日下公人のレビュー一覧

  • 日本軍の教訓

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    現在のアメリカを動かす行動原則で他国に表明できるのは「自由」ぐらいしか見当たらないし、その一方、「わが日本はどうか」と考えても、これまたパッとした行動原則がない。かつてのような「経済発展」は見込めないから、せいぜい「改革」と「対米協調」と「外交の自主性回復」ぐらいである。(…)日本人は変わるときは一瞬にして変わるのである。ただし、そのときの理念は何なのか。たんに外圧に対応するだけだとしたら、昔からの失敗を繰り返すことになる。165
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    日中関係は今後「対峙」の方向へと進むだろう。対峙とは、戦争を指すものではない。これはとくにアメリカでは顕著な考え方だが、「いつまでもにらみ合っているのが平和である。戦争でなければそれでいい」というのは現実的な真理である。195
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    2012年03月21日
  • アメリカはどれほどひどい国か

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    中国では往々にして、ならず者たちを一つにまとめるのは宗教団体です。紅巾軍も、太平天国の乱もそうです。共産党が法輪功をあれほど恐れて弾圧するのはそのためで、中国崩壊のバロメーターとして、中国国内の流民や宗教の動きを見なければなりません。(日下) いま中国の全土で起きている民衆暴動の発端も、企業や国営企業が雇った「ならず者」たちが煽っているわけです。彼らがどこまで力を握るかどうかで、中国の行方が決まる。革命が起きれば、中国は経済成長どころの騒ぎではない。(高山) 46
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    日本が経済大国を自称したのはとんでもない間違いです。「大国」と聞いたら、叩き潰すしかない。彼らは決して、「共存共栄」などとは思わない。共存共栄は、中規模の国同士で成り立つ状態です。ミドルサイズの国となら、お互いに、ほどほどの平和共存がありえる。たとえば、ミドルサイズの国が三つか四つ連合する。そうして大国と対峙する。(…)日本人はみな学者を含め「経済大国日本、GDP世界第二位」と喜んできた。しかし、そんなことを言うなら、三位、四位の国々と連合しなければいけない。(日下) 94
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    イギリスがマレーシアを統治したときは、イギリス人は一番上にいるエライひとで、みな政府の高官になる。(…)グダグダ酔っぱらって寝ているのがマレー人。彼らを取り締まって嫌われるのはインド人。金を儲けて嫌われるのは中国人。その上に立って「まあまあ」と言っていたのがイギリス人――という植民地統治だった。こうした間接統治は、至るところにありました。(…)帝国主義時代を通じ、植民地が急速に増えていったときは、自分たちだけでは治めきれない。だから中間管理職をつくるわけです。(日下) 102
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    ポルトガル人が幕末の日本へ来て、どうしてこんなに見下されるのか理解できない。なぜ有色人種から見下されるのかわからない。自分たちは白人だ、キリスト教も布教した、鉄砲も供与した。軍艦はあるし、航海術もある。しかし日本人はポルトガル人を見下す。やがて彼らは理解する。自分たちが奴隷制度を続けているからだとわかる。(日下) 105
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    基本的な国際関係では、たとえばいま、パキスタンとインドの両方が原爆を持って張り合っていますが、あれも英国がカシミールを半分に、パンジャブを半分に、曖昧な国境線を残して、いがみ合わせている。チャーチル自身が「イスラムとヒンドゥの争いこそ植民地インドの最大の防壁だった」と言っている。(…)インドでは、パンジャブのシーク教徒を警官や軍隊の兵士にした。イスラムとヒンズーの他にシーク教徒を置いて、力を持たせた。だから宗教戦争が沈静化しない。(高山) 113
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    国際関係は、常に混乱をもってベストとする。日中関係もそうでしょう。毛沢東が「大躍進だ、文革だ」と叫び、紅衛兵が暴れ回り、四人組が騒いだあいだは、日中関係はスムーズでした。日本にとって、これほど都合のいいことはない。(…)それが落ち着いて改革開放で中国が一丸となった途端、日本の戦争責任がどうしたとか、靖国参拝がどうのと言い始めた。中国が安定して団結したからです。(…)アメリカが日本を考える場合、朝鮮半島もシナも仲良く安定している状態はいちばん嫌う。だから、中国人と一緒に反日を盛り上げる。(高山) 115
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    人工衛星からの映像で夜の日本が明るくなって、朝鮮半島の韓国側も明るい。でも北側が真っ暗で、まるで韓国が大陸から離れた島のように見える映像が流れています。北朝鮮は深い闇に覆われている。あれが中国にとって望ましい。まさにバッファゾーン、共産主義の中国を守るためのバッファーゾーンです。(…)アメリカはしょせん、日本の安寧や、朝鮮の安寧は、これっぽっちも考えていない。朝鮮半島を分断しておくのは、アメリカにも都合がいい。中国にも都合がいい。(高山)  123
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    清国は満州民族が北から下りてきて支配していましたから、これを北へ追い払おうというのが辛亥革命です。(…)孫文に小銃を売ってやる。彼はそれを持って広東に帰り、兵を挙げて北へ攻め上り、成功する。そのときの部下が、蒋介石と周恩来です。実は、日本の資金援助と武器供与に際して、その担保として満州を日本が取ってもよいと孫文は言うんです。「満州族の満州を日本にやるから、金と鉄砲を漢民族にくれ」と言ったのは、今風に言えばM&Aです。中国では、昔からこれが普通の常識的な感覚です。(日下) 124
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    2014年07月29日
  • すぐに未来予測ができるようになる62の法則

