太田光のレビュー一覧

  • ヒレハレ草
     他のエッセイ集は読んでいたけどこの本を読むのは初めてで、とても面白い。太田光さんの長編小説を全部読んでいるのだけど、壊滅的に面白くなくて読むのが苦痛だ。それまで見上げていた太田さんを見上げる感じが消えた。テレビは『サンデージャポン』を時々見るくらいで、ネタ番組を見ないので漫才もあまり見なくなった。...続きを読む
  • マボロシの鳥
    太田さんの思想全開。社会への根底にある想いに共感しかない名著。しそう強めなので好き嫌いは別れる。私は売らずに書棚に残した。
  • 笑って人類!
    ここまで引き込まれる作品だとは全く想像できなかった。近未来の国家同士の争い、争いからの融和への道なり、という重いテーマではあるが、個性豊かな登場人物、ユーモア溢れる会話など、全体を通してポップなコメディー作品であり、楽しみながらどんどんページをめくることができ、爽快感のある読後であった。
    的確な現実...続きを読む
  • 笑って人類!
    500頁超の大作でありながら、飽きさせることなく、一気読みさせる。
    ところどころに笑いや風刺も取り入れながら、最終章に突入していく様は圧巻である。才能ある人は何をやらせても人より秀でている。まさしくそのことを痛感した本だった。
  • 笑って人類!
    爆笑問題の太田光さんの作品。
    まずはその分厚さに驚きましたが、非常に読みやすいし、話しの先が気になってドンドン読み進めていく感じでした。

    近未来のSFでしたが、リアリティもあって、一つ一つに納得しながら楽しみました。
    太田さんならではのユーモアはもちろんのこと、胸にグッとくるところも多々あり、読み...続きを読む
  • 笑って人類!
    太田光さんが好きで買いましたが、
    太田さん云々ではなく、物語としてとても面白かったです。
    シンプルだけど強いメッセージを全体から感じて、最後は涙が出ました。
    絶妙に現実とリンクさせているところの塩梅も素晴らしく、面白かったです。
  • 笑って人類!
    おもしろい

    大人も子どもも、男と女もオカマも、人間もアンドロイドも

    未来はきっとおもしろい

    富士見は太田さん、桜は田中さん、五代は空気階段もぐら、末松は空気階段かたまりってイメージだった笑
  • 笑って人類!
    脳内に映像が浮かびすぎて、面白い映画を見終わった後のような読後感!太田さん、すごいな(゚ロ゚;)ピ-
  • 笑って人類!
    今季ここまでの最高の一冊、かもしれない。
    著者の理想をふんだんに詰め込んだような、「あぁ、太田さんらしい」という思想が随所に。終盤は特にそれが怒涛。
    最高のSFエンタメ小説。最後は読み終わりたくなくてゆっくりじっくり読んだもんね。
    条約全文も圧巻。
    未来はきっと、面白い。人類はきっと、もっとやれる。...続きを読む
  • 芸人人語
    太田さんの著作はこれが初めて。

    良かった点をたくさん書いて締めたいので、良くない点を先に書くと、まず、本の後半がコロナの話題ばっかで結構飽きる。

    そもそもこの本は2019年から2020年の期間で月一連載のエッセイを書籍化したもの。なので、半分過ぎたあたりからコロナの話題が始まるのだが、途中からこ...続きを読む
  • 芸人人語 コロナ禍・ウクライナ・選挙特番大ひんしゅく編
    爆笑問題の太田さんが大好きなので、かなり偏った評価かもしれないです。笑
    コロナやオリンピックなど、良い悪いで片付けられないが、二択で議論されがちな大きな問題が近年たくさんありました。簡単に2択を提示しない太田さんらしい目線で丁寧に主張が描かれており、とてもほっこりした気持ちになりました。
  • ヒレハレ草
    太田上田で太田の印象が大きく変わり、内面を少しでも知れたらと思い購入。文章には向田邦子のテイストを感じさせながらも本人の優しさ、繊細さ、皮肉などが随所に散りばめられていた。短編の最低人間は実際にあった出来事のような不思議な作品だった。もっと他の作品を読んでみたいと思わせてくれる一冊だった。
  • 芸人人語
    時事ネタの漫才をやり続けて、政治やニュースにも臆さず斬り込む、けどいざバラエティーに出れば手に負えないおじさん的な、独特な雰囲気を持つ芸人、爆笑問題の太田光さん。
    先日、たまたまyoutubeで「爆笑問題のニッポンの教養」を見て、太田さんの視点にハッとして、感銘を受け、改めてファンになってしまいまし...続きを読む
  • 芸人人語
    この本は読み続けると思う。太田さんの主に芸に対する気持ちだったり姿勢を知れるので芸や太田好きにはお勧め。途中からコロナの話題が多くなり飽きもくるので自分に必要なところだけ読むのもあり。
  • 憲法九条の「損」と「得」
    下火になっている憲法改正論議をよそ目に日本国憲法、日本人論、天皇制について中沢新一と太田光が
    議論。切り口が新鮮でとても良かった。

    そもそも、安倍晋三はなぜ自衛隊を9条3項で位置付ける案に後退したのか、これなら面白い議論にならないじゃないか、いっそのこと交戦権を肯定して自衛隊を国防軍くらいにするく...続きを読む
  • 三三七拍子
    太田さんの本の中で一番面白かった。
    これを読んでいると、自分も小説とか、色んな想像をしてみたくなる。
    そんな背中を押してくれて感謝してしまう。
    なんで太田さんの考えにいつも共感してしまうのだろうか。
  • 憲法九条を世界遺産に
    憲法についての対談集ですが、引用したい部分がたくさんあります。中沢はともかく、太田光って頭いいなあ。見直した。九条ってのはそのまま守ったら侵略されちゃうような「不可能な理想」だから、世界で唯一のもの。だから、理想を何とか守るために「自衛隊」みたいな拡大解釈が必要になる。世界中がこの憲法を持てば、人間...続きを読む
  • 憲法九条を世界遺産に
    これは、本気で考えていないとできないほど、レベルの高い対談。
    今一度、憲法第九条を見直す機会を持ちたい。
  • 憲法九条を世界遺産に
    あの時代のアメリカと日本が生みだした、日本国憲法という「奇跡」。それを世界遺産として遺そうという。それは、人間は愚かな生き物で、遺そうとしなければ壊してしまうから。
    世界的に見て現実的でないことにこそ価値がある。
    何が現実で何が非現実なのか分からなくなってる世の中。
    僕も現9条に価値を見出したいと思...続きを読む
  • 憲法九条を世界遺産に
    僕自身は改憲論者の部類に入ると思う。
    憲法九条の素晴らしさを憲法の中にはみとめていない・・・という立場だ。

    本書はお笑い芸人の太田光と人類学者の中沢新一の対談本。

    憲法九条を「平和憲法」として諸手を上げて礼賛する平和主義者とは違って、その危うさや幻想、理想、非現実性をしっかりと認識した上での護憲...続きを読む