あらすじ
太田光はなぜコメディアンになったのか――太宰治より宮沢賢治に憧れるようになったこと。「エースをねらえ!」に憧れて軟式テニス部に入ったこと。向田邦子、ジェラール・フィリップのことなどなど、初めて明かされるプライベートや裏話、憧れ、夢の数々。徒然なるままにつづられた、常識を超えた面白エッセイ集。短編小説「最低人間」も収録。
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Posted by ブクログ
他のエッセイ集は読んでいたけどこの本を読むのは初めてで、とても面白い。太田光さんの長編小説を全部読んでいるのだけど、壊滅的に面白くなくて読むのが苦痛だ。それまで見上げていた太田さんを見上げる感じが消えた。テレビは『サンデージャポン』を時々見るくらいで、ネタ番組を見ないので漫才もあまり見なくなった。ラジオ『爆笑問題カーボーイ』はだけは必ず聴いている。しかし最近はライブの準備で田中さんがネタを覚えないことなどの話題が多く、またそれかと思う。「うーぱんゲーム」というアドリブでゲームをするコーナーがあんまりあんまり面白くなくてつらい。他のコーナーでは面白いところもあるし、とにかくずっと聞き続けているのでやめることができない。
そうして90年代の後半に綴られたエッセイ集を読むと、すっごく面白い。再び太田さんの輝きに振れたことで気持ちが元に戻るようだ。
太田上田で太田の印象が大きく変わり、内面を少しでも知れたらと思い購入。文章には向田邦子のテイストを感じさせながらも本人の優しさ、繊細さ、皮肉などが随所に散りばめられていた。短編の最低人間は実際にあった出来事のような不思議な作品だった。もっと他の作品を読んでみたいと思わせてくれる一冊だった。
Posted by ブクログ
誰よりも尊敬しています。この方のように、キレた笑いを提供できる人間になりたいです。
太田氏は苦手…という方にこそ、読んで頂きたい。彼を見る目が変わるはずだから。
Posted by ブクログ
爆笑問題、太田光さんのエッセイ集。この人の文章って、淡々と書いてるのに、その情景が思い浮かぶんですよね。ときどき折り込まれてるSF的なストーリーが、これまた面白いです。
Posted by ブクログ
著者はもしかして…天才?
そう思わせるような鋭い洞察力、自然に身を任せたような文章、どれを取っても『凄い』!
テレビとはまた違った著者の一面が、この本の内容に滲み出ています。
本当の『面白さ』を、この本を読んで実感してみてください。
Posted by ブクログ
太田光の感性の純粋さ、物事の捉えかたに共感できる部分が多々あり、読んでいて堪らなく嬉しくなる瞬間がある。
しかし、芸人さん独特のフィクション?ギャグ??を交えた話となると、自己満足なおスベリ芸を見ているようなやや居た堪れない気持ちになった。
勿論、クスッと笑える部分もちょこちょこあり、さらっと楽しく読めた。
Posted by ブクログ
自殺をしてしまう人が多いのは、生きる価値より死ぬ価値の方が優ってしまうから。生きることが楽しくて、価値のあるものだと、証明することを表現者としての使命と自負してるその姿には惚れるなぁ。
おれも生きてるのが楽しそうな人になりたいな。感動。ただそれだけでも、難しいのに。ただそれが一番難しいからしぶとくやり続ける価値あり。
Posted by ブクログ
太田光が綴ったエッセイ集です。
テレビなどでは破天荒な感じも見受けられますが、とでも落ち着いたエッセイ集です。なかには、奥さんとの微笑ましい作品も多々あり、太田光の以外な一面も面白いところであります。
新たな太田光をみたいのならば一読する価値あり。
Posted by ブクログ
さっくり読める。
太田光はなんとなく好きでエッセイに手を出したのだけれど、
8割がた適当なもんだからよくわからない。
けど、だから、2割が面白い。
もっとがっつり太田光を知りたかった。
Posted by ブクログ
これも、高校生の時に一度読んで、今回再び、のパターン。
ページを開くとそこは太田さんの持つ独特で愉快な世界。
でも、当時ほど感化されることはなかったな。
あれから月日は流れました。
Posted by ブクログ
高校生の時読んだ日本原論ほどのインパクトはないものの、やっぱり太田さんは面白い。久しぶりにどっぷり大田ワールドに浸りました。なんか嘘みたいなことを堂々と書いちゃうとことかとても好きです。
Posted by ブクログ
爆笑問題の太田光のエッセイ集。短い小説もあれば、自伝というか過去を語ってる時もある。サクサク読めるので、ちょっと時間があるときに便利だし、時代性もあり楽しめる。