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    先進国があるから後進国があるのではなく、「後進国が先進国をつくる」点が楽しい。(…)真似する人がいることが鍵である。そして、真似させようなんて考えているようでは、本物はできない。まず自家消費として、自分自身が陶酔しなければダメである。103
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    「日本人と商売をすると、必ず儲けさせてくれるがそれだけで終わる。しかしイギリス人と商売をすると、いろんな遊びを教えてくれる。それは一生の思い出になって残る。ただし、イギリス人は全然儲けさせてくれない」(…)イギリスの貴族は自分では勉強しないらしい。勉強している人を親友にして、そのエッセンスだけを聞く。そのための手段が別荘や遊びで、家族づれの楽しい一週間が経ったころフラッと顔を出して、遊びや夕食を共にしながら何気なく質問する。超高度な情報はそのようにしてこそ得られるものだと知っているのである。115
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    私の知り合いに、戸別訪問セールスナンバーワンの成績を誇るベテラン営業マンがいる。あるとき、「あなたぐらいベテランになれば、玄関を見ただけで、この家は買ってくれそうかどうか、すぐにわかるでしょう」と聞いてみた。すると、「絶対にわからない」と断言された。だから、数撃たなくてはいけないというのである。(…)彼いわく、「訪問件数を何とか三〇軒に減らして同じくらいの成績を上げようなどと考えている人は駄目だ」――。142
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    現在のような大衆社会では、むしろ誰もが知っている情報こそ価値が高いこともある。講演会でも「誰も知らないことを教えてあげます」と言っても人は集まらないが、「東京ではみんなが知っていることを話しましょう」と言えばワーッと集まる。127
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    多くの人が誤解している。本来度胸と賢さは表裏一体のものである。早く言えば思考をつくした上の度胸である。159
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    2012年03月21日
  • 「超先進国」日本が世界を導く

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    私が本を読む中で日本の将来性を評価して紹介してくれる識者は、この本の著者(日下氏)以外に3人(増田悦佐、長谷川慶太郎、三橋貴明)いますが、その中でも日下氏の本とは長いお付き合いをしています。

    彼の主張の中に、日本はバブル崩壊あたりから先進国で、それに引き続くデフレや、高齢化、少子化等、多くの国々が後になって直面する問題にいち早くぶつかり解決していくと述べていたのが印象的でした。

    この本も日本の素晴らしさが書かれていますが、増田氏の主張に似ているところとして、日本を代表するリーダーはそれほどでもないが、実際に運営している企業の中堅リーダーや一般大衆が素晴らしいことを述べていると思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本陸軍の宮崎少将は、インパール作戦において、規則違反でありながら、個人的特徴を生かした専門兵や分隊をつくり、終始善戦敢闘し、コヒマでの勇戦は語り継がれている(p27)

    ・日本のこれからの潮流は、「戦後派が災前派」になり、「戦前派が災後派」になるという逆転現象が起きる(p37)

    ・安倍氏は防衛庁の省昇格や、海洋基本法の制定等、日本の未来にとって必要なことを推し進めた、突然の辞任表明は霞が関官僚の抵抗、公務員制度改革法成立は、高級官僚の人事をコントロールする人事局を設置した(p39)

    ・永住外国人の地方参政権付与、家族の絆を断ち切りかねない夫婦別姓制度の導入、人権侵害救済法案を推進していた千葉法相が落選したことに、国民意識の底流が表れていた(p41)

