きむらゆういちのレビュー一覧

  • 完全版 あらしのよるに

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    三度目の再読です。
    深い!

    あらしのよるに小さな小屋で出会ったヤギのメイとオオカミのガブ。
    ひみつのともだちの筈が...。

    野生に生きるもの同士が「生きること」を教えてくれています。
    目の前に自分の大好物があったら、貴方はそれでも食べずにともだちでいられますか?
    この問いが深い。深過ぎる。

    「ともだちとのやくそく」の為に生き抜いたガブとメイ。
    ページを捲る度に、何度読んでもハラハラするし、感動もする。
    名作です。

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    2017年02月06日
  • 小説 あらしのよるに

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    大好きな名作絵本の小説版。本来のラストが描かれており、涙を禁じえません。純愛…だけど彼らはオオカミとヤギ。本来なら捕食者と餌の関係なのに強く惹かれ合った二匹は、多くの犠牲や試練との引き換えに友情と愛情を育みます。この障害だらけの異種間愛、葛藤から生まれる絆が、安易な恋愛モノと大きく一線を画す傑作へと昇華させています。絶賛を浴びた絵本版、日本アカデミー賞優秀賞を受賞した映画版、そしてきむらさんが存分に描き切った小説版。どれも素晴らしい傑作です。(ガブもメイも雄というのがまた痺れるw)

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    2016年10月11日
  • 完全版 あらしのよるに

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    ネタバレ

    7冊分の絵本を一つにまとめた本。絵本のサイズではなく、小説のような装丁。

    有名な絵本のシリーズではあるし、それぞれが一冊できっちりと読める内容なのに、7つ続けるときちんと小説のようになっているということが読んでみてわかった。

    一つとして読んでみると、ヤギと狼がお互いの立場を押し殺して友情をひたすら深めていくのだけれど、それが時折おかしな道中記になったり、泣かせる話になったり、飽きることがないし、内容が被ることがない。
    絵本だと思っていたら、大人が読んでもいいくらいのお話なので、寧ろ子供に難しいのではないかというくらいのもの。
    でも子供に読ませたい話。

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    2016年08月12日
  • 完全版 あらしのよるに

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    あらすじ
    「狼のガブとヤギのメイは、嵐の夜に山小屋で雨をしのぎつつ一晩を語り明かす。真っ暗な中でお互いの姿を知ることもなく。翌朝それぞれの姿を知ったガブとメイは、狼=捕食者、ヤギ=被食者というそれまでの関係を超えて不思議な友情を育むが、ガブにとってはメイを目の前に食欲との葛藤に苦しみ、メイは狼との親交を知られた仲間たちから裏切り者と扱われ、それぞれ悩みを抱え続ける。仲間から『お前はあいつに利用されているだけだ。早く目を覚ませ』と諭されるガブとメイ。2匹は相手への友情と、それぞれの仲間への関係の板挟みに苦しむ。そしてガブとメイの下した決断は…。」
    子供に読み聞かせようと購入しましたが、私自身がす

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    2015年12月07日
  • 小説 あらしのよるに

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    ネタバレ

    あらしの夜出会ったヤギとオオカミの友情物語。

    オオカミにとってヤギは「白くてふわふわした美味しそうなもの」でしかない。
    ヤギにとってのオオカミは野蛮で自分たちを食べる天敵。

    そんな二匹 ”オオカミのガブとヤギのメイ” が嵐の吹きすさぶ夜に避難することになった小屋でお互いの姿が見えない中、何の先入観もないまま、ただ会話から相手が自分と同類と信じ再び会う約束することから物語は始まる。

    ガブが目の前のメイを「おいしそう」と感じながらも常に友情を感じ、愛しく思う。「ヤギなんて食べたことがない」と言い張り、追手を逃れて逃避行?の途中ではメイに見つからないよう夜中にネズミを食べに出て空腹を満たすとこ

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    2015年10月10日
  • 小説 あらしのよるに

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    いしいしんじのトリツカレ男を思い出した。これは童話なんだから、ライトすぎるとか、それを言うのは野暮ってもん。
    これでいいんですよ。



    感情移入して、ウルっときた。本を読んで泣くことなんて、滅多にないのに。相手を思いやるのは、難しいよね。愛することは、素晴らしい。

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    2015年06月27日
  • あらしのよるにスペシャル ごちそうがいっぱい

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    ガブちゃん、がまんした。ヤギはメスにも角がある?メイはめすなのか、オスなのか。メスみたいなんだけど。メスの方がいいな。かわいいカップルなんだよね、ガブとメイ。

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    2014年12月15日
  • 完全版 あらしのよるに

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    狼のガブと山羊のメイの物語。
    まったく異質のふたりが、僕達似ているねというところからはじまる。

