亜樹直のレビュー一覧
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購入済み
面白いですよー
ワインの勉強にもすごくなります。
今回もよく見た目のにたエチケットボトルをこうも探せるな~って思ったりしています。
でも日本の固有種と言えば、山葡萄なんかもヨーロッパにはないと思うので、次の巻辺り出るのかな? -
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祝・3000冊。
3000冊めは、『神の雫』、第24巻。
偉大なワイン評論家・神咲 豊多香の息子にして、未知の可能性を秘める神咲 雫((かんざき しずく)。
対するは、豊多香氏の弟子にして、孤高の天才・遠峰 一青(とおみね いっせい)。
天才と秀才、最高のワインを巡る2人の『使徒』対決はどうなる?
心臓と肝臓が試されるメドック・マラソン?
42.195kmを走りながら、各シャトーのワインを堪能するマラソン。それも、仮装しながら...
天才・遠峰との厳しい闘いに、敗北を感じ、はるばるメドックにやってきた雫。
果たして、彼の地・メドックにて、父の本当の想いを知る事が出来るのか? -
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借りたもの。
『第一の使徒』探求は、遺言に書かれた行と同じヴィジョンの絵に始まり、その絵を描いた記憶喪失の女性の探求の物語へとわき道に逸れる。
それはマルセル・プルースト『失われた時を求めて』のように、ワインの香りと味が記憶を想起させる。
ブドウの樹が根差した大地によって育まれよいワインになるのと同じように、見失われた記憶という自身のベースを大地と見立て、過去を肯定し再出発を促すという、カウンセリングの描写が興味深い。
依存ではなく自立して支えあう関係に、過去に囚われるのではなく今を大切にし、未来へ向かって――
そこには大人の多様な「愛」の描写があった。ドロドロの愛憎劇など、悪酔いする安っぽ -
Posted by ブクログ
借りたもの。
フランス対イタリアワイン対決に至るための、ワインの本質――それはワイン単体ではなく食事との相性”マリアージュ”にあることを説く巻。
どんなに美味しい料理とワインがあっても、お互いの良さを引き立てる――合ったものでないと”マリアージュ”は成立しない。
神崎とみやびちゃん、そして遠峰の解説がそれを丁寧に説明。わかりやすい。
小さなフランス料理店の父娘の頑張りも含めて、”マリアージュ”の完成を楽しめる。
“目覚めよ酒神(バッカス)――”からの次頁で、バリのガムランの風景、異国趣味に転じる、コマ割りの演出に感嘆。
イタリアの万人受けする庶民的な味わいとパワフルさ、フランスの四季折々 -
Posted by ブクログ
借りたもの。
前巻の続き、”神様”の代わりが”神様の悪戯”という、粋な謎かけから始まる。
ワインのエピソードと人生が準えられ、年月をかけて熟成された情愛という形にもなっていた。
遠峰との対決では彼に軍配が上がったが、一般的に伝わるワインの蘊蓄とイメージよりも、そこに己の人生を見出す方に価値がある――
遺言というものが、故人の人生観、さらには遺族への思いであるなら、もう既に神咲雫に軍配が上がっているようなものなのでは……
神咲雫がそれを理解するため、研ぎ澄ますために遣わされた洗礼者ヨハネが遠峰、という事かも知れない。
フランスワイン対イタリアワイン対決とは興味深い。
そして今のところ憎まれ -
Posted by ブクログ
借りたもの。
日本でのフランスワインの知名度を、より上げた漫画をようやく読み始める。
デキャンタを取り上げる導入から、初心者でもワインの奥深さを伝える凄い描写だと思う。
オキモト・シュウ氏による美麗な漫画、音楽のイメージ、引用される名画の数々は、ワインの味や香りが、嗜む人に与える想起――教養や歴史的背景を読み手に伝える。
文章量の多さにも感嘆……
ソムリエになるため勉強しているみやびちゃんがいるおかげで、トレーニングツールがあることを知ったり…
香りの描写、匂いに関する表現がとても豊か。繊細な分類を的確に表現する能力に重点が置かれているようにも思う。
著名なワイン評論家であり父親・神咲豊多香