    ・明治の元勲は欧米視察で彼等との差をせいぜい40年と見積もることができた、その差の大きなものは、1)殖産興業(経済力の発展)と、2)富国強兵(軍事力の増強)であった(p53)

    ・アメリカには長らく奴隷制があった、ギリシア・ローマ文明が奴隷制の上に立っていたし、欧州諸国は「脱ローマ」の過程で奴隷制の代わりに農奴制になり、自営農民をつくったが、アメリカ・中国にはその歴史がない(p58)

    ・道徳がない経済に、景気対策は存在しない、消費の魅力がない産業に成長政策は存在しえない、それら2つがあるのは日本のみ(p67)

    ・日本が示す次のステージは、数値化・計量化・可視化できない、より複雑な価値であり、それに基づいたモノである(p69)

    ・ポケモンの哲学は、皆で話し合って、敵同士も分かり合って、許しあって涙を流すというもの、ワンピースも同様で、善悪二分法でない(p71)

    ・ロシアは1993年に、日本海で約800トンの液体放射性廃棄物を投棄、また化学兵器も1万トン程度廃棄している(p77)

    ・アメリカはビキニ環礁で67回、フランスはムルロア環礁で180回の核実験を行い、大気中や海洋に放射能物資を放出してきた(p78)

    ・命令の上に訓令があった、指揮官が状況変化を予測しきれないときや任務遂行のために具体的な方向を指示できないときに用いられた(p83)

    ・自分から仕事を見つけて、それを自分のやり方で解決してこそ本当の中流、たんに命令されたことをマニュアル通りこなすのは「下流」(p89)

    ・上に立つ者の責任は、全幅の信頼がおける部下を見つけ出し、次にそのポストに置いたら、いちいち口出ししないこと(p121)

    ・中国が覇権を握っていた時に現れた現象とは、1)政治がショーになる、2)自国の国家論、文化論が盛んになる、3)地方に目が向く、4)周辺途上国に関心をもつ、5)考古学や古典ブームが起きる(p133)

    ・江戸時代に新田開拓により人口が増加したが、人口3000万人の統一国家は当時は存在しなかった(p136)

    ・イギリスのチャーチルはヒトラーからの和平提案をすべて断りヒトラーと戦う英雄としての演出をした、その後はスターリンが標的(p147)

    ・チェルノブイリ原発事故当時に0-10歳だった子供たち12万人を1990年から見た結果、1)白血病は2名、2)甲状腺がんは平時100万人に一人から、1万人に一人となった、ミルク摂取制限をしなかったので甲状腺にヨウ素が蓄積、3)セシウムの内部被ばくは見られるがそれによる疾患増加は見られない(p165)

    ・広島長崎の被爆者約8.6万人の健康状態追跡調査から、妊娠5万689例のうち、奇形は一人も見つからなかった、死産等も無い(p166)

    ・1996年までにウィグル自治区で実施した46回の核実験において、19万人が急死、放射線障害は129万人にのぼる(p170)

    ・計画停電よりも、自家発電能力をフル活用することを考えるべきであった(p174)

    ・核拡散防止やプルトニウムが心配であればトリウム溶融塩炉を開発すべき、アメリカがウラン型を進めたのは核兵器として利用するため、トリウム原発はウラン原発比較で、廃棄物が千分の一、プルトニウムは発生しない(p185)

    ・OECDの労働時間調査は、ファーストジョブのみでセカンドジョブは含まれていない、日本人が働きすぎとは一概に言えない(p202)

    ・日本人の総労働時間は減少している、それでも成長率が横ばいとは、労働時間が減った分は成長している、お金ではなく時間で成果を受け取っている(p255)

    2012年2月12日作成

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    2012年02月12日
  • 反「デフレ不況」論 それでも日本企業が勝つ理由

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    デフレ不況という言葉があるくらいに「デフレ」というのはマイナスイメージが強く、長い間デフレに悩まされ続けている日本はデフレを克服しなければという議論を聞くことがあります。

    この本では、私がもう15年は読み続けている、日下氏と長谷川氏が対談形式で、デフレ下においても日本企業は強いという論理を展開しています。デフレにおいても力強さを発揮する日本に期待したいと思います。

    中国やインドが成長著しいのは認めるところですが、私の感覚では私が子供だった30年以上前と似たような感じがしていて、成熟した後に日本と同じような悩みをするのではと思っています。日本は今や世界の最先端にあるという彼らの考え方は共感できると思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本車のリース料金をアメリカで決めるのは、自動車メーカではなくアメリカのリース会社であり、GMは日本メーカに文句をいうことができない(p19)

