【感想・ネタバレ】ドリフターズ(6)のレビュー

関ヶ原の戦の最中、突如として異世界へと送り込まれた島津豊久。エルフやドラゴンなどもいるファンタジックな異世界に、豊久だけでなく「ドリフターズ(漂流者)」と呼ばれる歴史上の偉人たちが集う。そして始まる異世界での国奪り。
途方に暮れたくなるほど荒唐無稽な設定に「ぬおっ」と思いながら、戦闘描写の迫力やテンポの良い展開にグイグイ引き込まれる。そしてなんと言っても、ベタ塗りを活かした画風がスタイリッシュで堪らない。
登場人物たちは各国の偉人なだけあって、キャラ立ち具合もハンパない。私のイチオシは早々に登場する織田信長from本能寺。頭のキレが鋭く、残酷で、そしてお茶目で割と世話好き?なキャラクターが、いい親父すぎる!
テンコ盛りで、スタイリッシュで、とにかくマンガ性ビンビンの作品です。
2016年には、アニメ化も決定。ますます熱い展開が期待されそう。(書店員・牛肉)

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購入済み

2018年12月01日

ゲンジバンザイ

3

Posted by ブクログ 2019年03月07日

決戦、そして死戦の関ケ原。天下分け目の戦の決め手は、やはりなぞったかのような寝返りでした。
さぁ、再びの捨てがまり。
行く前の豊久のアオリがべらぼうによい。
「百代末まで童が語るど」「ゆかいな村祭りなんぞできるど」

煌びやかな装束や勲章がほしいのでなく、ただただ語り継がれるものになれればいい。村祭...続きを読むりで踊り語り継がれても、本当の豊久たちの姿は消え去っているだろうけど、そこにいたということが残れば。それが誉れである。

おお、かっこいいな。

自分自身が納得する死に様は、すなわち生き様。それを求めて戦い続けた土方の前で、とことん披露する豊久。
廃棄物になった根源を無遠慮についてくるからには、どうすべきか。豊久殺しても、虚脱するだけな気がする。

覚醒というか、復活するハンニバルと、戦場へ突入する菅野。
関ケ原じゃなかった、マモン間原の戦の終わりは、何の始まりになるんだろうねぇ。

2
購入済み

なんでかな?

2018年12月06日

楽しいしテンポ良し。でも、全体での話の進みが悪い。
出版社の、罠かかってると反省。
ソレと、もう少し発刊のペースを短くして欲しいかなぁ

2

Posted by ブクログ 2023年08月16日

本当に禍々しい敵が上手い。戦場の緊張感がやばい。台詞回しも絵もかっこいい。
光秀と信長とか、義経と与一とか、因縁的なのもワクワクしてたまらない。

豊の負ける気ないけど負けたらごめんの、しくじってないの、「であるか」とは何じゃだの、実に気持ち良い武者っぷりがかっこよくて。なんだろう、死に急いでいる、...続きを読む独特の死生観がなんかすごく魅力的だよね。
切腹したいって言ったり、断られたらそれはそれで合戦だから仕方ない、みたいな。
そんな豊に対する信と与一の立ち位置もすごくいい。全部かっこいい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月17日

ウルトラおもろいです。はよ、7巻、出してほしいなあ。まあでも、1巻から6巻までを、時折ふと読み返すだけでも、ウルトラおもろいので、既に大満足ですけれどもね。

でも、近い未来?いやいや遠い未来?見事にこの「ドリフターズ」も、多分絶対見事に終わるんでしょうけど、見事に完結したならば、きっとその時は、め...続きを読むっちゃんこ嬉しいんだろうなあ。

