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イスラムを過剰に怖れる必要はない。私たちが思っている以上に、日本人は尊敬されているのだ。日本は理想的社会と見られ、アニメやマンガも引っ張りだこ。礼儀正しさや義理、人情といった美風に強い関心と共感を持っているのだ。欧米の植民地主義に屈せず独立を守った日本の歴史や皇室の伝統への、ムスリムの畏敬の念を紹介し、その良好な対日感情をどう国益に結びつけるかを論じる。日本人のためのイスラム入門。
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Posted by ブクログ
米国を向きつつも一方では、支援、取引関係において、想像以上に日本が中東と関わりが深いことを改めて認識した。 日本人の謙虚さと、欧米と違って上から目線ではなく、相手の立場を思い計って、という気質こそが、イスラム諸国から敬愛される要因であり、それは私達が受け継いで行かねばならないものだと思った。 イスラ...続きを読むムの教えとは何かということにも言及しており、わかりやすい。よって、中東、イスラム国についての入門書としても、是非おすすめしたい。
やはりイスラムの親日の人達を大事にしたい。アメリカの尻馬に乗ってアメリカのような世界の嫌われ者になってはいけないでしょう。そのためには真の独立しかない。
日本はアジアで嫌われている。そう思っている人がこの本を読んだならば驚くだろう。 多くのイスラム国家が尊敬してやまない国、日本。 この本は、なぜそれほどまでにして中東諸国は日本に好意的なのか、その秘密を探ったものであり、イスラム教に詳しい著者ならではの視点も斬新だ。 原爆を落とされながらも、戦後の...続きを読む焼け野原から復興した日本に対する尊敬のまなざし。 キャプテン翼やおしんなど古くから日本のアニメや漫画、ドラマが人気だった意外な事実。 キティちゃんやジャニーズ、少年ジャンプにいたるまで最近のイスラム諸国の若者の間では日本人気は一段と上昇しているようだ。 また日本の礼儀正しさや真面目さ、勤勉、おもてなしの心などイスラムの教えと共通している部分が多く、それが親近感を抱かせている要因との記述も興味深い。 イスラム教とイスラム原理主義者との違いについても述べられており、本来イスラム教は他の宗教には寛容であり、他宗に対する排撃や自爆テロは本来のイスラムの教えとは異質であるらしい。 中東にエネルギーのほとんどを依存する日本にとって、イスラム諸国の事をよく理解し良き友となることは、これからの日本の未来にとって極めて重要であろう。 日本の友人は意外と多い。TVのニュースでは知ることの出来ない事実が記されている本である。
過去を掘ればいろいろなことをした日本人がいるだろうし。 結論から言うと資源はあるがなくなる前に、手を打てになるのだろうか。 ただし、これも歴史が流れると評価は変わるのではないだろうか。
読んでいて赤面してしまうくらいの、日本自画自讃(一応イスラムのフィルター通しているから他画自讚?)が続く。それなりに正しいのだろうけど、まぁ自虐史観に対するテーゼでもあるのかな。後半のイスラム諸国から期待されていることや、イランに対する独自路線の薦めは、日本のマスコミからはなかなか聞けない論調で貴重...続きを読むな意見だと思う。
FBでフォローしている宮田さんの投稿は写真が楽しい。文脈にあまり関係ない美女写真もついて来る。イスラム本はもう一冊並行して読んでたがさくっと先にこちらを読み終えた。本人も認めるようにかなりイスラムよりだ。 イスラム、特に中東諸国の日本びいきの感情には歴史的なヨーロッパの介入にある様だ。例えば日露戦...続きを読む争に勝ったこと、敗戦後経済的な復活を遂げたことなど。文化面では「男はつらいよ」や「おしん」も人気が高い。アニメではキャプテン翼は主人公がアラブ人になりキャプテン・マジドになっている。 普通の日本の行動習慣、例えば謙虚さ、清潔さなどなどはイスラムの行動規範にかなっているので日本人は改宗すれば良いイスラムになれるという人もいる。1日5回のお祈りだったり、断食だったりはイスラムの一面では有るが似たような所を探す方が相互理解につながるだろう。 自衛隊のイラク派遣についてはイスラムからの評価は別れているようだ。しかし、現地サマーワでは自衛隊撤退の噂に対して140人が帰らないでデモを実施するなど概ね好評だった。もう一国評価が高かったのがドイツでなんとなく工業製品に対するブランド価値と一致している。しかし、もし戦闘が起こっていたら同じ評価が得られたかを考えると難しいところだ。 例えばアフガニスタンではタリバン政権時の方が治安が良く、カルザイ派の腐敗を指摘する人はODAも無駄になっているという。一方で隣国イランはカルザイ派を支持するなど一筋縄ではいかない。ともかく金の使い道の監査は必要だろう。アメリカのイラン禁輸措置についても宮田氏は日本は独自路線を取るべきとの立場だ。せっかく好かれてるのならアメリカに追従しつつもイスラムとのパイプを残す工夫がいるのだろう。
イスラムというと、ちょっと取っ付きにくい感じがあるが、彼らからすると、日本には親近感があると。 トルコやマレーシアにはそんなイメージもあるが、中東にはそんな感じがしなかった。が、歴史的、経済的にも近い位置にあるとのこと。読むと納得させられるところもある。 タリバンや、ビンラディンなど、悪いイメージが...続きを読むあるが、彼らがイスラムを代表しているのではなく、普通のイスラムの人はとても親切で日本好きであると。確かに仕事で何人かイスラムの人を知っているが確かに親切だった(英語がわかり辛かったが)。
本当にイスラムがどれくらい親日であるかはともかく、政治や宗教に関わる人たちだけでなく、普通の市民も中東、イスラムを身近に考えて行かざるを得ない時代だから、イスラムと日本の関係をざっくり俯瞰する入門書として良いと思う。
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イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか
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宮田律
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