あらすじ
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「あらしのよるに」20周年記念企画。380万人が夢中になった「あらしのよるに」シリーズ7巻が、この一冊でイッキに読める!!
累計380万部突破のロングセラー「あらしのよるに」(全7巻)が、2014年でスタートから20周年を迎えます。
オオカミのガブとヤギのメイの友情物語に感動した子どもたちも、もう大人になっているはず。「あらしのよるに」を次の世代に手渡すために、そして、あらためて読みなおして味わうために……。
7巻分の物語が一冊で読める、「完全版」の登場です。
●一部漢字を使用。一冊の文学作品として楽しめます。
●カバーはあべ弘士氏の描き下ろし。
●20周年にふさわしい豪華な装丁。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一気に読み終わりました。描写もほのぼのしていて、でも食べるもの食べられるもののサスペンス?読んでいてハラハラします。
ガブのような強く温かい心、メイのような信じ抜く心、とても大切なことを教えてくれる本だと思いました。
大好きな本です。
Posted by ブクログ
とても素敵な装丁で、娘の誕生日に贈った一冊。
幼児でも楽しめる内容でありながら、中学・高校、大人になっても、読むタイミングによってきっと違うものが見えてくるはず。
一度読んで終わりではなく人生の折に触れて読んでもらいたい本。
Posted by ブクログ
子供の時から大好きな作品!
オオカミとヤギが談笑している様子にクスリとする前半、心中覚悟で駆け落ちする後半どちらのパートも面白い。何回読んでも「まんげつのよるに」で泣いてしまう。
Posted by ブクログ
7冊の絵本をまとめた1冊。
昔流行った頃に読んで、異種感クソデカ感情に脳を焼かれたことを思い出しながら読んだんですが、なんと私、6冊目までしか読んだことなかったみたしい。
メイを守るためにガブが命はって!
吹雪と雪崩でふたりはわかれて!
守られた羊だけ安全な森で生きていきましたと!
そういう話だと思ってた!
7冊目で再会できてた!
ちゃんとふたりで幸せになれた!
よかったーーーーー!!!!!!!!
Posted by ブクログ
幼少期に捕食×被捕食の組み合わせを好きになった原点の作品。
ヤギとともだちになってしまったオオカミはどんなことに悩むのか…とか、
2匹の身の回りでどんな試練が巻き起こるのか…とか、
それをどう乗り越えていくのか…とか。
“全て”の解像度がこの本のせいで爆上がりしてしまい、
気がつけば捕食×被捕食ばかり買い漁る大人ができあがっていました。
本当に助けてください
Posted by ブクログ
絵本だけど、大人にとっても(というかむしろあんまり小さい子は良さがまだ分からないかと)本当にすばらしいお話。また読みたい。買いたいくらい…買おうかな。
Posted by ブクログ
笑いあり、涙あり、感動ありの素晴らしい作品です。朗読に最適です。
7歳と4歳の息子達に毎晩1章ずつ読み聞かせました。
子供達も私も直ぐに物語に引き込まれ、次はどうなるのだろうとワクワクしながら頁をめくりました。
愛と葛藤、無償の愛、命の儚さ、深い作品だと思います。
子どもも楽しめていたようですが、大人の方が泣きます。
何度か間を空けて読むと、また違った視点で読めるのではと思いますので、また繰り返し読みたいと思います。
Posted by ブクログ
初めての出会いは小学生の時見た人形劇だった気がする。
それから絵本で読んで全部読んでなかったのをこの本で思い出した。
こんなに最高なラストが待っていたなんて。
特に「どしゃぶりのひに」からの「ふぶきのあした」はドキドキが最高潮だった。
子どもの頃に感じた展開へのハラハラドキドキとはちょっと違って、2匹の幸せを願う祈りのようなドキドキだった。
