Posted by ブクログ
2009年10月29日
緑のアルダ、勢いにのって最後までいきました。
…が、正直第2部はダメダメです。
第2部全部すっとばして10巻「龍の島」から本当の最終巻「約束の地」に
とんでもいいんでないでしょうか、悪役ラダっちのファン以外は。
兎に角終盤はうんざりするくらラダの贔屓が凄いです。
話が進むほど、10巻が馬鹿にされたよ...続きを読むうな展開で…
からむのはラダばっかりで、龍は味付け程度。
終盤のキーパーソン・ルーエも色々と唐突すぎて奥行きが感じられない。
このあたりの書き込み次第で、「約束の地」での涙度合いも違ったと思います。
なんか別のところでも書いたなこの感想(苦笑)。
改めて完結巻・「約束の地」も読み返しましたが、これは良かったですね。
ラダの補足ばっかりだった「龍の歌」に対して、「りゅーま」からのファンも
納得のEDへと繋がっています。
はっきり書かれていませんが、アルダ・ココは「りゅーま」の主人公・タギの一族の
子孫では?とほんのり触れられています。
これも消化不良ではあるのですが、あいまいなほうがいいかも、でもあり何とも複雑。
「約束の地」は皆最高でしたが(笑)、終盤のささやかな収穫人物はルダート王子ですね。
でも彼が1番色々な意味でラダっちのとばっちりを食ったキャラのようにも…
終盤ラダだけが暴れすぎたせいで彼や龍の存在さえぼやけたので;
このあたり含め「龍」の巻き返しが「乙龍」シリーズでみれるかも気になります。
…というわけで★5つは「約束の地」の評価。
本編ラスト2巻は単体で感想書く気も起きませんでした。