日下公人のレビュー一覧

  • 日本発の世界常識革命を世界で最も平和で清らかな国

    Posted by ブクログ

    WILLという雑誌に連載されたコラムをまとめた本。
    だからかどうか、著者独特の構想や考えが少なく、一冊を通したメッセージにはなっておらず、気楽に読み流す本だった。
    ただ、日本はもっと自分勝手に意見を述べてもいい、という考え方は貫かれており、自分もそう思う。日本にある実力、外国からも認められている実力を当の本人が過小評価しているのが現状なのは残念。全体のバランスを見る力に長けている日本は、それを正しく自覚した上で自国のより良いポジショニングのための戦略を実践していってもいいのではないだろうか?

    0
    2024年03月13日
  • 日本発の世界常識革命を世界で最も平和で清らかな国

    Posted by ブクログ

    平成元年に社会人になってから30年以上経過しましたが、その時からお世話になっているのがこの本の著者、日下氏の書かれた本で、これで55冊目となります。

    この数年で長年新刊が出るたびに読んできた方がお亡くなりになっていて寂しい思いをしています、日下氏も90歳になられた様ですが、彼の書かれた本を読むたびに、日本もまだ捨てたものではないな、と実例を通して解説してくれるので読み終わると気持ちが良くなります。自分が書く文章も読んだ方の気持ちが良くなる様に意識していきたいと思っています。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本が味方についた方が必ず勝つ世界になったと感じている、それを世界が感じ取っている点が重要である。大阪G20サミットで世界は400年に一度の転換をした。昔のサミットの幕間はイギリス人を囲んでいたが、今回からはアメリカ人と日本人にとって変わった(p55)

    ・ヒラリー陣営のことをこの頃は「エスタブリッシュメント」と呼ぶ、既成勢力の意味らしいが、アメリカには新しい名称で登場する古い勢力があるので注意が必要(p69)

    ・欧州も中国も付き合ってみるとわかるが、その奥には恐るべき男尊女卑の階級社会がある、外国は貴族社会で貴族は征服王朝に起源があるのでもちろん男尊女卑である、日本は場合は、どう考えても女尊男卑、男尊女卑は下級武士の世界のことで、その人たちが明治維新を主導したから日本の司法世界は男尊女卑になっていった(p77)

    ・丸の内や霞ヶ関に勤務するサラリーマンが軍服でなく背広を着るようになったのは、昭和27−28年頃であった。アメリカの占領行政(間接統治、内務省解体、陸軍と海軍省を残務整理機関)の各論はマッカーサーから直接各省に伝えられることになっていて各省は逃げた。自然に大蔵省が内務省を引き継いだが、バラマキでインフレとなった(p82)

    ・インテリ家庭の子供は、学校ではなるべく理屈で割り切って考え、社会生活では空気(日本人が持っている暗黙の理解と束縛)に従う様に努力した、いわば二重生活(p92)

    ・日本が飛躍的に新しいことを始めたとき中国はどうするか、ついてこれないのに無理をするとその負担は庶民にかかってくる(p120)

    ・アメリカの各州と連邦政府の関係は、独立戦争の昔に戻るかもしれない、英語ができないアメリカ人や、白人でないアメリカ人はいずれ過半数に達する(p124)カリフォルニアは日本、フロリダはスペインと分裂するのも一案、同じ様な問題が欧州にも中国本土にも起きる(p125)

    ・イギリスは香港で儲けていたから香港政庁が保有する黒字はすべて中国のものと考えるべきとなれば、イギリスは今のうちに黒字のすべてを使ってしまえ(=投資)をした、海上に橋をかけて空港をつくった、工事代金の借金を返すのは中国、深圳の工業開発はこうして始まった。中国には多額の国有地貸付収入が入った、これが中国共産党の利権(p149)

    ・マッカーサー司令部との交渉にあたって各省が、財政・金融問題から逃げたのを大蔵省がまとめて引き受けうけているうちに、大蔵省はいつしか役所の上の役所になった(p150)

    ・東京では地下鉄延伸のためにまず放射道路を作って欲しいという運動をしていて、地下鉄は後からと考えいたが、あっけなく解決した。地下40米以上は地主のものではなく国家のものであるという、大深度地下なんとか、という法律一本で解決した(p174)

    ・日本が圧勝している話は、オモチャ、化粧品、漫画、アニメである。それらには、サブカルチャーと名前をつける、サブが成長するとメインになったら自分も採用するが、それまではダメという人は頑固者で、世の中い3%くらいいると良い、でもそれ以上は困る(p182)

    ・国際標準語になる言語が持つ資格条件は、「お金持ちでポケットが膨らんでいる人が話す言葉、その人がどもれば周りもどもる」なので、日本語ももうすぐそうなる。渡部氏は、ギリシアからラテン、フランス語への移行がそうであった、とコメントした(p192)

    2020年11月9日作成

    0
    2020年11月09日
  • 優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」

    Posted by ブクログ

    良書「失敗の本質」の解説本かと思って読んだら
    大東亜戦争(日中戦争・太平洋戦争)の歴史的解説本であり
    大体知っていた内容であった。

    0
    2019年11月05日
  • 大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

    Posted by ブクログ

    戦争をやってはいけないことは当たり前のことだが、シミュレーションとして、戦争を設計することも必要だと著者は語る。そして戦争と平和は表裏一体であるらしい。

    0
    2019年08月12日
  • トランプなんか怖くない

    Posted by ブクログ

    30年以上、新刊が出るたびに購入して拝読している、日下氏の最新本(2016.7発行)です。私の父より年上の彼はもうすぐ90歳になろうとされるのに、まだまだ書かれている内容は為になります。

    米国大統領選挙のニュースは、リオ五輪や日本国内の2つの選挙のためか、私はあまり動向がつかめていませんが、ヒラリー陣営には不利な材料が出てきているようで、既存勢力を「その他大勢」の勢力が覆す形で、トランプ氏の大統領選出もありそうな雰囲気です。

