太田光のレビュー一覧

  • 憲法九条を世界遺産に

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    爆笑問題の太田氏の軸が書かれていると感じた1冊。
    彼は世の中には矛盾があるからこそ、そこからエネルギーが生まれると考え、その矛盾をただ全否定、全肯定するのではなく真っ直ぐ向き合うことが、今の世論に足りないのではないかと投げかけているように感じた。
    同時に彼は言葉のもつ力に対し恐れを抱きつつも、発信者としての責任はきちんと持ちたいと表明している点に彼の潔さを感じた。

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    2012年04月21日
  • 憲法九条を世界遺産に

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    ネタバレ

    朝日新聞で紹介されていたのと、爆笑問題の太田光と「アースダイバー」を書いた中沢新一の対談というのが面白そうで読んでみました。
    私は珍しい組み合わせだな~とおもったけど、この二人はもともとメル友だったと書いてありました。

    内容は、対談に初めと終わりに中沢新一の文章、中程に太田光の文章が入っていました。
    九条を中心に憲法改正問題が出てきていますが、タイトルどおり九条についてあれこれを話しています。非常にいろいろな方面の話がひきあいに出されています。対談のためか、引き合いに出されても「○○の××という部分が△△だよね」といったくらいにしか触れられていないので、その○○を知らないと何を言っているか分からない部分もあるようです。幸いにして、私の場合は8~9割は分かったので議論についていけたのですが、母には、分からないものばかりだったようで、「何を言っているのかさっぱり」という感想でした。

    その上で、この本で語られているのは、九条(と日本国憲法)の実務的な成り立ちや方法論ではなく、もっと根元にあるだろう思想の部分だと感じました。根元をつきつめないと、表層だけの議論になってしまうということなのですが。では、実際どうなの?ということを考える人には、理想論もしくは精神論だけ語っているように見えてしまうかもしれません。
    でも、やっぱり精神論も必要だと思います。…というか、私の場合、憲法って実務的な法律というよりも(いや、法律なんですけど)、法律の上にあるスローガンというかモットーみたいなものなのじゃないかと思っているので…。そういうのを憲法と言っていいのか?と言われると、一般的な世界(国)では違うでしょうねと答えるしかないです。この本でもそのように話されています。そして、その一般的でないところが日本国憲法の大切な部分だと。

    この本を読んで、「何を言っているんだ」と感じる人もいるだろうし、「そういう考え方もあるのか」と感じる人もいると思います。私は、とりあえず、話に引き合いに出されたもので、まだ読んでいなかったりするもの…とくに、『ゲド戦記』の作者、アーシュラ・K・ル=グゥインの両親が関わった最後の野生のアメリカ原住民についての本「イシ 北米最後の野生インディアン」を読んでみたいと思いました。

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    2012年05月10日
  • 憲法九条を世界遺産に

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    ネタバレ

    太田光という人が、どこを目指しているのかはわからないけど、とても頭の良い人だと思う。
    タイトルからして、単なる護憲の安っぽい平和主義なんだろうと思っていたら、なかなかどうして、そんじょそこらの学者の憲法本なんて足元にも及ばない面白さでした。
    中沢新一の役割も大きいか。

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    2012年02月02日
  • 三三七拍子

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    話によるとこの本は太田光さんのエッセイ三部作の一番最後に出版されたそうです。しかし、僕が不勉強な限りで申し訳な意のですが、その辺の事情はまったくわからないで読んでしまいました。でも全く問題はないです。

    この間この本が偶然あったので、 手にとって読んでみました。聞いた話によると、この本は太田光のエッセイ集三部作の最後のひとつらしいのですが、そんなことは露知らず、小一時間ほどで読み終えてしまいました。さらりとよめて、結構面白かったです。こういうエッセイが後に彼の短編小説である「マボロシの鳥」につながっていくのかと思うとなんだか感慨深いものがありました。

    ここに書かれているのは1990年代の末期から2000年のあたりで、当時の太田光がどういう目線で世の中を見ていたのかが垣間見えてやはり、彼の視点は、シニカルだけれど、独特のユーモアがあってそこが彼の売りなんだということはかねてから知っていましたが、この本を読んで再確認ができました。しかし、僕が一番面白かった箇所は「十年」というタイトルのエッセイで、妻である太田光代さんと二人で籍を入れた日と、その十年後の結婚記念日で同じ渋谷にある台湾料理店で食事をしていたときのことがかかれてあって、結婚したときと十年目の結婚記念日に注文したメニューがフカヒレスープを除いて全て同じだったということや、

