【感想・ネタバレ】桶川ストーカー殺人事件―遺言―のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月11日

2017/11/23 アシーネダイエー甲南店にて購入。
2019/2/1〜2/8

読後感がこれほど胸糞悪い本も珍しい。全ての元凶である小松和人に対しては言うまでもないが、上尾署の対応たるや言葉も出ない。権力を持つ側が暴走すると誰にも止められない。謙虚であって欲しい。
詩織さんのご冥福を祈るばかりで...続きを読むある。

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Posted by ブクログ 2019年02月13日

 桶川駅、上尾署…、私にはいくらか土地勘がある。埼玉県の書店で「間もなく絶版。埼玉県民必読」というのを見かけて購入した。あまりに理不尽な事件と警察署の対応として実に悪名高い事件だ。にもかかわらず、私の身近な埼玉県民に次のようなことを言う者がいた。「殺されたのはかわいそうだけど被害者にも落ち度があった...続きを読むんだろ」未だにだ。しかも彼だけではない。この間違った情報が一部定着した責任は「一流」マスコミと埼玉県警にある。
 ご自身でも述べておられるが事件ノンフィクションなのに「私」という一人称を使用されているのが特徴的だった。想いが前面に出ているからそれに乗ってすいすいと読んでいける。「なぜ」というやり切れなさや怒りが乗り移るようだった。島田さん、陽子さんから受け取ったバトン(「想い」)を原動力に取材されているから、一人称がぴったりだった。それでいてきっとこの人の書いていることは信用できるという説得力がある。これを読んだ後に、誰も上尾署の肩は持たないだろう。

衝撃的だった部分の引用を三つ。

『「詩織は小松と警察に殺されたんです」』(何度も登場。まえがきを除くと最初に出てくるのはP53)

『あの日、詩織さん達がここに相談に来て、絶望したのがよく理解できた。ここはまったくダメだ。「人間」がいないのだ。詩織さんは二つの不幸に遭遇した。一つは小松に出会ったこと。もう一つは上尾署の管内に住んだことだ。』(P201)

『県警はどうしても小松和人を逮捕したくなかった。
 捜査本部は、ろくに捜査もせずに事件発生から二ヵ月を消費した。その間、たかが三人から成るチームが、多くの人の助けと、これまた多くの幸運に支えられたとはいえ実行犯を割り出し、撮影に成功しているというのに。我々はどこで捜査員に出会ったろう。
 その頃彼らは本来の像とは違う詩織さんのイメージ形成に躍起になっていた。仕事がしたくないからという到底信じがたい理由で改竄された告訴調書も徹底的に隠蔽した。』(P343)

 最後に読みから外れた感想をまとめる。上梓後に清水氏のお嬢さんが亡くなっていたなんて絶句した。ショックだった。それにしても度し難い埼玉県警だが、こういう保守的な一面、日本で人が集まれば、いろいろな組織にこびりついているのかもしれない。直接、間接を問わず加害者にも被害者にもならぬよう緊張感を持って生きていきたい。

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Posted by ブクログ 2018年10月02日

週刊誌って、嘘ばっかりでしょ・・・という固定概念が見事に瓦解されました。
清水さんには、本当にお疲れ様でした、と言いたくなります。
そして、警察って市民を助けてくれるんでしょ・・・という固定概念も崩れさりました。
もし警察と関わることがこの先あるならば、注意しなければなりません。信じてまかせっきりし...続きを読むたら大変なめに遭う。

とにかく、固定観念がひっくりがえった衝撃的な内容でした。恐るべし。。

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