今井哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大満足!おそらくは僕が今年最も感銘を受けた作品
近未来の日本を舞台にしたSFなのですが、主人公たち小学生の目線で団地を中心とした舞台で繰り広げる夏休みを描いており、わくわくさせられるけど同時に切ない、ノスタルジアを感じさせる作品となっています
なにより作者の繊細な描写が小学生の感性を非常に豊かに表現していて、心の奥底のこそばゆい部分がくすぐられるような感覚を覚えさせられました
クライマックスまでの流れも素晴らしく、引き込まれるように感動させられます。主人公の大人たちの描写もまたよかったですね
山崎貴監督の映画『ジュブナイル』を始めてみた時の感動を思い起こされました。あれが好きな人は「うおおおおおっ」ってなるハズ
全2巻で読みやすいと思うので、是非オススメしたい作品です -
Posted by ブクログ
舞台は2038年、モノリスは阿佐ヶ谷団地に眠っていた…。物語はまだ序盤だが、どうしてこんなに心躍るのだろう。ストーリーを紹介してしまっては、まだこの漫画を知らない人に不親切。粗筋に触れないように注意しながら、なんとか、魅力を書きつけてみる。
いわゆる宇宙人遭遇もののSFにおいて、それが文明の特異点/シンギュラリティをもたらす、というモチーフはクラーク「2001年宇宙の旅」に代表されるように、僕たちを魅了してきた。
そして、本作品もそれらの系譜にある物語だが、まったく独特な手触りを持っている。
空間認識によるUIの情報技術と、それらを統合するAI家電(宇宙開発技術を応用していることが、物語のキーとなる)といった近未来の設定も重要なファクターになる。しかし、物語の大きな魅力を作るのは舞台となる阿佐ヶ谷団地である。
もちろん、1958年に建設された阿佐ヶ谷団地は既に解体予定であり、2038年まで存在していることは難しいだろう。つまり、フィクションにリアリティを与える阿佐ヶ谷団地が存在している事がフィクショナル、という奇妙な入れ子の設定なのだ。
舞台である阿佐ヶ谷団地の魅力については、様々な書籍で語られる以上に、一度でも足を踏み入れ体験すれば了解できるだろう。豊富な緑地が配置され、空間のパブリックとプライベートがあいまいとなった状態。日本住宅公団がかつて目指した一つの到達点であると同時に、自律的な成長を遂げてきた場所。
この物語で阿佐ヶ谷団地が舞台とされているのは、単なる郷愁の演出であろうか。そうは思われない。物語を読み進めるうち、次第に焦点となってくるのがコミュニケーションの問題である。小学生である主人公たちの生活は生き生きとしているように見えて、それぞれの葛藤を抱えている。そして、これらの問題を解決することなしにこの物語が進行しないことも。
両親との関係、SNSとイジメ…これらの現代の我々が経験している事に加えて、人間とAI、そして人間以外の知的生命…という関係が並行に置かれている。そして、それらの舞台となるのが、自律的に成長してきた阿佐ヶ谷団地であるというのは極めて適切だ。
物語が進むにつれ、阿佐ヶ谷団地はさらに大きな役割を持たされてゆくようだ。阿佐ヶ谷団地はこの物語でどのように描かれ、主人公たちは一体どのような出会いを果たすのだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ28年ぶりの彗星飛来。心躍る少年。舞台は2038年。ネットとガジェットが今よりほんの少し発達した近未来。起動しなくなった「宇宙船」をもう一度宇宙へと返すために少年たちが奔走。
と書くとジュブナイルものっぽいし、現にそうなのだけど、ディティールがよくできている。小学生特有の男子女子の軋轢とか、成長の度合いの違いとかが、ネットカルチャー・ガジェットカルチャーを絡めてよく書かれている。
のみならず、よくできた団地漫画でもある。あんまり書くと無駄にネタバレるが、2038年という未来にあって、団地は今や年寄りしか住まなくなっているという設定だ。その団地が、その年寄り世代の子供・孫世代を結びつけるプラットフォームとして選ばれている。表表紙の折り返しに、モデルであろう団地の実写があるのだけど、ここどこだろう? -
ネタバレ 購入済み
これはこれで惹かれる出だしで
試読分だけだと詳細がもう一つ分かりにくいのですが、どうやら想像したものを具現化する能力を持っている女の子が、色々とキーになっているようで、既にTVアニメ化もされているようですし、導入部は良かったですね。
街中で惨事になったかと思ったら何も残っていない……幻覚か?といった感じですからね。
頑固そうな樫村蔵六さん、確かに大塚明夫さんの声とか合いそうですよね。
これはちゃんと続きを買って読みたくなる作品でしたね。 -
購入済み
擬似親子バディ風です。
超能力を主テーマとして扱うSFファンタジーです。バトルシーンも多いのですが、赤の他人の老人と少女を描く一種の擬似親子バディものでもある楽しめる作品です。
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Posted by ブクログ
「──でもね 私は思うんだよ
いつか…私のほかにも
私のノートを正しく読み解ける人が
現れてくれないだろうか
とね。
謎を愛し
知的興奮に目を輝かせ…
科学と冒険に胸を躍らせる
そんな人が居たらきっと
私たちは心からの友人になれるのに」
久しぶりに読み返した、アリスと蔵六。
説明によると2年半ぶりの新刊だったそうで、それからまだ1年と思えばまだ焦る時間ではない…COMICリュウのサイトでもずいぶんご無沙汰ですけどね。はやく続きが読みたい。アニメ化作家でも兼業なのかなあ。
巻が進むたびに世界の秘密が明かされて、さらに新しい秘密が出て来る、そういうの好きです。
「アリスの夢」と「ワンダーランド」という大きな秘密が少し分かったかな?というところで、それらとは違う不思議である「クルタ」と「クロエ」がお話の主軸になってきた。さてこの2つがどう収束するのか、楽しみなまま放置されていますよ。COMICリュウの看板作品! -
購入済み
社会現象にもなった?
ひっそり始まって瞬く間に超人気アニメになった星色ガールドロップのアンソロジー。
作品を反映してかギャグ成分多めかな。もうちょいシリアスな話あっても良かったかも。
あくまでアニメのアンソロジーとは言え、原作ファンにも納得の出来!
いろんなそそぐちゃんが楽しめます!
と言う嘘レビューです。