スタンダールのレビュー一覧

  • パルムの僧院(上)

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    ネタバレ

    池澤夏樹著「世界文学を読み解く」でテキストとして選ばれた10篇を読みながら、講義を受けていくつもりでの読書。さて、はじめて読むスタンダールはいかに。歴史小説にして恋愛小説というジャンル自体になじみがなく、興味もあまりないので苦戦。なかなか進まない。面白さがよく分からぬままなんとか読み続ける。主人公は純粋で情熱的な若者だがなんとも薄っぺらい。年上の女性の寵愛を受けてその庇護の元で生きている。ナポレオン主義に傾倒した貴族の末裔という立場を捨てきれないところがその時代のリアルさなのだろう。もどかしいまま下巻へ。

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    2013年08月28日
  • 赤と黒(下)

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    うーん、当時のフランスの社会や文化を知らないせいなのか、よく分からないところが多かったです。
    主人公の性格も、印象がコロコロ変わってつかみきれなかったし、大していい男に思えなかったなぁ。
    レーナル夫人も、もうちょっとしっかりしてくれないとイライラする。

    パリの社交界へ出て、マチルドとの情熱的な恋からラストにかけてはまぁまぁ読めました。
    けど、全体的に冗長で、心理小説の傑作といわれるほど心理描写が巧いとも思えなかった。
    政治的なことや時代的なことがよく分かってなかったからでしょうかね。

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    2013年06月26日
  • 赤と黒(下)

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    下巻に入るとにわかに政治性を帯びてくる。19世紀の王政復古下のフランスにて、権力者が革命の影に怯え自己保身に走る様を批判的に描き出すことでスタンダールの愛憎入り混じった故国に対する思いが透けて見える。そしてまた、ジュリアンの織り成す恋愛劇もまた政治性を帯びてきているように見えるのは気のせいではないだろう。恋愛は決して僕と君だけの世界で完結する様なものではなく、時に不条理で、時に無数のひしめき合う三人称の存在によって脅かされる。ここでは恋愛劇が、時代の風潮と政治性のメタファーとして見事に機能しているのだ。

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    2013年03月26日
  • 赤と黒(上)

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    貧民の身にありながらもナポレオンを崇拝し、類いまれなる頭脳と美貌を持つ少年ジュリアンがブルジョワ階級の家庭教師として雇われ、その覇道の第一歩として年上の夫人を誘惑しようとするが次第に恋に落ちてゆく話が上巻の中心。さすが恋愛大国フランスと言うべきか、飽くなき出世欲を持っているはずなのに、それをいとも簡単に投げ捨てて恋の情熱に己の身を捧げてしまうのは恐ろしくもまた魅力的である。ここで描かれるのはつかの間のロマンスであると同時に決して叶わないすれ違いであり、それこそが絶望的なロマンティシズムの美学なのだろう。

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    2013年03月25日
  • 赤と黒(下)

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    節目に読み返したくなる本。

    早熟な知性。マイノリティゆえの孤独。冷笑的な思考。

    自分の経験から考えると普通こうゆう人間は人との関わりを極力避け腐る一途。

    ジュリアンのすごいところは社会性を保ったこと。出世の志を捨てなかったこと。

    腐り続けてダラダラ過ごすより、情熱的に生きてすぐ死んだ方がまし。レナール夫人がジュリアンに告訴を提案した時、ジュリアンは自ら死刑を選んだ。この選択ほど彼の人生にとっていきいきとしたものは他にあったのだろうか。

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    2012年03月16日
  • 赤と黒(上)

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    純粋で真っ直ぐなのに野心家の主人公。すぐ感情的になりやすく、思い込みの激しいところもあって、他人を押しのけて上に上がるタイプじゃないのに、成り上がろうという合わないことをしようとするからハラハラする。それはさておき、その背後に描かれている当時のフランスの様子は、現代にも当てはめられることが多くて頷かされる。スタンダールの皮肉にたまにくすっと笑うことも。

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    2012年03月02日
  • 赤と黒(上)

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    語訳の話もあったので、最新の4版を購入。
    が、93ページから123ページまで紙がしわくちゃだったので3版に交換。

    この本とは、相性悪いというか縁がない。。。

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    2012年03月19日
  • 赤と黒(上)

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    全2巻。フランス文学の代表格の一つ。物語の展開は至って平凡そのものだが、恋愛における駆け引きだとか虚栄心だとかの人間の本質を成す感情や心理についてはストレートだが見事に描かれている。訳の言葉遣いがちょっと微妙な気がした。

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    2012年02月29日
  • 恋愛論

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    当時は貴族しか恋愛を楽しめなかったところがあるようですので、そこのところを踏まえると若干理解しやすいようです。

    18世紀の遊び人ぽい作家さんのスタンダールが書いた『恋愛論』を読んでみました。
    スタンダールは、名前を知っている人がけっこういると思うのですが、
    存命中は不評を受けた人だったらしいです。この『恋愛論』を読んだ後にそれを知ると、
    なんかおっかしいです。

