今井哲也のレビュー一覧

  • ぼくらのよあけ(2)

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     素晴らしいSFマンガの完結巻。★4つにしたのは「すごく綺麗に終わってるけどもっともっと読みたかった」から。

     1巻で貼られた伏線が本当に綺麗に回収されるし、奇想天外なアイデアが次から次に出てくる。老いも若きも、男子も女子も、みんな読むべき。

     何故そう言うのかというと、それは当然作品が素晴らしいからなんだけど、SFと言えども近未来、阿佐ヶ谷住宅。誰が読んでも難解だなぁ、とっつきづらいなぁ、という事なくすいすいと作品世界に入り込めると思うから。

     たった2冊の単行本で展開されるのは、ちょっとワクワクするような世界と、いつの時代にもある悪意のない集団からの疎外、頭が悪くて最高にいかす小学生

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    2012年01月29日
  • ぼくらのよあけ(2)

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     全体通して良い作品でした。わこサイドみたいなコミュニティ問題や虹の根みたいなSFといいバランスでした。最後もうまく未来に繋げられていて良かったです。
     OVAか劇場版でアニメ化してほしいな

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    2012年01月02日
  • ぼくらのよあけ(2)

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    完結。
    ナナコの身体は無事返ってくるのか、2010年の少年少女達、
    2月の黎明号の運命は。
    スケールの大きい設定と非常にミニマムな設定の入り交じるギミック、
    サマー・ウォーズのさらにスケールの大きい版というか、
    トップをねらえ!というか、そういうのが思い浮かんだ。
    宇宙と家族。
    それぞれ良く練られ入り組んだ良作。
    1巻に比べて子供的感覚描写が少なくなってしまったのが、
    仕方が無いにしろちょっと残念。

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    2011年12月01日
  • ぼくらのよあけ(2)

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    とても綺麗なラスト。
    2巻で終ってしまったので、すべてが描き切れたとは言いがたい。
    それでも十分な深さと余韻でまとめ上げたのはすばらしい。

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    2011年11月24日
  • ハックス!(3)

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    手書きMADとハタノさん。
    ここまで微量ながら少しずつアニ研らしくなってきて、
    いざ文化祭へ!ってところなんだけども、
    あと1巻しかないという・・・。
    もう嫌な予感しかない。

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    2011年11月09日
  • ハックス!(1)

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    一直線でちょっと?天然な女子高生が、
    アニ研に入りアニメ制作に没頭する話。
    話は部活モノとしてしっかりできている上に、
    なにが良いって空気感がたまらない。
    それから独特のテンポとコマとセリフと、溢れ出す制作意欲。
    昨今のアニ研究事情と古いアニ研、ヲタと非ヲタが混在する。
    すごく良い導入。
    これから先が楽しみ。

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    2011年11月09日
  • ぼくらのよあけ(1)

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    主人公の家族の一員であるサポートロボが宇宙船のAIとリンクしてしまい、
    AIが主人公達に宇宙船の修復を依頼しそれをこなすSF系。
    話の筋はSFでしっかりと流れているんだけど、
    見所はそこではなく、
    夏の濃い陰影の雰囲気だったり、
    小学生ならではの世界の広さと狭さ、知識の広さと狭さ、
    それ故のコミュニティ、遊びに全力をかける無邪気さ、
    高いところに昇った達成感で軽く唸ってしまったり、
    他愛のない小さな事が『面白い』ことだったり、
    そういった青々とした昔の感覚を思い起こさせられる。

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    2011年07月20日
  • ぼくらのよあけ(1)

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    舞台は近未来の東京。コンピュータ技術が進化しつつも、まだ日常的な部分はそのままで、物語にとても入りやすいです。夏休みも近いある日、主人公の少年は28年前に墜落した宇宙船のAIと出会い、宇宙船を宇宙に帰そうとします。仲間だけの秘密や、学校での描写、子供達の目線での描き方が上手で、とてもわくわくしました^^

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    2011年07月18日
  • ぼくらのよあけ(1)

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     Twitterで「話題になっているらしい」というので読んでみた。SFというか宇宙関係が好きなのもあったが。1・2巻で完結というのも手に取りやすかった。
     まだ2巻を読んでいないので感想はまた(^^;

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    2011年07月15日
  • ぼくらのよあけ(1)

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    近未来の世界で少年少女が宇宙からの来訪者に出会い、一緒に課題を解決するというスタンダードなジュブナイルSF。だが、学校裏サイトに見られるような現代の学校と同じような酷薄な人間関係ゲームを描き、他方で人工知能の人間と信頼関係を築きたいというまっすぐな意思を描くことで、話に奥行きができている。家庭用ロボットが掃除などの単純労働だけでなく、家電などの一括管理を自動的に実行してくれる存在として普及したなど、設定も色々と面白い。

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    2011年07月11日
  • ぼくらのよあけ(1)

