岡潔のレビュー一覧

  • 人間の建設

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    2010年版だが、昭和40年に掲載されているが、今も色褪せない。

    ただ、なにぶん難しい。

    これもまた時間を置いてから再読したい。

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    2025年05月26日
  • 春宵十話

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    面白論かったという本ではなかったが、この数学の有名な先生のことを知らなかったので読んでみた。当時の文化芸術、教育、日本人の価値観がどうだったのかが書かれていた。
    昔と今では、大切に思うものの方向性が違っていたのかな、、とか考えるキッカケとなった。

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    2024年09月10日
  • 人間の建設

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    薄い本ではありますが、一度読んだだけでは理解できません。とても深い本だと思います。何度も繰り返し読む価値のある本のような気がします。
    年齢によっても感じ方は異なるでしょう。
    ドストエフスキーやトルストイと言ったロシアの小説家の名前が出てきましたが、まだ私は読んだことはありません。罪と罰や白痴にチャレンジしてみようと思います。
    私の故郷、三重出身の本居宣長や芭蕉の話も出てきました。この2人に関する私自身の無知さにも忸怩たる思いです。少しは勉強したいと思う読後感です。

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    2024年07月26日
  • 人間の建設

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    面白いが、文理の碩学泰斗が対談していることに価値があるのであってその内容に価値があるかは疑問である。
    世の中の中年男性が2人と同じくらい理性的でかつ低俗でないならば、きっと同じような会話をするのだと思う。
    もちろんここから何らかのインスピレーションを引き出すこともありうるのだろうけど、一読した限りではそれは難しかった。

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    2024年07月15日
  • 人間の建設

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    数学界の天才と評論界の天才による対談。
    解説にもある通り、内容は雑談であり、テーマは多岐にわたる。
    二人の対話は非常に高度かつ知的で、すんなりと理解するのは難しかった。そんな私でも、知情意に関する数学論文の話は、相手を理詰めで追い詰める昨今の風潮に対して1つの気づきとなった。

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    2024年06月24日
  • 人間の建設

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    悔しいけれど、今の私の知力では1割しか理解できなかった。

    やはり、良い議論をするにはほとんど同じレベルの頭脳が必要だと思う。
    これから先もっと沢山の素敵な人たちと対話するために、言語を覚えるような気持ちで教養を身につけていきたい。

    30歳になってもう一度この本を読んだ時、5割は理解できるように。

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    2024年04月25日
  • 人間の建設

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    普段使ってない脳みそを使って読んだ感じ、まさに筋トレというか脳トレ…!教育分野に関しても言及されていて、とくに素読教育の是非はわたしも賛成。初等教育の時点では子供たちはスポンジのように知識をスイスイ吸収していくので、九九だけと言わず、国語分野でも素読を入れるのは良いかもしれない。ちなみに教育に携わる者の給料が薄給なのはこの時代からだったのか…

    p.115
    小林 言葉と言うものを、主人はそれくらい信用していると言う、そのことなのです。言葉の組み合わせとか、発明とか、そういうことで新しい言葉の世界をまた作り出している。それがある新しい意味を持つことが価値ですね。それと同じように、数学者は、数

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    2024年04月12日
  • 人間の建設

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    ネタバレ

    うーん難しい。普段使わない脳みその筋肉が頑張っている音がした。数学者の文章って普段読まないから思考回路が違くて面白かった。あと唐突にはじまる形式なのも、面白い。

    最後の解説で、茂木健一郎が「声に出して読みたい」と書いてあったが、そんな暇ないんだが!?と思う。茂木さんとの格の違いを見せつけられる。

    ====
    数学は、発見の前に必ず行き詰まる。

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    2024年03月03日
  • 春風夏雨

    購入済み

    メロディーの深め方

    情緒のメロディーを深める。これによって世界から歓びを得ることができる。どんなに世界が素晴らしくても、メロディーを奏でる琴線緩んでいては、メロディーは響かない。メロディーを深める方法を筆者は伝えたいのだと感じた。

    #感動する

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    2023年10月01日
  • 人間の建設

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    言葉を選ばずに書けば「最近の若いもんは…」の精神が通底していて、読んでる間中説教されているような感じでした笑。
    といっても、当時からの最高位の知識人2人の語ることなので、とても一般人の理解に及ぶところも無く。。。
    「情緒として納得できない」ということでアインシュタインの理論に与しない態度については、なんとなく目から鱗でした。頭のいい人の考えたことは無条件に受け入れるべきだ、もしくは受け入れられた態度をとるべきという先入観が一つ外されたような気がします。

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    2023年09月28日
  • 春宵十話

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    読書会でお借りした本、その2。

    岡潔という数学者のお名前は、SNSか何かで見かけたことがあるようなないような…、程度の知識で読み始めた。
    何やらその分野ではもの凄い偉人であるらしい。
    数学者の大偉人…。
    さて、どんなエッセイだろう…、とページをめくった1行目。