    ・トヨタのロシア工場は、赤字で操業一時停止となり、第二工場の建設工事は中止になった、トヨタの失敗例の一つ(p25)

    ・トヨタショックが起きた背景は、1000万台の生産能力があるのに60%しか動いていないこと(p26)

    ・トヨタのアメリカ国内における部品調達率は9割で、フォードよりも高い、今回のトヨタたたきは無茶苦茶(p30)

    ・世界の工作機械の市場占有率は日本が27%、太平洋戦争時代はほとんどがアメリカ製であり、その能力が日本の軍用機の生産台数を決定していた(p36)

    ・世界のすべての国に対して特許の国際貿易が黒字であることを経験した国は歴史上で、アメリカ、フランス、イギリスと現在の日本のみ、イギリスが産業革命で大きく技術が進歩した原因の一つが特許という形で発明を保護したことにある(p37)

    ・中国の建設機械は日本の3分の1の値段だが、耐久性が5分の1以下、なので日本製の中古品も人気あり(p43)

    ・タクシー業界は1日270キロという規制がある、i-MiEVでは2回充電で済み、電気代は729円、燃料代は圧倒的にEVが安い、電気自動車の運行コストがガソリン車の6分の1(p50、93)

    ・ニューヨークの地下鉄の落書きが減った理由の一つとして、川崎重工製の車両が入ったから、モップで簡単に落書きが消せてしまうから(p52)

    ・日本の宅配サービスが凄いのは、集金(代引き制度)ができるから、日本以外の国では担当者が持ち逃げするので成立しない(p53)

    ・世界の歴史を見れば、戦争の時代はインフレ、平和な時代はデフレ(p61)

    ・かつてのソ連、中国などの社会主義国は例外なくデノミをしている、旧ソ連は1948年に100分の1、中国では1950年に100分の1、ハンガリーは10京分の1、ドイツでは連合軍占領下で10分の1、日本はデノミなしだが新円切り替え、フランスやイタリアも実施(p62)

    ・円高にも拘わらず日本の輸出が増え続けたかは、耐久消費財が2割と少なく、生産財や資本財が多いから(p68)

    ・現代重工の群山造船場においてもエンジンは日本製を使用、それを使わない限りロイズが保険をかけないから(p84)

    ・1トンの貨物を1キロメートル運ぶ輸送量を「トンキロ」という、最もエネルギー量が少ないのは「艀(はしけ)」、列車はその8倍、トラックは25倍(p88)

    ・アメリカの大学ではアジア各国から留学生がきているが、共通の話題は日本の漫画という話もあり(p105)

    ・世界ブランド国ランキングによれば、2009年は、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリスに次いで日本は5位(p110)

    ・なぜ日本で社長の個人保証制度があるかは、終戦直後には、銀行が担保を求めようにも焼け野原の土地では価値がなかったので、ギリギリの線で個人保証に落ち着いた(p160)

    ・新幹線用のレールを作れる(圧延できる)技術があるのは、新日鉄の君津と、JFEの扇島のみ、車両は日立製作所と日本車両、川崎重工のみ、イギリスでは日本の新幹線を導入済みで2009年8月に174両を引渡し済み(p168)

    2010/09/12作成

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    2011年10月16日
  • アメリカはどれほどひどい国か

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    ネタバレ

    いつも目から鱗の事実、史実を教えていただいて感謝しております。どうひいき目に見ても、かなりの右寄りの発言ばかりが目立ちますが、今までの日本の普通の教育で私が得てきた知識の偏り具合から考えると、これぐらい反対にもう一度揺らしたほうが、補正が効き、もう一度冷静に世の中を見ようと言う気概が出てきます。
    アメリカはニューヨーク、ワシントン、レッドネックの国だと言う見方は新鮮で面白かったです。

    【目次】

    まえがき 高山正之

    第一章 米中・共倒れの時代

    アメリカと中国の意外な共通点 
    アイデンティティのない国は「こすっからい」
    騙し合いやむしり合いが増える 
    中国とアメリカの「奴隷経済」 
    「白人優越主義」というモラル 
    「オバマ大統領」=アメリカのずるさの表れ? 
    奴隷支配の国:中国 
    米中は互いに「食い合う」関係
    「働かずして儲ける」のが米中の狙い 
    米中は日本を師と仰げ
    人に働かせるのはもうやめよ 
    失業対策としての公共事業 
    公共事業に行き詰まると革命が起こる中国 
    中国史に見る王朝の栄枯盛衰 
    中国は日本と戦争がしたい 
    誘いに応じると偏される 
    日本は「高みの見物」でよい 