    世界経済の重要な流れとしては、もう一つ「EUの分裂」があります。その中に置かれた日本は今後どうなって行くのか、について日下氏が解説しています。この本で強調されているように、日本スタイルが世界標準になって、一部の人だけではなく、皆が幸せになって欲しいものですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・通貨バーツの売り浴びせを仕掛けられたタイ政府は必死でバーツを買い支えようとしたが、為替レートの急激な下落を止められず、1997年7月2日に、変動相場制を導入せざるを得なくなった(p27)

    ・アメリカ経済を支えているのは、金融業とサービス業、サービス業は外国に持っていけないから割合が大きくなっていて、富を生み出しているわけではない。金融がダメになると、残るのは農業とシェールガス等の資源のみとなり、アメリカ経済全体が崩壊する恐れあり(p35)

    ・現在、日本の金融機関は世界の優良企業に資金を貸して儲けている、それは日本が信用されているから(p36)

    ・米国の金融資本は、奨学金の返済は月給から優先的に徴収できる法律をつくった(p43)

    ・イギリスのEU離脱には二年以上の交渉期間が必要、五年十年かかるという見方もあるほど。(p49)

    ・中国企業が外国企業と貿易取引をする際には、貿易取引に関わる入出金専用に使用される外貨預金口座(外貨決済口座)を開設して、元をドルに、ドルを元にして取引を行っている。だからアメリカはいざとなれば、その口座を凍結して、ドル決済ができないようにすればよい(p52)

    ・アメリカにはゲートをくぐらないと出入りできない村が、二千か所もある(p76)


    ・トップアスリートと呼ばれる人達は、最後は精神的な戦いに打ち勝たなければ勝利を手にできないことを知っている(p87)

    ・日本はかなり休みが増えても経済成長率が横ばいなので、実質的には2-3%は上積みできているだろう(p96)

    ・欧米列強の植民地政策は、あくまでも徹底した搾取のための支配だったのに対して、日本の統治政策は現地を日本と同じレベルにするためのものだった(p102)

    ・1899年には、国力が弱まってきたスペインは、パラオをドイツに450万ドルで売り渡したが、ドイツはココナッツなどを搾取した上、流刑地とした(p106)

    ・明治政府は、徳川15代将軍を、従一位勲一等公爵、貴族議員にしている、日本人は劇的な変化を良くないとしている(p108)

    ・昭和21-23年の頃の新聞は、薄ぺっらくて、紙一枚しかなかった、そこに東京裁判という記事が連載されていた(p112)

    ・ポツダム宣言(全13条)では、連合国は、日本の軍隊に無条件降伏を求めたのであり、日本という国体に無条件降伏を求めたわけではない(p114)

    ・ルーズベルトの極めて個人的な理由(ファシズム勢力と妥協したという国内での責めを回避)で、無条件降伏という文言が入ることになった、これに対して、チャーチルは驚き、反対したが、独断で記者発表した(p115)

    ・1964年7月に公民権法成立、さらにマルコムXの活動となり、1988年に、その活動が「市民的自由法」という形で結実した(p119)

    ・海軍と陸軍の両方を持った国は50-60年後に必ず滅びる、日本もそうであった(p136)

    ・戦争が文明化してきたのは、神聖ローマ帝国を舞台として、1618-48年に行われた30年戦争からである。村が100位消えて、人口が激減した(p141)

    ・世界で人気になっている漫画は、ポケットモンスター・ワンピース、であり、最後は仲直りで終わる。日本人は、戦って得られるものなんて実は長続きしないもんだ、ということを無意識のうちに知っている(p143)

    ・外国語をひとつで済まそうと思うなら、日本語が一番いい、世界中のこと、古今東西全部わかるので(p152)

    ・帝国大学の前身となったのは、江戸幕府によって設立されていた、昌平坂学問所と、開成所(後に東京開成学校)、そして西洋医学所(後に東京医学校)の3つの教育機関。1877年に、東京開成学校と医学校が合併して、東京大学となった。1886年には帝国大学(帝国大学令公布)、1897年に京都帝国大学誕生に伴って、東京帝国大学に改称された(p157)

    ・早稲田大学は、日本語で学ばせた、だから人気があり、優秀な人材を民間に輩出できた(p161)

    ・文化大革命があった、1966-76年にかけて中国では、大学の入学試験がなかった。(p172)

    2016年8月14日作成

    0
    2016年08月14日
  • 日本人がつくる世界史

    Posted by ブクログ

    この本は共著ですが、その一人である日下氏の本は今まで何冊もお世話になってきました。今回の本のタイトル「日本人がつくる世界史」に惹かれました。

    予約をして届いたらすぐに読み始めて、出張に向かう飛行機の中で読み終えてしまいました。歴史は勝者がつくる、というのは「逆説シリーズ」で有名な、井沢氏の言葉ですが、私達が世界史の授業で学んだものも、まさにその通りで、光の部分しか強調されていませんね。

    影の部分を強調して非難するのではなく、過去に置かれた環境において、その当時の人間がどのように考え、どう行動したかを知りたいものです。そして、過去の先輩の成功も失敗も本当の姿を学んで、未来に活用していきたいですね。

    そのような歴史を書くことができるのは、日本人しかいない、と日下氏はこの本で述べています。今回も楽しい読み物でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・以下の点をしっかり書き切るだけでも、多くの人がイメージしている世界史と違うものができる、1)白人は略奪主義、2)キリスト教はそれを正当化する道具、3)略奪主義の三百年間になにが行われたか(p17)

    ・4通りに分けられる歴史の見方、1)進歩史観、2)末法思想、3)循環史観、4)最後の審判(p23)

    ・歴史に必要なもの、1)視覚的な情報となる「ピクチャー」、2)登場人物たちの「キャラクター」、3)起きたことに対する解釈を含めた「ストーリー」(p28)

