スタンダールのレビュー一覧

  • パルムの僧院(下)

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    ネタバレ

    実はもう少しジーナ おばさんとファブリス が露骨な恋愛のご関係になるのかと思いきやそこには至らず わりと精神的な結びつきの恋愛関係みたいなので終わりましたね
    そしてどちらかというと牢獄看守の娘さんとしっかりできてしまいまして 最終的に 不倫関係の我が子を我が子として育てたいから死んだことにしちゃおうなんてやってるうちに子供が本当に死んじゃって お母さんも嘆き悲しんで死んじゃって 主人公もそのうち なくなりましたっていう そのたたみかけ はちょっとあの急な展開すぎるのではないかと思いまして 余韻がなかったなあ というところなんですが
    まあ ここまでの全体からしていろんな要素が盛り込まれて 大

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    2025年07月28日
  • 赤と黒(下)

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    下巻中盤はマチルドとジュリヤンの双方向でのツンデレが延々と続く。恋愛に多少の駆け引きはあるにせよ、流石にやり過ぎ、長過ぎではないかしらん。

    ジュリヤンが一気に出世の階段を駆け上がるかと思いきや、味方の筈のレナール夫人からラ・モール侯爵宛の手紙で、一気に物語は急展開し、まさかのような、あるいは、これしかないか、というような異様な結末を迎える。

    昼ドラのようなドロドロしたお話だが、巻末の読書ガイドによると、事実に着想を得たらしく、肝となるイベントは大体実話のようだ。

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    2025年06月21日
  • 赤と黒(上)

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    モーム選の世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、に続いて四作品目)

    発表は、1830年七月革命直後、執筆は七月革命前の王政復古(シャルル十世)の時代。

    製材屋の息子(19歳)ジュリヤンが、町長宅の住み込み家庭教師からキャリアをスタートし、神学校勤務を経て、侯爵の秘書に内定するまで、が上巻。

    叙述の多くを占めるのが、ジュリヤンとレナール町長夫人(30歳くらい)との間の禁断の恋愛関係。

    巻末の「読書ガイド」によれば、史上初のサラリーマンを主人公とする小説、という説もあるらしく、すごろくものを読んでいるような独特の面白さだ。あらすじを全く知らずに読み

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    2025年06月01日
  • 赤と黒(下)

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    ミュージカルを見たので、原作を。
    ソレルの内面が複雑かつ、揺れ動く様は、原作が圧巻。
    どうしても単純な印象になってしまう舞台。
    これを原作の魅力を活かして舞台化するのは、かなり難しいと思った。

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    2024年02月29日
  • パルムの僧院(上)

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    池澤夏樹「世界文学を読みほどく」より。
    殊更にドラマチックな表現をしても違和感がないから、昔のヨーロッパの小説って良いよね。モスカ伯爵の嫉妬の独白とか大袈裟だけど綺麗な表現。
    最初読みにくかったけど、中盤から面白くなる。下巻もたのしみ。

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    2025年08月16日
  • 赤と黒(下)

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     いやあ、知らなかったなあ。
     19世紀パリでは、男がいつまでも変わらぬまごころを誓い、深く愛していると相手に思わせれば思わせるほど、相手の女性の心では男を下げることになったんだって。毎朝恋人を失いそうだと思うのでなければ、パリの女性は恋人を愛することが出来なかったんだって。
     めんどくさー。よっぽど退屈してたんだね。
    小説の後にあった、D・グルフォット・パペラさんという人による、この小説の書評に分かりやすく書いてあったりよ。ところでパペラさんて誰?ええ?フランスではスタンダールという名前のイタリアの住民?

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    2023年07月04日
  • パルムの僧院(下)

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    下巻(第二巻)は、主人公(ファブリス)と、恋人(クレリア)の恋愛劇を中心に、甥のファブリスへの献身的な愛情を注ぐジーナの策略に、公国内の政治的権謀術数が絡んで「これぞ小説の醍醐味」とも言うべきおもしろさを堪能できる。

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    2023年06月30日
  • 赤と黒(下)

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    下巻の後半は凄かった。
    読んでいて思わず「えーっ!?なんで?嘘やん」って声が出る事、数回。あまりに劇的な展開の為、読む速度が加速した。エンタメ小説では?と思うぐらいだ。

