平野耕太のレビュー一覧
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ネタバレ豊久と信長と与一の関係が好き過ぎるのでうっかり泣いてしまった第6巻。
お豊がドラゴンを自分のモノにする辺りまで笑ってたんですけどね……信のために命捨てようと思ってたんだねと思うと泣けてきた……
ハンニバルの目を覚まさせるシーンとかホントたまらん。
てかハンニバルのじーちゃんとドワーフのおっちゃん達がお豊の事を坊って呼ぶのが可愛がってる感じがして好きだったんや…ドワーフ大好きよ…涙無しには…
ところでそんな豊の命を拾って帰ってくれそうな土方さんには期待しかありません。
さくっとドリフに寝返って豊久と仲良く殴り合う毎日を過ごそうよ土方さんきっと幸せになれるよ。
ラスト直ー!続き早く出して下さ -
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ネタバレイケメン獣人のドグがあっさり殺されてショックです…酷いよ義経…
信長とサン・ジェルミの策謀、読んでてワクワクしますね!
サン・ジェルミとシャイロックの交渉もたまりません。仕事出来る男は格好いい。てかどんどんサン・ジェルミの作画が美しくなる…おひいさま美しいよ…
菅野直と山口多聞の合流も熱い。
「2000年を追いつく」スキピオも凄い。
信長もそうだけれども未来の、自分の知らない知識や技術の存在をすぱっと受け入れてそれをモノにしようという思考の柔軟さと勤勉さに尊敬しかない。
それにしても廃城の元の主…どうなってんのコレ…
しれっととんでもない伏線張られたのでめちゃくちゃ続きが気になります… -
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ネタバレついに始まる大戦、おそらくはその緒戦だろう一戦が収録された6巻である。
関ケ原に近似した決戦地を前に、紫の危惧をよそに再び捨てがまらんと覚悟を決めた豊久。彼の壮絶な死戦がいかなる結果を生み出すのかは、次巻に譲ることとなる。
それにしても、さすがは平野耕太と言わんばかりの戦争模様である。前半の互した戦いぶりと、後半の戦略面で叩き潰される物語は素晴らしく展開している。
そして、その中で、敵の戦略目標を壊す特攻の凄まじさ、それゆえに心をかき乱される先軍大将の混乱は激しくエモーショナルである。
この地に集う新選組がいかなる選択を取り、どんな結果をつかみ取るかは、着々と仕込みが進むローマ・カ -
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ネタバレオルテ帝国を略奪する四巻である。再び廃棄物の先駆けと衝突する物語でもある。
今巻では廃棄物からラスプーチンと土方歳三が派遣され、オルテ帝国を奪わんと進軍。いち早く首都を奪った豊久らが正面衝突している。
それにしても、実にコンパクトに、実に劇的に物語を描いてくれている。
ラスプーチンを正面から煽る信長もさすがだが、土方と一対一で無意識に煽り続ける豊久が実に最高である。
こうした言葉の強さ、そこから生み出されるエモーションの強さこそが平野さんの真骨頂で、この巻における二人の振る舞いは実に素晴らしかった。
テンポ感の良さも含めて、文句なしに星五つで評価したい一巻である。
ここでの対 -
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ネタバレ廃棄物の襲撃を退け、エルフに続きドワーフの解放を求め進撃した三巻である。
守りの堅い工廠をも征服し、いよいよオルテ帝国との対決が深まっていく中で、物語終盤では売国奴を自称するサン・ジェルミ伯が来訪して物語を次のステージに導いている。
火薬製造に励む信長に、己が持つ士道にあくまで忠実な豊久。義経との再会に怯みながらも、自分の道を歩み始めている与一。
主人公それぞれの姿勢は実に鮮やかなほど身勝手であり、それでいて論理的。まさしく英雄の模様だろう。
今回も楽しく読ませてもらった。ドワーフたちとの対面シーンの描き方などは非常に目覚ましく、今回もまた星五つで評価したい。
前巻からさらに一年 -