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     ジュブナイル的な要素をもたせつつ、ソーシャル・ネットワークのような現代問題も取り上げていて、なかなか面白いなーと思いました。
     主人公たち3人の男子たちの思考もそれぞれベタな3タイプを揃えてきたし、ほのかも思春期ならではの悩みをもっていて、これがどう料理されるのかけっこう楽しみなとこです。
     また作中にでてくる電子技術も妙に生々しくていいなーと思いました。間ページにある世界観設定も面白く見せてもらいました。
     次巻で終わりみたいですがすごい楽しみです。

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    2011年06月30日
  • ぼくらのよあけ(1)

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    近未来のSF物。宇宙船を宇宙に返すために奔走する少年たちの話で今巻では特に大きく話は動かなかった。
    小学生のケンカの感じがうまい・・・というか女子の関係が妙に生々しかった。
    次の展開で過去の伏線の回収と花香ちゃんとの和解に期待

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    2011年06月27日
  • ぼくらのよあけ(1)

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    2038年。小学4年生のユウマは団地の屋上で、自らを宇宙船と名乗る「彼」と出会う。 28年の眠りから覚めた「彼」を宇宙へと帰すべく、ユウマと仲間たちが奮闘する物語。

    舞台が2038年の地球ということで、ディスプレイが空中に浮いたり、オートボットと呼ばれるお世話ロボットがいたりと、未来のアイテムが日常に溶け込んでる様子が描かれています。
    また、SNSを利用して親の知らないところで子どもたちが独自の人間関係を築いていたりと、現代の文化も取り入れられていて少しドキリ。

    個人的に、この現実味のある近未来な世界観と夏休みの描写が凄くマッチしていてツボでした。
    あとオートボットが物凄く可愛いので、ぜひ

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    2011年06月24日
  • ぼくらのよあけ(1)

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    「ハックス!」の今井哲也最新作。(たぶん)2巻構成の1巻め。とある夏休み、小学生の少年少女が『宇宙船』を宇宙へ戻すために奮闘する近未来 SF ものだが、舞台設定が変わっただけでコミュニケーションとディスコミュニケーションについて語っている部分については前作と変わっていない。
    たとえば、作中に Twitter のような SNS が登場し、このネットワーク上で承認しあわないと学校生活を送っていけない少女と、そのために共通の「敵」としてつまはじきにされる少女が描かれる。このエピソードがやけに印象深かった。テクノロジーが発達しても、たとえ技術的特異点を何度も越えたとしても、コミュニケーションにまつわる

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    2011年06月23日
  • ハックス!(1)

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    高校入学後のオリエンテーションで流された一本のアニメフィルム。
    それがアニメ部の誰かが作ったものだと知り、入部した主人公。

    ひたすら「アニメを作りたい!」っていう感じが楽しいです。

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    2010年01月25日
  • アリスと蔵六(13)【電子限定特典ペーパー付き】

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    とても大切なことを伝えようとしている。
    けど、全巻読んでから時間が経ったせいか、あまり物語の全体像がわかりづらい。
    蔵六の子どもの頃のエピソードは好きで、タイムリープが絡んできているから楽しい。
    けど、、、なんだか物語に入りきれない残念さがあった。

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    2025年12月06日
  • 藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE

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    十人十色
     反感を買ふことをあへて言はせてもらへば、藤子・F・不二雄って、なあんて読みやすいんだらう。と感心した。
     かへって、ここに載った作家の作品は読みにくいものが多かった。それだけ、かれらの思ひはコマに詰まってゐるともいへる。

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    2025年03月27日
  • 藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE

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    2025-02-07
    基本マンガの感想は書かないのだが、これはその企画の斬新さに敬意を評して。
    現役作家によるトリビュート作とその人が選んだ藤子作品を交互に並べたアンソロジー。各人の受けた影響、つまり藤子F不二雄の作品の力がありありと分かる構成が面白い。偉大な才能はきちんと受け継がれている。

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    2025年02月08日
  • 藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE

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    現在活躍中の漫画家さんが選ぶ、マイ・ベスト・オブ藤子・F・不二雄&二次創作アンソロジー。

    私は、浅野いにおさんののび太が、とても良いパラレルのび太だなと思いました。どこかの時空にいてほしい、こんなのび太。そして、良い子すぎず、のび太を「きみ」って呼ぶしずかちゃんも。

    私はどちらかというと藤子・F・不二雄は子供の読むものと思って特に関心を持ってなかったけど、この一冊で完全に見方が変わりました。

    奇をてらったコマ割りや演出はなく、モブに至るまでキャラクターを描き分け、セリフもストーリーも誰にも分かる絵と言葉で描く。それがどんなにすごいことか。作品を寄せているのは現役で活躍されてる漫画家さんた

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    2025年01月25日
  • 藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE

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    有名漫画家の藤子F不二雄のトレビュート。
    どれも愛に溢れてよかった!

    個人的には吉崎観音先生が1番良かった。
    ケロロ軍曹にガンガン出すし、テイストも近い。
    凄く、藤子・F・不二雄のリスペクトを感じる。

    後、石黒正数先生。
    自分でもいっているが、代表作の「それ町」が
    完全に少し不思議な感じだもんね。
    凄く、遺伝子を感じる。

    そして、奥浩哉先生はGANTZにしか見えなかった。。。。

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    2024年12月28日