    さてさて、この恋愛論は前回の記事で触れた競馬場バイトでの仲間、Y君にオススメ頂いた本でした。
    それも何年も前に…。やっと読んだよ!けっこう頭に入ってきずらい文章と内容でございました。
    ところどころ面白くはあるのですが。

    「恋愛には

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    2011年07月19日
  • 赤と黒(まんがで読破)

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    ネタバレ

    漫画で名作を紹介するシリーズ。
    原作は読んだことはないが、面白さはつたわってきた。近代フランスの複雑な世情のなかで揺れ動く青少年の心。
    愛と策略の物語。
    個人的には第2婦人の狂った愛がツボったね。
    原作も機会があれば読んでみたい。

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    2011年05月30日
  • パルムの僧院(下)

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    愛が狂気に変わっていく様がありありと見えて恐ろしい。この作品の中の真の主人公は公爵夫人だと思う。意志を持った女性は強いなと思わされる。

    一言でまとめるなら、世代違いの叶わない恋に身をやつした女性の物語。でも、それがかわいそうだとも思えない所にこの物語の魅力がある。むしろ女性の末恐ろしさを感じさせる。。

    てゆーかクレリア…「純粋すぎるけど可愛いっ絶対最後幸せになってね(*´∀`*)」て思ってたのに、、ラストでショック受けた。

    私の胸の高鳴り返して( ´Д`)
    最後の10ページは私にとっては不要です・゜・(つД`)・゜・

    ファブリスのどうしようもなさが最後に垣間見えたのは個人的には良かった

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    2011年03月17日
  • 赤と黒(まんがで読破)

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    原作の大事なところをあまり語れてないように感じます。
    でも私が大事だと思うところと、一般的な解釈とは違うと思うので評価はまあまあにしました。
    手軽に名作に触れられるところが、このシリーズのいいところだと思います。

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    2010年12月19日
  • パルムの僧院(下)

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    ・何で牢獄に戻っちゃうかなぁ、ファブリス。
    ・手は血塗れ、片方の肩を脱臼して、そして多くの人に助けてもらって脱獄したのに。
    ・服役中にかわしたクレリアとの僅かなやり取りは、それは確かに恋する者の情熱を駆り立てるだろうけれど。
    ・「顔を見ない」という誓いを守りつつも逢瀬を重ねているクレリアは、自分の気持ちに素直になったのだろうか。

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    2010年09月09日
  • パルムの僧院(上)

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    ・ファブリスは、上巻ではまだ一生をかけるような恋に落ちていません。
    ・センセヴェリーナ公爵夫人(叔母)に淡い恋心を抱くも打ち明けず。
    ・小劇団の女優と恋(と言うのかなぁ?)をして、その情夫(?)と決闘になり、相手を殺める羽目に陥ります。それがパルムから出国した理由。
    ・そして、上巻ではまだ、投獄されてもいないです。

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    2010年09月09日
  • 恋愛論

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    寝る前や電車でぱたっと開けてさっと読み、ふふううんとなってぱたっと閉じる、そういう用途で購入。有名なのに読んでなかったしな〜

    ちんたら飛ばし読み。ま、こんな本まぢで読んでもな・・・

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    2010年07月20日
  • 赤と黒(上)

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    ネタバレ

    主人公ジュリヤンは出身の身分は低いがイケメンで頭が良い。貴族やブルジョアに劣等感や嫌悪・憎悪を強く感じており、また自尊心が非常に強い。うまく町長の家の家庭教師になるが、美しく純粋な町長婦人を誘惑してしまう。

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    2012年05月24日
  • 赤と黒(下)

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    83/100 No.95「長門有希の100冊」

    結局、ジュリアンの野心は一歩手前で潰える。
    最後の最後に自分の過去に足をすくわれる。
    お天様の下を堂々と歩ける人生設計を立てましょう。
    良い、教訓になりますなー
    上下合わせて1週間かけてるし、本当は、そう簡単な話ではないけどね。

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    2013年12月10日
  • 赤と黒(上)

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    82/100 No.95「長門有希の100冊」

    19世紀フランス文学の傑作。
    たしかに面白い、スラスラっとは読めないが傑作ということだけはある。
    恋愛心理と合わせて、上昇志向の強いジュリアンの心理描写が事細かに描かれている。
    この当りが読んでいて、あきさせないのだろうか。
    下巻も楽しみだ。

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    2013年12月10日
  • 赤と黒(まんがで読破)

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    赤の人生=騙し合い、他人を屈伏させる:男の告白(エゴ)に女は貞操(テイソウ)の危機を感じる。女が愛を感じないのは当然だ。忍耐強く待つことが主人公の愛の鉄則。相手の期待の裏をかけ。
    黒の人生=正直な愛を持ち生きる。


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    2009年10月07日
  • 赤と黒(まんがで読破)

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    友達のナンバー1だった本。
    今思えば文芸ものにハマッタきっかけの一冊だったかもしれない。

    このドラマチックな展開は王道なんだろうな。

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    2009年10月04日