いろんな見方ができるから、考察をしながら何回読んでも楽しめそうだけど、今はこの2つの生き物の最高の友情を純粋にただ噛み締めたい。
文の始まりと終わりの風景描写と白黒ならではの迫り来る絵とお互いの関係性の全てが萌え。
ユーモアも哲学も全てがある。
私の中のロミオとジュリエットはこのふたつのいきものでいい。
死んでもいいと思えるものに出会えてないからまだ死ねない。
Posted by ブクログ
小学生の頃に全巻読んで泣いて、
映画を観てまた泣いて、
社会人になって、完全版なるものを見つけて嬉しくなって、一気に読んでまた泣きました。
子供が読むだけじゃ勿体ない、
ぜひ大人にも読んでみてほしい絵本です。
Posted by ブクログ
小学生の時に好きだった絵本。
全7巻だったのが、1冊に纏まっていたとは知らなかった。
この完全版を本屋さんで見つけて思わず買ってしまった。
大人になった今読んでもドキドキするし、感動する。
絵本にしてはたぶん文字が多目だから、小学校中学年から高学年くらいでも読み応えあると思う。
小さい子ども何これを読み聞かせしてもらったら、すごくハラハラドキドキするだろうな。
ガブの食欲という本能と「メイは友達」という理性の葛藤や、群れを取るか友達を取るかという選択など、深い内容になっていたり込められたメッセージがあったりしてすごく面白い。
もともとは第6章で完結の予定だったとは、絵本なのになかなかな終わり方だなぁと思った。
Posted by ブクログ
三度目の再読です。
深い!
あらしのよるに小さな小屋で出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。
ひみつのともだちの筈が...。
野生に生きるもの同士が「生きること」を教えてくれています。
目の前に自分の大好物があったら、貴方はそれでも食べずにともだちでいられますか?
この問いが深い。深過ぎる。
「ともだちとのやくそく」の為に生き抜いたガブとメイ。
ページを捲る度に、何度読んでもハラハラするし、感動もする。
名作です。
Posted by ブクログ
7冊分の絵本を一つにまとめた本。絵本のサイズではなく、小説のような装丁。
有名な絵本のシリーズではあるし、それぞれが一冊できっちりと読める内容なのに、7つ続けるときちんと小説のようになっているということが読んでみてわかった。
一つとして読んでみると、ヤギと狼がお互いの立場を押し殺して友情をひたすら深めていくのだけれど、それが時折おかしな道中記になったり、泣かせる話になったり、飽きることがないし、内容が被ることがない。
絵本だと思っていたら、大人が読んでもいいくらいのお話なので、寧ろ子供に難しいのではないかというくらいのもの。
でも子供に読ませたい話。
Posted by ブクログ
あらすじ
「狼のガブとヤギのメイは、嵐の夜に山小屋で雨をしのぎつつ一晩を語り明かす。真っ暗な中でお互いの姿を知ることもなく。翌朝それぞれの姿を知ったガブとメイは、狼=捕食者、ヤギ=被食者というそれまでの関係を超えて不思議な友情を育むが、ガブにとってはメイを目の前に食欲との葛藤に苦しみ、メイは狼との親交を知られた仲間たちから裏切り者と扱われ、それぞれ悩みを抱え続ける。仲間から『お前はあいつに利用されているだけだ。早く目を覚ませ』と諭されるガブとメイ。2匹は相手への友情と、それぞれの仲間への関係の板挟みに苦しむ。そしてガブとメイの下した決断は…。」
子供に読み聞かせようと購入しましたが、私自身がすっかりハマってしまいました。友情、個人と社会、愛する人との別れ、生きるための犠牲、などいろんな面から大人でも誰もが考えさせられる絵本です。物語の終盤、「ああ、こんなことになるんだったら、あのあらしのよるに出会わなければよかった」と語る主人公(ガブかメイかは読んでみてください)の独白が、なんと切ないことか。
子供さんと一緒に読んで親子で感想など話し合うもよし、一人で読んでもよし。子供向け絵本と侮るなかれ!