    第二章 アメリカの悪巧みにのるな

    「中東大団結」を恐れるアメリカ 
    イラク戦争に深入りしたツケ 
    三つのアメリカがある 
    アメリカの人種観を忘れるな 
    人種対立の行き着く先は? 
    赤字に転落したカリフォルニア州の行方 
    牛馬の餌に感謝決議した日本の国会 
    誰のための日本総領事館なのか 
    安倍元首相のカムバックを期待する 
    「サルでも出来るマスコミ式発言表」 
    いずれ潰れる「反日マスコミ」 
    「日本の強さ」を発信しつづけよ 
    日中間に不和の種を蒔くアメリカ 
    朝鮮牛島の分断は未申に好都合 
    孫文は満洲を日本に売ろうとしていた 

    第三章 やはり世界は腹黒い

    アメリカ人はいまも日本人を恐れている 
    数値目標であるかのごとき優遇政策 
    日本が立つ「ノーマンズランド」 
    経済成長を重ねた過程でネットに近づきすぎた 
    中川前財務相のバッシングに人種偏見の影を見る 
    アメリカは決して"人種の坩堝"ではない
    至るところにあった間接統治の支配構造 
    幕末期から奴隷制度を非難してきた日本 
    米国企業が中国に進出する本当の理由 
    自分の国を自分で守った幕末日本 
    米軍基地は"ビンの蓋" 

    第四章 日本は「孤立」しても困らない

    優れた英知を持つ日本人 
    日本を警戒するアメリカ 
    映画『フォレスト・ガンプ』が描いたアメリカの病理 
    メイフラワー号でやってきた清教徒は何をしたか 
    人道的と言うには程遠いリンカーンの人物像 
    トーマス・モアの『ユートピア』に学ぶ戦争論 
    日本がなすべきことはいろいろある 
    日本の自衛隊も傭兵を使え 
    国際人遵法の元祖トーマス・モア 
    田母神問題に見るジャーナリズムの罪 
    「狂気編隊」と書かれた航空自衛隊の雫石事故 
    日本人はなぜ悪口を言うようになったのか 
    学習院の同級生が「ご学友」とは! 
    日本の自主防衛を封じる「米中密約」の腹黒さ 

    あとがき 日下公人

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    2011年03月26日
  • アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

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    分かりやすい経済学の本だった。日本経済が駄目だ駄目だ言ってるマスメディアが上っ面しか報道してないのが良く分かる内容で痛快だったが、じゃあこれから日本はどうしていけばいいのかって内容は曖昧なままな感じ。世界の文明自体が過渡期に来てるのは間違いないんだろう

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    2011年02月10日
  • 反「デフレ不況」論 それでも日本企業が勝つ理由

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    デフレは平和の象徴、というのはわからなくもないけれども、
    じゃあこれからの世代のあなた達は、戦後の好景気下のような暮らしは
    諦めてくださいねと言われても、ちょっと納得が行かない気がした。

    とは言っても、かわいさ・クールさなど今まで誰も研究していない経済学に
    答えがあるという説には共感できたし、鉄鋼などで日本が持っている
    アドバンテージについての長谷川さんの説明はとても力づけられた。

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    2011年01月24日
  • 大人の国のための戦争学 日本人が知っておきたいこと

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    筆者の考えに、なるほど、と思わされることも少なくない、が、本当と首をかしげたくなるような記述も少なくない。
    うさんくささが突飛で、たのしい。笑
    なんだか、本を読むというよりは、弁の立つおっさんの話を聞いているよな気分になった。

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    2009年10月04日
  • さらば! 貧乏経済学 新しい「豊かさ」と「幸せ」を求めて

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    これまでの経済学は貧乏を前提として、いかに物的に豊かになるかを研究してきた。しかし、現代は安価なものより高価な物が売れたり‥前提が崩れている。貧乏な時代の価値観や思考パターンは通用しない。袋小路に陥った工業化社会の経済学について検討する。

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    2009年10月04日
  • アメリカはどれほどひどい国か

    購入済み

    ひどい本でした

    アメリカがどれほどひどい国か?
    を知らない人に説明しようとするような内容を期待していたのですが、2人ともひどいのを前提に「そうだよねー」と言い合ってるだけの内容で前提になってるエピソードの解説などもないし、両方が知っている話を前提に進めて「それってどういう話ですか?」みたいな掘り下げもないので本当に何も得るモノがなかった。

    強いて言えば論客といってもこの程度の知性やマナーなのか。というのが知れたのは良かった。

    #タメになる

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    2021年11月11日