勅使川原真衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めの40ページくらいを読んだところで、自分の考え方やしてきたことが全部ひっくり返されるのではないかという恐怖をビシビシ感じながら読み進めていきました。
自分の考え方を見直さねばと思った部分もありましたが、自分のしてきたことが間違いではなかったと思う部分もあり、少し救われました。
まず、「働くということ」はわかりました。
これを教育という観点からどう見るか。
「能力主義」をどうやって超えていくか。
「次世代に引き継ぐべきではない」社会や学校の在り方をどう変えていったら良いか。
管理教育から新自由主義的な教育が主流になりつつあり、つまりは自己責任の時代に傾いている。
管理でも自己責任でもな -
Posted by ブクログ
「よりよい社会」といいながら実際は排他的だったり、選別的だったり、能力主義やら自己責任やら、よく言われる正論に対するもやもやや「それって?」と立ち止まりたくなること。
組織開発専門家の著者が、そんないろいろに立ち止まり、それってどうなの?と向き合っている20の問い。
なんとなく社会の風潮に合わせて頑張らなきゃ、できないと自己責任って言われちゃう、学び続けて自分をアップデートし続けなきゃ、と追われるように日々過ごしていたけれど、立ち止まって、疑問を投げかけていいんだと思えました。
もやもやをこうして明確に言葉にしたり、ときほぐして考えられるってすごいな。
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Posted by ブクログ
p. 57 自己肯定感に問題がある、とうたったところで、自己肯定感を遮二無二いじっても、十中八九徒労に終わる。なぜなら、自分を好きになれない構造が必ずそこにはあるはずだからである。(中略)事実は一つではないし、正義も一つではない。複雑な背景、その人その人なりの合理性が絡み合っている。まずはそのことを紐解くのが、筋ってものではないか。つまり、自己肯定感なるものを上げたいのならば、なぜ自分を好きになれなくなってしまったのか。きっかけは?日々強化されるのはどんな場面で?
そう考えたとき、学校で「自分がもっと頑張れる事は何か?」と宣言させられるようなことが、そのくじかれた自分を信じる気持ちを復活させる -
Posted by ブクログ
“美しく生きよう! と思うのは、素敵なことだ。しかしそれが目指せることは、社会構造的にすでに特権的であるかもしれない。だから本当の意味で「よりよい社会」 を目指すのならば、とってつけたように、「自己肯定感」を上げようとか、「文化」を変えましょうとか、「美しく」ありましょうとか、そんな話に拘泥していては、芯を食うことはない。”(p.61)
“汎用を脱すると「問題」のある個人、逸脱し
た個人として、排除というリスクにさらされる。学校は、みんながやることに「乗らない」選択肢がほぼない、汎用的人間養成所なのだ。これは、さもないと排除、をちらつかせている時点で、ありがたき教訓のような体をしながら、ほ -
Posted by ブクログ
著者のツッコミに、つどつどギクッとして、自分って、巷の流行り文句に相当流されてるなぁと思い知らされた。
能力主義ってあいまいで、取扱いに注意しないと、自分の思考自体が人を傷つける方向に持っていかれるなぁと思う。
能力なんて、水面に反射する光みたいなもので、
特定の状況で光っただけなのに、
それを光ったら「あいつはできるやつ」、
光らなかったら「あいつはだめだ」と、
その人全体を決めつけてしまうのはほんとによくない。
その人が光る状況に身を置けるように工夫したり、ていねいに対話してボタンの掛け違いを少しずつでも修復していくっていう作業が地味だけど大切なんだと再認識でした。
できるでき -
Posted by ブクログ
能力の優劣によって選び選ばれて分配の量が決まる社会は間違っているのでは?という内容。
働くということは個人で成り立つものではなく、複数人で協力して成しうる行為であるから、優秀な人を1パターンと捉えるのではなく、様々な人を受け入れるべき。成功パターンを押し付けるのではなく、その人にあった仕事を割り当て、働きやすくなるようサポートすることが大事。
内容は理解できたものの、能力主義から脱するのは難しいんだろうなと。
様々な個性の人を受け入れようといっても、
例えば採用の場合は採用人数に対して、多くの応募者がいた場合にはより能力がある人を選ぶしかないだろうし。
ただ、能力って何だよ!とは本当に思う