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ネタバレいよいよドリフターズとエンズ(廃棄物たち)の対決が始まる二巻である。
ドリフターズを後援する十月機関のオルミーヌとの邂逅、エルフたちへの檄、そして始まる世界史に名を残す煽動者が作り上げたオルテ帝国への反乱。
そして巻末を彩るのが、黒王からの刺客であるジャンヌ・ダルクとジルドレとの対戦である。
実にテンポよく物語は進み、合間に帝国サイドでのサン・ジェルミ伯の視点による「帝国詰んでね?」的な世界情勢にも触れられている。
楽しく読ませていただいた。主役三人の、特に豊久の言葉の強さは際だっているだろう。
今回は星五つで評価したい。
刊行ペースの遅さだけが気になるところだが(二巻ですでに -
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決戦、そして死戦の関ケ原。天下分け目の戦の決め手は、やはりなぞったかのような寝返りでした。
さぁ、再びの捨てがまり。
行く前の豊久のアオリがべらぼうによい。
「百代末まで童が語るど」「ゆかいな村祭りなんぞできるど」
煌びやかな装束や勲章がほしいのでなく、ただただ語り継がれるものになれればいい。村祭りで踊り語り継がれても、本当の豊久たちの姿は消え去っているだろうけど、そこにいたということが残れば。それが誉れである。
おお、かっこいいな。
自分自身が納得する死に様は、すなわち生き様。それを求めて戦い続けた土方の前で、とことん披露する豊久。
廃棄物になった根源を無遠慮についてくるからには、どう -
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黒船の到来から、幕藩体制への信頼が揺らいでくると
武士を気取りたがる百姓・町人の子弟たちがつぎつぎに決起を起こした
かっこよくて女にモテそうだかんね
松下村塾の久坂玄瑞や、新撰組に集った面々がその代表といえるだろう
土方歳三も百姓の出身だった
創作物に登場する土方は
あくまで一種のロマンチストとして描かれることが多い
そりゃ実際のところはわからないんで、別になんの文句もないが
しかしこの漫画では、武士として死ぬことがかなわず
島津豊久への嫉妬に焦がれながら
メソメソメソメソして
先に死んだ仲間の幽霊に身辺を守ってもらって
何がしたいんだかわからない
戦には勝たねばならぬと考えてしまうそのまじめ -
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ネタバレはるあき可哀想…っ!!
(「そうそう、こうでなくっちゃ」と思っていたりはするw)
紫さん、そうは仰いますけど他に選択肢がありますか、と。
誰かがやらなきゃならないから、豊久は運命を選んだに過ぎないんじゃないかなぁ…。
いや、戦い抜いて死ぬ事に意味を見出してしまっているのは間違いないので、与一が思うように「そのつもり」があったのは間違いないだろうけども。
ただ、負ける気では戦ってないし、裏切りが戦場の常と分かっていたとしても、止められはしないと思っていたのでしょう。
だから「その時どうするか」を考え、「捨てがまり」をためらわずに務める心境が出来てたんじゃないですかねぇ。
…と、思っても、そ -
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(中央)BT-DONDEN 10(05-A)
日出所の匠
<ドリフターズ>
3巻まで読み終わった。
キタ!!!!平野先生!!!!
あいかわらず、ケレン味たっぷりなキャラと絵柄だけで、ストーリーなどうっっすーーーーい味付け程度にしかない先生の作品が好きです(超訳:ヘルシングと同じやん)。
いやーーー、いいよねぇ。永遠の中2病というか、「人間って成長なんかしなくってもいいんだ・・・」
って、改めて心洗われるというか。
話としては、魔界転生を指輪物語でやっちゃった感じです。巻末のお下品イラストもかわらず。
ただし、戦国時代の武器の性能とかファンタジーのお約束とか、同列に並 -
購入済み
なんでかな?
楽しいしテンポ良し。でも、全体での話の進みが悪い。
出版社の、罠かかってると反省。
ソレと、もう少し発刊のペースを短くして欲しいかなぁ