宮田律のレビュー一覧

  • 南アジア 世界暴力の発信源
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    宮田律
    1955年山梨県生まれ。現代イスラム研究センター理事長。83年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。専攻はイスラム地域研究、国際政治。『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』(平凡社新書)、『武...続きを読む
  • 日本人が知っておきたい 「中東アラブ25ヵ国」のすべて
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    宮田律
    1955年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。現在、静岡県立大学国際関係学部国際関係学科准教授。専攻はイスラム政治史および国際政治

    1.世界最大の石油産出国  サウジアラビア王国

    2.驚...続きを読む
  • 武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方
    伝記として、戦争と平和を考える資料として、地球温暖化を考える資料として、宗教を理解する資料として、地理や政治を考える資料として、大きくSDGsを学ぶ本として。何度でも読み返したくなる本です。
  • 武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方
    アメリカがつくるB1爆撃機は一機で2000億円するそうで、それは、重症の新型コロナウイルスの患者を救う人工呼吸器が1万台も買える値段になるそうです。

    戦争は一部の人たちだけがしているのであって、ほとんどの人たちが関係ないことは、自分の国で起こったことで知っているはずなのに、他国のことになると、一般...続きを読む
  • 武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方
    忘己利他

    自分の損得や幸せになりたい気持ちは置いておいて、他の人が幸せになって得をするように努めなさい。

  • 黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル
    【日頃、日本人はさほど意識していないが、このように中東情勢はわれわれの生活と関連するものだ】(文中より引用)

    反イランで関係を深めるアメリカ、サウジアラビア、イスラエル。その3か国の中でも特にアメリカとサウジアラビアの両国関係を紹介しながら、昨今の中東情勢について説明した作品です。著者は、『中東イ...続きを読む
  • 物語 イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜

    イスラムの中のイラン

    「イランといえば、イスラームの国だから、イラン人のことをアラブ人と同じ人々と理解している日本人は多いだろう。」
    恥ずかしながら、自分もそうでした。
    ペルシャとアラビアの違いを認識していませんでした。
    イランの歴史の流れや他のイスラム諸国の文化的な違いを簡潔に分かりやすく教えてくれる本です。
    筆者のイ...続きを読む
  • イスラム唯一の希望の国 日本
    b=ブックマーク位置
    イスラムで日本に敵意を持っている人はごく例以外的(b15)であり、イスラムと日本との似通った心情やイスラム世界から日本への尊敬・畏敬・親近感でつながってきた(b19)。なぜなら日本は欧米諸国のように中東イスラム世界を軍事的に侵略したことはなく、インドやパキスタンの分離独立のよう...続きを読む
  • ナビラとマララ 「対テロ戦争」に巻き込まれた二人の少女
    平和への道筋は、教育と本の中にある。

    イスラエルは、一時期エジプトまで支配していたのか。1967年頃。
    この本は中東の歴史についても、かいつまみつつ詳しく解説してる。
    知らないことばかりだ。

    「ナビラはドローンによる悲劇に巻き込まれ、それから二年間、どこのコミュニティにも属していなかった。つまり...続きを読む
  • ナビラとマララ 「対テロ戦争」に巻き込まれた二人の少女
    「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界
    を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーショ
    ン・ファースト(教育を第一に)」

    女子教育を否定するパキスタン・タリバン運動に襲撃されながらも、
    奇跡的な回復をしたマララ・ユスフザイさんが、2013年に国連...続きを読む
  • オリエント世界はなぜ崩壊したか ―異形化する「イスラム」と忘れられた「共存」の叡智―
    [緩やかなモデルの崩壊]「イスラム国」やシリア内戦,リビアやイエメンにおける危機など,多くの困難を抱えているオリエント地域。「寛容」によって秩序が保たれていた同地域の歴史を振り返りながら,処方箋を考えていく作品です。著者は,静岡大学で教鞭を取られていた宮田律。