    ジュリヤンが、レナール夫人と別れた後、出会ったのが侯爵令嬢マチルダ。サロンの男達を従え、革新的な考えの持ち主。
    ジュリヤンとマチルダ、
    自尊心の高い者同士の駆け引きが、理解不能である。
    うーん、恋なのか…?
    ジュリヤンはレナール夫人の時と同じく、マチルダを落とす事に意義を感じていそう。マチルダも初めての恋に混乱し、言動が支離滅裂。でも、ラストに彼女が取った驚くべき行動により、ジュリヤンを本当に愛していたのでは?と感じさせられ

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    2023年05月19日
  • 赤と黒(下)

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    ネタバレ

    他の本を読むのも間に挟みながら、ようやく、ようやっと読み終わった…。読み切った自分を褒めたい笑。

    子どもの時に「漫画で読む名作文学」的な本で読んだことあったが、その時は、ジュリアンの恋愛と出世の物語…というものだと思っていた。
    それは物語の軸ではあるものの、小説で読んでみると、風刺画的な当時のフランスの情勢や貴族、市民の文化風俗がリアルに書かれていて、そっちが主題かなと思うほどだった。
    上巻でもそうだったけど、そのせいで、ストーリーとして大事なところは簡単に書かれて、それ以外の時代の説明文やジュリアンの内心が長々と…。
    この小説の価値は、表面的なストーリー(野心深く出世を目指したジュリアンが

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    2023年04月30日
  • 赤と黒(下)

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    家族には恵まれなかったけど、神学校の先生や侯爵、友人関係ではかなり幸運な人だったと思える。現代フランスでも40代の女性が1番魅力的と言われるだけあって年上のレナール夫人(ただし当時30歳前後)の方が侯爵令嬢より大分魅力的に描かれている。

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    2023年04月22日
  • 赤と黒(上)

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    ナポ1敗北。ルイ18復古王政。シャルル10、王党派貴族を優遇。昔の絶対王政・貴族の息苦しい時代に逆戻り▼貧しい若い男ジュリアン。身分は低いが、いつか出世したい。頭はいい。町長の家に家庭教師として雇ってもらい、そこの夫人と不倫。「高貴で美しい女を手に入れた」▼家庭教師を辞めさせられたジュリアンは神学校に入学。そこの神父の紹介でパリの侯爵の秘書になる。侯爵の娘と結婚の流れに。玉の輿成功かと思われたが、町長の夫人(前の愛人)が侯爵に「こいつはひどい男」だと告げ口。「彼は、うわべはいかにも無欲な顔をしながら、か弱い不幸な女を誘惑し、一家の財産を手に入れようとする偽善者です」。結婚の話はなくなる。ジュリ

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    2023年03月26日
  • パルムの僧院(下)

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    下巻に至って、いよいよファブリスとクレリアの純愛か、叔母のサンセヴェリーナ公爵夫人の盲愛・偏愛によるファブリスの不幸か、となります。

    貴族ファブリスは恋のつまらないさや当てで、旅芸人の男を殺してしまい、当時(17~18世紀)​のイタリア公国は「お手打ち」はおとがめなしなのだが、専制君子の大公の虫の居所によって、ファルネーゼ塔という監獄にいれられてしまったのでした。

    美魔女とでもいうのでしょうか、宮廷の男性という男性を惹きつけてやまない貴族の娘のジーナ叔母(サンセヴェリーナ公爵夫人)は政治的手腕も長けていて、おまけにモスカ伯爵というもっと辣腕の大臣を巻き込み、監獄からファブリスを助け出すとい

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    2023年01月10日
  • パルムの僧院(上)

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    主人公のファブリス・ヴァルセラ・デル・ドンゴは北イタリア・パルム公国、デル・ドンゴ侯爵の二男にして、出生の秘密あり。

    時はナポレオンの遠征時代、フランス軍はミラノに入城、疲労困憊している軍中尉ロベールはデル・ドンゴ侯爵夫人の館に宿泊したというところから始まる。

    ミラノの郊外コモ湖のほとりグリアンタのデル・ドンゴ侯爵城で、ファブリスは16歳になった。吝嗇な侯爵の父親に冷たくされるのは事情があるからで、ずばりフランスはスタンダールだね。