    太田光代さんが結婚したときの食事の帰りに
    「十年後のお互いに手紙を書こう」
    と提案され、十年後に同じ台湾料理店でそのときお互いの書いた手紙を読む。その様子がなんとも仲睦まじく思えました。そのとき感じたことを彼はこう書いていて、以下に紹介すると、
    「なんと幼かった事か。私たちは、何も知らなかった。あの時、ここでシジミを食べていた頼りない私達が、その後の十年の間に起きた様々な事をどうして解決出来たんだろう。それは奇跡のような気がした。」
    と述懐されてあって、太田夫妻の『絆』の深さをうかがい知ることが出来ました。そのほかにもサッチーの学歴詐称問題や、神の国発言など、当時の雰囲気を忍ばせる旬の話が彼独自の切り口で紹介されてあって、今読んでも楽しく読むことが出来ると思います。

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    2011年12月15日
  • 天下御免の向こう見ず

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    この本は「お笑い」についての価値観を変えてしまうエッセイだと思う。「作品と聴衆の間に、翻訳者なるものがいれば、それは芸術になりうる」っと村上隆が言っていたが、まさにこの本、太田のエッセイは、「お笑い」と「お客」をつなぐ「翻訳者」になりうるものだと思った。
    自分の表現、芸を説明するのは、本当にお笑いが好きで、本当に深く理解していない人しか出来ないだろうし、そう言った意味じゃ、太田さんは本当に「お笑い」が好きなんだろうなって感じる。

    こうやって「笑い」の力、「表現」の力を解説してくれると、その力を信じてみたくなるから、とても不思議だなぁ。


    ◎以下本文から気になる点引用。

    【大切なのはそれまで威張ってたいじめっ子を”笑い”の対象として見るという見方を皆に教える事である。日本では、より弱い立場の者を笑う人は沢山いるが、自分より強い立場の者を笑う人は少ない。それも”有り”なのだという事を、教える事によってそのクラスの価値観を変えてしまうのだ。一流のコメディアンは、この、笑いの価値観を変える技術に優れている。】

    【彼は審査員にコンプレックスを感じて毒づいたわけではない。作戦だったのだ。笑いやすい状況を創るために毒づいたのだ。審査する側とされる側、それを見守る客。その三者が生み出す緊張した空気の中では、笑いは生まれにくい。一番弱い立場である彼が審査員をボロクソに言う事によって、この三者の間に生まれた空気の垣根を取っ払うことが出来る。彼の目的は識者の化けの皮をはがす事でも、世の中にメッセージを伝える事でもない。笑いが生まれやすい空気を創る事だけなのだ。】

    【人々があの事件に引き込まれたのは、決してそれが事実だったからではなく、あの事件の中に”今”を感じさせる要素が沢山盛り込まれていて、事件全体がドキッとするほど”今の日本”を言い当てたからである。時代を言い当てる事こそ、大衆の心を掴み、商品をヒットさせる基本である。】

    【簡単に社会に自分の存在を訴える方法など、いくらでもある。社会の外に出て、特殊な犯罪を起こせばいいのだ。でも、それを誰しもがやらないのは、善悪以前に、それが、挑戦者としてあまりにレベルが低く、安易で、とるに足らないからだ。それは注目されるためだけの表現で、その先に何も無い事は、ものを表現する苦しみをしっている人なら誰でもすぐ解る。順序が逆である。訴えるべき事が先になければ、注目されても、何も伝わらない。チャップリンの映画「ライムライト」の中にこんなセリフがある。「薔薇は美しくあるために咲くのではない。ただ咲きたいがために咲いているのだ。だからこそ美しいのだ。」注目されたいがために咲いた薔薇は、美しくも何ともない。】

    【自分自身の判断という事について、こういった、オウムなどの宗教にハマりやすい人というのは、物事の価値基準を”善か悪”かで判断する人が多いのではないかという気がする。「今の社会は悪である」「あなたの様な生活をしていると神の怒りに触れる」】などといったセリフに弱い。必死で、自分を”善”にしようとする。しかしこの善という基準ほど、あてにならないモノはない。時代や状況によってコロコロ変わる。】

