でプッシュされていた。埼玉県警の不祥事であり、埼玉県民ならば読むべしと。読んでいて埼玉県警の傲慢さや責任逃れ体質に腹が立って仕方がない書籍である。精神衛生上良くないが、埼玉県民は知る必要がある...続きを読む。
やっとわかった。
ぶんちゃ 2019年02月05日
桶川ストーカー殺人事件。
結局、詩織さんを殺害したのは、2組の組織だったのだ。
そして、1組の主犯は死に、もう1組の主犯は罪も問われず「普通に」生きている。
Posted by ブクログ 2021年08月05日
事件当時、ワイドショーを賑わせていたのは覚えてる。マスコミにより作り上げられた被害者の
人物像。多分私自身も洗脳されていた気がする。
実際にはそうでなかったんだ…。
こんな遅くに知ることになって申し訳ない。
被害者のご冥福をお祈りいたします。
Posted by ブクログ 2021年02月27日
女子大生で、ミニスカートで、ブランド物を持っていて、水商売の気配があるから殺害されちゃうような子なんでしょう?とミスリードを誘ってくる警察に驚き。まさかの結論ありきの捜査をされるなんて思いもしませんでした。
Posted by ブクログ 2020年12月27日
写真週刊誌「FOCUS」の記者である作者によって、この事件は解決された。
警察は度重なるストーカー被害の訴えに対応していなかった事をごまかすために、「被害者は風俗店で働いていた派手な女で、ヤクザの店長に殺された」との誇張された情報をマスコミに流していた。
警察って保身のためならなんでもやる組織な...続きを読むんだな、とあきれた。あまり頭から信用しないようがよさそうだ。
犯人側の事があまり書かれていなかったので、そこはもっと知りたかった。どんな家庭環境で育った兄弟があんな事件を起こすのか。被害者への異常な執着や、弟のために殺人を指示する兄など、不可解な部分が多い。
とにかく面白い本で、多くの教訓を得られる素晴らしい本だと思います。
Posted by ブクログ 2020年12月23日
ものすごくおもしろい。
特に補章「遺品」こそ本編だと思った。
けど、読み物として、こっちが知らない情報がたまに出てきて困る。
「小松の顔は写真で見たことがあった」え?いつ?
「ストーカー行為に一層の拍車がかかるように手引きしていた女友達」は?そんな話初耳だけど??
実録モノなのでフェイクを入れな...続きを読むきゃならないのはわかるが、ちょっとストレス。
Posted by ブクログ 2020年11月21日
この事件はとても印象に残っている。警察が助けを求めている人の力に、全くなってくれないという事実に怒りを感じる。この当時は警察よりもマスコミの方が力になり助けてくれる、という印象だった。被害者が救われなかった理由の一つとして、「上尾警察の管轄内に住んでいた」というのが悲し過ぎる。
Posted by ブクログ 2020年05月16日
ストーカー規制法のきっかけになった事件。ニュースで報道された程度の情報しか知らなかったが、警察の怠慢も浮き彫りになり取り巻く犯人達の卑劣な思考と行動に背筋が寒くなった。真犯人の結末はフィクションか?と錯覚する感覚を覚えた。
Posted by ブクログ 2020年11月01日
すごい。ナマの声を聞いて、追ってくうちにたどり着いた真実。
ホント。こんなことってあるんだ。きっといくつものこんな事件が、今のいままで闇に眠ってきるんじゃないか、、、と、思わされるような内容の数々でした。
偽造の免許やパスポートが20万程度で作れるっていう話とか。
思った以上にびっくり!!そん...続きを読むなに安いの!?もう身分証として信頼されてるこの証書がそんな格安なら、何されてももうビックリしないよね。、ホント。
警察の対応にも、、、、驚くばかり。
全て真実。全てがこの著者が見聞きしたもの。と思うと、、、自分の娘や、友人がこんな目に遭ったら一体どうしたらその地獄から抜け出せるのか、殺されるまで何もできないのか、、、と。考えさせられます。