きむらゆういちのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『ぼくらはみんな生きている、生きているから食べるんだ』
なんとなく、敬遠していた作品だった。大勢の人がいいというものは大体、少数の人間を傷つけるようなものばかりだからだ。だから、この本が古本屋で売られているのを見たとき、どんなに素晴らしい人の心を打つ大作もいつかは消費されるということに感動して購入に至った。
哲学をしようとか、そういったことをこの本にはあえて求めなかった。やりたいことはわかるし、言いたいこともわかる。終わり方もとても好きなものだった。だけど、なにがそんなに人を惹きつけたのかがわからなかった。
ここでそれを引き合いに出したくはないのだけど、ズートピアを見てきたのだ。私には良