勅使川原真衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
街で見かけた芸能人に「お決まりのギャグ」を求めてしまう心理は何だろうか。相手を一人の生身の人間として見るというより、テレビで見慣れたイメージを頭の中のイメージと一致させたいという欲望ではないか。観光地で「本物」を見て満足する感覚も、実のところ同じ構造を持っているようだ。私たちは「知っているはずの体験」を現実でなぞることで安心し、納得しているだけなのではないのだろうか。
もしそうなら、「体験」とは本質的には脆弱なものだ。再現可能で、想像の中でも容易に代替できる。その後、「記憶」としてまたイメージに還元されていく。それなら、頭の中で十分に構築された物語があれば、現実の経験は必ずしも必要ではないと -
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Posted by ブクログ
能力主義に対する批判が面白かった。
まず「能力」という言葉そのものがはっきり定まった実体を持たず、人の動きやふるまいをまとめた仮の呼び名にすぎない点が指摘される。本来は混ざり合っているはずの要素を、あたかも一つの線で切り取れるように扱っているところに無理がある。
次に、そのあいまいな言葉が社会の仕組みの中で大きな重みを持ち、不平等を解きほぐすどころか、「能力による差なら仕方ない」と思わせる理由付けとして働いてしまう点が問題として示される。配分の正しさを支える根拠のように見えながら、実際には納得を押しつける装置のようになっている。
さらに、「求める能力」がどんどん抽象的になり、働く人がどのよ -
Posted by ブクログ
以前読んだ「『能力』の生きづらさをほぐす」の続編。前回の著書と内容的に重なるところが多かったように思います。
副題にあるような「能力主義」を超えて働くために、社会がどう変わっていくべきか、ということの提言で、個人というより、地道に社会が変わっていかなければならない、という趣旨でした。章のタイトルに「終章まとめ…ず視点を託す」とありますが、明確な解決策はなく、著書のような専門のコンサルが入っている大企業ならまだしも、そうでない大多数の人間にとっては、こうした視点をもちながら、徐々に社会を変えていかなければならない、という将来を見据えた話になると思いました。
以下、目次と要旨●をまとめました。
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Posted by ブクログ
既存の学歴論争は日本の雇用慣習が前提とされており、そうした慣習を変えない限りは従来の学歴論争は不毛であるということが著者の主張だと解釈しました。
その上で、著者は組織開発を専門とされていることから、会社組織の仕組みを変えるべきということを大胆に提案しています。確かに、巷での学歴論争が不毛であるという著者の主張には説得力がありましたが、では著者が本書で主張する組織開発の方法が、果たして不毛な学歴論争に終止符を打ち、実際に雇用する側も働く側もWin-Winな関係になれるのかどうかは、あくまで著者の提言の域を超えず、実効性があるのかどうかはあまり響きませんでした。 -
Posted by ブクログ
会社の方に勧めていただいた一冊です。
格差、自己肯定感、ガチャ、自己責任、
リスキリング、タイパ、ウェルビーイング…
どの言葉もよく目にも耳にもしますが、
それって本当はどういうこと??
矮小化して、簡略化して、わかった気になっていない?
そこに潜むモヤモヤや違和感について、
問いから始めようという感じでした。
(著者の意向を100%キャッチできてる自信ないです苦笑)
本書ではインタビューなどで交わした言葉や、
その方への解釈?コメント?についても
話が及んでいる箇所があり、
私もここに書いていることが
的外れだったら…という不安が。苦笑
分けること。分かること。分け合うこと。
問題設