    古代から現代まで,オリエント地域の...続きを読む
  • ナビラとマララ 「対テロ戦争」に巻き込まれた二人の少女
    マララと違い、ドローンによって、アメリカ軍から攻撃を受け、なんの謝罪もなく、マララとの比較により、
    今後のドローンの在り方を考えさせられる、決して他人事ではない内容です。
  • オリエント世界はなぜ崩壊したか ―異形化する「イスラム」と忘れられた「共存」の叡智―
    現在のシリア・イラクやその周辺諸国の問題、また西洋諸国で相次ぐテロについて、古代オリエントからさかのぼり、その「オリエント」について概説し、現代社会が抱える問題の根本を探る。

    オリエントの誕生、興隆、そして、“産業革命”以降のオリエント社会の衰亡を、各章ごとに説明する。

    一貫しているのは、オスマ...続きを読む
  • イスラム潮流と日本
    イスラム過激派に一番とまどっているのは本来のイスラム教徒。
    イスラエルという国をめぐって、世界がしてきたことをつかみやすい。

    中東あたりというのは日本に比べたら生きていくにはどうなの?暮らしやすい土地?その土地にあった生き方、治め方というのがあったのでしょう。
    イスラムというのはその知恵の形の一つ...続きを読む
  • 石油・武器・麻薬 中東紛争の正体
    マスコミでは中東・中央アジアの混乱の元凶としてのイスラム過激派の残虐行為やテロばかり報道されている中で、その混乱した地域を、巨大な武器マーケット、麻薬との関連、経済格差、そして石油の争奪の観点からスポットを当てて、縺れた糸を解きほぐしていくと、別のものが浮かび上がってくる。

    サウジアラビアといえば...続きを読む
  • 物語 イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜
    [両面の相克]アケメネス朝やサファヴィー朝に見られる大国としての歴史を持つと同時に、近代以降は王政からイスラーム革命への大転換を見せたイラン。民族や宗教が行き交う地で育まれた壮大な歴史をコンパクトにまとめあげた作品です。著者は、イランへのペルシャ語留学もされた経験を持つ宮田律。


    そもそもこの変化...続きを読む
  • イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか
    米国を向きつつも一方では、支援、取引関係において、想像以上に日本が中東と関わりが深いことを改めて認識した。
    日本人の謙虚さと、欧米と違って上から目線ではなく、相手の立場を思い計って、という気質こそが、イスラム諸国から敬愛される要因であり、それは私達が受け継いで行かねばならないものだと思った。
    イスラ...続きを読む
  • ガザ紛争の正体
    ハマスの越境攻撃後パレスチナ問題を扱う書籍がいろいろ出てきていますが、本書はイスラエル側の思想背景を理解する上で参考になりました。日本にいるとイスラム教やユダヤ教のバックグラウンドを理解することは困難で、正直イスラエルの過剰反応やそれを欧米諸国が(さすがに積極的ではなくなってきていますが)支持し続け...続きを読む
  • イスラムがヨーロッパ世界を創造した~歴史に探る「共存の道」~
    ルーツは同じとされれユダヤ教とキリスト教とイスラム教。ヨーロッパがいわゆる暗黒の中世を経てルネサンスに至るまでには、イスラム世界でギリシャの哲学、科学が温存され受け継がれ、ものによっては新たな発展を遂げていたからこそ。ヨーロッパの侵略者としてのイスラム勢力の別の面を知ることは現代の理解にもつながる。...続きを読む
  • イスラムに負けた米国
    イスラムに負けた米国
    著:宮田 律
    朝日新書 054

    アメリカの正義と、イスラムの大義
    なぜ超大国アメリカはイスラムで失敗し続けているのか

    アメリカにとってのイスラム政策とは
     ユダヤ系ロビー
     キリスト教右派
     石油企業
     軍事産業
    これって、現代の十字軍ではないかと思ってしまいます。
    石油と...続きを読む