泉麻人のレビュー一覧

  • 大東京23区散歩

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    著者の東京散歩シリーズはずっと読み続けてきたが、本書はその集大成という感じで、中身もより濃い内容になっている。ただ、ちょっと過激で面白いと感じでいた表現が今回はかなり抑えられているようにも感じられる。時代の要請なのかもしれないけれど、散歩もそれだけ気を配る必要が出てきたということだろうか。

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    2017年07月02日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    内容はいたって真面目(と思える)。もっと凄まじい内容を想像したが、これかこれでよいと思う。バカを語っていることには間違いはないのだけれど。

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    2017年06月08日
  • 大東京バス案内

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     こういう街ネタ(バスだが)は大好きで、今回も氏のテイストと視点、そして昭和感ばりばりのネタが良かった。地元でもなく、おばけ煙突やら東京5輪など記されても全然わからんが、雰囲気は味わえるのがうれしいやら悲しいやら。
     記事の中でやはり気になるのは、各地名の由来。都内の各地にはろくでもないとほほの由来の地名が多いらしいが、それはそれでまた楽し、である。自分も氏の23区物語を読んだのをきっかけに、一時期都内を自転車や散歩で回りまくった時期があった。本書で、かつてまわった多くの場所が現れたのもうれしい。

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    2017年02月14日
  • 大東京バス案内

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    泉麻人氏、本領発揮の1冊。
    東京のバスを乗って乗って乗り尽くした力作です。雑誌連載時のタイトルは「東京完全バス批評」だったそうですが、まさにその通りの内容で、路線バスに乗って東京を制覇するという気概が文面からほとばしっています。

    読んでいると小旅行に出かけたくなる、楽しいガイド本です。ちょっと都民農園セコニックまで、行ってこようかしらん。

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    2016年11月19日
  • 大東京23区散歩

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     かつての東京23区物語から、氏の散歩物エッセイのファンでありました。今回の大著も一気読み。660pもあったが、速攻読破。新ネタも盛り込まれ、臨場感もばっちし。多くの場が知っていたり、行ったことのあるところなのもますます良い。氏の記事の最後の方にちょくちょく出てくる、その後なくなってしまった、というところも、いくつも体験を共有しており、感慨深くもなった。
     東京はすぐに景色が変わるので、また10年後にでも新大東京~を刊行いただきたい。多くの人が独自の~散歩をしているが、そのはしりとして氏の著書は貴重であります。

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    2016年07月28日
  • 地下鉄の穴

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    まだ、インターネットや携帯電話が出始めの頃の内容だが、内容が色あせず、今読んでも面白く、納得感があるのはさすがだなあと思う。目の付け所が鋭いだけでなく、想像力がたくましいのだと思う。このような時事物エッセーをまた書いてほしいと思う。

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    2015年05月23日
  • なぞ食探偵

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    なぞに満ちたB級グルメの食べ歩きエッセイ!

    カレーやナポリタン系のぐっとそそられる品々におなかが…!!

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    2014年01月07日
  • おやつストーリー

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    嬉し懐かしとっても美味しいお菓子コラム。ミルキー、つくんこ、おっとっと……etc。いっぱい詰まった究極のスウィート・メモリー。

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    2009年10月04日
  • カラー版 東京いい道、しぶい道

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    こんなのみつけて。
    ほんと、しぶいし。
    面白かった‼︎

    アタシの大好きお散歩コースも入っててぇ⁉︎
    描写にうなる次第‼︎

    まえがき、あとがきも、好き。

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    2025年12月03日
  • なぞ食探偵

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    古本屋さんの100円コーナーで目に付いた。
    最近食への関心が高まっているからかすごく惹かれた。

    今は閉店してしまったお店もあったけれど、行ってみたいお店はGoogleマップに印をつけた。

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    2025年06月08日
  • 銀ぶら百年

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    街をブラブラするのは楽しい。銀座をブラブラすることを「銀ぶら」と言うが、誰が言い始めたのか気になる。




    諸説あるが、昭和の初めに刊行された銀座案内の本「銀座細見」の著者の安藤更生によると、大正4、5頃からだ。虎の門の「虎狩り」などと一緒に、都会生活に対して、特別警抜な才能をもっている慶應義塾の学生たちから生まれてきた言葉だそうだ。