しかしまあ、平野耕太。なにが素晴らしいって、この人。多分、多分なんでしょうけれど、「この俺の描く漫画は、絶対に、途轍もなく面白いに決まっている。俺が描くんだから当然だろこの野郎」って気持ちで、この作品を描いている気がするんですよ。平野先生、もし違ったら、ゴメンナサイ、、、なのですが、僕は、そう感じるのです。違ったらマジでゴメンナサイ。で、その、途轍もなく傲岸不遜な気持ちが、間違いなくマジで真実である、ってところが、ホンマに素敵。

自分自身が心から満足する作品を創造して、それを、本人以外の他人も、心から満足して受け取ることが出来ている関係性?な気がする。この作品はマジで。

いやしかし、もう一切の留保も何もなく、この作品は圧倒的に素晴らしい、って思う作品を読むことができる幸せさよ。それって読書する人の、最高の幸せよねえ。もう、ホンマに愛しい作品ですよこれは。ああ、シミジミと続きが読みたい、、、ホンマ読みたい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月06日

豊久と信長と与一の関係が好き過ぎるのでうっかり泣いてしまった第6巻。

お豊がドラゴンを自分のモノにする辺りまで笑ってたんですけどね……信のために命捨てようと思ってたんだねと思うと泣けてきた……
ハンニバルの目を覚まさせるシーンとかホントたまらん。
てかハンニバルのじーちゃんとドワーフのおっちゃん達...続きを読むがお豊の事を坊って呼ぶのが可愛がってる感じがして好きだったんや…ドワーフ大好きよ…涙無しには…

ところでそんな豊の命を拾って帰ってくれそうな土方さんには期待しかありません。
さくっとドリフに寝返って豊久と仲良く殴り合う毎日を過ごそうよ土方さんきっと幸せになれるよ。

ラスト直ー!続き早く出して下さい…!!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年07月16日

 ついに始まる大戦、おそらくはその緒戦だろう一戦が収録された6巻である。
 関ケ原に近似した決戦地を前に、紫の危惧をよそに再び捨てがまらんと覚悟を決めた豊久。彼の壮絶な死戦がいかなる結果を生み出すのかは、次巻に譲ることとなる。

 それにしても、さすがは平野耕太と言わんばかりの戦争模様である。前半の...続きを読む互した戦いぶりと、後半の戦略面で叩き潰される物語は素晴らしく展開している。
 そして、その中で、敵の戦略目標を壊す特攻の凄まじさ、それゆえに心をかき乱される先軍大将の混乱は激しくエモーショナルである。
 この地に集う新選組がいかなる選択を取り、どんな結果をつかみ取るかは、着々と仕込みが進むローマ・カルタゴ組の躍進とともに期待を持って待ちたいところだ。

 文句なしに星五つの素晴らしい一巻である。
 刊行ペースを除けば、言うべきことは一つもない。

0

Posted by ブクログ 2019年01月04日

黒船の到来から、幕藩体制への信頼が揺らいでくると
武士を気取りたがる百姓・町人の子弟たちがつぎつぎに決起を起こした
かっこよくて女にモテそうだかんね
松下村塾の久坂玄瑞や、新撰組に集った面々がその代表といえるだろう
土方歳三も百姓の出身だった
創作物に登場する土方は
あくまで一種のロマンチストとして...続きを読む描かれることが多い
そりゃ実際のところはわからないんで、別になんの文句もないが
しかしこの漫画では、武士として死ぬことがかなわず
島津豊久への嫉妬に焦がれながら
メソメソメソメソして
先に死んだ仲間の幽霊に身辺を守ってもらって
何がしたいんだかわからない
戦には勝たねばならぬと考えてしまうそのまじめさが
武士の本懐から彼を遠ざけているのだろうか

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月27日

はるあき可哀想…っ!!
(「そうそう、こうでなくっちゃ」と思っていたりはするw)

紫さん、そうは仰いますけど他に選択肢がありますか、と。
誰かがやらなきゃならないから、豊久は運命を選んだに過ぎないんじゃないかなぁ…。
いや、戦い抜いて死ぬ事に意味を見出してしまっているのは間違いないので、与一が思う...続きを読むように「そのつもり」があったのは間違いないだろうけども。

