榎木洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
榎木さんのこのシリーズは、安定して面白い。
ただ、えっと、今回、挿絵が微妙……。悪くはないけど、守龍ワールドのイメージからは少しずれてしまう気が。BLの色が強いイラストレーターだしね。
乙女は~シリーズも挿絵微妙だったし、今は榎木さんも気合の入った絵師さんをつけてもらえないのかしら。
私は、昔からこの方の書くお話が好きなんだけどなぁ。今のコバルトには向かないのかな。恋愛色が薄いしね。でも、それが持ち味だと思う。
実を言うと、本誌でのデビュー作から読んでいて、初期の頃は作品が出るたびにファンレターを出していた。返事も来たことある。
とりあえず、このシリーズは好きなので、また出てくれると嬉しい -
Posted by ブクログ
榎木先生の約2年ぶり!のコバルト。
おなじみ守龍世界の、王子様とお姫様と龍の物語。
なんですが、今回は新鮮でした。
物語の中で偉大な存在である龍や、精霊のほうが
お騒がせ(笑)で、人間のほうが真面目ないい子で。
今回の龍・レイスのやんちゃっぷりや、
精霊・シーラの恋わずらいは可愛かったです。
で、人間達は物足りなかったというかというとそうでもなく、
今回1番のお気に入りは王子のトルマス君。
素敵で、目線はしっかりヒロインのミミ姫でした(笑)。
ミミちゃんも素直で可愛い子。
前作・乙龍シリーズのヒロインと大違いです(大笑)。
今回のキャラたちもとても魅力的なんですが、
今回は読みきりなの -
Posted by ブクログ
年末に、2年ぶり!にコバルトから新刊の出る
榎木先生の14年前(!)の作品の中でもユニークな、
SFジュブナイル。
うん、ホント「ジュブナイル」でした。
SFな割りには、あまり宇宙っぽさが出てこないのですが、
代わりに10代の男の子女の子の青春が見れます(笑)。
あとがきには「オムニバス形式は読者にストレスを与える…」的に
描かれてますが、自分は逆ですね。
誰かには感情移入できたり、飽きなかったりで非常に大好きな
形式です。
特に、当初かなりマヌケキャラに見えるルイスなどは、
彼の視点もあることでとっつきやすくなってるんでないかな。
とはいえ、オムニバスと言っても、熱血系のあきらと
冷静な -
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緑のアルダ10巻目。
結構展開が「りゅーま」とリンクしてるかも…「りゅーま」も
10巻が物語最大の山場だったのですが、今作もこの10巻が
ターニングポイントともいえるお話になっています。
しかしこの巻は「信頼関係の凄さ」をありありと書いています。
側にいてくれるときには鉄壁の信頼関係も、相手がそばにいない、
そして自分の心も弱っている窮地に立ったときにはやはり
ぐらついてしまうのが人間。
アルダ・ココはとても重い試練を受けました。
このあたり「りゅーま」でも重要な土地になっている「東の果て半島」
と1番つながりがあるのが他ならぬアルダ・ココだからでしょうね。
試練の重さに、彼女達本人に罪が -
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アナちゃんピンで表紙です。今回ある意味主人公です。
榎木先生のデビューシリーズ、「リダーロイス」シリーズの舞台
ミズベ国が舞台。
当然と言うか、リダーロイスご本人も登場。
今作での落ち着きっぷりは、元「主人公」とは思えない…
リダーシリーズはかじる程度に読みましたが、リダーロイス(翔)は、
元「普通の男子高校生」でやや優等生寄りの「普通にいい子」であり、
普通の男の子の「翔」ではちと面白みに欠けるキャラだったのですが、
その彼が金髪碧眼のオーラを持った王子になる部分が
魅力だったのでしょうね。
(とはいえ王子時代はさらにオーラの凄い脇の美形に押され気味だった(笑)
しかし今ではすっかり「王 -
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…今回も番外編的お話。このあたりかつての
「りゅーま(龍と魔法使い)」と全く同じでねぇか(笑)!
その「りゅーま」の時のことを考えると、次巻、次々巻は
かなり凄い展開と思ったほうがよさそう。
しかし前回と同じく、こういう番外編的なお話は好き。てか今回のツボ。
本編にあまり関わらないですが昔の王子様は出てくるわ、
オベロの甘酸っぱいお話はあるわ…
カートラムさんが眠り姫だったのは、オベロがこういうコトに
なるからなのね。(彼が知ったらオベロ絶体絶命(大笑)
しかし今回がシリアスとは言いませんが、いかにカートラムさんが
お笑い要員かはよく解りました。
とはいえ今回の話は何だか最新シリーズ「乙龍 -
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久々の少女系にして緑のアルダ久々。
何かタルい話が多め(あ、前巻でちゃぶ台返しがあった)でしたが今回は面白かった!
やっぱりアナンシア姫とカートラムさんが活躍すると面白いなぁ、て
今回カートラムさんお笑い担当チョイ役だった…むにゃむにゃとか愚痴しか言ってなかった気がする(大笑)。
アナンシア姫は今回はかなり主人公してたかも!
序盤はウルファ君勝手に大暴れが多かったですが、彼の件がやっと落ち着いて今回はアルダ・ココと王室一家の話でしたね。
ルダート王子もいいなぁ…何か他の男性キャラ(オカマ・地狼含め)に完全に負けてますウルファ君…相手がオノボリさんのアルダ・ココなのでバランス取れてますが(おい) -
Posted by ブクログ
前巻で「たりぃ~」と言っていて、多少展開がタルいのを覚悟で読みましたが、
今回はとんでもない。
起承転結の「転」て感じで序盤のハイライトが集約されております。
ウルファ君の秘密、こうもあっさり明かされるとは…
まぁ解りやすすぎる表現が前巻であったためあっさりなところもあるんでしょう。
あとは彼の秘密の一つは全体では些細なもの…てコトでしょうね。
まだ肝心の龍探しにはチラリとも入っていないわけで…。
しかしこの巻でアナンシア姫がキーパーソンになっていくことは確定したようなもの。
彼女は一気に物語のテンションを上げてくれそうであります。
某オカマ兄さんと妹さんのコンビも好きですが…
多分前半の -
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Posted by ブクログ
ビーズログに掲載されていたものを、ルルルから発刊したとか。
何かトラブルでも……??
王女の身代わり、落城、逃走、魔女などなど、とっても王道。
だけど、さすがに榎木さんはまとめるのがお上手で、読ませます。
軽く読むには、ホント最適。
ところで、榎木さんって三銃士好き?
四兄弟はあきらかに、三銃士+ダルタニアンだし、主人公と王女さまっていうのは、コンスタンチンと王妃さまだし、レディ・アンジェラはミレディーだよね(罪人の焼き印まで!)。
私も三銃士好きだから、榎木さんの作品好きなのかも。
あと、主人公をとりまく(サブの)仲間たちが、あったかくていいですねー。
今作の場合、お城に勤めるひとたち -
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