もともと全7冊のお話を1冊の単行本としてまとめられており、大人でも手に取りやすいです。
Posted by ブクログ
狼のガブと山羊のメイの物語。
まったく異質のふたりが、僕達似ているねというところからはじまる。
あらしのよるに出会うオオカミとヒツジ、ガブとメイ。
そこの出会いのところが一番泣けます(僕は)。
「ガブ・・・・わたしのぶんまで、生きて。」
苦しみを乗り越えて、みどりの森に。「やっぱり、みどりの森は、あったんだよう。」
Posted by ブクログ
久々に読んだ。いつ読んでもいい話。
とても読みやすいので読者初心者におすすめ。内容的には児童向けかもしれないが、大人になって読むと忘れていた感情を取り戻せるような物語。
Posted by ブクログ
①あらしのよるに(1994)②あるはれたひに(1996)③くものきれまに(1997)④きりのなかで(1999)⑤どしゃぶりのひに(2000)⑥ふぶきのあした(2002)⑦まんげつのよるに(2005)。きむらゆういち・作&あべ弘士・絵「完全版 あらしのよるに」、2014.9発行、248頁。山羊のメイ「言ってたじゃないですか。ヤギの肉が大好きだって。」 狼のガブ「お、おいら、いまは、ヤギの肉じゃなくて・・・。ヤギが・・・好きなんす。」
Posted by ブクログ
第1巻を読んだら続きが読みたくなります。ただ、第1巻の次を想像して楽しむのも、この物語を堪能する正しいやり方の一つですね。巻ごとにテーマが異なって、絵本ながらも哲学的な難しい選択を迫られます。挿絵と一緒に物語を楽しめる素晴らしい作品でした。
Posted by ブクログ
息子が夏休みに読んでるので俺も読んでみた。絵本の「あらしのよるに」とその続編6つを収録。なんと難しい話なのだ…とてつもない深い友情を超えた愛の話だし、差別を題材にしてるようにも思えるし…息子がどう読むのかとても楽しみでもある。しかし、「あらしのよるに」だけにしといて続編がなければもっと明快だったのになあ。救いが無いような中、ならなにがベストなラストなの?って考えると、洞窟でメイがガブに身を差し出して終わりか、ガブが雪崩に襲われて終わる、の2パターンがありがちなのかな。でもそこを超えた終わり方は寧ろ凄いし、ラストの「ただふたつの生き物の姿だった」は良かった。
Posted by ブクログ
南座の公演で完全版の存在を知り即購入。
子どもの頃大好きだった絵本。
面白かった記憶しかなかったのに、読み返してみたらまさかの号泣。
まさかの絵本を読んでの大人の号泣in新幹線。
歌舞伎版では歌舞伎らしくストーリーも変わっていたけど、でもこの絵本が大好きだった人の想いを汲んだ人が作り上げた気持ちがよく伝わる、とてもいい舞台でした。
歌舞伎だ映画だアニメだと枠組みはいろいろで評価も批評も様々で、でも感じられるものはやっぱり作り手の思いによるのかな。
伝わるものは、何であっても伝わるんだ。
今、夜寝る前子どもに1話ずつ読んでるけど、
君にも大好きな絵本の一つになってくれたらいいな。
Posted by ブクログ
この秋、新作歌舞伎として
中村獅童さんが京都南座で
公演されると知って千秋楽にチケットを
かろうじてゲットすることができた。
あらしの夜にシリーズが
一気に読める完全版があるという
即購入、一気に読みました。
観劇前の予習を兼ねて読みました。
ヤギとオオカミの友情物語
二人が友達でいるためには
オオカミは本能をコントロールして
ヤギを食べてはいけない
次は、どうなるのと
ハラハラ、ドキドキの連続で
二人の友情を応援している私がいました
土曜日の舞台がとても楽しみです。
Posted by ブクログ
七章、この本で初めて読みました。七章の存在を知らなければ購入しなかったのではないかと思います。そして、六章までなら★は五つ。七章で★が四つ。あとがきにもありましたが、わたしもあべ弘士さんと同じで「なんで生かしたんだ〜!」でした。でも、六冊目を読み終えた時にはたしかに「ガブ…。」となってたのです。