    ・一人で書くからこそ、縦糸と横糸を自由に操ることができ、歴史に筋道をつけられる(p29)

    ・日本では子供を殺す代わりに、長男と長女は残して、あとは間引いた。男の子は山に捨てて、女の子は川に流した。それを、山に芝刈りに行き、川に洗濯に行くと言っていた(p37)

    ・マラソンの起源が「マラトンの戦い:紀元前490年」だが、これは初めてヨーロッパがアジア(ペルシア)に勝利した戦い(p39)

    ・教会を潰して財産を取り上げて金持ちになって、自分たちは「市民」といった(p42)

    ・中国人は、四書五経によって漢字の語彙と使い方を学んでいた。漢字が分かれば地方の行政官として派遣されてもその土地の知識人と話が通じる(p52)

    ・ナポレオン軍が強かったのは志願兵による国民軍で、自分たちの財産と権利を守るために戦った。ほかの国は傭兵だったから弱かった(p60)

    ・いまも続く、ロシアとウクライナの衝突にしても、ロシア正教とカトリックのぶつかり合いと見ることができる(p72)

    ・クリミアに住んでいたのは、クリミア・タタール人で、モンゴル帝国の末裔。1783年にエチュカリーナ2世のときにロシアに併合された(p75)

    ・2014年にクリミアでロシア編入の住民投票で90%以上の賛成があったとされるが、クリミア・タタール人の票は入っていない(P76)

    ・国際連盟はドイツが支配していた地域を任せることにしたが、日本は「委託統治」という提案をした。住民が自分で国がつくれるようになったら独立国にするという制度で、日本が模範を示すことになった。例として、学校をつくって勉強できるようにした(P90、91)

    ・フィリピンは、アメリカの植民地支配を受けたが、第二次世界大戦中に1943年に日本が独立を認めた、戦後アメリカ植民地になったが1946年に再独立を認められた(P96)

    ・日本の敗戦後、満鉄は最初はソ連が押さえて、それを中国に譲ったが共同経営にしていたが実権はロシア人が握った。本当に返したのは、朝鮮戦争の後(P98)

    ・イギリス、フランス、アメリカもODAを配っている相手は、元の植民地。利権が残っていて、それを接収されたくないから。日本のODAにはそのような性格がない(p100)

    ・教科書問題で非難されたのは日本のように見えるけれど、じつは鄧小平であった、とも取れる(p102)

    ・始皇帝が行った「焚書坑儒」は言語弾圧にみえるが、統一前の7国のうち他の6国で使っていた漢字を廃止して、国有化しようとした狙いがある(p108)

    ・漁民の社会では舟に乗って漁に行った場合、だれも帰ってこなくなることもある。そういうとき残された女性は人口を回復する必要がある(p115)

    ・1648年に締結された、30年戦争の講和条約がウェストファリア条約で、それにより、プロテスタントとカトリックの同権が認められた。条約締結国は相互の領土を尊重し内政不干渉となった(p175)

    ・人間、不潔になると凶暴になる。精神面の退廃と物質的な不潔さが重なり、1300年間ひたすら殺し合った。313年にローマ帝国がキリスト教を公認してから(p176)

    ・軍国主義の反対語は、ファシズム(一国一党)であり、国家の上に独裁党が乗っかっている体制である(p194)

    ・リンカーンは、黒人差別も奴隷制もどうでもよく、南部を分裂させたくなかったのが本音(p203)

    ・産業革命を通過した国は、イギリス・ドイツ・フランス・アメリカ・日本くらい。それ以降も何かを作り続けているのは、ドイツと日本くらい(p209)

    ・中国のGDPはすごく、清朝アヘン戦争前段階(1820)で、シェアは32.9%、そこに目を付けたイギリスは、同時期に5.2%程度であったが、戦争後の1870年には9.0%に上がった(p212)

    ・日本のGDPは、1600年ころで、2.9%もあり経済大国である、同時期のイギリスは、1.8%、ドイツが3.8%、フランス4.7%(p214)

    2015年6月28日作成

    0
    2015年06月28日
  • 優位戦思考で世界に勝つ

    Posted by ブクログ

    第二次安部政権は、一次政権での失敗や教訓を生かして順調に進んでいるようですね。最近は、アベノミクスを批判する本もチラホラ見られますが、この本の著者である日下氏は、彼を応援しています。

    この本で彼が解説しているのは、優位戦思考、というものです。日下氏によれば、安部首相は、優位戦思考で行動をしているようです。

    今までの日本人は劣位思考によって行動していたので、成果を上げれなかったようです。この優位戦思考を私も理解して、ビジネスに活かせるようにするにはどうすべきかを考えてみたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・安部首相は2013.12.26の靖国神社参拝において、鎮霊社も参拝した。鎮霊社は、靖国神社に祀られていない全ての戦場に倒れた人々、日本人以外も含めた人々の慰霊のためのお社である(p17)

    ・安部氏は、戦後の日本にとっては待望の優位戦思考の持ち主で、優位戦の発想・視点から政治外交を行っている(p20)

    ・孤立は誰でも嫌なものである、しかし孤立より苦しいものがあるのを戦後の日本人は忘れている、それは屈従や隷属である(p29)

    ・1952年のサンフランシスコ平和条約以降、旧連合国に対する赦免勧告を行うよう要請が繰り返され、全国で戦犯赦免を求める4000万人の署名が集まった(p30)

    ・A級戦犯を含めた全戦犯刑死者を犯罪者とみなすのではなく、公務死と認定した(p31)

    ・Disappointの訳は、心外と訳すべきで、Regret(遺憾)とか、Concern(懸念)といった、抗議と関与を秘めた用語を使わなかったので事実上は中立的表現である(p44)

    ・マスコミは劣位の発想しかないので、それを脅かす安部氏に対しては執拗に非難を繰り返す(p68)

