【感想・ネタバレ】〈新装版〉組織に負けぬ人生のレビュー

あらすじ

官僚主義、形式主義、瑣末主義等々の無数の欠陥を持っていた、史上もっとも日本的な巨大組織・日本陸軍。この極めて厳格な組織のなかにあって、上官に迎合せず、部下に高圧的にもならず、ゆえに多くの部下から聖将と慕われた軍人。それのみならず、戦えば必ず作戦目的を達成した常勝の軍人――それが今村均大将であった。組織のなかでどのように生きていくかは、現代人にとっても最大の問題である。本書は、その組織を美しく賢明に生き抜き、そして成功するための英知を、今村大将の膨大な回顧録のなかから探る「異色の人物組織論」である。「こんな上司が欲しかった」と誰にも感じさせる“本物のリーダー”の生き方とは何か。“本物のリーダー”の資質を今村大将の回顧録から読み解く一冊である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 日下公人「組織に負けぬ人生。」、不敗の名将・今村均大将に学ぶ、2001.8発行、新装版。「今村均氏の軍人生活」(1983.2刊行)、「組織に負けぬ人生」(1993.3、改題・文庫化)と同じ。刊行本は売れなく、文庫本は沢山売れたそうw。人間、今村均の「回顧録」から、今村均の新発田中学卒業から第5師団長(昭和14年、53歳)までの間の逸話をいくつか紹介されています。戦後の服役の話、自宅での謹慎の日々などがよく話題になりますが、若い頃から「自分の功績をゼロにして相手の顔を立てる」様子がよくわかります。

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2023年03月25日

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