凪かすみのレビュー一覧
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ネタバレ最近のお気に入りのシリーズです。
今回は宮中でのお話ですけど、暁の後見人の縋子様という、塔子がかすむくらいの豪快な方が登場。塔子が自分よりすごい彼女を見て、自分が奇矯な姫って言われるのはなんか理不尽って感じてるところ、ちょっと笑いました。
暁は塔子に惹かれているけど、塔子には貴哉がいると思って塔子を熊野の帰そうと考えて、でもやっぱり離れたくないって葛藤しているところは、青春って感じでなんともいえません。(暁ってでも二十歳を超えてたんでしたっけ?)
特に泥酔して寝ている塔子の髪に口づけるシーンは、凪かすみさんのイラストともあいまって、切なくなりました。
あと、東宮=暁とばれるシーン、縋子が -
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第3巻を読破。
最初の巻でなんとか一命を取り留めた王様。
だけれど再び病に倒れてしまって。
せっかく助けた命なのだから、今回も助けられるといいな、と思っていたのに……。
結局王様は亡くなられてしまって。
しかも次の王様を選ばないまま逝ってしまって。
そうなると王宮内は悲しむよりも、次の王様は誰だという話題で持ちきりになるよなあ。
王子様は3人いて。
どちらも魅力的な人物で。
まあ、アレクは目立たず過ごしてきていたから、実質第一王子と第二王子の争いになるわけだけど。
本人も王位とか全然興味ないしな、アレク。
でも本人はそうでも、周りの人間はそういうわけにもいかなくて。
ヴ -
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ネタバレシリーズ5巻目で最終巻。
ラルフシオンの陰謀で薬により記憶を失くしてしまったシェリル。けれど、王宮で暮らす中で記憶を失いながらもどこかで「シオン」を求めている自分に気づく。そんな「シオン」がラルフシオンとは違うことを無意識のうちに感じ取ったシェリルは何とかして王宮を抜け出そうとするが・・・。
一部のことはその後どうなるんだ?!と疑問も残りましたが、満足の一言に尽きる最終巻でした。
シェリルを助けに王宮に忍び込んだアレクシオンとシェリルが再会するシーンは胸に熱いものがこみあげてきました。お互いの気持ちを確認し合った2人の強い絆と愛の深さに感動。
謎だったルーカスの過去にも触れられた最終巻でした -
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ネタバレ話としてはまぁ、駆け足感が否めませんでしたが、個人的には面白かったかな?
カイルとの決着がずいぶんと呆気なかったり、ワグナーの自爆が残念だったのはありますけど…。ワグナー好きだったからなぁ(´・ω・`)
マイラとライハルトの秘密も…うーん。今更になってこんな秘密があったの…って、これは前の巻だったかも…。
まぁ、全体的な感想ということで。
全体通して、私はまぁ、楽しく読めました。
話も比較的綺麗にまとめたんじゃないかな、と思います。戦争がメインの話ではないと思いますし。
読んでてちょっと疑問だったのは、アナシス(だっけ…)がほんのりとエダに気があるっぽい描写があったんですけど、一体いつの -
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ネタバレ王子の立場を捨てて、国を出て行こうとしていたアレクシオンたちに、王殺害の疑いで王妃が捕まったという一報が寄せられ、また王宮に戻ることに。
真実を知ったラルフシオンが不安だったのは分かりますけど、自分は王代理になっているし、王妃もアレクシオンも王位を希望していなかったのに、余計なことをして、自分の首を絞めている感じ。
それにしてもミスカ先生、ほんとに男だったんですね。いきなり青年になっちゃって、なんか術使いそうです。
王妃を助けるためにシェリルがラルフシオンに捕まってしまいましたけど、記憶を失ったシェリルを婚約者に据えたのは、アレクシオンへの当てつけなのか、本当にラルフシオンがシェリルを好 -
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ネタバレまず、帯のアレクシオンの台詞が「かっこいい」し、「四聖」の縛りでお互いに思いながらも恋心を伝えることができないアレクシオンとシェリルのもどかしさがなんともいえません。周りにはダダ漏れだけど、本人たちだけがそれに気付いていないってところとかもよいです。
無意識にシェリルがかまうせいで、クラウシオンがシェリルに寄せる気持ちも強くなってるみたいだけど、彼はきっとシェリルがアレクシオンを好きだって言うのに気付いているんでしょうね。私的にはクラウシオンの性格も嫌いじゃないんで、ちょっと彼が不憫です。
アレクシオンを追いかけてきたお姫様は、イラストを見ても確かに蜜がしたたりそうな女性でしたけど、自分が -
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平川さんの第2作目を読破。
凪かすみさんのイラストに惹かれて購入しましたー(*´Д`)ハアハア
歴史を正しく記す役目を代々担ってきたシュゼ家の娘・ミアナ。
念願の史官となったミアナの最初の仕事は、百年前の出来事「東方連合」の正確な歴史書を編むこと。
その参考のため、〈恋死に王〉という異名を持つ、百年前のウールス国王の伝記を調べているうちに、ミアナは百年前のウールスにタイムスリップしてしまうのだった。
――というのが冒頭かな?