    ともかく夢見がちな少年はナポレオンが再び遠征したと聞くと、イタリアの生家をとび出してワーテルローへはせ参じるのである。戦いの場で世間知らずのおぼっちゃん、ど

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    2022年12月28日
  • 赤と黒(下)

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    ネタバレ

    とにかくめんどくさいやつらばっかり。本来だったら数十ページかけてやるだろうめんどくさい恋愛のあれこれが2ページくらいにぎゅぎゅっと濃縮されてどのページを見てもめんどくさい。名誉や義務のために人を好きになろうとする主人公のクズっぷり。義務のはずだったのに本気で好きになってたり、相手が自分を愛してないんじゃないかと不安になったかと思うと相手のことを軽蔑したりと登場人物全員が非常にめんどくさい。世の中の人はみんなこんな山の天気みたいな恋愛してんのか?でも悔しいことに愛の文句はまたこれ以上 なく熱烈。

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    2022年12月20日
  • 赤と黒(下)

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    巻末の解説が充実しているので、フランス社会史的な部分もある小説を読み解く参考になった。
    実際にあった事件をもとに小説を書くところは日本でいうと三島由紀夫さんのようなものか…。

    自分のなかでは、赤は恋愛と血。
    黒は社会的出世と死を意味しているように感じました。
    前半がジュリアンが求めたもの。
    後半がその結末。

    ジュリアンのお相手として、前半は田舎の貴族である町長の奥さんであるレナール夫人、後半はパリの最高級貴族のマチルド嬢が登場するけれど、人間的に魅力的なのは断然キレっぷりが半端ないマチルド嬢だと思われます。

    しかし、どちらも最終的にはジュリアンを通じて自分自身を愛しているように見え、若き

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    2022年11月19日
  • 赤と黒(下)

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    ネタバレ

    恋愛と社会階級のふたつの側面からそれぞれに注目しながら読むと楽しめるかもしれません。なんなら2回読むのもありでしょう。

    筆者は「恋愛論」なんて本も書いている方であるため、解説等にもあるように恋愛を分析した描写はかなりひきつけられます。
    社会階級に関しては、主人公がよく喋るためにそこまで理解し難いものでもなく、対立構造は難なく読みとけます。当時の雰囲気が伝わってくるため、世界観に入り込みやすいと思います。

    私は上下巻で1ヶ月ほど時間をかけて読みました。
    個人的にですが、もっと一気に読み進めればまた違った感想になったのかなと思います。
    またいつか読みたいものです…。

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    2022年10月07日
  • 赤と黒(上)

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    冒頭の舞台説明を耐えればあとは文章の勢いで最後まで連れていかれる。誤訳論争を抱えている翻訳ではあるが、このキレのある飲み口は正確性を犠牲にしてでも魅力的だ。フランス史やキリスト教に詳しくない場合は巻末の解説から読んだ方が物語の対立構造がよく理解できる。わたしも詳しくないため大いに助けられた。

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    2022年07月30日
  • 赤と黒(下)

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    フランス文学は恋愛、心理、自己嫌悪、嫉妬等生々しい感情がストレートに表れると感じた。共和主義と自由主義との階級対立という背景が掴めないと分かりにくい。レーナル婦人、ジュリヤンソレル、アマンダ、マチルダ嬢、クロワズノフ伯爵、舞踏会、自殺等人間の心理的描写がよく分かった。

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    2021年12月31日
  • 赤と黒(下)

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    読書会のプレゼント企画でいただいた一冊。学生時代以来、約20年ぶりの再読になる。物語の大半はフランスの貴族階級における恋の駆け引きの描写に費やされる。ただそれも興味深いシーンが多くて、引き込まれるものがあった。ラストはあっけない印象が残るも、それが返ってよかったように思う。末尾にある訳者解説から、モデルとなる実際の事件があることがわかるけれども、それを知らなくとも十分楽しめる。

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    2019年08月02日
  • 赤と黒(上)

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    読書会のプレゼント企画でいただいた一冊。学生時代以来、約20年ぶりの再読になる。ナポレオンに憧れて立身出世の野心に燃える青年が主人公なのだが、ページのほとんどを地方の名士の奥様である人妻相手に恋愛の駆け引きを楽しむ描写で費やしている。心理描写らしいモノが皆無に近い現代日本の小説に慣れていると、心内文の長い本作に面食らうかもしれないが、今でも一読の価値があると思う。

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    2019年07月19日