日下公人のレビュー一覧

  • 優位戦思考で世界に勝つ

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    ここ最近いくつか読んだ日下公人の本の中でも、本人の気持ちがストレートに伝わってきて納得ばかりの本。この本では靖国神社は参拝すべきだし、それは他国にとやかく言われる筋合いは無く、優位戦思考で対応方法する方法はある、日本は堂々とした態度を取るべき、と述べている。そのために知っておかなくてはならないことは沢山あり、重要な例をいくつか紹介してくれている。事実を歪曲しルールや歴史を変えようとしたり、自国さえ良ければという考え方で動いたり、都合が悪いことは棚に上げてしまおうとする国々の中で、日本は優位戦思考で誇りを持って対応できることを教えてくれる。卑屈になったり隷従する必要はない。
    これから自分の取るべ

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    2024年05月05日
  • 人間はなぜ戦争をやめられないのか

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    久々に日下公人の本を読んだ。これまでにも太平洋戦争を題材にしたビジネス本をたくさん読んできたが、この本は秀逸で、ビジネスへの参考度はかなり高いと思う。特に第三章の戦争設計についての記述は大変勉強になる。やみくもに正面からぶつかったり、バカ正直な受け止め方や対応をするのは良くない。だが正々堂々が美徳と刷り込まれている日本人の戦争観は昔のままで、その後繰り返されたいくつかの戦争から何も学んでいないという指摘はご尤もだと思う。
    歴史にもしは禁句、と言われるがそうやって思考停止するのではなく、あれこれ考えて学ぶ姿勢は必要だと思う。

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    2024年01月21日
  • 日本人がつくる世界史

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    日本人が世界史に登場するのは19世紀。それまでの世界史はひたすらに殺し合っているものに過ぎないのたから、そこに登場していなくて幸いである。という考え方は目からウロコ。世界史は日本が作った方がいいという主張はたいへん面白かった。

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    2019年08月17日
  • 新しい日本人が日本と世界を変える

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    ネタバレ

    また「新しい日本人」とは日本を「我が国」と思う一体感があり、単なる愛国主義、国粋主義とは異なる「戦前派」ではない。

    すなわち、潮流としては「戦前派が災後派(震災時に見せた、日本人の相互扶助感・自衛隊への感謝)」になり、戦前との歴史の連続性に気づき、それを大切にしようとし戦後70年余りの「戦後体制」から脱却しようとする。これこそが「新しい日本人」だと喝破する。

    日下氏はこうも問いかける。そもそも現行憲法9条を「平和の守護者」と考えるなら、なぜ北朝鮮による拉致被害を防げず、またその被害者を救助できないのか、と。

    哲学者の田中美知太郎氏には「憲法で平和をいくら唱えてもそれで平和が確立するわけで

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    2017年05月21日
  • 優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」

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    私がレビューを書き始める10年ほど前から、新刊を楽しみにしている日下氏と、私には初めての、上島氏との共著で、日下氏の最新刊(2015年12月現在)です。

    日下氏が彼の著書の中で、いつか「優位戦思考とはどんなものか」について、本で紹介すると言っていたので、タイトルを見た時に、嬉しくなりました。

    この本では、日下氏が、優位戦思考を、先の大東亜戦争時に当てはめるとどうなるか等ということを、上島氏による、当時の個別の戦いの紹介と合わせて、解説されています。全体の戦いの流れが分かって、良かったです。

    日本はいまだに劣位戦思考から抜け出せていなくて、経済規模が大きくなったにもかかわらず、優位戦思考が

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    2015年12月20日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    内容は勿論面白いが、著者のお二人の意見の主張の仕方が対照的なのも良かった。最後にこの本の結論、未来の予想を簡潔にはっきりと書いてもらえると尚良かった。
    日下さんの本を何冊か読んでみたくなった。(2011.12)

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    2011年12月18日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    またもや日下節にやられてしまった。シュルツ、マスグレイブ、フィッシャー等、評論家としては当たり前ですが、良く読んでおられるんですね。本当に当たり前の事なんですが。またマンガ文化についても勉強されており関心しました。

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    2011年08月07日
  • アメリカはどれほどひどい国か

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    日下 公人(くさか きみんど、1930年12月9日生 )は、日本の評論家、作家。保守派の論客として知られる。

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    2011年01月15日
  • アメリカはどれほどひどい国か

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    日本は外国に対して外国の根本的な考え方をしっかり理解した上で外交をすることが必要。そのためには今までの教育、メディアの情報は偏っているといえる。

    敗戦後の仕組みの中で現代が動いているとするなら、敗戦国としてのバイアスがかけられた価値観が植え付けられている可能性があるようだ。

    世界史をしっかり勉強して、自分の頭で考えてみよう!