    著者の泉麻人は、初めて銀座に連れて行ってもらったのは、幼稚園児だった1960年頃と記憶しているそうだ。





    最初に文房具店「銀座・伊東屋」を取り上げている。1904年創業の文房具で有名な店だ。泉は好きな手帳があり歳末恒例の銀座散歩にしているそう

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    2022年08月04日
  • 銀ぶら百年

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    銀座は奥深い。なぜ金座ではなく、銀座が栄えたのか。
    通りの名前も興味あり。よし田のコロッケそばを食べてみたい。

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    2022年04月06日
  • 銀ぶら百年

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    銀ぶらという言葉が生まれて100年という。銀座の歴史を街歩きの達人が辿る。銀座の商店会に連載されたコラムから。

    銀座100年の歴史、筆者以上の適任者はいないだろう。慶応中等部時代から町に出入りしていたというから年季が入っている。

    「銀座」というだけで一つのブランド。それを支える多くの老舗店の現在に取材した、足で稼いだ一冊。

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    2022年03月31日
  • 夏の迷い子

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    東京オリンピック世代、
    青春時代を懐かしく振り返れば、タイムトリップしたかのように、あの頃の風景がよみがえる不思議ノスタルジックな短編集

    介護の母と、遠い縁日を語らう「夏の迷い子」

    リタイア後、学生時代を暮らした街に戻ってきた「バス運転士」

    集団就職前に中学生聖火ランナーとして走った記憶と恋の淡い想い出を描く「聖火」他

    どれも素敵なお話です

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    2021年08月01日
  • 東京23区外さんぽ

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    徒歩3分で区外になる、まさに境目の西武線ユーザーの私としては、身の回りのなじみのある土地の情報で読み応えたっぷりでした。見知った土地でも知らないことがたくさんあり、もちろん足を運んだことのない地域の情報は、興味深いものばかりでした。近所を歩いていても、史跡や碑など、今まで目に入らなかったものが目に付くようになるのも、泉さんの本の影響です。

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    2021年04月12日
  • 東京23区外さんぽ

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    4年前「大東京23区散歩」を読んで面白かったので、こちらも読む。同じシリーズを面白く読む私は私なのだが、いろいろな状況は大きく変わってしまった。そのことを何度も思いながら読んだ…
    全部は無理にしても、いろいろ行ってみたいなぁととりあえずのんきな感想を…

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    2020年10月07日
  • 東京23区外さんぽ

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    多摩地域の散策本ということで読んでみた1冊。各市町村を数ページずつ紹介しているので、立川を含めよく知っているまちについては著者よりも確実に知っているけれど、他のまちについては初めて知ることも多くて「今度行ってみよう」と思えたところもいくつもある1冊でした。各町村や観光協会が出している情報はよくまとめられていて統一感はあるものの、他の地域との比較がないと「そこがどうおもしろいのか」「その謂れって別に珍しくないよね」的な評価が入りにくい部分もあるのでは、と思えました。実際に足を運んで比べているので、ざっとこの地域を俯瞰するにはいい1冊と思いました。

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    2019年01月27日
  • 大東京23区散歩

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    あえてマニアックな方向へ行かずに泉麻人氏の気の赴くままに歩いている。昭和から平成、そして平成も終わろうとする〈いま〉の東京という町の息づかいを活写した記録文学である。

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    2018年07月15日
  • 大東京23区散歩

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    東京23区を、一つづつ巡るもの。しかも、一つの区について、2~3回に分けられて書かれているので、中々の分量の本になっています。元々は、『おとなの週末』の連載。

    もちろん、普通の有名スポットではなく、路地裏の様なディープなスポットを巡っているので、中々興味深いです。これをもとに、書かれたところに行ってみるか・・・?

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    2017年11月14日
  • カラー版 東京いい道、しぶい道

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    <目次>
    まえがき
    第1章  城北エリア
    第2章  城東エリア
    第3章  城南エリア
    第4章  城西エリア
    第5章  多摩エリア
    あとがき

    <内容>
    読売新聞のウェブの連載を基に(雑誌「首都高」のコラムや書き下ろしも含む)、毎回大した距離を歩いてはいないが(1~4㌔ぐらい)、「✕〇通り」を街歩きしたエッセイ。
    泉麻人と言えば、洒落た街や店を紹介するイメージ(昔のテレ東”アド街”に出てた頃の感じ)が抜けきれないが、50代後半にもなると「おじさん」臭が漂うエッセイになった感じ。ただ、歩いた距離は短くても通りに「昭和」を見出す眼力はすごい。読んでて歩きたくなる。
    またあとがきに出て来る永井荷風なん

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    2017年04月23日