Posted by ブクログ
2009年10月30日
緑のアルダ10巻目。
結構展開が「りゅーま」とリンクしてるかも…「りゅーま」も
10巻が物語最大の山場だったのですが、今作もこの10巻が
ターニングポイントともいえるお話になっています。
しかしこの巻は「信頼関係の凄さ」をありありと書いています。
側にいてくれるときには鉄壁の信頼関係も、相手がそば...続きを読むにいない、
そして自分の心も弱っている窮地に立ったときにはやはり
ぐらついてしまうのが人間。
アルダ・ココはとても重い試練を受けました。
このあたり「りゅーま」でも重要な土地になっている「東の果て半島」
と1番つながりがあるのが他ならぬアルダ・ココだからでしょうね。
試練の重さに、彼女達本人に罪があるわけではないのに…と
思ってしまいますが、本人とは直接関係ない過去の罪により
後に苦しむ人たちがいる、というのは実際の人間の歴史にもあること
なんですよねぇ。
しかし、生きるほうが贖罪、と言うこともありますが当事者=シェイラは
罪を背負って1000年生きたわけです。
彼女が1番幸せと罪の重さを感じたのは、
タギと一緒にいられた時間でしょうが…
もう「りゅーま」の重要場面とか今回はとにかく凄い。
第2部の巻に勢いで行くかは未定です。
後半の巻は1巻だけ揃ってないしなぁ。