    人の中心は情緒である。

    おおっ。

    …えっと…、この場合の情緒とは
    わたしの思っている情緒と同じなのかしら。

    読んでいくうちに自分の持っている概念が岡先生と同じものなのかわからなくなってくる。

    少し古めかしさも残る美しい日本語、
    突然引用される俳句、連歌。
    1960年代には当たり前に持っていた、もしくは人によってはギリギリ弁え

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    2023年08月24日
  • 春宵十話

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    ネタバレ

    p131の義務教育秘話の天才教育はとても理に適っているなぁと共感できた。平等に教育の機会を与える日本の方法は悪くないけど、特別扱いする人が出るのは良くないというのが良くない考えで岡先生はそれを悪平等教育とおっしゃっていたけど、なるほど、その通りだなと思った。

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    2023年04月20日
  • 岡潔 数学を志す人に

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    数学者であるから、もっと理屈と理論で固めた話かと思った
    意外にも情が中心にある

    突き詰めるという性質のある人だったんだろう
    教育論にしても、宗教的観点からの突き詰めた話はちょっとついていけない

    数学を志す人に、と銘打ってあるが、数学を語る文章は少なかった

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    2023年01月09日
  • 岡潔 数学を志す人に

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    脳科学と教育と仏教について説いてるところはあまり興味を惹かれない。あまり現代に通じてるとも思えない。昔の人の考え方を知るという点では良い。
    数学についてや自身の体験、思い出について話してるところはおもしろい。

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    2022年10月25日
  • 春宵十話

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    数学者、岡潔の随筆書。彼の生い立ちや、考え方が記されていた。

    一貫して主張されているのは、「人間の中心は情緒である」ということ。

    事物との接し方について、考え直すきっかけとなった。
    何かに取り組むとき、何かの目的のもと目的達成のためのあくまで過程としか考えていなかった。
    例えば勉強はあくまで試験に通過するためのもののように。

    目的が主体となり、現実の事物を軽んじてきたことに、中身の無い物足りなさを感じていた自分の感覚が明確なものになった。

    目的への執着、色々な欲を一旦置いて目の前の事物と純粋に向き合いたいなと思った。
    向き合った上で自分が納得することが大切だと分かった。

    また、以下の

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    2022年09月18日
  • 春宵十話

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    日本を代表する数学者岡潔さんのエッセイ。
    ”数学者“と聞くと意味のわからない文字や式とずっと睨めっこをしているイメージしか湧かなかった。岡潔さんは情緒を大切にされているそうで、情緒の中心の調和がそこなわれると人の心は腐敗すると言う。
    心に響く言葉もあればこれはちょっと、、となるような強い主張もちらほら。

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    2022年06月15日
  • 数学する人生(新潮文庫)

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    昭和の数学者、岡潔の講義録とエッセイを彼のファンで同じく数学者の著者がまとめたものである。本書を手に取るまで、岡氏のことを知らなかったが、数学を志す人には有名らしい。数学の研究で日本政府から勲章を受けている。
    京都大学で学び、フランスに3年間政府から派遣されて留学し、帰国後は関西地方の大学で教鞭をとりながら数学の研究に没頭した著者。彼の研究や発見がどの程度すごいのかは私には理解できないが、破天荒な人物だということが彼のエッセイから分かる。
    理系の人というと、どちらかというと言語にこだわらない印象があるが、彼のすごいところは、文章にも極めて長けているところだ。特に、「情緒」ということばで表される

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    2022年04月13日
  • 春風夏雨

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    岡潔の言う「情緒」に自分も触れてみたい。岡潔の言う情操教育に明らかに失敗した例であるが、可能だろうか。

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    2022年02月26日
  • 春風夏雨

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    最近生まれた初孫と同じ誕生日の著名人を調べていたら岡潔の名前が出てきた。十数年前に「春宵十話」を読んだがあまりピンとこなくて古本屋に手放してしまったが、今回改めて本書と春宵十話を購入した。

    岡潔は大数学者として有名だが、数学に没頭している状態と禅の世界の本質は同じという。自我を抑止して大自然の無差別知の働くに任せること。小我(無明)を離れて大我に生きること。無差別知の情的内容は心の悦び、知的内容は純数直観、真我の心は慈悲心だという。

    本書における氏の言葉は、直観に導かれ体験に裏付けられているので、自由で確信に満ちながら教条的でなく詩的である。

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    2021年07月04日
  • 紫の火花

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    実はいい年になるまで岡潔さんのこと知らなかったです(恥)
    事前にレビューなど読んでいたら、これこそが教養、とのレビュー多く、かなり期待して取り寄せました。
    本当に…同世代の中では少しはものを知っている方だと思っていたけど、なるほど、教養、読み進めるのが難しい部分もあり(自分が追いついていけない)、もっと賢くなってからまた来ます。
    奈良にこんなすごい人がいたなんて。素晴らしいです

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    2021年04月16日