ねぎしきょうこのレビュー一覧
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とりあえずシリーズとして1巻を。
人気あるのでまあぐだぐだ書かなくても萌えますよってのはよく知られてるんでしょうけど。
●ヒロインが鈍感で天然で頑張り屋な良い子である
●ヒーローは暗い影を背負う一途な男である
●シスコンで無敵な身内がいる
●ヒロインは色んな人に溺愛される
少女小説のお約束を詰め込んだ、だけど嫌味になるぎりぎり一歩手前のラブコメディ。王道も、盛り合わせれば珍しい感じになるのねー(笑)。意外な設定ばかり集めて登場人物全員がなんか特殊能力持ちとかよりは、こういう話の方が好きです。
それに、たぶん、読んでて苛々しないのは、コメディ色が強いから。コメディ色の強いラブコメなんて最近の少女 -
Posted by ブクログ
王道ラブコメ。
どんどこどんどこ驀進していく少女と
実は王子様でした設定の物静かな青年と
その他変人奇人が織り成す面白おかしいお話。
既刊では、主人公達が持って生まれた天然と鈍さとで
いろんな想いがスルーしていくのも楽しかったし、
本当は両想いなのになかなか通じ合えない
もどかしさに焦らされたりと、
恋愛小説の醍醐味(?)に唸らされた私ですが
今回でようやく二人の仲も進展し始めましたね!ガンバレ〜。
閣下やら行方不明の公子様やら偽者大公?やらも登場し、
ちらほら謎解きが進んでいく様子もうかがえて
お話の続きが待ち遠しいばかりです。
しっかし、自分恥ずかしながらこういうの、
いくつになって -
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Posted by ブクログ
かなり日常に近いお話に戻ってきたように感じます。
もちろん立場も変わり、以前のようなドタバタ感は少なくなりましたが、シアラン編が壮大だった分、落ち着いているように思います。
花嫁修業の成果なのか、ミレーユの言動がとても上品になっており、つい保護者のような目線で読み進めてしまいました。
リヒャルトがすっかりミレーユに骨抜きで、イチャイチャが過ぎるなという印象があります。
リヒャルトとミレーユが揃って登場するシーンでは、ほぼ必ず甘い空気感になります。
ラブコメなのだから当然、という気持ちもありますが、過剰なラブシーンに少しだけ辟易したというのも正直な気持ちです。
これまでは何かしら障害があっ -
Posted by ブクログ
ネタバレハーレクインを思わせる雰囲気の話だなと思ったら、海外のロマンス小説が大好きな作者さまが意識して書かれていたようで納得。
幼い頃両片思いだった二人が、とある理由で離れ離れになり、これまたとある理由で再会したときには偽装結婚する羽目になるという、恋愛面からすると大変ややこしい展開の物語。
そこに軍絡みの密命やら、殺人事件も絡むという濃い内容。
恋愛以外にも読み応え抜群。
セシアが自立心の高い、そして気の強い性格なので、ルイのことを初恋相手と認識できないまま最初は喧嘩だらけ。
一方のルイことクロードは、前述の「とある理由」も相俟って初恋を引きずっている状態。
執着は圧倒的に彼の方が強かった。
寝込 -
Posted by ブクログ
ネタバレヘンリエット様の「よござんす」が好きすぎる。
そもそもヘンリエット様が好きだ。
気難しそうに見えて、何だかんだで面倒見いいし、子供好きだし、とにかくいい人。
キャロライナがあんな素直ないい子に育っている時点で、そのお母様が悪い人な訳がない。
いい人に拾ってもらえてよかったと思うよ、チェリーとノエル。
顔を合わせないまま諸事情で結婚した二人の物語。
中盤までは手紙で、しかも一行だけのやり取りに、いざ初対面となっても、旦那が相手を嫁と認識しないままの遭遇と、もどかしくも面白い展開だったのだが、そこから先は一足飛び感が否めなかった。
折角ちゃんと会ってからの触れ合いがほぼ描かれないまま、気付いたら