ただ、負ける気では戦ってないし、裏切りが戦場の常と分かっていたとしても、止められはしないと思っていたのでしょう。
だから「その時どうするか」を考え、「捨てがまり」をためらわずに務める心境が出来てたんじゃないですかねぇ。

…と、思っても、それを受け入れるには辛い程度に豊久は魅力的なわけですが。

そしてその前に生き恥を晒すことに慣れている土方。
なるほど、これは歯がゆい。剣を合わせることもままならないくせに、何の悔いもなく死んでいこうとしているなんて。人の気も知らずに。

いやぁ熱いなぁ、熱い。色々たまんないですね。

…決戦、って言ってたけど、そもそもまだドリフターズ、全員集まってないしね?
まーだまだ先はあるぞー、たーのしーいぞー。

0
購入済み

待ちに待った

2018年12月08日

やっと続きが読めたが、また良いところで、、、

0

Posted by ブクログ 2018年12月04日

いよいよ決戦の開始です。
鬨の声とかあげているのかな。
胸の熱くなる作品です。ドワーフ頑張れ!なぜか自分的に
応援したくなります。似ているからでしょうね。
修学旅行で「きこり」のようだと言われました。
中学時は「シーラカンス」です。人間に出世したのですよ。

0

Posted by ブクログ 2018年12月03日

紫とEasyの存在&関係は未だに謎・・・継戦器とは何ぞや?
で、6巻は丸ごと、漂流者VS廃棄物の天下分け目の大戦に。
長篠&関ケ原だねぇ、これは!
廃棄物側に明智光秀。ノブさん苦戦です。
そして関ケ原といえば、裏切り!
そして島津の退き口か・・・やっぱりと思ってしまう
お豊の“さだめ”。
変わらぬ行...続きを読む動には紫も焦っている様子。
“さだめ”のままになるのか!?
で、まさかの土方の行動!
Easyが言う意味での駒が、駒でなくなる!
主要人物それぞれの思惑が入り乱れ、大戦が進行中。

0

Posted by ブクログ 2018年12月02日

防衛戦。
ここにきて豊久の精神性を問われる展開になる。
功名餓鬼と自称するが、かつてとは違い立場的にも味方の精神的支柱としても大きい存在になった以上、自爆を選ぶ「思考停止」は間違いだというのが「魂を自動化するな」という言葉なんだろう。

計算しているのかどうかはわからないが、ほぼ一巻ごとにシークエン...続きを読むスが切り替わってるような構成なのはちょうどいいテンポで読みやすいなぁと改めて思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月30日

最高だった。

冒頭、紫が言う「さだめなどない」という台詞が全体を貫いている。それは生前最期の役割を、自らの宿命なのだとして再び繰り返そうとする豊久を諌める台詞なわけだが、また一方「駒」であることを辞めつつあり、与えられた使命より自らの生き様を選ぼうとする土方を指す台詞でもある。もっと言えば、化物と...続きを読む対比する形で「ただの人間」たちが自らの意思に基づいて戦い、生き抜いていく様を描く、『HELLSING』にも通ずる平野漫画の哲学でもある。いい。これは人間の漫画だ。人間が「生きる」漫画だ。だから豊久はここで死んではいけない。

黒王軍との大きな衝突ということで、魅せる画が多くて平野節をたっぷりと味わえた点でも最高だった。攻めてくる黒王軍が初めて目に入ったときの見開きと、豊久が関ヶ原と同様しんがりを務めたところで現れる、「ドリフターズ」のタイトルコールが入った見開きが今回のベストページ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月30日

時代ごとに早々変えがたい死生観や倫理観というものがある。現代の私達にとって「死にに行く」という行為は、その後ろにどれだけのプラスアルファや利益が合理的にのっかっていても「素晴らしい」「良いことだ」とは思えない。どれだけ合理的・功利的に説明されても、現代の私達にはそういった行動は心の奥底で感情のブレー...続きを読むキが入ってしまうのだ。

