きむらゆういちのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある嵐の夜に、ヤギのメイとオオカミのガブは暗闇の中で天敵同士ということも知らぬまま、心通わせ再び会うことを約束する。
明くる日、お互いの姿を知った二匹であったが既に惹かれた心に偽りはなく、周囲には秘密のまま幾度となく出会いを重ね交流を深めていく。
しかし、とうとう二人の関係が群れの知るところとなって・・・
読んでいるとなぜこの二匹がそこまで惹かれ合うのかというのが正直なかなか分からない。
その点に注目してみると釈然としない思いにも(特に前半)とらわれるのだが、二人が川に飛び込むあたりまで読み進んだ段階で、とにかく二人は愛情なのか友情なのかはわからないけれど信頼し合い惹かれあっていて、理由は