勅使川原真衣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ職場で声をあげるほどではないが、モヤモヤしたままでいるようなことが仕事のやりづらさにつながることは確かによくある。筆者の方は、その状態を「傷つき」と呼び、さらにそのレベルのことを職場で相談しにくい原因が能力主義にあるとする。つまり、モヤモヤするようなことがおきるのは本人の能力の問題で自己責任だとする理論がまかり通るくらい、能力主義が根付いた(しかもその能力がコミュ力などのはかりにくいものになってる)社会に今なっていると指摘する。
筆者は、本当の傷つきの原因は、人同士や人と業務の組み合わせがあっていないことだ(能力の高低ではない)と説明する。
だから人事担当者は能力の高低を評価することより、最 -
Posted by ブクログ
小さな違和感の積み重ねで、違和感がなかったことになっていたり、いつの間にか当たり前になっていたりする。このことに違和感を感じる。この感覚に拘泥していたい。簡単に分かったことにしたくない。
20の概念を問い直すことによって、「自分」を生きる。
1「分ける、分かる、分け合う」
2 「格」
3「能力」
4「自己肯定感」
5「矛盾」
6「ガチャ」
7「つぶしが利く」
8「自立」
9「覚悟」
10「成長」
11「自己責任」
12「リスキング」
13「タイパ」
14「本当に困っている人」
15「対話」
16「人となり」
17「ウェルビーイング」
18「赦す」
19「メリット」
20「躊躇」
・違和感を -
Posted by ブクログ
私自身、テストの点数や運動神経、コミュニケーション能力などによって人に優劣をつける考え方があまり得意ではない。しかし一方で、努力している人がまったく評価されないことにも不条理を感じていた。この本は、そうした自分の中の矛盾や悩みに対する答え、あるいは糸口となる考え方を与えてくれた。
特に印象的だったのは、「頭がいい」という言葉の曖昧さについての議論である。普段何気なく使われている言葉だが、実際には何を指しているのかは非常に不明確であり、人を評価する便利なラベルとして機能している側面があることに気づかされた。また、「スーパーマン信仰」や「やり方が分からないことは、やらない理由にはならない」という考 -
Posted by ブクログ
学歴社会にどっぷり浸かっている身でありながら、「学歴」をもとにした「能力」の測り方について、果たしてこれでいいのか?と疑問を感じる場面は多々あります。
一方で、あまり良い言い方ではありませんが、人を測るモノサシとして「学歴」以上に汎用性があるものもなかなかない、という現状を踏まえつつ本書を読んでみました。
企業において「学歴」は、採用の際などに職務遂行の「能力」を測る基準になっているという現実があります。
著者は組織開発の専門家であり、本書では、仕事は個人の能力で回っているのか、という問いについて、明確にNOと否定しています。
なぜなら、人間は多様であり、職場について人と人、人とタスク、人と