岡潔のレビュー一覧

  • 一葉舟

    Posted by ブクログ

    岡潔 「 一葉舟 」 著者の宗教観を論じた本。

    「その人は その人の心である」
    *大脳前頭葉という口から 心の糧を取り入れる
    *大脳前頭葉で エキス化して 心の中に貯える
    *心の糧が 心になっていく→その人の過去が増えていく

    エキス化とは
    *知は存在化(印象化)される=浮いたものはとれる
    *情は本質化される=例えば 顔からおしろいがとれる
    *感覚は浄化される=自他弁別本能がなくなる
    *意志は霊化される=盲目的な部分がなくなる


    無差別智とは
    *人の知情意、感覚に働く力〜この力が働いていることを その人自身 意識しない
    *無差別智は 真我に働く→小我は それを妨げる
    *無差別智の道は 捨〜

    0
    2018年09月19日
  • 春宵十話

    Posted by ブクログ

    表題作の春宵十話には、数学者・岡潔の人生が語られている。そこには一般的なイメージでしか数学を知らない私には驚くようなことがたくさん書いてあった。

    なによりもまず、人の中心には情緒がある、数学を成立させているのもこの情緒である、というのが岡さんの主張である。「芸術の目標は美の中における調和、数学の目標は真の中における調和」といった表現もあった。私個人の言い方になってしまうが、数学というのが人間の生の営みからすればごく限定された自意識の中でやるものと思っていたけれど、この本を読むと、それは人間の知られざる領域までを駆使した肉体的・総合的な営みであり、どこか自然の中に投げ出されているようですらあっ

    0
    2016年11月26日
  • 岡潔 数学を志す人に

    Posted by ブクログ

    可愛いひとだなあと思った。犬といっしょにジャンプしてみたり、人のこころはメロディーだと言ったり。文学を専門にしているひとではないから、ところどころ飛び飛びになる印象があるけれど、たまにくる鋭いフレーズにこころが閃くような驚きがあり、いいエッセイを読んだと思った。

    0
    2016年04月19日
  • 岡潔 数学を志す人に

    Posted by ブクログ

    数学を志さない私でも、楽しく読み進めることが出来た肩肘をを張らないエッセイ。数学の話だけではなく、もっと広くトピックが集められているので、数学が嫌いな人でもタイトルにビビる必要は全く無いです。
    岡潔の本を初めて読みましたが、文章のバランスが良くて、
    もはや文系/理系という括りもナンセンスな気がしてきました。有名な学者だったようですが、偉ぶらない文章が好感度大です。他の著作も読んでみたくなりました。

    0
    2016年04月11日
  • 春風夏雨

    Posted by ブクログ

    大数学者、岡潔氏のエッセイ。

    仏教に造詣が深く、仏教的視点で、自己について、善行について、日本の現状についてなど様々な問題について語っている。
    彼の純粋な「情緒」にふれると、精神が浄化されるようだ。

    0
    2015年08月10日
  • 夜雨の声

    Posted by ブクログ

    岡潔の名前を見ると、つい手に取ってしまう。『春宵十話』も『春風夏雨』も角川ソフィアから発売されたことが実に嬉しい。

    数学の教科書に写真が載っていたほど有名な数学者なのだが、こうした著作を読んでいると、日々ほのぼのと、しかしながら心の眼は炯炯とした変わったおじいさんである。

    私が、岡潔に惹かれるのは、読んでいると自分の感じていることを一つ外側から見つめることが出来る時間に出会えるからだと思う。

    思う、とか、感じる、と言うことの大切さを改めて実感出来るのである。

    美しさというものの見つめ方、心というものの在り方、それらを分かりやすく伝えられることにいつも驚く。
    難しい言葉でごにょごにょ言う

    0
    2014年09月28日
  • 春風夏雨

    Posted by ブクログ

    この度、角川ソフィア文庫から『春宵十話』と『春風夏雨』が同時に出版されたと聞いて、すぐに手に取った。

    岡潔の著作と出会ってまだ日が浅いなりに、この人の文章は本当に味読しなくてはならない気持ちになる。

    偉大なる数学者が、「ひと」というものを語る時、なんとその愛情豊かなことか。

    小我=無明に囚われてはいけない、と繰り返し岡潔は説く。
    心が在って、自然が有る。

    けれど、ともすれば我々は無明に感けてしまう。それほどに、人間の持つ欲の力は強大で魅惑的なのである。

    岡潔が数学と向き合う、その様を、恐らく私は一生経験することがないのではないか、と感じている。

    けれど、持つべき心構えを知るというこ

    0
    2014年06月01日
  • 春宵十話

    Posted by ブクログ

    優しい手触りに見えるが、きりり、とした厳しさも感じられる。宗教にも傾倒した著者であり、観想というものがベースになっているようにも思う。

    0
    2018年10月14日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    “読め”はするが、本当に読むことが、難解であると感じる一冊だった。おそらく自分の知識量では解像度が低いだろう。例えば、ドストエフスキーとトルストイの対比について論じられているとき、もちろん作品のことについても論じられるのだけど、作品のあらすじしか知らない自分にとっては、特に解像度が低い。そういった意味では、この本で述べられている、物語を読み、人物を知り、数学を少し学んだりして、また本書を読んでみると新しい観点や、発見があるだろうから、今後も読み返したい。本書の素人目線の感想としては、岡先生がこんなに文学に関わっているとは知らなかった。私にはまだ、問題さえ理解もできないような問題を解決した大数学