    ・江戸時代の人口は3000万人の大国、その時代に3000万人の統一国家はどこにもない、オランダは大国とされていたが、数百万、アメリカ独立戦争時のイギリスは900万人、アメリカは建国13州で300万人(p92)

    ・清国は日本をはるかに上回る軍艦と大砲を保有していたが、彼らは西欧からそれを購入したのみで、新たにつくること、使いこなす、修理することもできなかった(p95)

    ・人種平等規約の提案は、20世紀の世界の歴史において日本の金星、アメリカにおいて公民権法が成立するのは1964年、国連で人種差別撤廃条約が成立するのは1965年(p100)

    ・日露戦争において継戦能力に余裕があったとする人が多いが、借金力まで考えると、それは国際金融市場が決めること(p105)

    ・優位戦思考とは、自分がどのようなカードを持っているのか、相手との比較のうえで何ができるかを考えること、自分の長所短所をわきまえた上で、相手よりいかに柔軟な思考・発想ができるかの勝負(p109)

    ・日本海海戦の勝利には、多くの理由があるが、児玉源太郎の海底ケーブルは、日露戦争全体に関わる優位を日本にもたらした(p112)

    ・レパントの海戦とは、1571年、西欧州を震撼させたオスマントルコの艦隊に対して、スペイン・ベネチア・ローマ教皇軍の連合艦隊が反撃して大勝したもの(p132)

    ・大東亜戦争の答えの大きな柱は、大東亜宣言である、大東亜会議は、東郷首相のほか、タイ王国首相代理、フィリピン第二共和国大統領、ビルマ共和国主席、自由インド仮政府首班の6首脳が参加した(p136)

    ・自由フランス亡命政府軍の指導者だったドゴールは、シンガポール陥落は、白人植民地主義の長い歴史の終わりを意味すると語った(p141)

    ・日韓基本条約(昭和40年)と関連協定にて、日本は韓国に無償給与3億ドルと、政府借款2億ドルの経済協力をした、当時の外貨準備高18億ドルを考慮すると誠意を見せたことになる(p234)

    ・国際連盟において、昭和13年2月の国際連盟理事会で「南京で2万人の虐殺があった」と演説したが、それは採択されなかった、日本はすでに脱退していたが欠席裁判は行われなかった(p238)

    2014年3月30日作成

    0
    2014年03月30日
  • 日下公人が読む2014年~ 日本と世界はこうなる

    Posted by ブクログ

    毎年、年末にかけて来年の経済状況を予測・解説した本が上程されますが、心待ちしているのが、長谷川氏のモノと、もう一冊が日下氏による「日本と世界はこうなる」です。

    私が社会人となった20年以上前から、「これからはグローバルの時代だ!」と言われ続けてきましたが、2014年からはそれとは正反対の「ローカリズム」になるという新たな視点をされていました。中国、EUについては衰退の方向、米国については長谷川氏の考え方とは異なって、あまり良くないようです。

    また最後の章の「これからの日本の課題」については、日下氏らしい独自な、そして面白いアイデアがあって今回も大変読み応えがありました。

    以下は気になったポイントです。

    ・アメリカの白人比率はあと何年かで5割を切るがこれをどう乗り切りか、白人州・ヒスパニック州・黒人州にわかれるかも知れない(p22)

    ・アメリカも公民権法で人種差別は表面から消えたが、貧富や職業、言語、居住地の差別に形を変えて差別はなくならない(p24)

    ・中国は交通の要地に都市を作って住み、周辺を支配した歴史、被征服民族のことが農村戸籍なので、都市戸籍と同じになるのは難しい(p30)

    ・アメリカ全体をうまくやろうとするのではなく、半分以上の26州とうまくやる(p55)

    ・情報というのは、持っている人に集まってくる、情報がありそうな人には、人が集まる(p81)

    ・預貯金が消えても人間は生きていける、しかし月給がなくなったら暴動が起きる、大切なのは、預貯金よりも月々の生活を賄う月給う(p108)

    ・健康保険、国民健康保険(農民用)、労働者年金保険法、厚生年金保険法は、戦前戦中につくられた(p128)

    ・新しいものには名前がない、名前がつくころにはもう新しくない(p155)

    2014年1月13日作成

    0
    2014年01月13日
  • 日下公人が読む2014年~ 日本と世界はこうなる

    Posted by ブクログ

    日本と世界はこうなるというタイトルだが、
    アベノミクスに関して私はこう思う、日本が取るべき対中韓施策。あとアメリカとEUも少々といった感じだった。

    主に安部首相の現在の施策をあげ、
    それに対して右寄りな視点からの日下さんの意見が入ってくる感じである。

    アメリカの人種問題と分裂説、
    中国の分解要素。
    あとは日本人村に関しては面白い洞察だったと思う。

    その他に関しては行き過ぎた意見が多かった。

    0
    2014年01月05日
  • 大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

    Posted by ブクログ

    自分がイメージした内容とはちょっと違っていました。
    内容としては、常識とされていることについて、事実はちがうんだよ、ということが随所に書かれています。
    もし、ここに書かれていることが正しい(裏付けのある話し)なら、結構常識に毒されているなーと思えるような内容でした。

    0
    2013年10月12日
  • 安倍晋三が、日本を復活させる

    Posted by ブクログ

    今まで何冊も日下氏と渡部氏の本を読んできましたが、今回はお二人の初の対談ということで手に取ってみました。現在進行中のアベノミクスを応援しているような本だと思って読み始めたのですが、まえがきと、最後の6章にて、今まで探してきた情報が載っていて嬉しかったです。

    それは、今回の福島原発事故と、広島・長崎の原爆投下における放射線量率の差について述べられていたものです。その量は、福島事故の約1800万倍というもの(p198)です、しかも原爆投下時には、放射線で死者が出たのではなく、原爆の高熱(p198)が原因です。広島・長崎は除染せずに復興し、健康の悪化はなかったことが長年の研究の結果から証明されています。この点は、他の本では意図的に触れられていないような気がしています。

