岡潔のレビュー一覧

  • 岡潔 数学を志す人に

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    頭がスーっとした。よく分からない気持ち、モヤモヤした経験などを、切り刻んで整頓されたようだった。「ある」ということには、疑う余地もなくそこに「ある」こと、何度も何度も確かめるようにしてそこに「ある」こと、二種類あるんだっていう話が印象に残った。自分が相手を信頼しているのかどうか、という話。確かに、言われてみるとわたしのなかにも二種類、「ある」がある。

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    2016年02月04日
  • 岡潔 数学を志す人に

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    STANDARD BOOKS創刊。
    プレゼントにしたいくらい、きれいな装丁。
    岡潔、寺田寅彦、野尻抱影と三冊出ていたのを、一揃い買ってしまった。本当は、『数学する身体』を買おうと思っていたのに……。

    岡潔は、角川ソフィア文庫『春宵十話』『春風夏雨』を持っているので、既に読んだものが多い。
    これから買う人は注意かも。

    『実際、人間が集団生活を営み得るというのは、他人の感情がわかるというアビリティがあるからで、集団に特別な本能が与えられているわけではない。……だから個人を十分みがいてからでないと、集めてもうまくゆかない。
    今の小、中学校の教育では、初めからグループ、グループをつくって教えている

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    2015年12月20日
  • 春宵十話

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    購入。

    「情緒」が失われているという。情緒とはどのようなものか、きちんと説明されないが本文のいたるところに出てくるので何となくイメージがつかめる。
    目先の刺激が強いものを受け取り過ぎて、細かなニュアンスが分からなくなっていると言われると我が身を省みてしまう。そして一度失われた情緒は回復しないというのも分かる気がする。周りからも失われていたら自分だけでは回復させられないし、緩やかにしか育てられないものだと思うから。
    解説にあるように自然から色々と受け取れるよう経路を確保しておきたい。

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    2015年03月29日
  • 人間の建設

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    批評家、文筆家として有名な小林秀雄と、
    歴史に名を残す数学者・岡潔の対談本です。
    昭和40年(1965年)のものだということです。

    冒頭から、ピカソやアインシュタインを引き合いに出しながら
    話は進んでいきます。
    「無明」をちゃんと分かっている方が良いんだという流れになります。
    無明って、僕は「救いのない」ことなのだろうと読んでいたのですが、
    言葉の意味を間違えていたようで、パソコンの広辞苑を開くと、
    「一切の迷妄・煩悩ぼんのうの根源。三惑の一つ。」などと書かれていたりする。
    となると、話は全然違ってくる。
    自分の愚かしさを知っておいた方が良いというような意味にとらえられますね、
    彼らの、とく

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    2025年06月17日