    0
    2026年03月01日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    格ゲーLv99の対戦を観ているかのようだった...
    巨匠2人が繰り出す会話は一般人の自分が飲み込むのには時間がかかる。当人たちは平気な顔でぽんぽんとレスポンスしあって異なる次元へ飛んでいく。小林さんと岡さんの頭の中をちょっとだけ覗けた気がした。我々とは見えている世界が全く違うんだろうな。

    0
    2025年12月10日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    2010年版だが、昭和40年に掲載されているが、今も色褪せない。

    ただ、なにぶん難しい。

    これもまた時間を置いてから再読したい。

    0
    2025年05月26日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    薄い本ではありますが、一度読んだだけでは理解できません。とても深い本だと思います。何度も繰り返し読む価値のある本のような気がします。
    年齢によっても感じ方は異なるでしょう。
    ドストエフスキーやトルストイと言ったロシアの小説家の名前が出てきましたが、まだ私は読んだことはありません。罪と罰や白痴にチャレンジしてみようと思います。
    私の故郷、三重出身の本居宣長や芭蕉の話も出てきました。この2人に関する私自身の無知さにも忸怩たる思いです。少しは勉強したいと思う読後感です。

    0
    2024年07月26日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    面白いが、文理の碩学泰斗が対談していることに価値があるのであってその内容に価値があるかは疑問である。
    世の中の中年男性が2人と同じくらい理性的でかつ低俗でないならば、きっと同じような会話をするのだと思う。
    もちろんここから何らかのインスピレーションを引き出すこともありうるのだろうけど、一読した限りではそれは難しかった。

    0
    2024年07月15日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    数学界の天才と評論界の天才による対談。
    解説にもある通り、内容は雑談であり、テーマは多岐にわたる。
    二人の対話は非常に高度かつ知的で、すんなりと理解するのは難しかった。そんな私でも、知情意に関する数学論文の話は、相手を理詰めで追い詰める昨今の風潮に対して1つの気づきとなった。

    0
    2024年06月24日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    悔しいけれど、今の私の知力では1割しか理解できなかった。

    やはり、良い議論をするにはほとんど同じレベルの頭脳が必要だと思う。
    これから先もっと沢山の素敵な人たちと対話するために、言語を覚えるような気持ちで教養を身につけていきたい。

    30歳になってもう一度この本を読んだ時、5割は理解できるように。

    0
    2024年04月25日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    普段使ってない脳みそを使って読んだ感じ、まさに筋トレというか脳トレ…!教育分野に関しても言及されていて、とくに素読教育の是非はわたしも賛成。初等教育の時点では子供たちはスポンジのように知識をスイスイ吸収していくので、九九だけと言わず、国語分野でも素読を入れるのは良いかもしれない。ちなみに教育に携わる者の給料が薄給なのはこの時代からだったのか…

    p.115
    小林 言葉と言うものを、主人はそれくらい信用していると言う、そのことなのです。言葉の組み合わせとか、発明とか、そういうことで新しい言葉の世界をまた作り出している。それがある新しい意味を持つことが価値ですね。それと同じように、数学者は、数

    0
    2024年04月12日
  • 人間の建設

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん難しい。普段使わない脳みその筋肉が頑張っている音がした。数学者の文章って普段読まないから思考回路が違くて面白かった。あと唐突にはじまる形式なのも、面白い。

    最後の解説で、茂木健一郎が「声に出して読みたい」と書いてあったが、そんな暇ないんだが!?と思う。茂木さんとの格の違いを見せつけられる。

    ====
    数学は、発見の前に必ず行き詰まる。

    0
    2024年03月03日
  • 春風夏雨

    購入済み

    メロディーの深め方

    情緒のメロディーを深める。これによって世界から歓びを得ることができる。どんなに世界が素晴らしくても、メロディーを奏でる琴線緩んでいては、メロディーは響かない。メロディーを深める方法を筆者は伝えたいのだと感じた。

    #感動する

    0
    2023年10月01日
  • 春宵十話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p131の義務教育秘話の天才教育はとても理に適っているなぁと共感できた。平等に教育の機会を与える日本の方法は悪くないけど、特別扱いする人が出るのは良くないというのが良くない考えで岡先生はそれを悪平等教育とおっしゃっていたけど、なるほど、その通りだなと思った。

    0
    2023年04月20日
  • 岡潔 数学を志す人に

    Posted by ブクログ

    数学者であるから、もっと理屈と理論で固めた話かと思った
    意外にも情が中心にある

    突き詰めるという性質のある人だったんだろう
    教育論にしても、宗教的観点からの突き詰めた話はちょっとついていけない

    数学を志す人に、と銘打ってあるが、数学を語る文章は少なかった

    0
    2023年01月09日