    その他のポイントは、今までのお二人の著作に書かれていた内容が多かったと思いますが、それらを復習する意味で、読んでためになりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・第一次安倍内閣で安倍さんが行った業績としては、防衛庁を防衛省へ格上げ、教育基本法の改正、インドを訪ねてパル判事の遺族等と面談したこと(p17)

    ・日露戦争において、陸軍では脚気で死んだ兵士は3万人近く、脚気患者は20万人、これらの兵士が全員で戦っていたら、奉天会戦はロシア兵を取り囲めた(p26)

    ・日本のマンガで育った子供は、日本文化の影響を受けて別の人間に成長していく、その証拠にアメリカの裁判は和解が中心になっている(p32)

    ・通貨発行を増やしても景気が良くならないのは、1)ケインズの頃に存在した中流階級が消滅している、2)日本では買いたいものがなくなっている、3)社会に大量のぶら下がり族が出てきた(p40)

    ・防衛庁のころは、総理大臣を通じてしか重要案件の閣議を求めることができなかった(p53)

    ・今、安倍さんを支えているのは、秀才の官僚ではなく、安倍さんのカムバックを望んだ民度の高い日本の庶民(p87)

    ・今の憲法は、アメリカ軍の日本の占領状態を前提としている、アメリカは日本を30年以上占領し続ける意向だったので、日本に軍事力を持たせないようにした(p91)

    ・内閣に陸海軍の意向が強く働くようになったのは、陸軍・海軍大臣が「辞任する」と脅せば内閣が倒れるから(p98)

    ・大正9年に政府が大盤振る舞いして、専門学校を大学にしてしまい、今に続いている(p126)

    ・従軍というのは、軍属という意味、従軍記者・従軍僧・従軍看護婦とかは軍属、当時あったのは、従軍慰安婦ではなく「戦場売春婦」(p133)

    ・靖国神社は宗教問題である、他国の宗教問題に口を出さないのが 1648年のウェストファリア条約以降の一等国の原理、先進国で宗教を問題にしたのは、ヒトラーとアメリカ進駐軍の一部(p141)

    ・陸軍の暗号は破られなかった、一方、外務省と海軍はダメだった(p175)

    ・産業革命とは、イギリス人が石炭の新しい使い方を発明して蒸気機関をつくったこと、それで地位が高くなった(p191)

    ・日本には石炭がたくさんあったので、日露戦争のころまではエネルギーのことは考えずに良かった(p192)

    ・原発を止めたことで、年間3.8兆円程度の追加的燃料費負担が出ている(p197)

    ・広島、長崎の癌発生率、奇形の発生は、それ以外の県よりも低いことがわかっている(p201)

    ・ショウジョウバエに放射線を浴びせたら大量奇形が生まれたが、その後、人間はDNAはハエと異なり、修復酵素によって修復されることが判明した(p202)

    ・人間の体を測定すると、人間の体は、5000ベクレルくらいの放射線を出している(p203)

    2013年6月30日作成

    0
    2013年06月30日
  • 思考力の磨き方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・お金を撒けば景気が良くなるというケインズの提唱は、「中流」の国民が多い場合にしかなりたたないのではないか。

    ・これまでで最も反応がよかった政治家は、小渕恵三さんである。小渕さんは「いま聞いたことは、必ず全部やってみせます。じつは日本の首相は、法律上たいへんな『独裁者』で、アメリカの大統領よりも権限がある。しかし権限だけではダメで、もう一回総選挙をすれば、私が公認した人がたくさん政界に入るから、もう少し待ってください」といった。

    ・明治22(1889)年、奈良県の十津川郷が大水害に襲われ、壊滅的な被害を受けた。生活の基盤を奪われた人たちは、新たな生活の地を求めて移住を決断、600世帯、約2400人が北海道の未開の原野に入植した。政府からの援助は、旅費と3年間の食糧の現物支給だけであった。
    そのとき、入植者全員が七ヶ条の誓いを交わしている。
    たとえば、質素倹約に努めるということで、宴会の類は行わない、5000坪を開墾するまでは他の仕事をしてはならない、政府から支給される食料は家族だけで食べて、他にふるまってはならない、三年間は飲食の店を出してはならない、子弟の教育に努めること―といった誓いである。誓い通り、入植二年目には早くも二つの学校を開校している。彼らは、「われわれは政府には頼らない、お世話になった分は恩返しする」という決意をもって、新十津川を開拓していく。
    平成23(2011)年9月、奈良県の十津川村が、台風の豪雨による土砂崩れと川の氾濫に襲われ、またしても大きな被害を受けた。それに対して新十津川町は、見舞金・義援金合わせて6300万円を贈っている。

    0
    2013年06月29日
  • 日本精神の復活 安倍首相が「日本の自立」と「世界の再生」を果たす

    Posted by ブクログ

    日本の大衆は賢い。戦後レジームからの脱却を目指し行動する安倍氏を選んだ。

    マスコミから流れてくる、良く聞くことと違う見方、考え方もあるんだと思いました。

    0
    2013年11月04日
  • 日本精神の復活 安倍首相が「日本の自立」と「世界の再生」を果たす

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会人になってから読み続けている日下氏による最新刊であったのと、帯に書いてあるフレーズ(2013年,「世界の崩壊」に備えよ!)に惹かれて手に取ってみました。

    読んでみると、今年(2013)に世界が崩壊するわけではなさそうですが、日下氏は「世界が崩壊する」根拠を日本との比較を交えながらこの本で解説しています。日本が崩壊するという本が出ている中で、彼は、米中欧が衰退していくとしています。

