あらすじ
太陽系で唯一の宇宙飛行士養成学校「スペースアカデミア」。鷹島あきらは、恒星間パイロットを目指してアカデミアに入学した。期待に胸をふくらませる新入生たち。だが、入学早々待っていたのは、ハードな授業、怖い教官、気にくわないクラスメイト。しかも進級率はたったの65%と、前途多難だ。それでもあきらは今、夢に向かって、踏み出した! 近未来スペース・ファンタジー。
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Posted by ブクログ
宇宙飛行士養成学校に入学した少年少女の、煌めき輝く青春の日々。
ひよっこどもが悩み踏ん張り夢見て努力する姿がなんとも素敵です。章ごとに語り手が変わるので、それぞれの一歩も多方向から楽しめます。
30年近く前の作品ですが、その輝きは今もまばゆいばかりです。
懐かしい作品
何度読んでも、また読みたくなる作品です。
個性豊かなキャラクターたちが、それぞれの想いを胸に一つの目標のために日々過ごしている様子が、とても爽やかに描かれて居ます。
自分のことを分析して、進路を決めることは難しい。
なんとなく人生を歩んでしまうことも、多々あると思います。
登場人物たちの、一途に夢を追いかける一年間をなぞる事で『自分ももう少し頑張ってみたいな』と思えます。
榎木先生の食べ物の描写は、美味しいものも味気ないものも丁寧にされているので、生々しくてとても好きです。
Posted by ブクログ
中学生のときに好きで何度も読んだ本。
今読み返してみても、結構覚えてるシーンや言葉やいろいろとあって、自分の記憶力のすごさに感動……。
やっぱり「夢に向かって頑張ってる子」っていいよねー。
自分の成績や素質に悩んだり、まわりとの協調で悩んだり、そもそも進路で悩んだり。共感できるんだよなー、大人になっても。
寮ものはやっぱり面白いし、山を下りる野外訓練ってのもいいなー。
こういう学園ファンタジーっていいよな〜。ハリーみたいで。
Posted by ブクログ
年末に、2年ぶり!にコバルトから新刊の出る
榎木先生の14年前(!)の作品の中でもユニークな、
SFジュブナイル。
うん、ホント「ジュブナイル」でした。
SFな割りには、あまり宇宙っぽさが出てこないのですが、
代わりに10代の男の子女の子の青春が見れます(笑)。
あとがきには「オムニバス形式は読者にストレスを与える…」的に
描かれてますが、自分は逆ですね。
誰かには感情移入できたり、飽きなかったりで非常に大好きな
形式です。
特に、当初かなりマヌケキャラに見えるルイスなどは、
彼の視点もあることでとっつきやすくなってるんでないかな。
とはいえ、オムニバスと言っても、熱血系のあきらと
冷静なかみきの視点が圧倒的に多く、主人公4人で1番気に入った
アレックスの視点描写は一回しかないんですが(T_T)
逆に、ヒロイン・ともはの視点まであるとは思わず
(よくよく見れば目次にあるんですが)これはサプライズ。
うん、榎木先生短編のほうがいいかもだぞ。
というわけで年末楽しみだ。
Posted by ブクログ
宇宙な話。結構好きっ。主人公たちのぺーぱーぷれいんがすっごい好きーっ!一生懸命な少年たちが一生懸命頑張っているところになんだか共感。結構にやにやしながら読んでいた記憶があります。柔らかい感じのストーリーで比較的読みやすいです。いや、すっごい読みやすいです。好きです、はいっ!