日下公人のレビュー一覧

  • 新しい日本人が日本と世界を変える

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    未来予測に定評のある日下氏の話として、新しい日本人とは、歴史の連続性に学び、学校秀才でなく、優位戦思考を持ち、先入観固定観念がなく、物事をストーリとして表現し、一生懸命に働く人たちらしい。日本人は、自らの情緒=心に問いかけ、意志を示す時が来ている

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    2017年01月28日
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

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    筆者の語り口も歯切れよく、テンポよく、内容的にも本質を捉えていて面白い。エッセイっぽい感じで非常に読みやすい

    P11(流行の順番)
    モード、ファッション、スタイル、礼服という言葉の違いは、流行の順番を表したものだ。新しい様式が最初に出てきたときが「モード」で、やや時を経て世間に広がった状態が「ファッション」と呼ばれる。さらに時を経て大多数が採用すると、これが「スタイル」。そしてスタイルとなったものの一部は、最後には日常生活とほとんど無縁の「礼服」となり、しだいに社会から消えていく

    P44(音の贅沢)
    これは第二次世界大戦直後、フォードの社長が完成したばかりの新車を見にいったときの話だが、新

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    2017年01月08日
  • トランプなんか怖くない

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    著者の日下公人は、いつものようにズバッと的を得た物言いでわかりやすい。
    世界の戦争の原因を作ったのは欧米。陰謀とごまかしで自分たちの強欲を満たしてきた。アメリカが「ハルノート」で日本がとうてい飲めない中国からの全面撤退を強要し、無理やりに日本を戦争に引きずり込んだ。サブプライムローンの破綻でリーマンショックを起こし世界中がどれほど損害を受けようが、自己責任で自分たちに責任はないと謝罪は一切なし。
    グローバルスタンダードが貧富の差を生み出すがこれからの時代はローカリズム、エスニックの時代、民族性を大切にした時代が到来する。
    百貨店で売れた統計を見ても意味がない。全部衝動買いに決まっている。非学問

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    2016年09月17日
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

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    一般的な法則から未来を予測するためのヒントが詰まった本。著者の知見が凝縮されているはんめん、個々の知見根拠は詳述されていない。分かるけど、何となく分かる程度になる。

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    2016年08月06日
  • 日下公人が読む2014年~ 日本と世界はこうなる

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    2013年に2014年の予想をした本。今読んで、著者の正確な読みに驚かされる。
    一つのキーワードがアイデンティクライシス(我々は一体何者か?)。何に価値をおいて考えるかが、これから重要になる。結局、グローバリズムがアメリカの価値の押し付けと分かった今、ローカリズムに流れが変わっていく。その中で、アメリカや中国も結局、お金が自分の価値を測る尺度。日本は歴史の積み重ねで、お金だけでない事は体感している。よって、アイデンティを確立している日本に世界が学ぶという事らしい。

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    2015年12月27日
  • 日下公人が読む2014年~ 日本と世界はこうなる

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    優位戦と劣位戦の話は参考になった。日本は与えられたルールの中で最善をつくしてばかり、ルールを作り変えようという発想がないという指摘はその通り

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    2014年02月09日
  • 安倍晋三が、日本を復活させる

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    渡部昇一氏と日下公人氏の初対談ということで購入した。
    主に渡部氏の本を数冊読み、内容的にかぶることが多かったが、教育の話は目新しく面白かった。

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    2013年07月04日
  • 思考力の磨き方

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    新たに書き下ろされたものではなく、これまで書き続けてきたものの中で不採用になっていたものが再発掘されて一冊の本になったようです。
    かといって、没ネタの寄せ集めというようなつまらないものではなく、十分に刺激的で面白い。
    日下さんの話はいつも、奇想天外だったり奇抜だけど、これまで誰も思いもよらなかった盲点を突くようで聞いていてとても楽しい。

    それに日下さん特有の、朗らかでにこやかなあの表情で、さらっととんでもないことを言い放ってにこにこしている。という姿まで浮かんできて、本を読んでいるのに話を聞いているかのような錯覚も。

    こんなに柔軟に物事を思考できたら楽しいだろうな。
    もともと考えるのは好き

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    2013年07月07日
  • 「超先進国」日本が世界を導く

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    すべての源泉は心のあり方に帰結する。何を大切にし、何を守りたいか?
    その上で、日本は劣位戦を展開するのではなく、優位戦を展開すべき。
    サービスの語源は、神様を礼拝すること。
    もはや、静止経済の時代。そのなかで、従来の量的拡大、伸長という指標は古い。
    TPPは自由貿易かを、目指した枠組みで、全物品の関税撤廃と、サービスと投資の自由化をすること。そこに、国益があるか考えるべき。
    物事に第一幕しかないというのは、子供の考え。第二幕、第三幕があるというのは大人の考え。
    大きな構想をたてて、長期的に考えられるか?手段と目的をしっかり峻別できるか?枝と葉を見極める目を持っているか?

