今邑彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルが怖い・・でもそのタイトルが本棚にあるのはもっと怖い・・・って事で、一人になる可能性が限りなく低いハワイへの飛行機の中で読みました。
こういうのってタイトルだけ無性に怖いけど、実際読んだら全然なんですよね~。
内容はまあ普通の、昔の言い伝えにのっとって起こる殺人。
起こってる事は怖いんだけど、何か話しの雰囲気が明るめと言うか、おどろおどろしくないと言うか・・・そこまでゾクゾクしません。
多分作者が書きたかったのは殺人の怖さより、子供を殺された親がいつしか殺人者になっていくという、人間の奥底に眠る怖さだったんでしょう。
それも余り反映されてなくてがっかりでした(ちょっとね)。
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Posted by ブクログ
(ちょいネタバレ)
えっ消化不良。
とかって思ったら、どうやら続編がある?のか?
謎だのなんだの、真相はほぼ思い当たる範囲内。
ということは、読者が求めるのは「いつ、その謎がドカーンと披露されるか!」という部分な気がする。
そういった意味では非常に中途半端。
雰囲気が良かっただけにモッタイナイ……
ホラーというより伝奇ミステリー?
で、続編はこの「蛇神」に出てきた人たちはもう出てこないのかしらん???
つーか、最後の最後、まさかの実の兄弟萌え^^;
アタクシ、こういう内容大好き、むしろ大好物ですけど。
この作品に果たしてこの要素は必要だったんですかね……?
すっごい取って付けた感。 -
Posted by ブクログ
人気ラジオ番組「ミッドナイト・ジャパン」のDJである新谷可南は、”F女学院1年の少女A”という匿名で番組に届いた手紙の内容が気になってしょうがなかった。それは、養父に毎夜のように性的虐待をされているため、いつか彼を殺してしまうかもしれないという悲痛なもの。掟破りとはわかっていたが、”F女学院”には心当たりがあり、また、偶然にもその学校の教師と同級生だった可南は、彼の協力を得て密かに調査を開始する。養父と2人暮らしで、該当しそうな少女は3人。もうあとは直接コンタクトをとって聞いてみるしかない・・・そう思っていた矢先、そのうちの1人の養父が殺される事件が発生した。
前半はわりとありきたりな流 -
Posted by ブクログ
「蛇神」シリーズの第三作目です。(しまった!前の二つ読んで無い・・。読んで無くても問題なしです)
編集者・喜屋武蛍子は、元恋人の調査員・伊達を探しに信州の日の本村に来た。伊達は、日の本村の調査の後に行方不明になったのだ。彼の妻にあった蛍子は、日の本村に彼が二泊した事を知り日の本村で調査を開始する。そして、伊達のライターがその村で聖域となっている底なし沼の近くで発見された事を知った・・・。
一方、大臣の息子の新庄武は、生死をさまようような大怪我をしたのだが、驚異的な回復で一ヶ月足らずで、ほぼ完治したのだが背中に蛇の鱗のようなものが出来た。伯父であって日の本村の古社の宮司をしてる神聖二は、その