    先日、私が住んでいる所の元市長さんが日本が破産すると解説している本を読んだところですが、今回はこの本を通して改めて「日本の強さ」を確認してみようと思いました。

    戦後に始まったインフレの原因(戦争に負けたからではなく、米軍の日本でのぜいたく暮らしの経費を日本が払ったから)に関する記述(p89)は、私にとっては新たなものでした。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本が世界に誇るのは、大衆(民衆)が持っている力と英知、各国の知識人は欧米の物真似をする日本のインテリをバカにする一方で、日本人の精神・技術力・文化には歯が立たないことを知っている(p18)

    ・欧米社会は「我思う、ゆえに我あり」が前提なので、「私には考えがあります、それは答えられます」という態度を取らないと人間扱いされない(p31)

    ・日本人が自我をだして自己PRをしたがらないのは、キリスト教のように絶対的な神様がいないので、各自が自我を主張すると社会がまとまらないから(p32)

    ・オバマが当選したのは、ヒスパニック・アフリカ・アジア・マイノリティ層・女性層が支持したから、ロムニーは白人の6割を取得したが当選できなかった(p48)

    ・2012.11には、テキサス州はじめ20州の住民が、アメリカからの分離独立を求める請願をホワイトハウスへ提出した(p49)

    ・第一次世界大戦時、ドイツと英仏が戦ったが、アメリカは英仏についた、理由の一つとして、アメリカが英仏にお金を貸していたから(p60)

    ・アメリカでは徴兵制は敷けない、戦死者を出せない軍隊になっているので、危険任務は民間戦争下請会社にやらせる(p75)

    ・アメリカでは家族誰かが軍隊に入ると、家族全員の健康保険がもらえる(p75)

    ・アメリカの多くの刑務所は民間企業が運営している、囚人は途上国並みの安い労努力であり、現代のアメリカ奴隷制度といえる(p77)

    ・大統領の軍最高司令官は、大統領令で開戦可能、45日以内に議会に追認を求め、承認しなかった場合は撤退となる(p80)

    ・ローマには三種の階層(奴隷・一般市民・貴族)がいて、働くといっても、レーバー・ワーク・アクション(自分の好きなことをする)の3種類があった(p84)

    ・ギリシアをユーロに加えたのは、マーケットを拡大すると良いことがあると考えたから、欧州の没落はスケールメリットを考えた時点で始まっている(p97)

    ・中国や欧州が真似できないのは、人間の質(乗客、掃除の人)が異なるので、10分とか15分間隔で走れない、サービス速度は追いつけない(p102)

    ・イギリス外交は英国国教会の牧師、アメリカは各種財団法人(シンクタンク)、日本の場合は商社(p115)

    ・EUが消えても、BRICSやVISTA、META(中東、北アフリカ)のマーケットが大きくなっているので困らない(p116)

    ・日本は40年も前に人工衛星を上げて成功させている、これは大陸弾道弾であり、あとは原爆を載せるかどうか(p119)

    ・ポケモンや「ドラゴンボール」が世界中に受け入れられた理由の一つは、戦うだけではない平和的なストーリーにある、戦った相手と手を取って最後は分かち合う、という日本アニメの感化力は強い(p134)

    ・アジアが日本の若者文化の海賊版だらけになっても、日本は日本文化を好きになって広まれば嬉しいと考えているのか、裁判を起こそうとしない。日本人クリエーターは裁判よりも、より新しいものを創造することが好き(p136

    ・阿倍首相は、真正面から抵抗勢力の官僚、族議員、マスコミと対峙した、そして、改正教育基本法と関連三法、防衛庁設置法等改正、国民投票法(憲法改正手続き法)等の重要法案を成立させたが、その業績は正確に伝えられなかった(p163)

    2013年3月31日作成

    0
    2013年03月31日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

    Posted by ブクログ

    最近良く読んでいる、ネットエコノミストの三橋貴明氏が日下氏と対談。というか主は日下氏で従が三橋氏。

    数字を使わず説明する日下氏と数字を駆使して説明する三橋氏のコントラストが印象的。また、所々(特に後半)議論が噛み合わないまま進行する感じは面白かったです。

    本書の中で、三橋氏が世間(政府)が無策だから今の若者は苦労しているんだ、というような論を展開していました。それに対し、日下氏はそもそも政府なんかに策を期待するのが間違いで、まずは若者自身が自ら努力し、切り拓いていかなければダメなんだ。他人に頼ろうということ自体に問題があるのだと語っていました。

    この点は日下氏に全く賛成。

    何かをしようという時、何かをなしたい時はまず自分でなんとかする努力なくしては、物事は前に進みませんもんね。

    0
    2012年08月10日
  • 思考力の磨き方

    Posted by ブクログ

    ■思考

    1.事にあたって「自分の知識は足りているか」「先入観にとらわれていないか」と自問する。この2つの自問が、頭を鍛える第一歩である。

    2.国について考える時は、指導層と庶民を分けて考えないと、短期の予測しかできない。だが、庶民を見れば中期的の予測ができる。庶民は急には変わらないからである。

    0
    2012年06月27日
  • アメリカはどれほどひどい国か

    Posted by ブクログ

    アメリカの大統領が変われば対日政策はかなり変化すると思っています。ブッシュが良かったと判断するのは難しいですが、その前のクリントン氏と比較した場合、日本経済に及ぼす影響を考えた場合には良い点もあったのではないでしょうか。

    そのような中、民主党のオバマ氏が大統領になって半年が経過しようとしています。アメリカ論について、いつも愛読させていただいている日下氏の本が久しぶりに目に付いてので読んでみました。アメリカの奴隷にまつわる歴史についても認識を新たにしました。

    以下はためになったポイントです。

    ・オバマ政権は一見して親中・反日のクリントン政権とそっくり、ブッシュ時代に鳴りを潜めていた訴訟騒ぎが再燃する(p19)

    ・メイフラワー号がアメリカに着く前年の1619年に、アメリカでは奴隷市場が成立していた(p21)

    ・豊臣秀吉がバテレン追放令を出したのは、九州にいた外国人宣教師が日本人を奴隷として売り払ったから(p25)