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    2012年07月15日
  • 「超先進国」日本が世界を導く

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    この本は読む価値がある。言葉では表現できない知識、暗黙知が、島国で多くの体験を共にしてきた日本庶民の間には存在する。この暗黙知が日本文化の奥行き、複雑性、多様性を形成してきた。戦後、震災前、失われた20年の経験の中で、論理で二択を迫る圧倒的な米国文化や、アジアの台頭に自信を失いつつある日本ではあるが、世界からみれば、あらゆる面で超先進国であり、世界をリードするべき立場にある。それにもかかわらずなぜ日本人はもっと日本を主張をしないのか、世界は不思議がっている。白人絶対主義からアジア人に人種平等を勝ち取った日露戦争勝利の意義、首脳会談キャンセルの脅しを盾に李登輝氏の日本入国・公演キャンセルを迫った

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    2012年04月21日
  • 大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

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    日下さんの話はいつ聞いても、読んでも面白い。

    戦争を設計した方がかえって戦争は減る。
    少子化支援が最大の戦争予防策。
    など、日下さんの発想は面白いし、理にかなっていると思います。

    ところどころ、それは違うのでは?都合が良すぎませんか?と思う箇所もありますが、日下さんの人柄やあの優しくて朗らかな声を思い浮かべると、まぁいいやと受け入れてしまえるのです。

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    2013年07月21日
  • 日本軍の教訓

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    旧日本軍の成功事例と失敗事例をもとに(ほとんどが失敗事例だけど。。。)これからの組織もっと大きくいえば日本のあり方をかんがえようというのが本書の趣旨かな。確かに主体性をもって動く組織を目指すなら、軍隊から学ぶべるところは多いかも。末期の旧日本軍のような組織にならないよう気をつけなければ。。。

    心に引っかかった言葉
    ・「建制を崩すな」というのが軍隊の鉄則。だが、周辺の条件が変化したときは臨機応変でなければならない。
    ・日本軍がひどかったというのは、その大半は官僚主義の将校や参謀が多かったという問題である。
    ・日本軍のエリート作戦参謀たちの最大の過ちは、現場を知らず、机上で戦争を指導していたこと

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    2011年11月30日
  • 日本軍の教訓

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    本書で初めて建制という概念を知りました。また世界で日本が生き残るために何が必要かを、よく考えさせられました。

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    2011年08月26日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    今の世界経済の流れが分かって大変勉強になった一冊である。

    対談形式で進んで行くが、日下氏の軍事強化による経済発展の考えはメディアではなかなか報じられることがなさそうであり、新鮮だった。

    日本の財政問題については最近読んだ本と反対で「日本の国債は日本国内で買われているから大丈夫だ」の主張であった。今まで読んだ本では知ることができなかったこの主張の根拠を知ることができて良かったが、勉強不足の私はどちらが正しい事を言っているかはわかりません。

    是非、日本経済の真実と合わせて読んでみてください。

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    2011年06月19日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    経済の大ベテランが時に謙虚に、時に鋭く切り込みながら、気鋭の若手との対談の中で日米中3者の関係を明快に解き明かしてくれます。どちらかと言えばまだ若者寄りの自分には耳の痛い内容もありますが、とても面白い1冊でした。

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    2011年01月16日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    [ 内容 ]
    それでも、日米中、三角経済の主役は日本だ!
    日本を代表するエコノミストと超人気ネットエコノミストが、日本と世界経済の今後を予測する。

    [ 目次 ]
    第1部 米中二大国をめぐる世界経済(いま、世界経済はどうなっているのか;いまのアメリカ経済を支えているのは公的資金だけ;「見栄っ張り中国経済」の真実)
    第2部 日米中三極構造の中の日本(これからの日本経済の本当の課題;日米中、三角関係の主役は日本;若者文化が今後の日本を支える)

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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    2010年06月26日
  • アメリカはどれほどひどい国か

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    ◆アメリカの独立宣言を起草したトーマス・ジェファーソンは、サリー・へミングスという黒人奴隷を所有し、子を孕ませていた。その本人が一方で「人類は等しくつくられた」と語る偽善ぶり。P23→P138に詳述

    ◆アメリカ人は、黒人は奴隷にしたがインディアンは即殺戮した。ピルグリム・ファーザーズは、メイフラワー号でアメリカに着いたのち、ワンパイアグ族のマサソイト酋長らに命を救われて冬を腰、感謝祭を祝った。しかしマサソイトの子どもの代になると跡をついだ長男がニュー・プリマスという白人の町に呼び出されて殺される。さらに次男も殺して、その首を自分たちの街に20年間、晒しつづけ、その妻や子、部族のすべてをカリブ

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    2009年10月04日
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

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    「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」共著:森岡毅さんで、P&Gでマーケティングをやる社員の課題図書にしているとの事で読んだ。
    悪くないのだが、森岡さんのような真面目なマーケティング本ではない。世の中観察、論理の組み立て、日本大好きおじさんが論じたエッセイに近い。
    感性や物の見方は面白い。しかしいくつか国粋的な考えも見えるが。

    何でも行き過ぎは良くない。平等も行き過ぎたら揺り戻しが来る。平等な社会と格差社会は交互に来る

    何でも大量に作って大量に消費できる分野でリード取れる、例)人がたくさんいる中国

    日本語を輸出する位のポジションを取る事が発展の鍵。英

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    2025年10月16日
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

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    未来を予測するための法則をまとめた本。
    法則は筆者の主観と知識と経験から導き出されたもの。
    科学的な根拠があまり盛り込まれておらず、それだけで好き嫌いが分かれる本だと思う。
    私はあまりハマらなかった。
    森岡毅さんの本『確率思考の戦略論』で名前が出てきていなければ読んでいなかったと思う。

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    2024年08月04日
  • 日本発の世界常識革命を世界で最も平和で清らかな国

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    WILLという雑誌に連載されたコラムをまとめた本。
    だからかどうか、著者独特の構想や考えが少なく、一冊を通したメッセージにはなっておらず、気楽に読み流す本だった。
    ただ、日本はもっと自分勝手に意見を述べてもいい、という考え方は貫かれており、自分もそう思う。日本にある実力、外国からも認められている実力を当の本人が過小評価しているのが現状なのは残念。全体のバランスを見る力に長けている日本は、それを正しく自覚した上で自国のより良いポジショニングのための戦略を実践していってもいいのではないだろうか?

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    2024年03月13日