タイムスリップした先で出会ったのは、彼女が調べていた〈恋死に王〉サグェン。
ミアナは史官として、タイムスリップしたことを好機と見て、サグェンにいろいろ付きま -
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ネタバレ2巻目。「四誓」となったシェリルですが、「四誓」の女性は誓った相手とは結婚できないっていうのがかなり障害になってて、お互いに好きだってのが端から見てもバレバレなのに、恋心を抑えているのがなんとも切なくていいです。
他の王子とは結婚できるっていうことで、クラウシオンやラルフシオンがシェリルに興味を持っていますが、クラウシオンはなんとなく、いい当て馬になってくれそうです。アレクのことは嫌いだけど、なんだかんだ言いながら、好きな女の子の頼みは断れなさそう。
ラルフシオンは後半、腹黒さ全開でしたけど、彼にアレクの出生の秘密やシェリルの両親がアレクと関わりがあることがばれてしまって、そこら辺は次巻に -
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凪かすみさんのイラストに惹かれて購入しました。
相変わらずすてきだ……(*´Д`)ハアハア
見習い調薬師シェリルは疫病が発生した村へ薬を届けに行く途中、盗賊たちと遭遇し追われる羽目に。
そんなとき助けてくれたのがアレクシオンという、ちょっと達観した雰囲気の青年で。
アレクシオンは物静かなのですが、周囲の仲間がにぎやかしいことww
忠誠厚い、けれど口やかましいヴァルト少年とか、プレイボーイとか兄貴! って感じの人とか。
運命的な出会いをしたシェリルとアレクシオンの二人。
お互いがお互いとも恋煩いにかかってしまって。
もうこれからどうやって二人が再会するのかと思っていたら!
アレ -
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ネタバレ槇ありささんの新シリーズ。イラストも凪かすみさんの好きな絵でよかったです。前作は王子様と王女様でしたけど、今回は王位に興味のなかった第三王子アレクシオンと調薬師のシェリルの身分違いの恋です。
元々出会うはずのはいアレクシオンとシェリルが、ほんの偶然で出会い、お互いに好意を抱いたけど、いったんは別れます。それからしばらくして、国王の病ということでシェリルが呼ばれ、王宮の調薬師の嫌がらせから助けるため、アレクシオンと再会。
王を治療するために身分が必要ということで、アレクシオンとシェリルが「四誓」の誓いを交わしましたけど、「四誓」に女性が選ばれた場合は伴侶にはなれないという事実を知ったシェリル -
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イラストに惹かれて購入しました。
この作者さんの「聖グリセルダ学院」シリーズも読んでいたし。
大女優を目指すロッテシアは、役作りのために作品の舞台となった町へ行ったのだけれど、そこで出会った青年(犬属性)に懐かれてしまって――。
って感じですかねー。
まあ、サーディ(犬属性青年)がロッテシアに懐いたのは、彼女のしたたかな打算の副産物ですが。
ヒロイン役をつかむために、自分は吸血鬼だと思い込んでいるサーディを観察するため、一緒に行動するようになるのです。
おもしろかったです。
ロッテシアのしたたかさや、でも心底では優しくて思いやりがあって。
なんだか憎めない子でした。
サーディ -
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ネタバレ9巻目。最終巻です。
ジェラールの元から抜け出して、一人でセラルークの元に向かったレウリア。勝手なことをするのは、いつものことですが、敵の罠にはまって、魔法陣に捕らわれてしまいます。ほんとに、もう・・。
ジェラールはすぐにレウリアの元に向かうかと思ったのですが、ここに来て大人になったみたいで、三国会談の成功の方を優先させます。
三国会談を成功させたあと、向かった先でレウリアを見つけたときのジェラールの取り乱し方は、他の同行者が意外と落ち着いているのを見ても、ほんとにレウリアのことを好きなんだなぁと、ちょっとレウリアがうらやましいです。
レウリアがジェラールの声を聞いて元に戻るのは予想し