    【だから僕は物事を全て”好きか嫌い”で判断している。笑わせることが好きだから漫才をする。笑わせるためには一般的には、”悪”とされる立場でものを言う事もある。笑わせられれば、それが”悪”とされても構わない。ネタの善し悪しは、”善悪”ではない。”ウケるかウケないか”だ。たとえ、神の怒りに触れるとしても、ウケれば嬉しい。】

    【パチンコの持つ人を熱中させる力の凄さに驚いてしまう。・・・サブリミナルとは、通常の映像の中に、はっきりと内容を知覚できないほどのスピードで、ある映像やメッセージを組み込み、潜在意識に訴え、人の行動や思想を誘導するという手法・・・高速で回転する数字の中で一瞬、7が三つ揃い、また過ぎていく。客は近く出来ないほどのスピードで現れるスリーセブンの映像を意識下で何度も繰り替えし、見続ける。改めて、別の映像を組み込まずとも全てのパチンコ台でこの現象は起きている。これがサブリミナル効果を生んでいるとしたらどうだろう。人が”洗脳”によって殺人まで犯すという事は、オウムで実証済みだ。パチンコに夢中で、車に子供を置き去りにした親達を無責任と言う事だけではすまされないのかもしれない。】

    【薬害エイズ訴訟でそれに関わった医師や製薬会社の社長、元厚生省の役人などが次々に逮捕され、事件は解決の方向にむかっているのだろうっとおもっていたが、ふと、果たしてそうだろうか?と考えた。・・・この人たちが一生牢獄で暮らしたとしても、エイズの研究がっ飛躍的に進むという事ではない。例えば、これからの一生をエイズの治療のための研究に捧げる事といったような判決は下せないものなのだろうか。逮捕された医師の知識や頭脳は監獄の中で無駄に腐らせるべきモノではなく、エイズ感染者や血有疫患者のために使われるべきなのではないだろうか。】

    解説から引用。
    【爆笑問題は人を無理矢理笑わせるのではなく、またなにかのメッセージを伝えるのでもなく、ただ「人が笑いやすい状況をつくる」ために全力を投入するという、新しいタイプのお笑いだ。】

    【自分と相手をつくづく見やってあきれ果てたあげくに笑いだし、お互いのことを許しあえるような状況をつくるというのが、お笑いの実存というもので、そういう限界だらけの人間を否定し、完全や理想に向かって人をひっぱっていこうとするものに、お笑いは抵抗するのだ。お笑いは不完全を否定するのではなく、最終的にそのことを許す。そのとき「人が笑いやすい状況」というのが生まれる。】

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    2011年09月15日
  • 三三七拍子

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    やっぱり物の見方がおもしろい人です。
    そしてセンスもピカイチ

    うそか本当か境目がよくわからない独自の世界観も
    またgood!!

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    2010年09月02日
  • 天下御免の向こう見ず

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    好きな人です。

    物事を違った面からとらえるのがとっても上手な人だなと

    思いました。

    ひねくれではなくて。

    だから本質がとらえられるんだな☆

    だから見えてる世界もおもしろい。

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    2010年09月02日
  • 三三七拍子

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    太田さんの本はいくつか読んだけど、
    個人的にはすごく共感できて好きです。

    この本でいうと、
    特に「ヒント」という話。
    ときどき自分が誰なのか分からなくなるような感じがする。
    鏡をみて、誰だこいつと自分に対して思うときがある。
    という話。
    めちゃくちゃ共感した。
    同じ人がいてよかったと思った。

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    2009年12月11日
  • 三三七拍子

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    爆笑問題の大田光の連載をまとめた本。
    たわいもない少年時代の思い出話から、社会現象に対する大田流の考え方まで
    幅広く載っている。よく大田がTVとかでも発言するピカソ・ショックの話も。
    いろいろ考えさせられる、そして期待させられる一冊。

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    2010年03月08日
  • 天下御免の向こう見ず

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    太田光の多分初めてのエッセイ集。
    この人はちょっと口下手だけど、
    文章で読んだらスッと頭に入ってきて、
    ホント考え方に圧倒される。
    実は、物書きタイプじゃないのかな。

    ラジオのリスナーにオススメの一冊。

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    2009年10月04日
  • ヒレハレ草

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    爆笑問題、太田光さんのエッセイ集。この人の文章って、淡々と書いてるのに、その情景が思い浮かぶんですよね。ときどき折り込まれてるSF的なストーリーが、これまた面白いです。

