村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人が自分以外の誰かを好きになるのは、
しょせん自分は独りなのだということを知るためでしかないのかもしれない
主人公高瀬俊太郎が最後に悟る・・・。
高瀬はいまの私と同世代。
社会人2年目のまだまだ若輩者と言われる世代の男である。
同級生ピナコとプラトニックな恋愛を維持しつつも
大人な女優鏡に惹かれていく。
ピナコが他の男性と関係をもっているのではないかと思うたび、
焦る俊太郎は人間の醜い部分というか弱い部分を曝け出しているように
思える。
ひとはいろんな人に魅了され、恋をする。
それは、自分と違うからなのかもしれない。
その人を通して、自分という人間を知ることができるから。