私なんぞは性根が捻くれているので、ヒーローの誰かが自分を犠牲にして誰かを助けにいっていても、どうしても心の隅で「こうすることによってこの物語が盛り上がるのだな」とかそういったことを考えてしまう、そう考えてやっと感情のブレーキを少し意図的に外してそのヒーローを称賛することができるのかもしれない。

命をかけて助ける相手が恋人であったり、何よりも息子・娘であった場合、私達の感情のブレーキは外れやすい。それは現代でも誉れのある行為であり、誇り高き、愛のある行いであるとこれは割合素直に思える。

ただ私達の国では直近の歴史上、「団体のため」「顔も知らない皆のため」「全体のため」「部族のため」そして何よりも「お国のため」に命を捨てることへの倫理的ブレーキがかかるようになっている。特に「お国のため」は最強のブレーキだといえるのではないだろうか。よっぽどクドクド説明しても、合理性を説いても、何か私達の心がそれを素直に褒め称えることに強くブレーキをかける。

それは時代劇や大河ドラマですらそうで、明らかに現代と価値観が違う時代のドラマであっても、あえて女性を活躍させてみたり、命を捨てて戦おうとする人を倫理的に説き伏せてみたり、時代設定でいえば多少不合理とすら感じてしまう程に私達はこの時代感のズレとブレーキをなんとかして別の問題にすり替えようとしてみたりします。

この物語でも、せめて目の前に最愛の娘の命でも天秤にかけてくれればもっともっともっと単純に私達のブレーキを外せるはずなのに、この作品ではそれが一切ない。一切の錯誤無く、彼は「死にに行く」のだ。この6巻を読んで欲しい。これは現在日本人の最大の倫理的ブレーキを完全に超越している。「死にに行く」彼の背中を見て私は何の言い訳も濁りもなく心の底からこう感じてしまった。

なんてカッコイイんだろう

0

Posted by ブクログ 2023年07月19日

文句なしに面白いんだが、6巻が出たのが2018年11月で、来月に7巻が出ると。なんだこの発刊のペース。続きが気になるのに。

0

Posted by ブクログ 2022年11月05日

☆78話まで

〜1巻〜
・島津豊久は突如異世界へ
・与一と信長と出会う
・漂流者たちを束ねるオクトのボスは安倍晴明
・廃棄物(エンズ)を倒すため協力

〜2巻〜
・エルフと協力
・オルテ軍を圧倒

〜3巻〜
・ドワーフ解放
・オルテを裏切ったサンジェルミ伯

〜4巻〜
・国王軍に明智光秀が加わる
...続きを読む
〜5巻〜
・オルテ軍をほぼ掌握

〜6巻〜
・仲間が裏切りなす術なし
・豊久が殿で敗走
・土片に救われる

〜その後〜
・信長と与一も源義経に襲われる
・説得し裏切らせる

[総評]
思ったよりぜんぜんおもしろか。
偉人を登場てスーパーロボット大戦みたいや

0

Posted by ブクログ 2019年12月13日

紫はいいこと言うね、「さだめなどない、思考を自動化するな」と。
普通主人公が殉じようとしてるときには出てこないセリフよな。
ドラゴンに乗ったり、なんか最後に波乱があったりと楽しい巻である。

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Posted by ブクログ 2018年12月31日

コミック派の私には一年半ごとのお楽しみ。今回の戦闘としては中盤戦。三馬鹿が良い感じに狂気を抑えあって、何故かさっぱりしている関係性になっているのを強調したシーンが印象的だった。個人的にはもっとドロっとしててもいいんだけど、ドリフターズはさっぱりしたまま行くのだろう。木苺じーさんのファンなので、次の活...続きを読む躍を楽しみにしている。

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