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    2010年06月12日
  • 日本はどれほどいい国か 何度でも言う、「世界はみんな腹黒い」

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    この本を読んでやはり今のニュース、報道、新聞が事実を正確にかたらず、かたよったバイアスをかけてメディアを牛耳っていることをあらためて認識した。

    話はそれるがtwitterやustで市民目線で情報発信してそれが世の中を変えていければすごいことだと思う。

    こんな世の中だからこそ古の日本人の魂を学んでいこうと思った。

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    2010年06月10日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    とても勉強になった本。

    一般人が持つ日本経済に対しての誤解を解いてくれた。
    日本の政府を批判しかしない人には是非読んでほしい。

    興味深かったのは、著者は麻生政権の経済政策を評価していて、
    勿論その理由も明確にしていた。
    にも関わらず、メディアはその側面を報道せず、国民には伝わらなかった。

    GDPは幸せの指標ではなく、GDPの数字は下がっても幸せに暮らしている国はある。そういった「豊かさ」の意味についても再度考えさせられました。

    この一冊を読んで、自分もメディアばかりを当てにせず、積極的に本を読んで経済を学ぼうと思いました。

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    2010年05月20日
  • 〈新装版〉組織に負けぬ人生

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    ネタバレ

     日下公人「組織に負けぬ人生。」、不敗の名将・今村均大将に学ぶ、2001.8発行、新装版。「今村均氏の軍人生活」(1983.2刊行)、「組織に負けぬ人生」(1993.3、改題・文庫化)と同じ。刊行本は売れなく、文庫本は沢山売れたそうw。人間、今村均の「回顧録」から、今村均の新発田中学卒業から第5師団長(昭和14年、53歳)までの間の逸話をいくつか紹介されています。戦後の服役の話、自宅での謹慎の日々などがよく話題になりますが、若い頃から「自分の功績をゼロにして相手の顔を立てる」様子がよくわかります。

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    2023年03月25日
  • 日本軍の教訓

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    太平洋戦争時の日本軍を分析し、現在の日本の弱点をあぶりだそうとする一冊。

    山本五十六や宮崎繁など、世間では名将と呼ばれる人たちに対しても批判を加えているのが、変わっている。

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    2020年01月15日
  • 日本人がつくる世界史

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    暗黒のヨーロッパ中世、略奪主義の近世ヨーロッパ、第2次世界大戦後の歴史を捻じ曲げてきたアメリカ、そして中国、ロシアー彼らの作る世界史も自己中心的なものであり、今こそ大局から見ることのできる日本が世界史を書くべきだという論旨である。
    いくつか、そうかと思ったところを書き抜いてみる。
    ・①白人は略奪主義だった②キリスト教はそれを正当化する道具にされた③略奪主義の300年間にどんなことが行われてきたかーこの3点をしっかり書き切るだけでも、多くの人がイメージしている世界史とは全く違ったものができる。
    ・アメリカ人が自作自演したハワイ王党派のクーデターにかこつけて、無理やり女王を退位させ、アメリカにハワ

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    2019年09月24日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    最近よくある危機感を煽るものではなく、どちらかというと楽観的な考えの人たちのようだ。(特に日下さん)
    日下さんの意見にはところどころ賛同しかねる部分も多かったが、三橋さんという人は正面きって反論はしないものの、相手に不快感を与えないようにソフトに反論しているところがいい。
    「日本は核兵器をもつべきだ」と言い切ってしまうのはちょっとマズイかも。
    せめて北野幸伯氏の「日米安保条約の改定」理論くらいでいってほしいものだ。

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    2019年07月08日
  • 「超先進国」日本が世界を導く

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    著者の一貫した先進国日本の立場をよく説明している。
    これを読んで日本人は省みて、前に進んでいくことが大切だと思う

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    2019年06月12日
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

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    盛岡さんの著書でこの本の存在を知って購入。
    なるほど、これはマーケティングの本かも。
    人に関する洞察は、時代を超えて通用するものがあると思わせてくれます。
    サロンって、貴族の知識欲を刺激する環境づくりから始まったそうだ。

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    2019年05月14日
  • 「情の力」で勝つ日本

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    この本の著者である日下氏を、社会人になったばかりの頃から読んでいます、このサイトへの登録も49冊目となりました、著者別では最も多いと思います。そんな私が、今年(2018)春頃に出されたこの本を見逃していて最近知ることとなり先日読み終えました。

    この本においても、日本の強さを他の国との比較で説いています。私が社会人になったころにバブルがはじけて日本に元気がなくなりだしたころから、グローバル経営や成果主義というものが導入されてきたように思いますが、それを真面目にやった企業ほど、おかしくなったようですね。

    人間を動かすには、この本の趣旨にあるように、情の力を使うことが大事である、と社会人生活30

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    2018年10月09日
  • 絶対、世界が「日本化」する15の理由

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    この数十年間、新作が発表されるたびに読み続けている著者の一人である、日下氏による最新作(2018.3現在)です。かねてから日下氏は著作の中で、日本が一番先に多くの事を経験しているので、それを他の国が追いかけることになるだろう、と書かれてきましたが、それらの内容を集大成したような本がこれになると思います。

    そろそろ彼も今までの意見を集約したような本を出してきているような気がします。「日本化」する理由を、7章(7つの視点)から解説して、章の最後に結論として理由を2~3つ述べる形で構成されています。

    西洋文明と東洋文明の興隆は過去を見ると数百年で交代しているという本を以前読んだことがありますが、

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    2018年03月18日
  • 新しい日本人が日本と世界を変える

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    平成元年に卒業して社会人になってから、ずっと読ませてもらっている日下氏によって書かれた本です。出版は今年(2017)初めですが、気づいたのが最近でした。この本では、これから日本を変えていくことになるだろう、新しい日本人について書かれています。

    新しい日本人とは、皆一緒に幸せになれた高度経済成長時代には出現しにくかった、今の日本の環境下でも成長することができる人達です。最近、娘達と話していて気付くのは、私が若かった頃と違って、一度に多くのことをこなし、それを当たり前だと感じていて、違う人種だなと思います。

    2020年には大学入試制度が大幅に変わり、2030年にはその制度下で大学で勉強・卒業し

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    2017年05月01日