あらすじ
ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さんの殺人事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の真相、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!
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Posted by ブクログ
古い本だが桶川事件そのものの異常性が詳細に拾われている。一方で被害者にはこれといった落ち度もなく、だれもがストーキング被害に合う可能性があることを知らしめた事件だった。それだけでも重いテーマであるがさらにそれに警察の怠慢捜査というおまけがつく。
著者記者クラブに入っていないFOCUS誌の記者というハンディキャップのある立場をはねのけ、地道な取材の積み重ねにより、警察より早く犯人にたどりついた。
事実は小説より…というが…
この本を読んだあと、おさらいでウィキペディアを読むと事件の本質がよく理解できる。
Posted by ブクログ
事件名は知っていたけど詳細は知らなかった事件
読んでてものすごく歯がゆくなる
警察の責任逃れが酷すぎて胸糞悪い
実行犯をつき止め警察の不祥事を暴いた清水潔氏には感服する
Posted by ブクログ
ひどい。本当に。最後の砦と思ってる警察がそんな対応。何を信じればいい??誰に頼ればいい?ストーカーの規制がないから何も出来ないじゃ済まされない。いきどおりを感じる。