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    2009年10月04日
  • 三三七拍子

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    以前から太田さんの考えや発想、気になってました。とっても頭がいい人物だと思います。この本を読んで、ますます気になる存在になりました。

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    2009年10月04日
  • ヒレハレ草

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    著者はもしかして…天才?
    そう思わせるような鋭い洞察力、自然に身を任せたような文章、どれを取っても『凄い』!
    テレビとはまた違った著者の一面が、この本の内容に滲み出ています。
    本当の『面白さ』を、この本を読んで実感してみてください。

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    2009年10月04日
  • 天下御免の向こう見ず

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    爆笑問題・太田光のエッセイ集。太田光が時事ネタやプライベートなどを面白い視点で評論してます。1997年あたりに出た本なので、「あぁこんな事件もあったなぁ」なんて気持ちにもなる1冊です。鋭い目線から切りまくってます。さすが太田光。

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    2009年10月04日
  • ヒレハレ草

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    ただの有名人本かと思いきや。良かった。
    太田が書いたエッセイに、田中の紙粘土のさしえつき。
    これが良かった。
    短編小説も良かった。

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    2009年10月04日
  • ヒレハレ草

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    タレント本なんか読むかボケェ。と思っているあたし。
    太田光のセンスにはびっくり。
    北野武の次に芸術界に進出するのはこの男だ。

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    2009年10月04日
  • 違和感

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    ネタバレ

    太田光が真面目に色々な事を解説 読書家の面目躍如か?硬派の主張をしている。
    ・赤毛のアンのセリフ 楽しみが無くなったとしてもその楽しみを待つ間は幸せ
    ・放送作家の高田に見出される
    ・伊集院、上田が友達 飲みにも行く
    ・ビートたけし、さんま、タモリは別格
    ・永六輔 夢であいましょう 芝居、歌、笑い 作ってみたい
    ・タイタンの妖女が愛読書 人間を最後に許す物語
    ・母親の最期に、好きだった越路吹雪の曲をスマホで聞かせた
    ・

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    2025年09月12日
  • 違和感

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    ちゃんと自分の考えを言葉にして、どんな人にでも伝えられるのって羨ましい
    ぶつかっても自分を大事にしてるところが
    そうできるように頑張ったのだなあ…

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    2025年07月20日
  • 憲法九条を世界遺産に

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    知識は必要だと思った。
    知らないで死ぬより、知って死にたい。

    物事を知り、考える為には知っている事が必要だと思った。知らないこと程罪な事はないと思う。

    是非は何ともいいがたいが、大いに議論すべき内容だと思った。

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    2025年04月06日
  • 文明の子

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    爆笑問題・太田光氏の上梓する書き下ろし小説の第2弾。すべて短編小説で構成されてはいるのですが、その一つ一つ中に物語上の「つながり」があると気づいたのは、半分ほど読み終えてからでした。読むかどうかは…。




    爆笑問題・大田光氏による小説の第2弾です。最初にこれを読み始めたときは中身のすべてが短編小説なので、それぞれが独立した話なのかな、と思っていたら、一つ一つの話に何らかの『つながり』があるということを読んでいる途中で気づきました。

    二人の子供が出てくる話や、ジョン・レノン殺害の瞬間などさまざまなシーンが出てくるのですが、個人的に印象に残ったお話は『首相はつらいよシリーズ』の中で少子化対策のために日本政府があまりに大胆な政策をおこなってしまう近未来の姿が描かれます。

    その政策の是非を問うために首相とある国会議員との答弁の描写、あれが時々『時事』的なものを取り入れつつも、巧みな答弁の展開は面白かったです。

    そしてその政策に実は…。というどんでん返し、僕はここすべての作品世界は何らかの形でつながっているんだ、と気づきました。

    地球、そして地球とは別の進化を成し遂げた星の過去と未来に秘められた謎。これについては最初と最後に出てくる「イシ」というキーワードが重要な意味を持っておりまして、詳しくは読んでいただければと思うのですが、正直な話、この本は爆笑問題、および太田光氏の熱心なファンのためにあるもの、そういう位置づけであると、個人的には踏んでおります。

    ※追記
    本書は2023年5月11日、幻冬舎より『文明の子 (幻冬舎文庫 は 7-18)』として文庫化されました。

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    2025年02月17日