緒方剛志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的に雨はあんまり好きじゃなくて、だから今回の話を読んでその訳はこれなんだなって腑に落ちた気分。
そして雨だからちゃんと朱巳ちゃんが出てくる。この人ほんと何ていうんだろう悪運が強いんだなきっと。それこそフォルテッシモとウマが合いそう。
それから正樹君と綺ちゃんも出てくる。
作品世界ではそんなに時間が経ってないのだと思うけど、読み手のこちらはもう二十年ちかく経ってて、なので今回の二人に起こった変化、こんだけかかってやっとほんとうの恋人同士としてスタートしたの!?って愕然としてしまう。
いまの綺ちゃんを飛鳥井さんが見たらきっと喜ぶんだろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「正義だけではつまらないし、悪だけでは未来がないし、じゃあどうすればいいのか」というのがテーマの今作。第一作で、物語の展開がやや遅く感じました。
霧間凪が、魔女ヴァルプルギスに憑依されるまでを描いた今作ですが、中々に凪の過去が掘り起こされるので、凪推しとしては非常に楽しい作品でした。
相変わらず凪はクールで、それは戦闘中でも同じで、冷静に敵の分析ができているところがすんごくカッコいいです。
〝正義と悪〟って言うと、私たちの日常では中二病っぽく聞こえてしまうかもですが、意外と緩く考えれば普段の生活にも当てはまる気がします。
例えば、「変わり者だから」という理由で、「いじっている周りが〝普通の人〟」みたいな感じになってる状況。
ようするに、その場にいるほとんどが賛成した意見が正義であり、それに反する意見が悪──みたいな感じです。そういう状況、私はどうしても「皆に反する側」になることが多く、周りに流され、「あっ、じゃあそれでいいです」と、自分の意見を押しつぶしてしまうことがあるのです。
それはトラブルにならないので楽なのですが、どこかプライドのようなものが傷つけられる。といって逆らって面倒事になるのも嫌……その判断がすごく難しいんです。
凪だったらそんな状況、絶対に自分の道を選びますよね。他人に合わせるなんてこと、中々しなさそう。父親の〝たとえ世界がどんなに揺れ動こうとも、その中で揺らぐことのない心を持つんだ。それだけがきっと、おまえをほんとうに守ってくれるものになる──僕は、きっと間に合わないだろうから……〟という言葉を信じて、自分の考えを貫き通すんじゃないでしょうか。まぁそんなトコです。以上。
「小さいことにくよくよするな、とかよく言うわよね──でも、あれって変だと思わない?」
「何が?」
「だって大きなことだったら、くよくよなんかしてられなくて、ただ呆然として、ひたすらに途方に暮れるだけじゃない? くよくよできるのは、小さいことだけだわ。他に、くよくよできることってあるのかしら?」
──P81、冥加暦と村津隆の会話より
『勝敗を分ける選択は、実際にその必要が生じたときにしていては間に合わない。負ける者は、自分がいつから負けていたのか知らないものだ』
──霧間誠一〈無敗と必勝のあいだ〉
「君が〝かくあるべき〟だと思っている世界は、ぼくには関係がない。現実を良くしようとも、悪くしたいとも考えていない──それを思うのは人間の領域だ。世界というのはただ、漠然と存在しているだけで、そこには意志はない。その中で考えているのは人間の方だ」
──ブギーポップの言葉より
「どうしようもないことに出会ったときに、いったい何を最後まで残しておくのか──それ以外のすべてを差し出しても、それだけは守らなければならないものは何か、それを知ってさえいれば、あなたは何にも負けることはない。そう──たとえ相手が最凶にして最悪の魔女だったとしても、ね……」
──夢の中、冥加暦が村津隆に告げた言葉より
「たとえ世界がどんなに揺れ動こうとも、その中で揺らぐことのない心を持つんだ。それだけがきっと、おまえをほんとうに守ってくれるものになる──僕は、きっと間に合わないだろうから……」
──生前、霧間誠一が娘に残した言葉より
それは警告だというものもいて
兆候だというものもいて
私がその場所に立っていたとき
それは空から落ちてきて
心に語りかけてくるのがわかった
すべては我々次第で
決めることができるのは
こちら側からだけなのだ……と。
──ナイン・インチ・ネイルズ〈ウォーニング〉 -
購入済み
待ってました。
このシリーズはほぼ読破してます。
次の巻を心待ちにしてました。
主要な人物が登場して満足でした。
スリリングであり、青春が描かれていて
堪能できました。 -
購入済み
中学の同期に同姓同名がいます
北大の薬学部に進学したので、今頃どっかの薬剤師さんです。
ここの主人公みたいなタイプと違いますね。
小柄で、メガネかけてましたけど、コンタクトに変えているかも、
あるいはレーシック受けるとかしてるかな。
まあ、お好みで。 -
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ブギーポップ最高傑作?
ブギーポップの中で一番地味で面白く感じないのに一番感動したかも知れない
少なくともシリーズを読んでいると面白いんだけど、これ一冊ではとても人には勧められない
ただシリーズを追いかけていると、ある意味集大成のようにも感じる(まあこれ以降も続刊が出ちゃったので集大成でもなくなってしまったけど)
テーマは「痛み」
これだけならVSイマジネーターと変わらないかもしれないし、歪曲王も同じかも知れない
ブギーポップは基本的に一作目をベースに人の痛みを描く作品と捉えているけど、
ペパーミントの魔術師は最も直接的に痛みを描いているんじゃないのかな?
作風的には上遠野先生というよりは乙一先生な作風にも感じる
20年ぶりに電子書籍で読んでみたけど、
うわぁーって感情が揺さぶられるのではなく、じわりと胸を締め付けてくる作品だなぁと思う
だから20年経っても覚えている
少なくともブギーポップを読み始めた人で途中で挫折した人がいたとしたら、
この作品までは読まないとダメだと断言する