    あらしのよるに出会うオオカミとヒツジ、ガブとメイ。
    そこの出会いのところが一番泣けます(僕は)。

    「ガブ・・・・わたしのぶんまで、生きて。」
    苦しみを乗り越えて、みどりの森に。「やっぱり、みどりの森は、あったんだよう。」

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    2014年12月15日
  • 完全版 あらしのよるに

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    表紙がすばらしい。大人の心にも響きます。全ストーリーは知らなかったので、この本発売を新聞で知ったとき嬉しかったです。

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    2014年11月06日
  • あらしのよるにスペシャル メイは なんにも こわくない

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    あらしのよるにのメイちゃんが小さかったころのお話。
    くらいきもちのときほどあかるくしてみせ本当に明るい子になる
    メイちゃんを見習いたいなと思う。

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    2014年09月07日
  • 小説 あらしのよるに

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    後半は、この二人がどうなるのか、話がどんどん展開していって、夢中になって読みました。沢山泣きました。

    お互いの違いを、みないふりではなく、理解し認めるというのは、本当に難しいことだと思う。
    それさえも越えれるほどの愛ってどんなのかなぁ。この先出会えるのか。

    終わり方はとても切なく、けど、心温まる終わりだと思います。

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    2014年08月12日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに

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    嵐の夜、真っ暗な小屋で出会った、オオカミとヤギ。
    お互い見えていたら、会話をすることは絶対ない関係。
    食うものと食われるもの
    でも、お互い話してみると、案外いいやつかも。
    禁断の恋ならぬ、禁断の友情の始まり物語です。

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    2014年04月21日
  • 小説 あらしのよるに

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    小学生の頃に授業で読み聞かせとして、この作品と出会った。悲しい物語でたまに泣いてしまうが、無償に読みたくなる作品。

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    2013年05月06日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(2) あるはれたひに

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    子供の読み聞かせのはずが、いつの間にかいい歳の自分が一番のめり込んでしまった。テーマもストーリー展開もいいのみならず、これほどドキドキさせてもらえたのは言葉の使い方もうまいからなんだろうなと思う。1歳の子供ですら最後まできちんと聞けた素晴らしい絵本。これまで読み聞かせた何百冊のうち間違いなくトップ5に入る名著。

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    2013年01月07日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(7) まんげつのよるに

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    山を超える覚悟をしたガブとメイに、こんな試練が待ち受けていたとは。
    完結して満足。
    (読んだ時期:6歳2ヶ月)

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    2012年11月03日
  • あらしのよるにスペシャル ひとりぼっちの ガブ

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    ネタバレ

    なぜか急に、「あらしのよるに」→「ふぶきのあした」をおもいだした。
    あれさいごどうだっけ?
    検索したら、スペシャル版がでてました。

    やっぱ、ガブってすごいいいだ。

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    2012年08月25日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(7) まんげつのよるに

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    ネタバレ

    友達同士のオオカミのガブとヤギのメイ。吹雪の中、追手に戦いを挑んで、雪崩に飲み込まれて、消えたガブ。
    約束の地で、友の生還を待つメイ。そして、運命の再会。ハッピーエンドか?と思われたのも、つかの間。
    そこに現れたガブは、全ての記憶をなくし、本能のみが残った普通のオオカミだった。命を賭けて育んだ友情は、露と消えるか?
    つらいのは、そこに、楽しい記憶があるからだ。生きるのに何が必要なのか?人生の意味を問う。
    まとめると『人生は 予想できない 大航海 つらくも楽しい 生き方それぞれ』といったところでしょうか?

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    2012年07月21日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに

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    ネタバレ

    ヤギとオオカミが“あらしのよるに”真っ暗の小屋で出会う。鼻風邪で互いの匂いに気づかなかったり、雷が光るも怖くて目をつぶって相手が確認できなかったり…というアンジャッシュのコントのようなやり取りが続き、気づけば、まさかの友達同士。この話を読んで、思いうかんだのは、「インティメイト・ストレンジャー」(見知らぬ友人)という言葉。SNS隆盛の昨今、我々は、「言葉」を通じ、思いもよらぬ友人ができることがある。まとめると『お互いの 声とトークで 意気投合 あらしが生んだ 見えないマブダチ』といったところでしょうか?

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    2012年06月24日
  • カラー版 あらしのよるにシリーズ(6) ふぶきのあした

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    シリーズを読み聞かせ中。
    この回には、大一番があり、うちの少年は朝から涙ぐんでました。
    繊細、やさしい。いいね(親バカ)。

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    2012年05月09日
  • 小説 あらしのよるに

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    素敵な話でした。なぜか気が合う狼とヤギ…種類は違うけどお互いのことが大好きでずっと一緒にいることを決めた。私はこの話は人間の男と女に当てはまるんじゃないかなぁ。と思った。男の人と女の人は違うけどその中で自分にぴったりな人がいる。その人とならどんなことでも乗り越えられる気がする。そう思えるなんて素敵なことだな。と思いながら読んでました。子供が小学生になったら勧めてみようかな。

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    2011年09月17日