    ・アメリカは組合意識が高まって製造業が衰退したと言われるが、そうではなく、製造業部門で使える「奴隷」が枯渇し始めたから、そこで同じ構造の中国に目をつけた(p27)

    ・奴隷扱いしてきた中国人労働者にそれなりの賃金を払う必要が生じると、中国は南北戦争当時のアメリカに近づく(p33)

    ・中国がいま一番怖いのは、地下水の汚染である、2008年1月の湖南省の板橋鎮の硫酸工場から硫酸が地下水に流れて数千人の入院騒ぎとなった(p41)

    ・中国には昔から4つの階級がある、帝王に仕える官僚、官僚予備軍・官僚を失業した知識人、その下に農民、最下層に流民である、流民が革命分子となる(p46)

    ・アメリカには政治を司る「ワシントンのアメリカ」、経済を司る「ニューヨークのアメリカ」、そして「田舎のアメリカ」がある、オバマ氏は「田舎のアメリカ」の代表である(p57)

    ・アメリカの開拓史によると、黒人に対しては奴隷扱い、インディアンに対しては即、殺戮を行った、インディアンはプライドが高くて白人のために働かなかったから(p59)

    ・20世紀の最も印象深かった出来事をアメリカのジャーナリストが選んだ結果、一位:原爆投下、二位:アポロ月着陸、三位:真珠湾攻撃、であり日本に対する恐れが上位にある(p88)

    ・中川前財務省のバッシングも人種偏見の影がある、10年程前のミッキーUSTR代表が酔っ払って二階から落ちて会議がある、フランスのサルコジ大統領、ロシアのエリツィン大統領などの醜態については欧米メディアは触れない(p99)

    ・日本軍でも兵隊を殴っていたのは、下士官連中、将校はそれを叱っていたという三層構造になっていた、現在の会社でも新入・中堅・幹部社員と同様(p101)

    ・1872年、中国人をアメリカ大陸で奴隷として売り飛ばすペルー船籍の船に乗っていた中国人を救助したことに対して、ペルーは賠償請求・謝罪を求めたが、国際仲裁裁判で日本は勝った、日本は奴隷廃止という伝統(1500年)を守ったにすぎない(p106)

    ・明治維新で日本がすごいところは、電気・ガス・鉄道等の利権を外国に売らずに、外国人を雇って技術を導入したこと、これは世界に例を見ないこと(p112)

    ・明治17年に爵位を決めたときに、武家から最高位の公爵になったのは、徳川宋家・島津・毛利の三人だけ、その他は公家のみ(p119)

    ・ガンの原因は、アメリカ人が出したウィルス説がノーベル賞を受賞したが、今となってみれば日本人が出した刺激説が正解である(p130)

    ・大東亜戦争が世界に与えた最も大きな衝撃は、アメリカで黒人が目覚めたことである(p132)

    ・アメリカでの奴隷市場は実は、メイフラワー号が着く一年前に店開きしていて、最初の売り物は140人の英国産の白人囚人であった、その後に黒人男性、やがて女の奴隷も入れるようになった(p137)

    ・リンカーンは黒人奴隷制の廃止を宣言したが、それに前後してダコタ族の討伐命令を下し、その処刑まで命じている(p139)

    ・徴兵制を採用するとむやみに死傷率が上昇する、フランス人を多く殺したのはナポレオン、ソ連人はスターリン、中国人は毛沢東、ドイツ人はヒトラー、アメリカ人はリンカーンである(p145)

    0
    2012年06月21日
  • 裏と表から考えなさい 百人いれば百一答

    Posted by ブクログ

    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    日本の首相がアジア各国で侵略を詫びると、向こうがあきれる話は毎度のことだし、社会党の人が中国で詫びると、周恩来は「とんでもない。日本が中華民国と戦ってくれたおかげで、中華人民共和国が誕生したのです」と答えたという話もある。169
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    今の発展途上国の多くは、先進国から平気で奨学金をもらい、有力者の子弟がコネでその選に入り、留学しても勉強せず、たまたま勉強してもその成果は個人財産にして、帰国後仲間に教えるということをしない。愛国心はどこにもないと思うが、それでも口を開くときは、「わが国は貧乏です」「豊かな国は援助する義務がある」と国の話にして、人間の生き方の問題を逃げる。178
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    マスコミ報道に限ったことではないが、どうしてこんなに画一的になるかというと、要は、道徳ぶるというところにその原因がある。道徳偏向が日本は強すぎる。すべての言論が、結論がどうも道徳的になる。そこへ落とそう、落とそうと思って喋っている。そこへ落ちれば、できたと思うらしい。(…)結局、情報的実力がない人は道徳のほうへ行きたがる。184
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    道徳的結論にも、実は二通りある。すなわち、「何々すべし」というのと、「何々すべからず」というものの二つである。(…)「すべし」というほうは言った側に責任がかかる。だから、小学校、中学校の先生は「すべし」のほうはあまり言わないで、「すべからず」を多用する。子供はそれで育ってしまうから、話がいつも「すべからず」になる。その「すべからず」の道徳の世界へ話がいくと、話が画一的になる。185
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    アメリカが沖縄に固執しているなら、このことを日本はもう少しうまく使えばいいのだが、そういうこと考える力がない。おそらく、日本は自ら軍事力を持つことにも自信がないのだろう。軍事力を掌握して存分に使いこなせる自信がない日本は、どのタイミングで武力をちらつかせるか、あるいは発動するかといった常識がゼロで、そのため、相手から操作されている場合も、それが分からない国である。252
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    牧師上がりでヒステリックに日本批判をする下院議員がいるが、通産省はその人のご機嫌をよくしようと、その議員の選挙区の州に盛んに工場を建ててあげた。そうしたら、落選寸前だったその議員は、連続当選して有力政治家になった。にもかかわらず、その議員は相変わらず反日を続けている。反日のほうが工場は来てくれるし、儲かるのだから当然である。こうなると、それを見習って他の議員も反日になる。デービッド・ロックフェラー氏は、「私は親日家として有名だ。しかし私の選挙区には日本企業の工場進出がたった三社しかない。これでは今に私は落選する。親日家は全員落選していなくなる。日本は反日を育てる政策をとっているが、それでいいのか」と言って帰った。270
    ――――――――――――――――――――――――――――――○

    0
    2012年05月05日
  • 思考力の磨き方

    Posted by ブクログ

    ビジネスにしても私生活にしても、自分の軸となる「考え方」を明確にすることが重要ですが、それをどのように構築すべきかについて解説している本は私の読む範囲内では少なく、日下氏の著作にはお世話になっています。

    日下氏の本は私が社会人になった20年以上前から読んでいますが、いまだに「切れ」は衰えるどころか益々鋭くなっているようです。

    日下氏の本には随所に昔の日本軍の素晴らしい点がでてきます、戦後生まれの執筆者が大半を占めてきている中で、実体験に基づく内容に触れることができる私は幸運です。今後も日下氏には元気で執筆活動を続けてもらいたいですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・大蔵省は国会議員一人につき毎年100億円以上の無駄なバラまきをしているので、一人3億円でリストラできれば両者にメリットあり(p13)

    ・学者が書いた本にグラフが多いのは「過去」を見る=直線思考(過去の延長に未来がある)が好きだから、学者が証拠として出してくるグラフには価値がない(p15)

    ・石油不足で航空作戦をやめたという話はない、昭和20年から訓練が休みになったが、そのときには負けていた(p20)

    ・アメリカの未来を見るには、オバマ演説よりも「ウォール街占拠デモ」を見るべき(p23)

    ・計画停電、節電による民間努力に対して経営危機に陥った東京電力が応えたのは「値上げ」であり、消費者は納得できていない(p34)

    ・電力危機で注目されたのは、鉄鋼・化学会社が保有する自家発電能力の高さ、東京管内では合計1000万キロワット、これは東京電力最大発電力の20%程度(p35)

    ・アメリカのシリコンバレーが最先端というのは生産者側から見たもの、消費者側から見た最先端地は巣鴨(p49)

    ・カラオケ歌って「楽しいところでいつでも死ねる」と高齢者が思えば喜んでお金を払うだろう、このアイディアは弘法大師が「四国48か所の霊場巡礼ツアー」で実現している(p50)

    ・日本の社会は平等で、社会に出てから先は、情報収集力やアイデアや応用力で学歴以上の差がつく(p59)

    ・人生は、条件と感謝と運の3つで構成されている(p64)

    ・アメリカは建国以来200回戦争をしているが、議会が賛成して宣戦布告したのは4回で残りは大統領命令(p76)

    ・アメリカでは出撃回数25回でお役免除としていたが、これは4%の損害であれば生きて帰れないという計算、1944-45年の日本の防空部隊は5-10%を撃墜していたので、B29搭乗員の気持ちは特攻隊と同じであった(p85)

    ・道州制よりも連邦制(東日本国と西日本国)にする、大阪都構想も西日本国へ発展させるべき(p108)

    ・日本の凄いところは天皇家よりも古い家系(物部、大伴、日下等)がいくつもある、戦いがあっても皆殺しにしないから(p110)

    ・昔の中国で国家財政を支えたのは関税で、役人に給料は無給なので賄賂(p127)

    ・島原の乱では南蛮人がキリシタンを助けてくれると信じていたが、プロテスタントのオランダはカトリック教徒を攻撃することにためらいは無かった(p133)

    ・民主党のスローガンは下流精神そのもの、子ども手当・高校無償化・農家個別補償制度・高速道路無償化(p143)

    ・米軍から見て一番しぶとくて嫌だったのは、大阪の兵隊であった、大本営の命令通りやらず自分で考えて一番いいと思うことをやった(p148)

    ・アメリカ軍は司令部を潰した後の日本軍の兵隊の強さに困惑していた、兵隊の中に中流の精神・教養・判断力があったから(p150)

    2012年4月15日作成

    1
    2012年04月15日
  • 大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

    Posted by ブクログ

    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    ワシントンには国会と大統領と最高裁とシンクタンク、マスコミがあって、それぞれに対立している。そして産業と農業はないという特別な街だから、マスコミは「アメリカが怒っている」などと大雑把な言い方をしてはいけない。(…)ワシントンへ行くと、日本攻撃を受けて不愉快な気持ちになることが何度かあった。しかし、その帰りにニューヨークやロサンゼルスへ寄って商社・銀行・企業の人たちと会うと、日本礼讃論や日米協力論が花盛りで気持ちが明るくなった。日本のように国民意識が一つだと考えるのは間違いなのである。73
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    日本人はフタの方は分かったが、瓶の方は誰も考えなかった。瓶とは経済封鎖のことだろう。文化的にも封鎖して、国際機関でも包囲する。特にはっきりしているのは自主エネルギーを持たせないということで(…)それだけでは心配だから金融封鎖を始めた。最後の仕上げの「蓋が」、日米安保条約による駐留米軍の存在である。日本人は、そもそも自分たちが瓶の中で暮らしているということを分かっていない。五十年間、ガラスの中で暮らしていると、ガラスそのものの存在が分からなくなってくる。そのときが「属国化」の完成である。75
    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    力の強い人の言うことに合わせていればよい、というのは平和的かもしれないが、世界に向かって貢献する所以ではない。「アングロ・サクソンは攻撃的だ」と言っているばかりでもいけない。アングロ・サクソンの中の穏健派が勝利を得るように援助をしないといけない。穏健派が負けると、ルーズベルトやチャーチルが正しいということになってしまう。(…)向こうにもルーズベルトに抵抗して左遷された穏健派の子孫がいるのだから、その人たちを優遇するのも外交のうちである。105
    ――――――――――――――――――――――――――――――○

    0
    2012年03月21日